JPH059783Y2 - - Google Patents

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JPH059783Y2
JPH059783Y2 JP11260687U JP11260687U JPH059783Y2 JP H059783 Y2 JPH059783 Y2 JP H059783Y2 JP 11260687 U JP11260687 U JP 11260687U JP 11260687 U JP11260687 U JP 11260687U JP H059783 Y2 JPH059783 Y2 JP H059783Y2
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overhead ground
ground wire
transmission line
optical transmission
groove
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JP11260687U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は、巻付け型光複合架空地線に関するも
のである。
〔従来技術とその問題点〕
従来公知の光複合架空地線としては、架空地線
の中心に光伝送線を内蔵するタイプと、架空地線
の外周に光伝送線を巻きつけるタイプ(特開昭61
−231506号公報など)とがある。内蔵型の光複合
架空地線は、光伝送線が架空地線内部にあるため
損傷を受けにくいという利点があるが、いつたん
光伝送線が損傷すると、その改修が困難である。
これに対し巻付け型の光複合架空地線は、光伝送
線が外部にあるため損傷を受ける可能性が大きい
という難点はあるが、損傷した場合の改修が容易
であり、最近広く採用されるようになつてきてい
る。
ところで巻付け型の光複合架空地線の場合は、
光伝送線が架空地線の外周に巻きつけられている
ため、温度変化、雨、雪、風などの影響で光伝送
線の巻付けピツチがずれ、局部的に光伝送線が片
寄つたり、垂れ下がつたりすることがある。この
ような現象が起きると、いずれ光伝送線が損傷す
る結果となるので、これを防止する手段が望まれ
ていた。
〔問題点の解決手段とその作用〕
本考案の目的は、上記のような従来技術の問題
点を解決する巻付け型光複合架空地線を提供する
ことにある。
この目的を達成する本考案の光複合架空地線
は、最外層素線の一部を欠落させて周面にらせん
状の溝を形成した架空地線を架設状態とし、上記
溝に沿つて、表面に増摩剤を塗布した光伝送線を
巻きつけたことを特徴とするものである。
架空地線は撚線より構成されているので、その
最外層素線の一部を欠落させると、らせん状の溝
ができる。光伝送線をその溝に落とし込むように
して巻きつければ、光伝送線の巻付けピツチがず
れることはなくなる。しかし単に溝に沿つて巻き
つけただけでは、長期間のうちに光伝送線と架空
地線との相対的なズレが生じて、やはり局部的に
光伝送線のゆるみが発生するおそれがある。そこ
で本考案では、光伝送線の表面に増摩剤を塗布し
て架空地線との摩擦を増加させ、光伝送線が架空
地線の溝内で移動することのないようにしたもの
である。
また光伝送線はある程度の弾性を有しているた
め、巻きつけられた光伝送線が落雷などで損傷、
切断した場合には、切断端がほぐれて架空地線か
ら垂れ下がり、送電に支障をきたすおそれがある
が、これに対しては光伝送線を巻きつけた架空地
線に長手方向に適当な間隔をおいてリングまたは
スパイラルロツド等の締付け部材を取りつけるこ
とで対処できる。
〔実施例〕
第1図a,bは本考案の一実施例に係る巻付け
型光複合架空地線を示す。1は架空地線、2は光
伝送線、3はリングである。この巻付け型光複合
架空地線は次のようにして構成される。
まず第1図a,bのような架空地線1を架設す
る。この架空地線1は中心素線4の上にセグメン
ト型の中層素線5を撚り合わせ、その上に断面円
形の最外層素線6を撚り合わせて、最外層素線6
のうちの一本を欠落させたものである。最外層素
線6の欠落部はらせん状の溝7となる。このよう
な架空地線1を架設した後、上記溝7に沿つて光
伝送線2を巻きつける。光伝送線2の表面には珪
砂などの増摩剤を接着剤に共に吹付けなどにより
塗布して、架空地線1との摩擦を増加させ、溝7
内で光伝送線2がずれないようにしてある。さら
に架空地線1の外周に長手方向に適当な間隔をお
いてリング3を取りつけ、何等かの原因で光伝送
線2が切断した場合でも、光伝送線2がほぐれて
垂れ下がることのないようにしてある。リング3
としては従来からある難着雪リングを使用すると
よい。
なお架空地線1の溝7は、架空地線1の製造時
に形成してもよいが、製造時には溝7の部分にダ
ミー素線を埋めておき、架設後にそのダミー素線
を取り除くことにより形成してもよい。
第3図a,bは本考案の他の実施例を示す。こ
の巻付け型光複合架空地線は、断面六角形の中心
素線2上にセグメント型の最外層素線6を、本来
6本撚り合わせるべきところを5本撚り合わせて
溝7を形成した架空地線1を製造し、それを架設
した後、上記溝7に沿つて、表面に増摩剤を塗布
した光伝送線2を巻きつけ、さらにその外周に光
伝送線2のらせん方向とは逆にスパイラルロツド
8を巻きつけたものである。
なお光伝送線2には必要に応じ鋼線などのテン
シヨンメンバーを巻きつけるか、縦添えしてもよ
い。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、光伝送線
は架空地線の溝に沿つて巻きつけられるため巻付
けピツチがずれることがなく、しかも光伝送線の
表面には増摩剤が塗布されているため架空地線と
の摩擦が大きく、溝内で光伝送線がずれることも
なくなる。したがつて光伝送線の局部的な片寄り
や、ゆるみが発生することがなく、長期間にわた
つて安定した光複合架空地線を構成できる。また
外周にリングやスパイラルロツドなどの締付け部
材を取りつければ、光伝送線が切断された場合
に、巻きほぐれによる切断端の垂れ下がりを防止
することも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは本考案の一実施例に係る巻付け
型光複合架空地線の断面図および側面図、第2図
a,bは同光複合架空地線に使用する架空地線の
断面図および側面図、第3図a,bは本考案の他
の実施例に係る巻付け型光複合架空地線の断面図
および側面図である。 1……架空地線、2……光伝送線、3……リン
グ、6……最外層素線、7……溝、8……スパイ
ラルロツド。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 最外層素線の一部を欠落させて周面にらせん
    状の溝を形成した架空地線を架設状態とし、上
    記溝に沿つて、表面に増摩剤を塗布した光伝送
    線を巻きつけたことを特徴とする巻付け型光複
    合架空地線。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項記載の光複合
    架空地線であつて、長手方向に適当な間隔をお
    いてリングまたはスパイラルロツド等の締付け
    部材を取りつけてなるもの。
JP11260687U 1987-07-24 1987-07-24 Expired - Lifetime JPH059783Y2 (ja)

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JPS6418526U JPS6418526U (ja) 1989-01-30
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