JP2003519747A - 二サイクル内燃機関 - Google Patents
二サイクル内燃機関Info
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
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- F02B25/22—Means for reducing the mixing of charge and combustion residues or for preventing escape of fresh charge through outlet ports not provided for in, or of interest apart from, subgroups F02B25/02 - F02B25/18 by forming air cushion between charge and combustion residues
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- Mechanical Engineering (AREA)
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- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
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- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
Abstract
Description
方部分との間に配置されたクランクケース掃気式二サイクル内燃機関または二サ
イクルエンジンに関する。新規の空気が移送用ダクトの頂部に供給され、この空
気は空気/燃料混合物に対する緩衝装置としての役目を果たす。この緩衝装置は
掃気プロセス時に排気用出口部において消失する。その結果、燃料消費量および
有害排出物が低減する。内燃機関は手持ち式の作業工具のようになっている。
害排出物を低減するが、そのような内燃機関においては空燃比を制御するのが困
難である。
形状を有するエンジンを開示している。この場合には、チャネルがエンジンのピ
ストンに形成されており、ピストンが特別の位置に在るときにこれらチャネルは
シリンダ内に形成されたダクトに整列する。その結果、図7に示されるように、
新規の空気または排気ガスが移送用ダクトの上方部分に供給される。このことは
、ピストン内のダクトとシリンダとが整列するピストンの特別の位置においての
み生ずる。このことは、ピストンが下方に移動するときとピストンが上死点から
離れて上方に移動するときとに起こる。ピストンが上死点から離れて上方に移動
するときに誤った方向に流れるのを避けるために、チェック弁を移送用ダクトの
上方部分に対する吸気口に配置する。追加することのできる新規な空気の量は、
空気を供給する全体の短時間およびチェック弁における流れ抵抗に基づいて最大
量が制限される。しかしながら、通常はリード弁と呼ばれるこの形式のチェック
弁は多数の他の欠点を有している。これらチェック弁はしばしば共鳴振動を起こ
す傾向があって、多数の二サイクル内燃機関が到達しうる高回転速度まで達する
のが困難である。さらに、これにより追加の費用が生じると共にエンジン構成部
品の数が増す。追加される新規の空気の量は、変更可能な吸気口、すなわち作動
サイクルにおいて加速および減速させることのできる吸気口によって変更される
。しかしながら、このことは非常に複雑な解決法である。
字形状の凹部を通って移送用ダクトに供給される複数の実施形態のエンジンを開
示している。従って、チェック弁は存在していない。全ての実施形態において、
各移送用ダクトに通ずるピストンの凹部は極めて制限された高さを有しており、
この高さは実際の移送用ポートの高さにほぼ等しくなっている。この実施形態の
結果として、空気をピストンに通して移送用ダクトまで流すための経路は、空気
/燃料混合物をクランクケースまで供給する経路がピストンにより開放されるよ
りもかなり遅く開放される。結果的に空気供給時間はクランク角または時間から
カウントできる空気/燃料混合物供給時間よりも大幅に短くなる。これにより、
エンジン全体の空燃比を制御するのが複雑になる。このことは、移送用ダクトに
供給できる空気の量が大幅に制限されることを意味する。この理由は、吸気用ポ
ートは空気供給部が開放しているときの或る時間に既に開放しているので追加の
空気を供給する圧力がかなり低下するためである。このことは、空気を供給する
ための時間および駆動力の両方が小さいことを意味する。さらに、移送用ダクト
の断面が移送用ポート付近で小さくてL字形状またはT字形状により鋭角の屈曲
部が形成されるので、図示されるL字形状またはT字形状のダクト内における流
れ抵抗は比較的大きい。空気が移送用ポートを通過するときに、空気は突然にシ
リンダの横方向に向きを変えられて移送用ダクトの外方に次いで下方、すなわち
90°からなる二つのカーブが順次に迅速に向きを変える。このことは、エンジ
ンの移送用ダクトが半径方向にシリンダ内に延びているためである。これにより
、流れ抵抗が増すと共に移送用ダクトに供給できる空気の量が低減する。その結
果、この装置により燃料消費量および有害排出物が少なくなる可能性が低下する
。
ようにすることである。
機関により達成される。
間に配置されているクランクケース掃気式二サイクル内燃機関において、前記空
気経路が制限弁を備えた前記吸気口から形成されており、前記制限弁は少なくと
も一つのエンジンパラメータ、例えば気化器スロットル制御部により制御されて
おり、前記吸気口は少なくとも一つの連結用ダクトを通って前記内燃機関のシリ
ンダ壁部内の少なくとも一つの連結用ポートまで延びており、連結用ポートは、
ピストンが上死点に在るときにピストン内に組み入れられた流路に連結するよう
に配置されており、該流路は複数の移送用ダクトの上方部分まで延びており、前
記シリンダおよび前記ピストン内における前記各流路は大部分が前記シリンダの
横方向に配置されており、前記連結用ポートおよび前記シリンダの隣接する掃気
用ポートを前記シリンダ壁部の周囲部に沿って互いに側方に移すことができ、前
記シリンダの前記移送用ダクトは前記各掃気用ポートから遠方に前記シリンダの
ほぼ横方向、すなわち前記シリンダ壁部の外周に対して接線方向に延びている二
サイクル内燃機関を特徴とする。
やかな曲線を描く空気の流れを形成することができ、これにより、流れ抵抗が低
下する。
ときの該連結用ポートがピストン内に形成された流路に連結されるように配置さ
れている。チェック弁を設けることなしに、新規の空気を移送用ダクトの上方部
分に供給することができる。このことは、ピストン位置またはピストンの上死点
付近において移送用ダクト内に周囲空気に対する圧力が存在するために生じうる
。従って、チェック弁を有することなしに、ピストンに形成される空気経路を配
置することができ、このことは大きな利点である。空気供給作用は非常に長い時
間にわたって行われるので、多量の空気を供給することができ、それにより、有
害排出物を極めて大幅に削減することができる。少なくとも一つ内燃機関パラメ
ータにより制御されていて吸気口に在る制御弁によって制御部を設けることがで
きる。そのような制御部は変更可能な吸気口よりもかなり複雑ではない。吸気口
は二つの連結用ポートを有するのが好ましく、一つの実施形態においては連結用
ポートは、ピストンが下死点においてこれら連結用ポートを被覆するように配置
されている。エンジン速度単独、または別の内燃機関パラメータとの組み合わせ
によって制限弁を適切に制御することができる。これら特徴および他の特徴なら
びにこれら利点および他の利点を、添付図面によりサポートされる異なる実施形
態の詳細な説明において明らかにする。
エンジンに対照的に配置される部品については、一側の部品には参照符号が与え
られており、他側の部品にはダッシュ(’)記号が付けられた同一の参照符号が
与えられている。図面においてダッシュ記号が付けられた部品は紙面の上方に位
置しているので見ることはできない。
は二サイクル型であって移送用ダクト3、3’を有している。ダクト3’は紙面
の上方に配置されているので、これを見ることはできない。内燃機関1はシリン
ダ15とクランクケース16と連結用ロッド17を備えたピストン13とクラン
ク機構部18とを有している。さらに、内燃機関1は吸気用ポート23と吸気用
チューブに接続されていてスロットル弁26を介して気化器25に接続された中
間部分24とを備えた吸気用チューブ22を有している。燃料37を気化器によ
り供給する。通常は気化器25はフィルタにより吸気用マフラに接続されている
。明瞭にするためにこれらは図示しない。同様なことが排気ポート、排気ダクト
および内燃機関のマフラに適用されうる。これら排気ポート、排気ダクトおよび
内燃機関のマフラは一般的であって吸気口に対してシリンダの両側に配置されて
いる。ピストンは段差などを有することのない平坦な上方側部を有しており、そ
れにより、この上方側部は、周囲部に配置されているシリンダポートに均等に協
動するようになる。それゆえ、エンジン本体の高さは通常のエンジンと比較して
変わっていない。移送用ダクト3、3’はポート31、31’をエンジンのシリ
ンダ壁部12に有している。エンジンは図示しない点火プラグを備えた燃焼室3
2を有している。このようなことの全ては一般的なことであって追加の説明を行
わない。
されている。吸気口2はシリンダまで形成された連結用ダクト6を有しており、
この連結用ダクト6は外方連結用ポート7を備えている。以下においては、連結
用ポートはシリンダ内部の連結部のポートを意味し、シリンダ外部のポートを外
方連結用ポートと呼ぶ。吸気口2はフィルタを介して空気用マフラに適切に連結
しており、それにより、清浄された新規な空気を取り入れることができる。条件
が低い場合には、当然のことながらこのようなマフラは必要ではない。吸気用マ
フラは明瞭にするために図示しない。
利点である。このポートにおいてまたはこのポートの後において、ダクトは、連
結用ポート8、8’にそれぞれ通ずる二つの枝部11、11’に分岐する。前述
したように、これら部材は対称的に配置されており、記号’のついた部品は紙面
の上方に位置している。従って、外方連結用ポート7は吸気用チューブ22の下
方に配置されており、このことは多数の利点、例えば空気の温度が低くなること
、および手持ち式の加工工具のための空間を良好に利用できることを意味し、こ
のような加工工具は通常は図面に示されるような燃料タンク33を有している。
ともでき、この外方連結用ポート7はさらに水平方向に向けられる。これらが配
置されている場合には、二つの外方連結用ポート7、7’を使用することができ
る。次いで、これらを吸気用チューブ22の各側部に配置できる。
死点に在るときにこれら流路は各連結用ポート8、8’を移送用ダクト3、3’
の上方部分に連結させる。流路10、10’はピストン内における局所的な凹部
により形成されている。ピストンは通常は鋳造によりこれら局所的な凹部を備え
た状態で単純に製造される。
より、ピストンは、ピストンが下死点に在るときにこれら連結用ポート8、8’
を被覆するようになる。その結果、排気ガスが連結用ポートを通過できず、さら
に最終的には空気フィルタに向かって流れることができない。しかしながら、連
結用ポート8、8’を高位置に配置することにより、ピストンが下死点に位置す
るときに連結用ポートの或る部分を開放状態にすることもできる。これにより、
望ましい量の排気ガスを連結用ダクト6に供給できるようになっている。連結用
ポートが高位置に在ることによって、連結用ポートから掃気用ポート31までの
通過作用のときの空気の流れ抵抗を下げることができる。
めて重要であって、ピストン内の流路、すなわちピストン内の凹部10、10’
により決定される。
きに、ピストンの下方縁部が吸気用ポートの下方縁部に到達するのと同時かまた
はこれよりも早くに、凹部の上方縁部は各掃気用ポート31、31’の下方縁部
に到達する。その結果、吸気口が開放するのと同時かまたはこれよりも早くに、
連結用ポート8、8’と掃気用ポート31、31’との間の空気連結部が開放す
る。上死点に到達後、ピストンが再び下方に移動するときに、吸気口と同時かま
たはこれよりも遅くに空気連結部が遮断される。その結果、空気供給時間は、ク
ランク角または時間からカウントできる吸気時間にほぼ等しいかまたはこれより
長くなる。これにより流れ抵抗が低下する。吸気時間と空気供給時間とがほぼ等
しい長さであるのがしばしば望ましい。好ましくは空気供給時間は吸気時間の9
0%から110%である。これら時間の両方は、クランクケース内の圧力が最大
流入を可能とするのに十分に低い最大の時間により制限される。両方の時間は最
大限にされてほぼ等しいのが好ましい。従って、凹部10、10’の上方縁部の
位置によって、凹部が掃気用ポート31、31’に連結する速度が決定される。
結果的に、各掃気用ポート31、31’に連結するピストン内の凹部10、10
’はこの掃気用ポートにおいて局所的に、各掃気用ポートの高さの1.5倍、好
ましくは掃気用ポートの高さの2倍よりも大きい軸線方向高さを有しているのが
好ましい。これにより、ポートは、ピストンの上方側部が下死点に在るときに掃
気用ポートの下方側部の高さに在るかまたは数ミリメートルだけ突出するような
通常の高さを有することとなる。
との間の連結作用が最大限になるように下方に向かって整形されているのが好ま
しい。このことは、図1に示すように、ピストンが上死点にあるときに、凹部1
0、10’がかなり下方にあるのでピストンが連結用ポート8、8’を被覆でき
ないことを意味する。全体として、このことは各連結用ポート8、8’に連結す
るピストン内の凹部10、10’がこのポートにおいて、各連結用ポートの高さ
の1.5倍、好ましくは各連結用ポートの高さの2倍よりも大きい軸線方向高さ
を局所的に有していることを意味する。
線方向に移すことができる場合には、連結用ポート8、8’および掃気用ポート
31、31’の相対位置を大幅に変更することができる。図1は連結用ポートと
掃気用ポート31、31’とが軸線方向に重なり合う、すなわち各連結用ポート
の上方縁部が各掃気用ポートの下方縁部とシリンダの軸線方向に同じ高さに在る
かまたはこれより高い位置に在る場合を示している。一つの利点は、二つのポー
トがこの形式の組立体において互いにさらに整列されており、その結果、空気が
連結用ポートから掃気用ポートまで搬送されるときに流れ抵抗を低減させること
ができることである。結果的に、多量の空気を搬送でき、これによりこの組立体
の実際の効果、例えば燃料消費量および有害放出物を低減できるのを高めること
ができる。多数の二サイクル内燃機関の場合には、ピストンが下死点にあるとき
に、ピストンの上方側部は排気用出口部の下方縁部および掃気用ポートの下方縁
部の高さに在る。しかしながら、ピストンが掃気用ポートの下方縁部から1ミリ
メートルまたは数ミリメートルだけ延びるのは一般的なことである。掃気用ポー
トの下方縁部をさらに低下させる場合には、平坦でさらに大きい軸線方向の重な
り合い部分が連結用ポートと掃気用ポートとの間に形成される。空気が掃気用ダ
クトに供給されるときに、互いにさらに同じ高さに在るポートと掃気用ポートの
さらに大型の表面とのために流れ抵抗は低減する。
空気供給時間を長くすることが重要であることが指摘される。さらに、連結用ポ
ートは各掃気用ポートの下方縁部とシリンダの軸線方向に同じ高さかまたはこれ
より高い位置に配置されるという利点が指摘される。これにより、連結用ポート
/掃気用ポートを互いにシリンダ壁部の周囲に沿って側方に移すことができる。
その結果、連結用ポート8からピストンを通って掃気用ポート31までの通過作
用がシリンダの横方向に対してわずかに上方向に生じうる。連結用ポート8が掃
気用ポート31の真下に配置されている場合には、通過作用は直線状に上方向に
生じる。その結果、流れは最初は上方を向いていて次いで掃気用ポートに到達し
た後に水平方向に向くようになる。すなわち鋭角で向きを変える二つの転向作用
が順次に起こることとなる。ポートを側方に移すことによって、わずかに上方に
向かう流れが小型の転向作用とともに生じる。前述したように、移送用ダクト3
、3’がシリンダのほぼ横方向に配置されていることは大きな利点である。その
結果、連結用ポート8から掃気用ポート31までのわずかに上方に向かう流れが
わずかに転向して移送用ダクト内において直線状に横方向に進み続ける。従って
、図示される場合には、移送用ダクトは、緩やかな転向作用が生じるシリンダ壁
部の高さに移送用ダクトが達するまでシリンダの横方向に延びており、それによ
り、移送用ダクトはクランクケースの口部38を備えた場所に連結する。各連結
用ポート8、8’に通ずる各枝部11、11’は、これら枝部がシリンダの横方
向に向けられるかまたはこの横方向からわずかに上方を向くように組み入れられ
る。その結果、シリンダおよびピストンを通るようにされた主要流れの方向が強
調される。図示される実施形態においては、各枝部は下方の外方連結用ポート7
から斜めに延びており、それにより、これら枝部は外方連結用ポート通過後に上
方を向くよう転向して上方に延び続けて、次いでシリンダ壁部12内の連結用ポ
ート8、8’の位置まで横方向を向く。それゆえ、シリンダからピストンまでの
通過作用において、わずかに上方を向く流れが形成される。この流れは移送用ダ
クト内においてわずかに遮断されると共に直線状に横方向を向く。連結用ポート
8を各掃気用ポート31よりも下方に配置する必要があるので、この配列は通常
の配列である。しかしながら、一つまたは二つの外方連結用ポート7を吸気口2
2から25の上方に配置することもできる。そのような場合には、この吸気口を
図示される場合よりもシリンダの横方向に対してさらに角度をなすよう配置する
のが好ましい。この場合には、各枝部11、11’が各連結用ポート8、8’の
位置までシリンダのほぼ横方向を向くように吸気口を配置する。
の流れおよび掃気用ポート31を越える流れさらに移送用ダクト3への流れが分
かることを想定している。移送用ダクト3がシリンダに対してほぼ接線方向に掃
気用ポート31まで延びており、連結用ポート8から枝部11の第一の部分に対
して同一の状況であるのがかなり有利である。その結果、空気が枝部11からピ
ストン凹部10および移送用ダクト3まで通過するときには、方向の変化は小さ
くなる。
ンの断面が示されている。
Claims (10)
- 【請求項1】 ピストンに形成された空気経路が吸気口(2)と複数の移送
用ダクト(3、3’)の上方部分との間に配置されているクランクケース掃気式
二サイクル内燃機関(1)において、 前記空気経路が制限弁(4)を備えた前記吸気口(2)から形成されており、
前記制限弁(4)は少なくとも一つのエンジンパラメータ、例えば気化器スロッ
トル制御部により制御されており、前記吸気口は少なくとも一つの連結用ダクト
(6、6’)を通って前記内燃機関のシリンダ壁部(12)内の少なくとも一つ
の連結用ポート(8、8’)まで延びており、連結用ポート(8、8’)は、ピ
ストンが上死点に在るときにピストン(13)内に組み入れられた流路(10、
10’)に連結するように配置されており、該流路は複数の移送用ダクト(3、
3’)の上方部分まで延びており、前記シリンダおよび前記ピストン内における
前記各流路は大部分が前記シリンダの横方向に配置されており、前記連結用ポー
ト(8、8’)および前記シリンダの隣接する掃気用ポート(31、31’)を
前記シリンダ壁部(12)の周囲部に沿って互いに側方に移すことができ、前記
シリンダの前記移送用ダクト(3、3’)は前記各掃気用ポート(31、31’
)から遠方に前記シリンダのほぼ横方向、すなわち前記シリンダ壁部の外周に対
して接線方向に延びている二サイクル内燃機関。 - 【請求項2】 前記各連結用ポート(8、8’)に通ずる各枝部(11、1
1’)が前記シリンダの横方向またはこれよりわずかに上方を向いている請求項
1に記載のクランクケース掃気式二サイクル内燃機関。 - 【請求項3】 前記各掃気用ポート(31、31’)に連結する前記ピスト
ン内の凹部(10、10’)は、前記空気供給作用の時間がクランク角または時
間からカウントできる前記吸気時間にほぼ等しいかまたはこれより長いように前
記流路(10、10’)が配置されている請求項1または2に記載のクランクケ
ース掃気式二サイクル内燃機関。 - 【請求項4】 前記空気供給時間が前記吸気時間の90%よりも長いが前記
吸気時間の110%よりも短いようにした請求項1から3のいずれか一項に記載
のクランクケース掃気式二サイクル内燃機関。 - 【請求項5】 前記掃気用ポート(31、31’)に連結する前記ピストン
内の前記凹部(10、10’)は、この掃気用ポートにおいて掃気用ポート(3
1、31’)の高さの1.5倍、好ましくは掃気用ポートの高さの2倍の軸線方
向高さを局所的に有している請求項1から4のいずれか一項に記載のクランクケ
ース掃気式二サイクル内燃機関。 - 【請求項6】 各連結用ポート(8、8’)の上方縁部が前記シリンダの軸
線方向において前記各掃気用ポート(31、31’)の下方縁部と同じかまたは
これより高い高さを有している請求項1から5のいずれか一項に記載のクランク
ケース掃気式二サイクル内燃機関。 - 【請求項7】 前記吸気口(2)は前記内燃機関の前記シリンダ壁部(12
)において少なくとも二つの連結用ポート(8、8’)を有している請求項1か
ら6のいずれか一項に記載のクランクケース掃気式二サイクル内燃機関。 - 【請求項8】 前記内燃機関の前記シリンダ壁部(12)における前記連結
用ポート(8、8’)は、前記ピストン(13)が下死点に在るときに該ピスト
ンがこれら連結用ポート(8、8’)を被覆するように配置されている請求項1
から7のいずれか一項に記載のクランクケース掃気式二サイクル内燃機関。 - 【請求項9】 前記内燃機関の前記シリンダ壁部(12)における前記連結
用ポート(8、8’)は、前記ピストン(13)が下死点に在るときに該ピスト
ンがこれら連結用ポート(8、8’)を被覆せず、かつ前記シリンダからの排気
ガスが前記吸気口を通過できるように配置されている請求項1から4のいずれか
一項に記載のクランクケース掃気式二サイクル内燃機関。 - 【請求項10】 前記ピストン内の前記流路(10、10’)の少なくとも
一部分が前記ピストンの周囲部において少なくとも一つの凹部(10、10’)
の形態をなして配置されている請求項1から9のいずれか一項に記載のクランク
ケース掃気式二サイクル内燃機関。
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