JP2010196652A - インジェクタ用遮音カバー - Google Patents

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逸郎 前田
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Abstract

【課題】本発明は、エンジンの形状制限が小さくかつ効果的に遮音可能なインジェクタ用遮音カバーの提供を目的とする。
【解決手段】本発明のインジェクタ用遮音カバーは、シリンダヘッドの上方に配置され、装着時にインジェクタとの干渉を回避する開口を有する樹脂製のカバー本体と、該カバー本体の該開口に着脱可能に係合保持されるゴム製の遮音キャップとを備え、前記遮音キャップは、下部開放の有底の筒状をなすキャップ本体部と、該キャップ本体部の下部外周に設けられカバー本体の前記開口に係合する係合部と、該キャップ本体部の側壁に設けた窓部と、該窓部の下端部から該キャップ本体部の外側に延出する舌部とを有する成形部材であり、該キャップ本体部の内周に該キャップ本体部を補強する補強リブを有することを特徴とする。また、舌部には該舌部の延出方向に沿って該舌部を2分割するスリットを形成してもよい。
【選択図】図1

Description

本発明はインジェクタ用遮音カバー、特に直噴型エンジンのインジェクタ用遮音カバーに関する。
直噴型エンジンは、従来の吸気系に燃料を噴射するエンジンとは異なり、シリンダ内に直接燃料を噴射するものである。従って、かかる直噴型エンジンの構造上、インジェクタは従来の吸気系ではなく、シリンダヘッドに直接取り付けられている。ここで、直噴型エンジンでは、燃料噴射が圧縮行程中の空間(燃焼室)に対して行われるため、インテークマニホールド内に噴射する場合と比較して、非常に高い圧力で噴射を行わなければならない。インジェクタはシリンダヘッドから突出して配置されているため、高圧でガソリンを噴射することによる燃焼時の爆発振動が大きくなり、低周波から高周波に亘る広い周波数成分の騒音が増大するという問題があった。
このような問題を解決するために、複数のインジェクタの突出部分全体を一体的に覆って遮音するインジェクタ用遮音カバーが提案されている(特許文献1参照)。
特開2000−179351号公報
一般に、インジェクタ周辺には、燃料を供給するデリバリパイプやワイヤハーネスなどが多数存在するとともに、余裕空間が少ない。このためインジェクタ全体を一括して覆う遮音カバーを搭載できるスペース(余裕空間)が制限されていた。
本発明は係る事情に鑑みてなされたものであり、小スペースでも取付け可能でかつ効果的に遮音できるインジェクタ用遮音カバーの提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のインジェクタ用遮音カバーは、シリンダヘッドの上方に配置され、装着時にインジェクタとの干渉を回避する開口を有する樹脂製のカバー本体と、該カバー本体の該開口に着脱可能に係合保持されるゴム製の遮音キャップとを備え、該遮音キャップは、下部開放の有底の筒状をなすキャップ本体部と、該キャップ本体部の下部外周に設けられカバー本体の該開口に係合する係合部と、該キャップ本体部の側壁に設けた窓部と、該窓部の下端部から該キャップ本体部の外側に延出する舌部とを有する成形部材であり、該キャップ本体部は、該キャップ本体部の内周に該キャップ本体部を補強する補強リブを有することを特徴とする。
また、本発明のインジェクタ用遮音カバーにおいて、前記舌部は、該舌部の延出方向に沿って該舌部を2分割するスリットを有することが望ましい。
本発明のインジェクタ用遮音カバーは樹脂製のカバー本体とゴム製の遮音キャップとを備えている。カバー本体は、装着時にインジェクタとの干渉を回避する開口を有しているのでシリンダヘッドの上面に近接して配置することができ、インジェクタからの騒音を効果的に遮断することができる。また、この開口から突出しているインジェクタの突出部は、ゴム製の遮音キャップを開口に係合することで遮音キャップ内に収容される。これにより、カバー本体とデリバリパイプやワイヤハーネスなどの他部材との接触による異音の発生を防止するとともに、コネクタを含むインジェクタ部品による振動伝達を抑制して、高い遮音性を得ることができる。
また、遮音キャップのキャップ本体部の内周に補強リブを有するので、遮音キャップをカバー本体の開口部に装着する際に、遮音キャップが大きく変形しない。これ故、遮音キャップのキャップ本体部外周に設けた係合部が、カバー本体の開口周縁とスムースに係合することができ、ワンタッチで遮音キャップをカバー本体へ組み付けることができ、組み付け作業性を阻害することがない。
さらに、遮音キャップの舌部は、スリットを境にして上下に回動することができるので、ワイヤハーネスと、遮音キャップの舌部との上下位置を容易に変更することができる。従って、エンジンの調整や最終検査終了後に遮音キャップをカバー本体に組み付けることができる。
本発明のインジェクタ用遮音カバーは樹脂製のカバー本体にゴム製の遮音キャップを着脱可能に係合保持する構成となっている。従って、インジェクタ周辺の小スペースにおいて、限られた範囲で遮音キャップの装着ができるので、遮音効果を向上することができるとともに、部品の搭載設計の自由度が大きい。
実施形態に係るインジェクタ用遮音カバーを示す斜視図である。 インジェクタ用遮音カバーをシリンダヘッドカバーの上方に装着した部分断面図である。 遮音キャップを示す斜視図である。 遮音キャップの図3におけるA視正面図である。 遮音キャップの図3におけるB視平面図である。 遮音キャップの図3におけるC視底面図である。 遮音キャップの図5におけるD−D断面図である。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図7に従って説明する。本実施形態に係るインジェクタ用遮音カバー1(以後、単に遮音カバーとも称する。)を図1に斜視図で示す。本実施形態に係るインジェクタ用遮音カバー1は、インジェクタやデリバリパイプなどを組み付けたシリンダヘッドカバーの上方に配置される態様であり、インジェクタ用遮音カバー1をシリンダヘッドカバー2の上方に装着した様子を図2に部分断面図で示す。
図1及び図2に示すように、遮音カバー1は、シリンダヘッドカバー2のほぼ全面を覆うように該シリンダヘッドカバー2の上方に配置されるカバー本体10と、該カバー本体10に着脱可能に係合される遮音キャップ20とから構成されている。
カバー本体10は、硬質樹脂材料からなる一体形成部材であり、略浅皿形状でインジェクタ3の周辺を覆う基部12と、該基部12に連続しシリンダヘッドカバー2の外形に近似する筺体状のカバー部14とからなっている。
基部12には、複数の開口121がシリンダヘッドカバー2から突出しているインジェクタ3の突出部3aを挿通可能に設けられており、遮音カバー1をシリンダヘッドカバー2上に装着するに際して、基部12とインジェクタ3とが干渉しないようになっている。また、この基部10の上面には、締結台座122,123が形成されており、さらに各開口121に対応する基部10の前面には、略半円状の切欠き部124が開口しており、図示しないデリバリパイプと干渉しないようになっている。
カバー部14は、シリンダヘッドカバー2において、基部10で覆われるインジェクタ配列部以外の部位を収容可能に形成されている。
このように構成されるカバー本体10は、シリンダヘッドカバー2の上面に僅かの隙間を持って配置されるので、インジェクタ3により生じる騒音のシリンダヘッドカバー2周辺への放散を抑制することができる。なお、このカバー本体10の内周面にウレタンなどの吸音材を貼着することによりカバー本体10の遮音性をさらに向上させることができる。
図3は本実施形態に係る遮音キャップ20を示す斜視図であり、A視正面図を図4に、B視平面図を図5に、C視底面図を図6に示す。また、図7には図5におけるD−D断面を示す。
遮音キャップ20は、EPDMやCR等のゴム硬度(JISA)60〜80Hsの軟質弾性材料からなる成形部材である。
遮音キャップ20は、下部開放の有底の筒状をなすキャップ本体部21と、該キャップ本体部21の下部(開放端部)外周に設けられた係合部22と、キャップ本体部21の側壁に設けた窓部24と、該窓部24の下端24aからキャップ本体部21の径方向の外側に延出している舌部25とを備えている。
キャップ本体部21は、椀状の頭部21aと円筒状の側壁部21bとを有し、内部にインジェクタ3の突出部3aを収容することができる。また、図6に示すように、頭部21aの内周側にはリブ26が形成されている。頭部内周側にリブ26を設けることにより頭部21aの剛性を高めることができる。頭部21aの剛性が高いと、頭部21aを指で摘んで押圧してもキャップ本体部21が変形しにくいので、遮音キャップ20の頭部21aを手指などで押し下げるだけで遮音キャップ20をカバー本体10の開口121に容易に係合することができ、組み付け作業性に優れている。
図4に示すように、係合部22は、キャップ本体部21の側壁部21bに設けられたフランジ部22aと、フランジ部22aの下方に該フランジ部22aに対向して設けられた爪部22bとからなる。フランジ部22aと爪部22bとは、側壁部21bの舌部25を除く外周に設けられている。フランジ部22aと爪部22bとの間は、外周側に開口した嵌合溝22cとなっており、嵌合溝22cにカバー本体10の基部12(一点鎖線で示す)の開口121周縁を嵌入することで、フランジ部22aと爪部22bとが開口121の周縁を挟持する。これにより遮音キャップ20をカバー本体10の基部12に安定して係合保持することができる。
キャップ本体部21の側壁に設けた窓部24は、コネクタ4に接続されるワイヤハーネス(図示せず)の挿通を許容するものであり、ワイヤハーネスの導出側にワイヤハーネスの断面に対応する所定の形状で設けられている。なお、コネクタ4はインジェクタ3の上部に一体的に設けられている。
そして、図7に示すように、窓部24の下端24aからキャップ本体部21の外側に斜め下方に向けて舌部25が延出している。舌部25は平面矩形で前方に向かって階段状に下降する底部25aと、底部25aの両側に手摺り状に設けられた立部25bとを有している。底部25aは舌部25の延出方向に延びるスリット25cにより左片25lと右片25rとに分割されている。左片25lと右片25rとはこのスリット25cを境として上下(図4の矢印U又はD)方向に弾性的に回動可能となっている。左片25lのうちのスリット25c側部分が立部25b側を回動軸心として上下方向に回動する。同様に右片25rのうちのスリット25c側部分が立部25b側を回動軸心として上下方向に回動する。このように左片25lおよび右片25rのうち少なくとも一方が回動することで、舌部25の中央を線材(ワイヤハーネス)が通過可能となる。
かかる遮音キャップ20は、カバー本体10をシリンダヘッドカバー2に組み付け、さらにインジェクタなどの調整や検査を実施した後に、カバー本体10に組み付けられる。つまり、遮音キャップ20を開口121へ係合する時点では、すでにワイヤハーネスはコネクタ4に接続されている。このため、遮音キャップ20を開口121へ係合した直後には、ワイヤハーネスは遮音キャップ20の舌部25の下側に位置している。上記のように舌部25の底部25aはスリット25cを境として上下(矢印U又はD)方向に回動可能であるから、底部25aの左片25lと右片25rとをそれぞれ上下に回動して舌部25がワイヤハーネスの下側に位置するようにすることができる。また、底部25aの両側には立部25bが形成されているので、ワイヤハーネスはこの立部25bと底部25aとで形成される凹部に配設される。従って、ワイヤハーネスと樹脂製の基部12との間にゴム製の舌部25が位置するので、振動によるワイヤハーネスのカバー本体10への打音を効果的に防止することができる。
以上のように構成される遮音キャップ20は、カバー本体10に設けられた開口121に嵌着されて、シリンダヘッドカバー2から上方へ突出したインジェクタ3の突出部(コネクタ4を含む)3aを収容する。これによりカバー本体10と図示しないデリバリパイプやワイヤハーネスなどの他部材との接触による異音の発生を防止するとともに、コネクタ4を含むインジェクタ部品による振動伝達を抑制することができる。
本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で変更することができる。例えば、実施形態では補強リブ26を遮音キャップ20の頭部21a内周のみに形成したが、側壁部21b内周まで延長してもよい。また、頭部21aを厚肉に形成することもできる。
本発明のインジェクタ用遮音カバーは、直噴型エンジンのインジェクタ用遮音カバーとして好適である。特に燃料噴射圧力が200MPa以上の高圧噴射の場合に有用である。
1:インジェクタ用遮音カバー 2:シリンダヘッドカバー 3:インジェクタ 4:コネクタ 10:カバー本体 12:基部 121:開口 20:遮音キャップ 21:キャップ本体部 22:係合部 24:窓部 25:舌部 25c:スリット 26:補強リブ

Claims (2)

  1. シリンダヘッドの上方に配置され、装着時にインジェクタとの干渉を回避する開口を有する樹脂製のカバー本体と、該カバー本体の該開口に着脱可能に係合保持されるゴム製の遮音キャップとを備え、
    前記遮音キャップは、下部開放の有底の筒状をなすキャップ本体部と、該キャップ本体部の下部外周に設けられ該カバー本体の該開口に係合する係合部と、該キャップ本体部の側壁に設けた窓部と、該窓部の下端から該キャップ本体部の外側に延出している舌部とを有する成形部材であり、前記キャップ本体部は、該キャップ本体部の内周に該キャップ本体部を補強する補強リブを有することを特徴とするインジェクタ用遮音カバー。
  2. 前記舌部は、該舌部の延出方向に沿って該舌部を2分割するスリットを有する請求項1に記載のインジェクタ用遮音カバー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012057590A (ja) * 2010-09-13 2012-03-22 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械
CN105927386A (zh) * 2016-04-28 2016-09-07 重庆长安汽车股份有限公司 一种增压直喷发动机的高压油轨隔音结构
DE112022000860T5 (de) 2021-03-26 2023-11-16 Isuzu Motors Limited Verbinderanordnung

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