JPH0599079A - 内燃機関における吸気系装置 - Google Patents
内燃機関における吸気系装置Info
- Publication number
- JPH0599079A JPH0599079A JP3253889A JP25388991A JPH0599079A JP H0599079 A JPH0599079 A JP H0599079A JP 3253889 A JP3253889 A JP 3253889A JP 25388991 A JP25388991 A JP 25388991A JP H0599079 A JPH0599079 A JP H0599079A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- intake
- blow
- exhaust gas
- passage
- surge tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、排気還流装置（ＥＧＲ）とブロー
バイガス処理装置（ＰＣＶ）を付設した、内燃機関の吸
気系装置であって、排ガスとブローバイガスが、吸気と
よく混合されて複数の吸気通路に均等に分配されて機関
に供給され、有害成分の発生を低減する。 【構成】 吸気系の途中に介装される吸気サージタンク
Ｔの内壁に、排気還流通路１１及びブローバイガス通路
１３とを直列して一体に設け、両通路１１，１３の吐出
口１１1 ，１３1 を吸気サージタンクＴのサージチャン
バＣ内で相対向させ、それら吐出口１１1 ，１３1 間
に、吸気サージタンクＴの内壁に一体に設けた隔壁１５
を両吐出口１１1 ，１３1 に対面するように設ける。
バイガス処理装置（ＰＣＶ）を付設した、内燃機関の吸
気系装置であって、排ガスとブローバイガスが、吸気と
よく混合されて複数の吸気通路に均等に分配されて機関
に供給され、有害成分の発生を低減する。 【構成】 吸気系の途中に介装される吸気サージタンク
Ｔの内壁に、排気還流通路１１及びブローバイガス通路
１３とを直列して一体に設け、両通路１１，１３の吐出
口１１1 ，１３1 を吸気サージタンクＴのサージチャン
バＣ内で相対向させ、それら吐出口１１1 ，１３1 間
に、吸気サージタンクＴの内壁に一体に設けた隔壁１５
を両吐出口１１1 ，１３1 に対面するように設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関において、排
気還流装置（ＥＧＲ）およびブローバイガス処理装置
（ＰＣＶ）を付設した吸気系装置に関するものである。
気還流装置（ＥＧＲ）およびブローバイガス処理装置
（ＰＣＶ）を付設した吸気系装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来内燃機関において、排ガスの一部を
吸気系に還流させて燃焼最高温度を低下させ、有害成分
であるＮＯｘの発生を抑制するようにした排気還流装置
（ＥＧＲ）、および燃焼室からクランク室、および動弁
室に吹抜けるブローバイガスを吸気系に還流させて再燃
焼させ、可燃成分の大気への放出を抑制するようにした
ブローバイガス処理装置（ＰＣＶ）を備えたものは既に
よく知られており、その具体的一手段として、たとえば
実開昭６１−８４１６４号公報に開示される。
吸気系に還流させて燃焼最高温度を低下させ、有害成分
であるＮＯｘの発生を抑制するようにした排気還流装置
（ＥＧＲ）、および燃焼室からクランク室、および動弁
室に吹抜けるブローバイガスを吸気系に還流させて再燃
焼させ、可燃成分の大気への放出を抑制するようにした
ブローバイガス処理装置（ＰＣＶ）を備えたものは既に
よく知られており、その具体的一手段として、たとえば
実開昭６１−８４１６４号公報に開示される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのような吸
気系装置では、 排ガスとブローバイガスとが吸入空気内に万遍なく
均一に混合されて機関本体の吸気ポートに導かれるこ
と、特に多気筒機関の場合にそれらのガスが独立した複
数の吸気ポートに均等に導入されること、 吸気系に流入した排ガスとブローバイガスが吸入空
気の流れの抵抗とならないこと、 排ガスがブローバイガス通路に、またブローバイガ
スが排気還流通路にそれぞれ侵入することがないこと、 排ガス還流通路およびブローバイガス通路が不純物
の堆積等で詰ることがないようにすること、 全体の構造が簡単で廉価に提供できること、等が要
求されるが、前記従来のものでは前記要求を充足するに
は不十分であった。
気系装置では、 排ガスとブローバイガスとが吸入空気内に万遍なく
均一に混合されて機関本体の吸気ポートに導かれるこ
と、特に多気筒機関の場合にそれらのガスが独立した複
数の吸気ポートに均等に導入されること、 吸気系に流入した排ガスとブローバイガスが吸入空
気の流れの抵抗とならないこと、 排ガスがブローバイガス通路に、またブローバイガ
スが排気還流通路にそれぞれ侵入することがないこと、 排ガス還流通路およびブローバイガス通路が不純物
の堆積等で詰ることがないようにすること、 全体の構造が簡単で廉価に提供できること、等が要
求されるが、前記従来のものでは前記要求を充足するに
は不十分であった。
【０００４】本発明はかかる実情にかんがみてなされた
もので、前記要求をすべて満足できるようにした、新規
な内燃機関における吸気系装置を提供することを目的と
するものである。
もので、前記要求をすべて満足できるようにした、新規
な内燃機関における吸気系装置を提供することを目的と
するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記目的達成のため、請
求項１記載の発明の特徴とするところは、上流側吸気管
と、複数の下流側吸気管との間に吸気サージタンクを介
装し、この吸気サージタンク内のサージチャンバに、排
気還流通路、およびブローバイガス通路を連通させてな
る内燃機関における吸気系装置において、前記吸気サー
ジタンクの内壁に、前記排気還流通路および前記ブロー
バイガス通路とを直列して一体に設け、前記両通路の吐
出口を前記吸気サージタンクのサージチャンバ内におい
て、相対向させ、それら吐出口間に、前記サージタンク
の内壁より一体に延びる隔壁を、前記両吐出口に対面す
るように設けることにある。
求項１記載の発明の特徴とするところは、上流側吸気管
と、複数の下流側吸気管との間に吸気サージタンクを介
装し、この吸気サージタンク内のサージチャンバに、排
気還流通路、およびブローバイガス通路を連通させてな
る内燃機関における吸気系装置において、前記吸気サー
ジタンクの内壁に、前記排気還流通路および前記ブロー
バイガス通路とを直列して一体に設け、前記両通路の吐
出口を前記吸気サージタンクのサージチャンバ内におい
て、相対向させ、それら吐出口間に、前記サージタンク
の内壁より一体に延びる隔壁を、前記両吐出口に対面す
るように設けることにある。
【０００６】また請求項２記載の発明の特徴とするとこ
ろは、排気還流通路とブローバイガス通路の吐出口を、
前記サージチャンバ内の、吸気導入口側の上流部に設け
ることにある。
ろは、排気還流通路とブローバイガス通路の吐出口を、
前記サージチャンバ内の、吸気導入口側の上流部に設け
ることにある。
【０００７】さらに請求項３記載の発明の特徴とすると
ころは、排気還流通路の吐出口を前記ブローバイガス通
路の吐出口よりも上方に配設したことにある。
ころは、排気還流通路の吐出口を前記ブローバイガス通
路の吐出口よりも上方に配設したことにある。
【０００８】
【実施例】先ず図１〜４を参照して本発明の第１実施例
について説明する。
について説明する。
【０００９】図１は本発明吸気系装置の一部切欠平面
図、図２は、図１の２−２線に沿う縦断面図、図３は、
図１の３−３線に沿う縦断面図、図４は、図２の４−４
線に沿う部分断面図である。
図、図２は、図１の２−２線に沿う縦断面図、図３は、
図１の３−３線に沿う縦断面図、図４は、図２の４−４
線に沿う部分断面図である。
【００１０】この第１実施例はＶ型６気筒内燃機関に本
発明吸気系装置を実施した場合で、前記機関の左，右の
シリンダヘッドＨ，Ｈ上には、吸気系の途中に介装され
る吸気サージタンクＴが複数のボルトＢにより一体に跨
設される。この吸気サージタンクＴは、平面四角形状に
形成されて、タンク本体１の開放上面２に、蓋体３を被
覆し、それらをパッキン４を挟んで複数のボルト５…に
より、密閉状に固着して構成され、その内部にサージチ
ャンバＣが画成される。
発明吸気系装置を実施した場合で、前記機関の左，右の
シリンダヘッドＨ，Ｈ上には、吸気系の途中に介装され
る吸気サージタンクＴが複数のボルトＢにより一体に跨
設される。この吸気サージタンクＴは、平面四角形状に
形成されて、タンク本体１の開放上面２に、蓋体３を被
覆し、それらをパッキン４を挟んで複数のボルト５…に
より、密閉状に固着して構成され、その内部にサージチ
ャンバＣが画成される。
【００１１】タンク本体１の長手方向の一側（図１，２
左側）には二叉状の吸気導入管６が一体に形成され、該
吸気導入管６の内端は、吸気サージタンクＴの一側に開
口した一対の吸気導入口７，７を介してサージチャンバ
Ｃに連通され、またその外端は、上流側吸気管８に接続
される。この上流側吸気管８の上流端は通常のように図
示しないエアクリーナを介して外気に連通されており、
またその下流端近傍には、図１に示すように、スロット
ル弁９が開閉自在に設けられる。
左側）には二叉状の吸気導入管６が一体に形成され、該
吸気導入管６の内端は、吸気サージタンクＴの一側に開
口した一対の吸気導入口７，７を介してサージチャンバ
Ｃに連通され、またその外端は、上流側吸気管８に接続
される。この上流側吸気管８の上流端は通常のように図
示しないエアクリーナを介して外気に連通されており、
またその下流端近傍には、図１に示すように、スロット
ル弁９が開閉自在に設けられる。
【００１２】またタンク本体１の底部には、その幅方
向、すなわち上流側吸気管８の長手方向と交叉する方向
に６本の下流側吸気管１０…が並設され、これらの吸気
管１０…は交互に逆方向に延びており、それらの内端は
交互に向きを逆にしてサージチャンバＣ内に開口され、
またそれらの外端は交互に吸気サージタンクＴの左右外
方にのびて左，右のシリンダヘッドＨ，Ｈの吸気ポート
Ｐｉ…に連通される。
向、すなわち上流側吸気管８の長手方向と交叉する方向
に６本の下流側吸気管１０…が並設され、これらの吸気
管１０…は交互に逆方向に延びており、それらの内端は
交互に向きを逆にしてサージチャンバＣ内に開口され、
またそれらの外端は交互に吸気サージタンクＴの左右外
方にのびて左，右のシリンダヘッドＨ，Ｈの吸気ポート
Ｐｉ…に連通される。
【００１３】前記吸気サージタンクＴの蓋体３内面に
は、その幅方向中央部に、前記上流側吸気管８に向って
下向きに傾斜する排気還流通路１１が一体に形成され、
その内端の、吐出口１１1 はサージチャンバＣ内におい
て前記吸気導入口７，７に対向してその近くに開口して
いる。また排気還流通路１１の外端は通常の排気還流装
置（ＥＧＲ）の排気取出管１２に連通され、機関の運転
時に、図２に矢印ａで示すように、排ガスの一部がこの
排気還流通路１１を通ってサージチャンバＣ内に吐出さ
れる。
は、その幅方向中央部に、前記上流側吸気管８に向って
下向きに傾斜する排気還流通路１１が一体に形成され、
その内端の、吐出口１１1 はサージチャンバＣ内におい
て前記吸気導入口７，７に対向してその近くに開口して
いる。また排気還流通路１１の外端は通常の排気還流装
置（ＥＧＲ）の排気取出管１２に連通され、機関の運転
時に、図２に矢印ａで示すように、排ガスの一部がこの
排気還流通路１１を通ってサージチャンバＣ内に吐出さ
れる。
【００１４】また図１に示すように吸気サージタンクＴ
の、上流側吸気管８側の一側には、平面よりみて前記排
気還流通路１１の軸方向の延長上にブローバイガス通路
１３が設けられ、この通路１３の吐出口１３1 は前記排
気還流通路１１の吐出口１１ 1 に対向するとともにそれ
よりも低い位置でサージチャンバＣ内に開口され、また
その外端は、通常のブローバイガス処理装置（ＰＣＶ）
のブローバイガス取出管１４に連通され、図２に矢印ｂ
で示すように機関の燃焼室からクランク室、および動弁
室へ吹抜けたブローバイガスが前記ブローバイガス通路
１３を通ってサージチャンバＣ内に吐出される。
の、上流側吸気管８側の一側には、平面よりみて前記排
気還流通路１１の軸方向の延長上にブローバイガス通路
１３が設けられ、この通路１３の吐出口１３1 は前記排
気還流通路１１の吐出口１１ 1 に対向するとともにそれ
よりも低い位置でサージチャンバＣ内に開口され、また
その外端は、通常のブローバイガス処理装置（ＰＣＶ）
のブローバイガス取出管１４に連通され、図２に矢印ｂ
で示すように機関の燃焼室からクランク室、および動弁
室へ吹抜けたブローバイガスが前記ブローバイガス通路
１３を通ってサージチャンバＣ内に吐出される。
【００１５】図２，４に明瞭に示すように、吸気サージ
タンクＴの蓋体３の内面には、前記排気還流通路１１お
よびブローバイガス通路１３の吐出口１１1，１３1 間
において隔壁１５が一体に垂設され、この隔壁１５の両
面は、前記両吐出口１１1 ，１３1 に対面し、それらの
吐出口１１1 ，１３1 の投影面内にあり、それらの吐出
口１１1 ，１３1 の開口面積より大きく形成され、排気
還流通路１１およびブローバイガス通路１３から吐出さ
れる排ガスおよびブローバイガスはそれぞれ隔壁１５の
両面に衝き当るようになっている。
タンクＴの蓋体３の内面には、前記排気還流通路１１お
よびブローバイガス通路１３の吐出口１１1，１３1 間
において隔壁１５が一体に垂設され、この隔壁１５の両
面は、前記両吐出口１１1 ，１３1 に対面し、それらの
吐出口１１1 ，１３1 の投影面内にあり、それらの吐出
口１１1 ，１３1 の開口面積より大きく形成され、排気
還流通路１１およびブローバイガス通路１３から吐出さ
れる排ガスおよびブローバイガスはそれぞれ隔壁１５の
両面に衝き当るようになっている。
【００１６】なお、図中１６は燃料噴射ノズルの取付孔
である。
である。
【００１７】次にこの実施例の作用について説明する。
【００１８】いま機関が運転され、スロットル弁９が開
けば、外気は上流側吸気管８、吸気導入管６を通ってサ
ージチャンバＣ内に導入され、該チャンバＣから６本の
下流側吸気通路１０…に分配流入され、ここで図示しな
い噴射ノズルから噴出される燃料と混合し、空気−燃料
混合気となって左，右シリンダヘッドＨ，Ｈ内の吸気ポ
ートＰｉ…に導かれる。
けば、外気は上流側吸気管８、吸気導入管６を通ってサ
ージチャンバＣ内に導入され、該チャンバＣから６本の
下流側吸気通路１０…に分配流入され、ここで図示しな
い噴射ノズルから噴出される燃料と混合し、空気−燃料
混合気となって左，右シリンダヘッドＨ，Ｈ内の吸気ポ
ートＰｉ…に導かれる。
【００１９】ところで機関の排気系を流れる排ガスの一
部は、排気取出管１２、排気還流通路１１を通り、その
吐出口１１1 よりサージチャンバＣ内に噴入し、一方燃
焼室よりクランク室および動弁室に吹抜けたブローバイ
ガスも、ブローバイガス取出管１４、ブローバイガス通
路１３を通り、その吐出口１３1 よりサージチャンバＣ
内に噴入するが、その際、排ガスおよびブローバイガス
は、何れも隔壁１５に衝突してそれぞれ前方への流れが
阻止されてサージチャンバＣ内を下向きに流れ吸気導入
管６からの吸気と均等に混合される。そして排気還流通
路１１、およびブローバイガス通路１３が平面よりみて
略同じ軸線上にあり、それらの吐出口１１1 ，１３1 が
相対向しているにも拘らず、吐出口１１1 より吐出した
排ガスがブローバイガス通路１３に、また吐出口１３1
より吐出したブローバイガスが排気還流通路１１に直接
侵入することが抑制される。特に排気還流通路１１の吐
出口１１1 は、ブローバイガス通路１３の吐出口１３1
よりも上位置にあるので、ブローバイガスが排気還流通
路１１に直接侵入することが極力抑えられ、しかも排気
還流通路１１は、ブローバイガス通路１３に向って下向
きに傾斜しているので、万が一ブローバイガスが、排気
還流通路１１内に流入したとしても直ちに排出されてブ
ローバイガス中に含まれるオイルミストが排気還流通路
１１の吐出口１１1 に付着、堆積することがない。
部は、排気取出管１２、排気還流通路１１を通り、その
吐出口１１1 よりサージチャンバＣ内に噴入し、一方燃
焼室よりクランク室および動弁室に吹抜けたブローバイ
ガスも、ブローバイガス取出管１４、ブローバイガス通
路１３を通り、その吐出口１３1 よりサージチャンバＣ
内に噴入するが、その際、排ガスおよびブローバイガス
は、何れも隔壁１５に衝突してそれぞれ前方への流れが
阻止されてサージチャンバＣ内を下向きに流れ吸気導入
管６からの吸気と均等に混合される。そして排気還流通
路１１、およびブローバイガス通路１３が平面よりみて
略同じ軸線上にあり、それらの吐出口１１1 ，１３1 が
相対向しているにも拘らず、吐出口１１1 より吐出した
排ガスがブローバイガス通路１３に、また吐出口１３1
より吐出したブローバイガスが排気還流通路１１に直接
侵入することが抑制される。特に排気還流通路１１の吐
出口１１1 は、ブローバイガス通路１３の吐出口１３1
よりも上位置にあるので、ブローバイガスが排気還流通
路１１に直接侵入することが極力抑えられ、しかも排気
還流通路１１は、ブローバイガス通路１３に向って下向
きに傾斜しているので、万が一ブローバイガスが、排気
還流通路１１内に流入したとしても直ちに排出されてブ
ローバイガス中に含まれるオイルミストが排気還流通路
１１の吐出口１１1 に付着、堆積することがない。
【００２０】そして吸気導入口７，７の近傍部、すなわ
ちサージチャンバＣの上流部において、該チャンバＣ内
に流入した排ガスおよびブローバイガスは吸気導入口
７，７から流入した吸気と良く混合しつつサージチャン
バＣ内をその下流側へと流れて複数の下流側吸気管１０
…に均等に分配導入される。
ちサージチャンバＣの上流部において、該チャンバＣ内
に流入した排ガスおよびブローバイガスは吸気導入口
７，７から流入した吸気と良く混合しつつサージチャン
バＣ内をその下流側へと流れて複数の下流側吸気管１０
…に均等に分配導入される。
【００２１】次に本発明の第２実施例について説明す
る。
る。
【００２２】図５はその第２実施例を示すもので、図２
と同じ断面図である。
と同じ断面図である。
【００２３】この第２実施例では排気還流通路の構成が
前記第１実施例と相違しており、排気還流通路１１は、
ブローバイガス通路１３と上下に略並行にして吸気サー
ジタンクＴの蓋体３内面に一体に沿設される。
前記第１実施例と相違しており、排気還流通路１１は、
ブローバイガス通路１３と上下に略並行にして吸気サー
ジタンクＴの蓋体３内面に一体に沿設される。
【００２４】なお前記実施例では本発明装置をＶ型６気
筒機関を実施した場合を説明したが、これを他の機関に
も実施できることは勿論である。
筒機関を実施した場合を説明したが、これを他の機関に
も実施できることは勿論である。
【００２５】また前記実施例のように吸気サージタンク
をタンク本体と蓋体とより構成すれば、前記排気還流通
路および隔壁の形成が容易になるが、前記吸気サージタ
ンクはこれを一体に形成してもよい。
をタンク本体と蓋体とより構成すれば、前記排気還流通
路および隔壁の形成が容易になるが、前記吸気サージタ
ンクはこれを一体に形成してもよい。
【００２６】
【発明の効果】以上のように請求項１記載の発明によれ
ば、吸気サージタンクの内壁に、排気還流通路およびブ
ローバイガス通路とを直列して一体に設け、前記両通路
の吐出口を前記吸気サージタンクのサージチャンバ内に
おいて、相対向させ、それら吐出口間に、前記サージタ
ンクの内壁より一体に延びる隔壁を、前記両吐出口に対
面するように設けたので、サージチャンバ内に流入した
排ガスおよびブローバイガスは何れも隔壁に衝突して相
互に干渉しあうことがなく、サージチャンバ内を流れて
吸気とよく混合し複数の下流側吸気管に均等に分配供給
され、さらに排ガスがブローバイガス通路に、またブロ
ーバイガスが排気還流通路に直接侵入することがないの
で、それら両通路を狭めたり、詰らせたりすることな
く、両通路を排ガスとブローバイガスを抵抗少なく円滑
に流動させることができ、全体としてＮＯｘ、ＨＣ等の
有害成分の発生を可及的に低減することができる。
ば、吸気サージタンクの内壁に、排気還流通路およびブ
ローバイガス通路とを直列して一体に設け、前記両通路
の吐出口を前記吸気サージタンクのサージチャンバ内に
おいて、相対向させ、それら吐出口間に、前記サージタ
ンクの内壁より一体に延びる隔壁を、前記両吐出口に対
面するように設けたので、サージチャンバ内に流入した
排ガスおよびブローバイガスは何れも隔壁に衝突して相
互に干渉しあうことがなく、サージチャンバ内を流れて
吸気とよく混合し複数の下流側吸気管に均等に分配供給
され、さらに排ガスがブローバイガス通路に、またブロ
ーバイガスが排気還流通路に直接侵入することがないの
で、それら両通路を狭めたり、詰らせたりすることな
く、両通路を排ガスとブローバイガスを抵抗少なく円滑
に流動させることができ、全体としてＮＯｘ、ＨＣ等の
有害成分の発生を可及的に低減することができる。
【００２７】また前記排気還流通路、ブローバイガス通
路、および隔壁はいずれも吸気サージタンクの内壁に一
体に形成されるので、部品点数が少なく廉価に提供し得
る。
路、および隔壁はいずれも吸気サージタンクの内壁に一
体に形成されるので、部品点数が少なく廉価に提供し得
る。
【００２８】また請求項２記載の発明によれば、排気還
流通路とブローバイガス通路の吐出口を、サージチャン
バ内の吸気導入口側の上流部に設けたので、排ガスおよ
びブローバイガスはサージチャンバ内を上流部から下流
部に流れる間に、両ガスを吸気により一層均等に混合し
て複数の下流側吸気管に分配供給することができ、請求
項１記載の発明の効果を一層高めることができる。
流通路とブローバイガス通路の吐出口を、サージチャン
バ内の吸気導入口側の上流部に設けたので、排ガスおよ
びブローバイガスはサージチャンバ内を上流部から下流
部に流れる間に、両ガスを吸気により一層均等に混合し
て複数の下流側吸気管に分配供給することができ、請求
項１記載の発明の効果を一層高めることができる。
【００２９】さらに請求項３記載の発明によれば、排気
還流通路の吐出口を、ブローバイガス通路の吐出口より
も上方の位置に配設したので、ブローバイガス通路を流
れるブローバイガスが排気還流通路に直接侵入するのを
確実に阻止し、ブローバイガス中のオイルミストの排気
還流通路の吐出口への付着、堆積による該通路の詰りを
防止し、請求項１記載の発明の前記効果を一層高めるこ
とができる。
還流通路の吐出口を、ブローバイガス通路の吐出口より
も上方の位置に配設したので、ブローバイガス通路を流
れるブローバイガスが排気還流通路に直接侵入するのを
確実に阻止し、ブローバイガス中のオイルミストの排気
還流通路の吐出口への付着、堆積による該通路の詰りを
防止し、請求項１記載の発明の前記効果を一層高めるこ
とができる。
【図１】本発明装置の第１実施例の一部切欠平面図
【図２】図１の２−２線に沿う縦断面図
【図３】図１の３−３線に沿う縦断面図
【図４】図２の４−４線に沿う部分断面図
【図５】本発明装置の第２実施例の、図２と同じ縦断面
図
図
８ 上流側吸気管 １０ 下流側吸気管 １１ 排気還流通路 １１1 吐出口 １３ ブローバイガス通路 １３1 吐出口 Ｃ サージチャンバ Ｔ 吸気サージタンク
Claims (3)
- 【請求項１】 上流側吸気管（８）と、複数の下流側吸
気管（１０…）との間に吸気サージタンク（Ｔ）を介装
し、この吸気サージタンク（Ｔ）内のサージチャンバ
（Ｃ）に、排気還流通路（１１）、およびブローバイガ
ス通路（１３）を連通させてなる内燃機関における吸気
系装置において、前記吸気サージタンク（Ｔ）の内壁
に、前記排気還流通路（１１）および前記ブローバイガ
ス通路（１３）とを直列して一体に設け、前記両通路
（１１，１３）の吐出口（１１1 ，１３1 ）を前記吸気
サージタンク（Ｔ）のサージチャンバ（Ｃ）内におい
て、相対向させ、それら吐出口（１１1 ，１３1 ）間
に、前記サージタンク（Ｔ）の内壁より一体に延びる隔
壁（１５）を、前記両吐出口（１１1 ，１３1 ）に対面
するように設けたことを特徴とする内燃機関における吸
気系装置。 - 【請求項２】 前記排気還流通路（１１）とブローバイ
ガス通路（１３）の吐出口（１１1 ，１３1 ）を、前記
サージチャンバ（Ｃ）内の、吸気導入口（７，７）側の
上流部に設けたことを特徴とする前記請求項１記載の内
燃機関における吸気系装置。 - 【請求項３】 前記排気還流通路（１１）の吐出口（１
１1 ）を前記ブローバイガス通路（１３）の吐出口（１
３1 ）よりも上方に配設したことを特徴とする内燃機関
における吸気系装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3253889A JPH0599079A (ja) | 1991-10-01 | 1991-10-01 | 内燃機関における吸気系装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3253889A JPH0599079A (ja) | 1991-10-01 | 1991-10-01 | 内燃機関における吸気系装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0599079A true JPH0599079A (ja) | 1993-04-20 |
Family
ID=17257526
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3253889A Pending JPH0599079A (ja) | 1991-10-01 | 1991-10-01 | 内燃機関における吸気系装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0599079A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1167739A2 (en) | 2000-06-30 | 2002-01-02 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Device for feeding blow-by gas and recirculated exhaust gas to a suction passage |
| KR100645576B1 (ko) * | 2004-07-06 | 2006-11-15 | 현대자동차주식회사 | 자동차의 에어 인테이크 시스템 |
| JP2007016728A (ja) * | 2005-07-08 | 2007-01-25 | Daikyoo Nishikawa Kk | エンジンの吸気装置 |
| JP2017203383A (ja) * | 2016-05-09 | 2017-11-16 | 本田技研工業株式会社 | Ｖ型内燃機関の吸気装置 |
-
1991
- 1991-10-01 JP JP3253889A patent/JPH0599079A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1167739A2 (en) | 2000-06-30 | 2002-01-02 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Device for feeding blow-by gas and recirculated exhaust gas to a suction passage |
| US6553978B2 (en) | 2000-06-30 | 2003-04-29 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Air pollution preventing device in internal combustion engine |
| KR100645576B1 (ko) * | 2004-07-06 | 2006-11-15 | 현대자동차주식회사 | 자동차의 에어 인테이크 시스템 |
| JP2007016728A (ja) * | 2005-07-08 | 2007-01-25 | Daikyoo Nishikawa Kk | エンジンの吸気装置 |
| JP4646714B2 (ja) * | 2005-07-08 | 2011-03-09 | ダイキョーニシカワ株式会社 | エンジンの吸気装置 |
| JP2017203383A (ja) * | 2016-05-09 | 2017-11-16 | 本田技研工業株式会社 | Ｖ型内燃機関の吸気装置 |
| US10364777B2 (en) * | 2016-05-09 | 2019-07-30 | Honda Motor Co., Ltd. | Intake apparatus of V-type internal combustion engine |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0350283Y2 (ja) | ||
| JPH0799087B2 (ja) | 内燃機関のシリンダヘッドカバー | |
| JPH0723531Y2 (ja) | エンジンのブローバイガス還流装置 | |
| US20090293831A1 (en) | Intake device of internal combustion engine and internal combustion engine | |
| JPS6270653A (ja) | Ｖ形エンジンの排気浄化装置 | |
| JP4390980B2 (ja) | 内燃機関における大気汚染防止装置 | |
| JP2003074430A (ja) | 多気筒エンジンの吸気装置 | |
| JPH1182197A (ja) | 内燃機関の吸気装置 | |
| JP2511862Y2 (ja) | 内燃機関のシリンダヘッドカバ― | |
| JPH0599079A (ja) | 内燃機関における吸気系装置 | |
| JP2547107Y2 (ja) | 内燃機関のｅｇｒ装置 | |
| JP2924467B2 (ja) | 内燃機関のオイル戻し構造 | |
| JPS6136771Y2 (ja) | ||
| JPH0232857Y2 (ja) | ||
| JP2010209884A (ja) | 内燃機関のブローバイガス処理装置 | |
| JPH0237104A (ja) | エンジンのブローバイガス処理装置 | |
| JP2652935B2 (ja) | エンジンのブローバイガス還元装置 | |
| JPH0988746A (ja) | Ｖ型多気筒エンジンの吸気装置 | |
| JPH0229213Y2 (ja) | ||
| JP2000220540A (ja) | 吸気マニホールド構造 | |
| JPH0315808Y2 (ja) | ||
| JP2706955B2 (ja) | 水平対向形エンジンのブローバイガス・オイル分離装置 | |
| JPH0517416Y2 (ja) | ||
| JP3209578B2 (ja) | エンジンの吸気装置 | |
| JPH077528Y2 (ja) | Ｖ型内燃機関のカムカバー装置 |