JPH0988746A - V型多気筒エンジンの吸気装置 - Google Patents

V型多気筒エンジンの吸気装置

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JPH0988746A
JPH0988746A JP7244013A JP24401395A JPH0988746A JP H0988746 A JPH0988746 A JP H0988746A JP 7244013 A JP7244013 A JP 7244013A JP 24401395 A JP24401395 A JP 24401395A JP H0988746 A JPH0988746 A JP H0988746A
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egr gas
discharge port
resonance
gas discharge
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規益 大友
Takeshi Kamakami
武司 釜神
Hiromasa Sakai
宏征 酒井
Hiroto Tsushima
弘人 對馬
Katsuzo Noguchi
勝三 野口
Shinzo Goto
新三 後藤
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    • F02B75/18Multi-cylinder engines
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 一対の共鳴チャンバーを備えたエンジンにお
いて、EGRガスを滞留させることなく両共鳴チャンバ
ーに均等に分配するともに、ブローバイガス中のオイル
がEGRガス吐出口に付着するのを防止する。 【解決手段】 一対の共鳴チャンバー28L ,28R
一方の側壁30L にEGRガス吐出口36を開口させ、
このEGRガス吐出口36に対向する位置にL字状の隔
壁38を形成する。隔壁38の内部に吐出されたEGR
ガスの一部は開口39から一方の共鳴チャンバー28L
内に拡散するとともに、EGRガスの残りの一部は仕切
り壁29に形成した連通口40を介して他方の共鳴チャ
ンバー28 R 内に拡散する。吸気と共に流入するブロー
バイガスに含まれるオイルミストは隔壁38に遮られ、
EGRガス吐出口36に直接達することができない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、V型多気筒エンジ
ンの吸気装置に関し、特に、吸気系に設けた一対の共鳴
チャンバーにEGRガスを供給するEGR装置を備えた
V型多気筒エンジンの吸気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】排気ガス中の有害成分を減少させるべ
く、排気系から取り出した排気ガスの一部を吸気系に還
流させるEGR(排気ガス再循環)装置を備えたエンジ
ンは良く知られている。かかるエンジンにおいて、吸気
系の分岐部に導入したEGRガスが吸気と干渉するのを
防止して各シリンダに均等に分配されるように、吸気導
入口及びEGRガス吐出口間にリブを設けたものが知ら
れている(実開昭62−34152号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものの如くEGRガス吐出口の前にリブを設けるだ
けでは、エンジンの運転状態の変化によりリブを乗り越
えた吸気がEGRガスの流れの方向を乱したり、或いは
EGRガス吐出口の近傍にEGRガスが滞留したりし
て、各シリンダへのEGRガスの均等な分配が阻害され
る可能性がある。特に、V型多気筒エンジンの場合には
左右のバンクがクランクシャフトの軸方向にずれて配置
されているため、各バンクにEGRガスを均等に分配す
るのが難しい問題がある。
【0004】また、実公昭63−37454号公報に記
載されているように、吸気系のチャンバー内にブローバ
イガスを導入するエンジンにおいては、ブローバイガス
に含まれるオイルミストがチャンバー内に拡散したり、
該オイルミストが凝縮したオイルがチャンバーの底壁に
滞留することがある。従って、吸気系のチャンバー内に
EGRガス吐出口を介してEGRガスを供給する場合
に、そのEGRガス吐出口にオイルミストやオイルが付
着して炭化し、EGRガスのスムーズな供給を阻害する
可能性がある。
【0005】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、一対の共鳴チャンバーを備えたV型多気筒エンジン
において、EGRガスを滞留させることなく両共鳴チャ
ンバーに均等に分配するとともに、EGRガス吐出口に
対するオイルの付着を防止することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、V型多気筒エンジンの両バンク間に、ス
ロットルボディの下流側に吸気通路を介して接続された
一対の共鳴チャンバーと、両共鳴チャンバーの上部から
上方に湾曲して両バンクのシリンダに接続された吸気マ
ニホールドとを設けてなり、一方の共鳴チャンバーのチ
ャンバー側壁にEGRガス吐出口を開口させるとともに
該EGRガス吐出口の上流側にブローバイガス吐出口を
開口させたV型多気筒エンジンの吸気装置において、一
方の共鳴チャンバーのチャンバー底壁に、ブローバイガ
ス吐出口の下流側に位置し且つEGRガス吐出口に対向
するように隔壁を立設し、この隔壁の一端を両共鳴チャ
ンバーを仕切るチャンバー仕切り壁に接続するととも
に、他端をEGRガス吐出口から吐出されたEGRガス
をチャンバー仕切り壁を貫通する連通孔に指向させるべ
くEGRガス吐出口に接近する側に偏倚させたことを特
徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0008】図1〜図7は本発明の第1実施例を示すも
ので、図1はV型6気筒エンジンの部分縦断面図、図2
はシリンダブロックの平面図、図3は図1の3−3線拡
大断面図、図4は図3の4−4線断面図、図5は図3の
5−5線矢視図、図6は図3の6−6線矢視図、図7は
吸気装置の横断斜視図である。
【0009】図1及び図2に示すように、V型6気筒エ
ンジンEはV字型に配設された左バンクBL 及び右バン
クBR を備える。左右両バンクBL ,BR は、それぞれ
シリンダブロック1L ,1R と、そのデッキ面に接合さ
れるシリンダヘッド2L ,2 R とを備えており、左シリ
ンダブロック1L には3つの左シリンダ3L …が直列に
形成され、また右シリンダブロック1R にも3つの右シ
リンダ3R …が直列に形成される。左側の3つのシリン
ダ3L …は吸気行程の連続しない左シリンダ群CL を構
成し、右側の3つのシリンダ3r…は吸気行程の連続し
ない右シリンダ群CR を構成する。
【0010】各シリンダ3L …,3R …にはピストン4
…が摺動自在に嵌合され、これらのピストン4…はコン
ロッド5…を介してクランクシャフト6に連接される。
また左右のシリンダヘッド2L ,2R には、それぞれピ
ストン4…に対面する燃焼室7…及び該燃焼室7…に連
通する吸気ポート8…及び排気ポート9…が形成され、
各吸気ポート8…には吸気弁10…が設けられるととも
に各排気ポート9…には排気弁11…が設けられる。
【0011】左バンクBL 及び右バンクBR の間には吸
気装置Iが設けられており、この吸気装置Iは左右のシ
リンダヘッド2L ,2R の複数の吸気ポート8…に接続
される。また左右のシリンダヘッド2L ,2R の複数の
排気ポート9…には従来公知の排気装置(図示せず)が
接続される。
【0012】次に図3〜図7を参照して前記吸気装置I
の構成を詳細に説明する。
【0013】吸気装置Iは、スロットルバルブ21を有
するスロットルボディ22と、スロットルボディ22の
下流側に接続された吸気通路23と、吸気通路23の下
流側に接続されたバルブボディ24と、バルブボディ2
4の下面に結合された吸気チャンバー25と、バルブボ
ディ24の上面に結合されて6個の吸気ポート8…に接
続される吸気マニホールド26とを備える。吸気マニホ
ールド26の吸気ポート8…との接続部近傍には、燃料
噴射弁27…が設けられる(図1参照)。
【0014】図3〜図5から明らかなように、吸気チャ
ンバー25は上面が開口したトレー状の部材であって、
左バンクBL に沿って延びる左共鳴チャンバー28
L と、右バンクBR に沿って延びる右共鳴チャンバー2
R とがチャンバー仕切り壁29を介して併設されてお
り、両共鳴チャンバー28L ,28R には前端側から矢
印方向に吸気が導入される。右共鳴チャンバー28R
略直線状に形成されるが、左共鳴チャンバー28L はチ
ャンバー仕切り壁29に形成した厚肉部291 により、
後端側が広がった概略L字状に形成される。
【0015】左バンクBL 及び右バンクBR がクランク
シャフト6の軸線方向にずれているため、吸気チャンバ
ー25の後端側において左共鳴チャンバー28L のチャ
ンバー側壁30L は右共鳴チャンバー28R のチャンバ
ー側壁30R に対して前方にずれており、そこに段差が
形成される。左共鳴チャンバー28L のチャンバー側壁
30L の後方には蓋体31及び継手32がボルト33…
で結合されており、チャンバー側壁30L 及び蓋体31
間にEGR室34が画成される。継手32に接続された
EGRパイプ35からEGR室34に供給されたEGR
ガスは、チャンバー側壁30L に穿設したEGRガス吐
出口36から左共鳴チャンバー28L に吐出される。
【0016】左共鳴チャンバー28L のチャンバー底壁
37に立設されたL字状の隔壁38は、チャンバー仕切
り壁29から左向きに延びる横壁381 と、この横壁3
1の先端からチャンバー側壁30L に向けて延びる縦
壁382 とから構成されており、縦壁382 の先端とチ
ャンバー側壁30L との間に開口39が形成される。チ
ャンバー側壁30L と横壁381 との略中央位置に、左
共鳴チャンバー28Lと右共鳴チャンバー28R とを連
通させる連通口40が穿設される。
【0017】図3から明らかなように、隔壁38の高さ
はEGRガス吐出口36の上端の高さよりも更に高く設
定されており、また連通口40の中心の高さに略等しく
設定されている。図5から明らかなように、EGRガス
吐出口36は隔壁38の横壁381 の略中央部を指向し
ており、従ってEGRガス吐出口36はチャンバー仕切
り壁29及び隔壁38の縦壁382 から略等距離に位置
している。尚、隔壁38は高い方が効果的であるが、そ
の上部に後述する開閉バルブ52が位置するため、隔壁
38の高さは開弁位置に回動した開閉バルブ52に干渉
しない高さに制限される。
【0018】図6を併せて参照すると明らかなように、
吸気チャンバー25の上面に重ね合わされたバルブボデ
ィ24の前部には中間壁41により仕切られた左右の接
続部42L ,42R が形成されており、この接続部42
L ,42R により吸気通路23の下流端と左右の共鳴チ
ャンバー28L ,28R 上流端とが接続される。バルブ
ボディ24の下面の大部分はバルブ支持壁43L ,43
R により閉塞されており、このバルブ支持壁43L ,4
R の上面に立設したクランク状の隔壁44により左連
通チャンバー45L と右連通チャンバー45R とが区画
される。バルブ支持壁43L ,43R の後端には左開口
部46L 及び右開口部46R が形成されており、左開口
部46L を介して左共鳴チャンバー28L が左連通チャ
ンバー45L に常時連通するとともに、右開口部46R
を介して右共鳴チャンバー28Rが右連通チャンバー4
R に常時連通する。
【0019】左連通チャンバー45L のバルブ支持壁4
L には1個のバルブ孔47L が開口するともに、右連
通チャンバー45R のバルブ支持壁43R には2個のバ
ルブ孔47R ,48が開口する。左右のバルブ孔4
L ,47R はバルブ軸49L ,49R に支持された開
閉バルブ50L ,50R によって開閉可能であり、また
バルブ孔48はバルブ軸51に支持された開閉バルブ5
2によって開閉可能である。而して、2本のバルブ軸4
L ,49R は共通のアクチュエータ53によって連動
して駆動され、バルブ軸51はアクチュエータ54によ
って駆動される。
【0020】開閉バルブ50L ,50R が閉弁状態にあ
るとき、左共鳴チャンバー28L 及び左連通チャンバー
45L は左開口部46L を介して連通するともに、右共
鳴チャンバー28R 及び右連通チャンバー45R は右開
口部46R を介して連通する。そして開閉バルブ5
L ,50R を開弁すると、左共鳴チャンバー28L
び左連通チャンバー45L はバルブ孔47L を介して短
絡し、且つ右共鳴チャンバー28R 及び右連通チャンバ
ー45R はバルブ孔47R を介して短絡する。
【0021】また開閉バルブ52が閉弁状態にあると
き、左連通チャンバー45L 及び右連通チャンバー45
R 間の連通は遮断されているが、開閉バルブ52を開弁
すると、左連通チャンバー45L 及び右連通チャンバー
45R はバルブ孔48を介して連通する。
【0022】前記左連通チャンバー45L は吸気マニホ
ールド26に設けた3本の吸気管55L …を介して右バ
ンクBR の吸気順序が連続しない3つのシリンダ3R
にそれぞれ連通し、同じく前記右連通チャンバー45R
は吸気マニホールド26に設けた3本の吸気管55R
を介して左バンクBL の吸気順序が連続しない3つのシ
リンダ3L …にそれぞれ連通する。
【0023】図3に示すように、スロットルボディ22
の上面にブローバイガス吐出口56が形成されており、
このブローバイガス吐出口56にブローバイガスパイプ
57を介してブローバイガスが供給される。
【0024】次に、前述の構成を備えた本発明の実施例
の作用について説明する。
【0025】エンジンEの運転状態に応じて2個のアク
チュエータ53,54の作動が制御され、開閉バルブ5
L ,50R ,52が開閉駆動される。例えば、エンジ
ンの回転速度が極めて低い下位低速運転状態では、全て
の開閉バルブ50L ,50R,52が図3、図4及び図
6に示すように閉弁してバルブ孔47L ,47R ,48
を閉じ、左右の連通チャンバー45L ,45R 相互の連
通が遮断されるとともに、左右の連通チャンバー4
L ,45R と対応する左右の共鳴チャンバー28 L
28R 間の短絡も遮断される。この状態では、左共鳴チ
ャンバー28L 、左開口部46L 、左連通チャンバー4
L 及び吸気管55L …を介して右シリンダ群CR に至
る吸気系と、右共鳴チャンバー28R 、右開口部4
R 、右連通チャンバー45R 及び吸気管55R …を介
して左シリンダ群CL に至る吸気系とよりなる相互に吸
気干渉の生じない2系統の共鳴過給吸気系が構成され、
しかもその共鳴過給吸気系の固有振動数がエンジンEの
下位低速回転域での各吸気弁10…の開閉周期と略一致
するように設定されているため、共鳴過給効果が有効に
発揮されてエンジンEの下位低速回転域での体積効率が
高められる。
【0026】エンジンEの回転速度がやや増加して上位
低速運転状態になると、アクチュエータ53が作動して
左右の開閉バルブ50L ,50R が開弁し、これまで左
右の開口部46L ,46R を介して連通していた左右の
共鳴チャンバー28L ,28 R と左右の連通チャンバー
45L ,45R とがバルブ孔47L ,47R を介して短
絡する。これにより共鳴吸気系の実質的な長さが減少し
て該共鳴過給系の固有振動数がエンジンEの上位低速回
転域で各吸気弁10…の開閉周期と略一致するように高
まり、共鳴過給効果が有効に発揮されてエンジンEの上
位低速回転域での体積効率が高められる。
【0027】またエンジンEが高速運転状態に至れば、
更にアクチュエータ54が作動して開閉バルブ52が開
弁し、左右の連通チャンバー45L ,45R をバルブ孔
48を介して一体に連通させる。その結果、図7に示す
ように左右の連通チャンバー45L ,45R 及び左右の
共鳴チャンバー28L ,28R が一体化された大なる容
積の慣性過給系が形成され、この状態では前記2系統の
共鳴吸気系がキャンセルされる。而して、エンジンEの
吸気行程で生じる負圧波が前記大容積の慣性過給系で反
射、反転され、正圧波が各シリンダ3L …,3R …の吸
気ポート8…に伝播されることにより、高速回転域での
慣性過給効果を有効に発揮させ体積効率を高めることが
できる。
【0028】さて、エンジンEの運転中に排気系から取
り出されたEGRガスは、EGRパイプ34、EGR室
34及びEGRガス吐出口36を経て左共鳴チャンバー
28 L に供給される。左共鳴チャンバー28L に供給さ
れたEGRガスは、EGRガス吐出口36に対向して配
置された隔壁38の横壁381 に遮られて左右に分岐
し、その一部は隔壁38の縦壁382 とチャンバー側壁
30L との間に形成された開口39から左共鳴チャンバ
ー28L 内に拡散して吸気と混合するとともに、その残
部はチャンバー仕切り壁29に穿設した連通口40を通
過して右共鳴チャンバー28R 内に拡散して吸気と混合
する。
【0029】このように、隔壁38とチャンバー側壁3
L との間に開口39を形成したのでEGRガス吐出口
36の近傍にEGRガスが滞留することが無いばかり
か、チャンバー側壁30L に向かって延びる縦壁382
によってEGRガスをチャンバー仕切り壁29の連通口
40に向けて指向させているので、右共鳴チャンバー2
R 内に充分な量のEGRガスを供給して左右の共鳴チ
ャンバー28L ,28RにEGRガスを均等に分配する
ことができる。
【0030】また、チャンバー側壁30L のEGRガス
吐出口36がチャンバー仕切り壁29と縦壁382 との
略中央部に設けられており、且つチャンバー仕切り壁2
9の連通口40がチャンバー側壁30L と横壁381
の略中央位置に設けられているため、EGRガス吐出口
36から出たEGRガスは急激に方向変換することなく
スムーズに連通口40に案内される。またEGRガス吐
出口36から出たEGRガスは隔壁38の横壁381
阻止されて該横壁381 を乗り越えるように上向きに流
れるが、連通口40の高さをEGRガス吐出口36の高
さよりも高く設定したことにより、前記上向きに流れる
EGRガスをスムーズに連通口40に導くことができ
る。
【0031】ブローバイガス吐出口56から吸気通路2
3に供給されたオイルミストを含むブローバイガスは、
吸気と共に左右の共鳴チャンバー28L ,28R に供給
される。左共鳴チャンバー28L に流入したブローバイ
ガスは隔壁38に遮られてEGRガス吐出口36に直接
達することができず、従ってブローバイガスに含まれる
オイルミストがEGRガス吐出口36に付着する量を大
幅に減少させることができるので、オイルミストが熱に
より炭化してもEGRガス吐出口36に付着・堆積する
虞がない。
【0032】また、EGRガス吐出口36及び連通口4
0は何れもチャンバー底壁37よりも高い位置に開口し
ているので、オイルミストが凝縮したオイルがチャンバ
ー底壁37に滞留しても、そのオイルがEGRガス吐出
口36に付着、流入する虞がない。
【0033】尚、連通口40はドリル加工により形成さ
れるが、この連通口40をバルブボディ24の上面に近
い高い位置に設けたことにより、前記ドリル加工を容易
に行うことが可能となる。また連通口40の直径が大き
過ぎると共鳴過給吸気系を構成する際に左右の共鳴チャ
ンバー28L ,28R が相互に連通して共鳴過給効果が
損なわれてしまい、小さ過ぎるとEGRガスが通過し難
くなって右共鳴チャンバー28R へのEGRガス供給量
が不足するため、それらを勘案して連通口40の直径を
設定することが望ましい。
【0034】次に、図8に基づいて本発明の第2実施例
を説明する。
【0035】第2実施例は隔壁38の形状が第1実施例
と異なっており、その他の構成は第1実施例と同一であ
る。第2実施例の隔壁38は直線状であって、その一端
がチャンバー仕切り壁29に接続されるとともに他端が
チャンバー側壁30L に向けて傾斜しており、その他端
とチャンバー側壁30L との間に開口39が形成され
る。第2実施例の傾斜して配置された直線状の隔壁38
によっても、第1実施例のL字状の隔壁38と同様の作
用効果を得ることができる。
【0036】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0037】例えば、実施例ではEGRガスをEGR室
34を介してEGRガス吐出口36に導いているが、こ
のEGR室34を省略してEGRパイプ35を直接EG
Rガス吐出口36に接続することも可能である。また実
施例では吸気装置Iの本体をバルブボディ24、吸気チ
ャンバー25及び吸気マニホールド26の3個の部材か
ら構成しているが、バルブボディ24及び吸気マニホー
ルド26を一体化して2個の部材から構成することも可
能である。また実施例ではブローバイガス吐出口56を
吸気通路23に開口させているが、これを左右の共鳴チ
ャンバー28L,28R に開口させることも可能であ
る。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、一方の共
鳴チャンバーのチャンバー底壁に、ブローバイガス吐出
口の下流側に位置し且つEGRガス吐出口に対向するよ
うに隔壁を立設し、この隔壁の一端を両共鳴チャンバー
を仕切るチャンバー仕切り壁に接続するとともに、他端
をEGRガス吐出口から吐出されたEGRガスをチャン
バー仕切り壁を貫通する連通口に指向させるべくEGR
ガス吐出口に接近する側に偏倚させたので、EGRガス
吐出口から吐出されたEGRガスの一部をチャンバー仕
切り壁と反対側の開口部から一方の共鳴チャンバーに供
給するとともに、前記EGRガスの残部を隔壁によりチ
ャンバー仕切り壁側に案内して連通口から他方の共鳴チ
ャンバーに供給することができる。これにより、1個の
EGRガス吐出口から吐出されたEGRガスを該EGR
ガス吐出口の近傍に滞留させることなく、一対の共鳴チ
ャンバーに均等に供給して吸気と混合することが可能と
なる。また吸気に含まれるブローバイガスのオイルミス
トを隔壁で遮ぎることにより、そのオイルミストがEG
Rガス吐出口に付着するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】V型6気筒エンジンの部分縦断面図
【図2】シリンダブロックの平面図
【図3】図1の3−3線拡大断面図
【図4】図3の4−4線断面図
【図5】図3の5−5線矢視図
【図6】図3の6−6線矢視図
【図7】吸気装置の横断斜視図
【図8】第2実施例に係る、前記図5に対応する図
【符号の説明】
L 左シリンダ(シリンダ) 3R 右シリンダ(シリンダ) 22 スロットルボディ 23 吸気通路 26 吸気マニホールド 28L 左共鳴チャンバー(共鳴チャンバー) 28R 右共鳴チャンバー(共鳴チャンバー) 29 チャンバー仕切り壁 30L チャンバー側壁 36 EGRガス吐出口 37 チャンバー底壁 38 隔壁 40 連通口 56 ブローバイガス吐出口 E エンジン BL 左バンク(バンク) BR 右バンク(バンク)
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02M 35/104 F02M 35/10 102W 102E (72)発明者 對馬 弘人 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 野口 勝三 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 後藤 新三 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 V型多気筒エンジン(E)の両バンク
    (BL ,BR )間に、スロットルボディ(22)の下流
    側に吸気通路(23)を介して接続された一対の共鳴チ
    ャンバー(28L ,28R )と、両共鳴チャンバー(2
    L ,28R )の上部から上方に湾曲して両バンク(B
    L ,BR )のシリンダ(3L ,3R )に接続された吸気
    マニホールド(26)とを設けてなり、一方の共鳴チャ
    ンバー(28L )のチャンバー側壁(30L )にEGR
    ガス吐出口(36)を開口させるとともに該EGRガス
    吐出口(36)の上流側にブローバイガス吐出口(5
    6)を開口させたV型多気筒エンジンの吸気装置におい
    て、 一方の共鳴チャンバー(28L )のチャンバー底壁(3
    7)に、ブローバイガス吐出口(56)の下流側に位置
    し且つEGRガス吐出口(36)に対向するように隔壁
    (38)を立設し、この隔壁(38)の一端を両共鳴チ
    ャンバー(28 L ,28R )を仕切るチャンバー仕切り
    壁(29)に接続するとともに、他端をEGRガス吐出
    口(36)から吐出されたEGRガスをチャンバー仕切
    り壁(29)を貫通する連通孔(40)に指向させるべ
    くEGRガス吐出口(36)に接近する側に偏倚させた
    ことを特徴とするV型多気筒エンジンの吸気装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6725822B2 (en) 2001-05-15 2004-04-27 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Intake system for multi-cylinder engine
KR100527441B1 (ko) * 2002-06-12 2005-11-09 현대자동차주식회사 엔진의 블로 바이 가스 분배장치
JP2011247178A (ja) * 2010-05-27 2011-12-08 Aisin Seiki Co Ltd インテークマニホールド
JP2013087752A (ja) * 2011-10-21 2013-05-13 Hino Motors Ltd Egr装置
CN107701340A (zh) * 2017-10-31 2018-02-16 宝鸡吉利发动机有限公司 汽车发动机进气装置、发动机系统及汽车

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