JPH0598741A - 鉄筋における定着部の製造方法 - Google Patents

鉄筋における定着部の製造方法

Info

Publication number
JPH0598741A
JPH0598741A JP29090291A JP29090291A JPH0598741A JP H0598741 A JPH0598741 A JP H0598741A JP 29090291 A JP29090291 A JP 29090291A JP 29090291 A JP29090291 A JP 29090291A JP H0598741 A JPH0598741 A JP H0598741A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
forging
reinforcing bar
rebar
fixing portion
fixing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29090291A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Ishizuki
将宏 石附
Takakimi Suzuki
隆公 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Komuten Co Ltd
Tokyo Tekko Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
Tokyo Tekko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takenaka Komuten Co Ltd, Tokyo Tekko Co Ltd filed Critical Takenaka Komuten Co Ltd
Priority to JP29090291A priority Critical patent/JPH0598741A/ja
Publication of JPH0598741A publication Critical patent/JPH0598741A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forging (AREA)
  • Reinforcement Elements For Buildings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】鉄筋の定着部を形成するにあたり、生産性を
向上させる。定着部の品質を向上させる。定着部の
機械的強度を上げる。製造費を下げる。 【構成】初めに、ねじふし鉄筋1の端部2を800〜1200
°Cまで加熱する。次に、この端部2をキャビティ12
内に収容し、鍛造用下型10と鍛造用上型11を型閉じ
する。次に、鍛造用プレス装置13のピストン14をキ
ャビティ12内に前進させ、ピストン12でねじふし鉄
筋1の端部2を圧縮し変形させる。すると、端部2が定
着部3に成形される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンクリートとの定
着性を確実なものにするために鉄筋の端部に設ける定着
部の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンクリート補強用の鉄筋においては、
特公昭55ー21854号公報に開示されているよう
に、鉄筋とコンクリートとの定着性を確実なものとする
ため、鉄筋の端部に定着部を設けている。
【0003】図3(A)〜(C)はそれぞれ、従来技術にお
ける鉄筋の定着部を示すものである。図3(A)に示すも
のは、鉄筋30の先端面に円板31を溶接固定し、この
円板31を定着部としたものである。図3(B)に示すも
のは、ガス圧接技術を適用して鉄筋30の先端部をガス
で加熱し加圧することにより先端部にお椀形のコブ32
を形成し、このコブ32を定着部としたものである。図
3(C)に示すものは、鉄筋の外周面に螺旋状の突起が設
けられた所謂ねじふし鉄筋の場合に用いられるものであ
って、ねじふし鉄筋33の先部にナット状の定着板34
を螺合したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述従来技術における
鉄筋の定着部には、それぞれ次のような問題があった。
図3(A)態様の定着部の場合には、溶接部が機械的強
度に劣るという欠点と、生産性が低いという欠点があ
った。図3(B)態様の定着部の場合には、コブ32の
形状及び大きさが不均一で品質管理に難点があることに
加えて、ガス加熱は時間がかかるので生産性が悪いと
いう不利点があった。図3(C)態様の定着部の場合に
は、ねじふし鉄筋以外の時には採用できないという制
約があり、定着板34がねじふし鉄筋33から抜け出
さないように定着板34を所定寸法捩込んでおかなけれ
ばならないので、定着部分の長さが長くなるという欠点
と、ナット状の定着板34にコストがかかるという不
利点があった。
【0005】この発明は上述従来の技術の問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、定着
部の機械的強度を強大にすることができ、定着部の品質
を向上させることができ、コストを下げることができ
る、鉄筋における定着部の製造方法を提供しようとする
ところにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上述目的を達
成するためになされたもので、その要旨は、コンクリー
ト補強用鉄筋の端部だけを、この鉄筋の径方向に沿う内
寸法がこの鉄筋の外径よりも大きく設定された鍛造用型
内に収容し、鍛造用型内の鉄筋端部を加圧部材によって
圧縮することにより鉄筋と一体の定着部を形成するよう
にしたことを特徴とする鉄筋における定着部の製造方法
にある。
【0007】
【作用】鉄筋と定着部が一体になっているので、定着部
の機械的強度が非常に優れたものとなる。型を用いた鍛
造であるので、定着部の形状及び寸法を一定にできると
ともに、寸法精度が高い。多量生産に適しており、コス
ト低減を図ることができる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1及び図2の
図面に基づいて説明する。尚、この実施例においては、
鉄筋として鉄筋コンクリート用棒鋼( JISG 3112 におけ
るSD材)からなるねじふし鉄筋を用いている。
【0009】初めに、図1(A)に示すように、ねじふし
鉄筋1において定着部を設けるべき端部2を、800〜120
0°Cに加熱する。次に、図1(B)に示すように、加熱
したねじふし鉄筋1の端部2を、開状態の鍛造用下型1
0と鍛造用上型11の間から型内に挿入し、ねじふし鉄
筋1を固定する。次に、図1(C)に示すように下型10
と上型11を閉じる。この型閉じ状態で、下型10と上
型11の間にはねじふし鉄筋1よりも大径の円筒状のキ
ャビティ12が形成される。尚、この実施例では、キャ
ビティ12の内径をねじふし鉄筋1の外径の4〜5倍の
寸法に設定したが、この比率は適宜設計変更が可能であ
る。
【0010】次に、鍛造用プレス装置13を作動させ
て、鍛造用プレス装置13のピストン(加圧部材)14を
キャビティ12の開口部から突き入れる。そして、ピス
トン14の先端面をねじふし鉄筋1の先端面に突き当
て、更にピストン14を前進させて、ねじふし鉄筋1の
端部2を圧縮して径方向に圧し広げる。図1(D)はピス
トン14が終点まで前進した状態を表している。このよ
うにして、ねじふし鉄筋1の端部2が円盤状の定着部3
に変形せしめられる。
【0011】次に、図1(E)に示すように、ピストン1
4を後退させ、下型10と上型11を型開きし、ねじふ
し鉄筋1を鍛造用型から取り出す。図2はこの方法によ
り製造されたねじふし鉄筋1の拡大斜視図である。
【0012】上述方法によりねじふし鉄筋1の定着部3
を形成すると、多量生産した時にも、定着部3を全て同
一形状に形成でき、同一寸法に仕上げることができる。
又、定着部3を型を用いて鍛造加工しているので、定着
部3の寸法精度が非常に高い。又、ねじふし鉄筋のロッ
ド部4と定着部3が一体に形成されるので、定着部3と
ロッド部4の接続部における機械的強度が非常に高い。
更に、鍛造加工は工場における多量生産に適しており、
加工コストが低廉である。
【0013】この発明は上述実施例に制約されず種々の
態様が採用可能である。例えば、上述実施例では熱間鍛
造を採用しているが、冷間鍛造であってもよい。又、上
述実施例では鉄筋としてねじふし鉄筋を用いているが、
ねじふし鉄筋以外の普通の鉄筋であってもよいことは勿
論である。又、定着部の形状は円盤状に限るものではな
く、種々の形状が採用可能である。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、型を用いた鍛造加工によって鉄筋の端部に定着部を
形成するようにしたので、工場における多量生産に適
し、定着部を同一形状、同一寸法に加工することがで
き、しかも、品質の向上とコストダウンを実現すること
ができるという優れた効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すものであり、(A)〜
(E)は定着部の製造過程を示す図である。
【図2】この製造方法により形成された定着部を有する
ねじふし鉄筋の斜視図である。
【図3】(A)〜(C)はそれぞれ従来の定着部を有する鉄
筋の側面図である。
【符号の説明】
1 ねじふし鉄筋 2 端部 3 定着部 10 鍛造用下型 11 鍛造用上型 12 キャビティ 13 鍛造用プレス装置 14 ピストン(加圧部材)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート補強用鉄筋の端部だけを、
    この鉄筋の径方向に沿う内寸法がこの鉄筋の外径よりも
    大きく設定された鍛造用型内に収容し、鍛造用型内の鉄
    筋端部を加圧部材によって圧縮することにより鉄筋と一
    体の定着部を形成するようにしたことを特徴とする鉄筋
    における定着部の製造方法。
JP29090291A 1991-10-09 1991-10-09 鉄筋における定着部の製造方法 Pending JPH0598741A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29090291A JPH0598741A (ja) 1991-10-09 1991-10-09 鉄筋における定着部の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29090291A JPH0598741A (ja) 1991-10-09 1991-10-09 鉄筋における定着部の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0598741A true JPH0598741A (ja) 1993-04-20

Family

ID=17761991

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29090291A Pending JPH0598741A (ja) 1991-10-09 1991-10-09 鉄筋における定着部の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0598741A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999036207A1 (en) * 1998-01-15 1999-07-22 Johnson, Terence, Leslie Forging of workpieces
JP2007303151A (ja) * 2006-05-11 2007-11-22 Taisei Corp 端部拡径鉄筋の製作方法
JP2008014053A (ja) * 2006-07-07 2008-01-24 Taisei Corp せん断補強構造、せん断補強方法およびせん断補強用複合カプセル
JP2009127202A (ja) * 2007-11-20 2009-06-11 Shimizu Corp 鉄筋コンクリート体
KR100907398B1 (ko) * 2007-07-16 2009-07-10 다이이치 고슈하 고교 가부시키가이샤 정착부가 부착된 철근의 제조방법
JP2010106564A (ja) * 2008-10-30 2010-05-13 Kyoei Steel Ltd 定着部付き鉄筋、定着部付き鉄筋用素材、及び、アンカーボルト
JP2012115902A (ja) * 2010-12-01 2012-06-21 Robert Bosch Gmbh 大きな軸受け座を備えたねじ山付きスピンドルの製作方法
KR101428752B1 (ko) * 2012-12-20 2014-08-08 한국토지주택공사 특수철근콘크리트 연결보의 철근배근구조

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999036207A1 (en) * 1998-01-15 1999-07-22 Johnson, Terence, Leslie Forging of workpieces
JP2007303151A (ja) * 2006-05-11 2007-11-22 Taisei Corp 端部拡径鉄筋の製作方法
JP4675823B2 (ja) * 2006-05-11 2011-04-27 大成建設株式会社 端部拡径鉄筋の製作方法
JP2008014053A (ja) * 2006-07-07 2008-01-24 Taisei Corp せん断補強構造、せん断補強方法およびせん断補強用複合カプセル
KR100907398B1 (ko) * 2007-07-16 2009-07-10 다이이치 고슈하 고교 가부시키가이샤 정착부가 부착된 철근의 제조방법
JP2009127202A (ja) * 2007-11-20 2009-06-11 Shimizu Corp 鉄筋コンクリート体
JP2010106564A (ja) * 2008-10-30 2010-05-13 Kyoei Steel Ltd 定着部付き鉄筋、定着部付き鉄筋用素材、及び、アンカーボルト
JP2012115902A (ja) * 2010-12-01 2012-06-21 Robert Bosch Gmbh 大きな軸受け座を備えたねじ山付きスピンドルの製作方法
KR101428752B1 (ko) * 2012-12-20 2014-08-08 한국토지주택공사 특수철근콘크리트 연결보의 철근배근구조

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0598741A (ja) 鉄筋における定着部の製造方法
JP4401379B2 (ja) 定着部付鉄筋の製造方法
US4987764A (en) Method for manufacturing a seat post of a bicycle
JP2000144211A (ja) 粉末成形用の金型及び圧粉体の成形方法並びに切削用のポジチップ
JP2592171B2 (ja) ステアリング用トーションバーの成形方法
JP3902709B2 (ja) 定着部付鉄筋
JP2001179387A (ja) 歯車の成形方法及び歯車成形型。
JP2828394B2 (ja) 冷間鍛造用金型
JPH105906A (ja) 有底容器の製造方法
JP3835869B2 (ja) パイプおよび形材の曲げ加工方法
JP3746828B2 (ja) 円筒状部品の製造方法
KR101512909B1 (ko) 멀티 기술이 적용된 센터필라 어셈블리의 제조방법
KR100226019B1 (ko) 스테인레스 스틸제 보온병의 제조 방법
JPH10315058A (ja) 壁に結合要素を取り付けるための方法および装置
JPS6390323A (ja) テ−パ−付き管材の高液圧膨出成形方法とその装置
JPH0565916A (ja) ボールジヨイント用ボールスタツド及びその成形方法
RU2130349C1 (ru) Способ изготовления из листа ступенчатых широкофланцевых деталей и устройство для их калибровки
JP4319115B2 (ja) 金属製成形体の成形方法
JPS59199139A (ja) ノズル成形法
JPH0346208B2 (ja)
JPH06210389A (ja) 有底筒状部品の製造方法
JPH0539799Y2 (ja)
JP2002239643A (ja) 密封型電池用封口蓋の加工方法
JPH1147875A (ja) カップ状部品の塑性加工方法
JPH11254050A (ja) スパイラルシュートの製作方法