JPH0546644B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0546644B2 JPH0546644B2 JP62121539A JP12153987A JPH0546644B2 JP H0546644 B2 JPH0546644 B2 JP H0546644B2 JP 62121539 A JP62121539 A JP 62121539A JP 12153987 A JP12153987 A JP 12153987A JP H0546644 B2 JPH0546644 B2 JP H0546644B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electric wire
- snow
- ice
- spiral rod
- wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims 2
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/14—Extreme weather resilient electric power supply systems, e.g. strengthening power lines or underground power cables
Landscapes
- Non-Insulated Conductors (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
- Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、電線への着氷雪を具合よく防止可能
に構成してなる着氷雪防止型電線に関するもので
ある。
に構成してなる着氷雪防止型電線に関するもので
ある。
[従来の技術と問題点]
例えば架空送電線に着雪があると、雪の性質に
より特に湿気を含んだ雪の場合には、雪がなかな
か落下し難く、雪が電線の周囲を回転しながら次
第に肥大し、電線の断線や鉄塔の倒壊等の事故を
起こすことはよく知られている。
より特に湿気を含んだ雪の場合には、雪がなかな
か落下し難く、雪が電線の周囲を回転しながら次
第に肥大し、電線の断線や鉄塔の倒壊等の事故を
起こすことはよく知られている。
上記のような着雪肥大現象とは別に、第5図に
矢印をもつて示すように、電線1のほぼ横方向か
らの強風により氷雪が電線1に吹き付けるような
気象状況のときには電線1には同図にみるよう風
上に向つて氷雪11が成長にいわゆるウイングが
形成され、このウイングのため電線1に揚力が生
じ、いわゆるギヤロツピング現象と呼ばれる大き
な振動が発生して、電線の相間短絡事故を起こし
たりすることさえある。
矢印をもつて示すように、電線1のほぼ横方向か
らの強風により氷雪が電線1に吹き付けるような
気象状況のときには電線1には同図にみるよう風
上に向つて氷雪11が成長にいわゆるウイングが
形成され、このウイングのため電線1に揚力が生
じ、いわゆるギヤロツピング現象と呼ばれる大き
な振動が発生して、電線の相間短絡事故を起こし
たりすることさえある。
上記のような事故を防止するために、これまで
にいくつかの提案がなされてはいる。
にいくつかの提案がなされてはいる。
第3図に示すものは、そのような提案の一例で
あり、架空送電線1に所定間隔をおいてリング1
0,10を取付けたものである。電線1の上方に
降着した雪11は、電線1の撚溝1aに沿つて電
線1の外周を回転しながら落下してくるため、そ
のような雪11の動きをリング10によつて阻止
し、雪11のアンバランスを生ぜしめて、落雪1
1′を誘発せしめようとするものである。
あり、架空送電線1に所定間隔をおいてリング1
0,10を取付けたものである。電線1の上方に
降着した雪11は、電線1の撚溝1aに沿つて電
線1の外周を回転しながら落下してくるため、そ
のような雪11の動きをリング10によつて阻止
し、雪11のアンバランスを生ぜしめて、落雪1
1′を誘発せしめようとするものである。
上記の場合、第3図のように雪が具合よく電線
より落下してくれればよいが、湿雪には粘着力が
あり、例えば第4図11aのような位置で雪が粘
着状態となると、雪の動力により、電線1に第4
図矢印Mに示したようなねじりモーメントが生
じ、電線1がねじられて、雪は粘着したまま11
aから11bへさらに11cへというように位置
を替えるだけで落下せず、このため着雪肥大或は
ギヤロツピングの誘発に至るような現象例が意外
に多いのである。
より落下してくれればよいが、湿雪には粘着力が
あり、例えば第4図11aのような位置で雪が粘
着状態となると、雪の動力により、電線1に第4
図矢印Mに示したようなねじりモーメントが生
じ、電線1がねじられて、雪は粘着したまま11
aから11bへさらに11cへというように位置
を替えるだけで落下せず、このため着雪肥大或は
ギヤロツピングの誘発に至るような現象例が意外
に多いのである。
即ち、雪の性質や状況によつては、リング10
の効果がなくなつてしまうわけであるし、第5図
のウイングに対してはリングは無力とさえいえ
る。このために、電線の上記ねじれが生じないよ
う、電線の弛度底に大きなダンパを取付けたりし
ているが、この方法によると電線の捻回周期が極
端に低下し、ねじれ振動と上下振動との連成によ
るギヤロツピングが発生するおそれがあつた。
の効果がなくなつてしまうわけであるし、第5図
のウイングに対してはリングは無力とさえいえ
る。このために、電線の上記ねじれが生じないよ
う、電線の弛度底に大きなダンパを取付けたりし
ているが、この方法によると電線の捻回周期が極
端に低下し、ねじれ振動と上下振動との連成によ
るギヤロツピングが発生するおそれがあつた。
[発明の概要]
本発明は、上記した従来技術の欠点を解消し、
電線の上記ねじれ作用を逆用し着氷雪を効果的に
防止し得る着氷雪防止型電線を提供しようとする
ものであり、その要旨とするところは、電線の外
径よりも大きな巻付径有しかつ一部に重錘を有す
るスパイラルロツドを、電線の外周に巻回し、着
氷雪を前記スパイラルロツドにより切り取り得る
構成としたことにある。
電線の上記ねじれ作用を逆用し着氷雪を効果的に
防止し得る着氷雪防止型電線を提供しようとする
ものであり、その要旨とするところは、電線の外
径よりも大きな巻付径有しかつ一部に重錘を有す
るスパイラルロツドを、電線の外周に巻回し、着
氷雪を前記スパイラルロツドにより切り取り得る
構成としたことにある。
[実施例]
以下に、本発明について実施例に基づいて説明
する。
する。
第1図は、本発明に係る一実施例を示す部分説
明図であり、1は電線、2は第2図に第1図のA
−A断面図として示したように、電線1の外径よ
りも大きな巻付径を有し、電線1との間にギヤツ
プδを形成し得るように巻回されたスパイラルロ
ツドであり、3は前記スパイラルロツド2がそれ
自身回転しないように取付けられた重錘であつ
て、4は前記スパイラルロツド2が電線1の長手
方向にずれ動くのを防止するためのストツパであ
る。
明図であり、1は電線、2は第2図に第1図のA
−A断面図として示したように、電線1の外径よ
りも大きな巻付径を有し、電線1との間にギヤツ
プδを形成し得るように巻回されたスパイラルロ
ツドであり、3は前記スパイラルロツド2がそれ
自身回転しないように取付けられた重錘であつ
て、4は前記スパイラルロツド2が電線1の長手
方向にずれ動くのを防止するためのストツパであ
る。
上記のように構成されてなる本発明に係る電線
の作用は次の通りである。即ち、電線1に着氷雪
があり、電線1にすでに説明したようなねじりモ
ーメントが発生して、電線1が回転運転を起す。
すると、スパイラルロツド2そのものは電線1と
の間に前記ギヤツプδがあり、又ロツド自身には
重錘3が取付けられているので、電線1は回転し
てもスパイラルロツド2はそれに追随して回転す
ることはない。このために、電線1とスパイラル
ロツド2との間には、電線1の回転に伴う相対的
な位置移動が生じ、そのとき電線1上の氷雪をス
パイラルロツド2が切り取るように作用し、この
切り取りにより電線1上に付着して雪或は氷がか
き落されるのである。
の作用は次の通りである。即ち、電線1に着氷雪
があり、電線1にすでに説明したようなねじりモ
ーメントが発生して、電線1が回転運転を起す。
すると、スパイラルロツド2そのものは電線1と
の間に前記ギヤツプδがあり、又ロツド自身には
重錘3が取付けられているので、電線1は回転し
てもスパイラルロツド2はそれに追随して回転す
ることはない。このために、電線1とスパイラル
ロツド2との間には、電線1の回転に伴う相対的
な位置移動が生じ、そのとき電線1上の氷雪をス
パイラルロツド2が切り取るように作用し、この
切り取りにより電線1上に付着して雪或は氷がか
き落されるのである。
上記説明によつてわかるように、本発明にあつ
ては、スパイラルロツド2の内側において電線1
が回転することが必要であり、そのような回転を
助長するような治具例えばベアリングのようなも
のを電線1とスパイラルロツド2との間に設けて
もよい。
ては、スパイラルロツド2の内側において電線1
が回転することが必要であり、そのような回転を
助長するような治具例えばベアリングのようなも
のを電線1とスパイラルロツド2との間に設けて
もよい。
しかして、電線1とスパイラルロツド2との間
の前記ギヤツプδについては、実験によれば0.5
mm程度あれば十分に機能することもわかつた。こ
のギヤツプδが余り大きすぎると、着氷雪防止効
果が低減し又スパイラルロツドの剛性も弱くなつ
て、氷雪を切り取る力も弱くなる。
の前記ギヤツプδについては、実験によれば0.5
mm程度あれば十分に機能することもわかつた。こ
のギヤツプδが余り大きすぎると、着氷雪防止効
果が低減し又スパイラルロツドの剛性も弱くなつ
て、氷雪を切り取る力も弱くなる。
さらにストツパ4については、必要により設け
るものであり、必ずしも必須不可欠というもので
はない。即ち、短尺のロツドを適当な金具で連結
し長尺化した場合等には特に必要はないであろ
う。
るものであり、必ずしも必須不可欠というもので
はない。即ち、短尺のロツドを適当な金具で連結
し長尺化した場合等には特に必要はないであろ
う。
しかして、ストツパ4によりスパイラルロツド
2が安定することはいうまでもない。
2が安定することはいうまでもない。
スパイラルロツド2の材質については、それな
りの剛性を有する必要があり、アルミ合金やアル
ミ被覆鋼線のような金属材料が望ましく、これに
プラスチツク等を被覆したものであつてもよい。
りの剛性を有する必要があり、アルミ合金やアル
ミ被覆鋼線のような金属材料が望ましく、これに
プラスチツク等を被覆したものであつてもよい。
又、スパイラルロツド2は、線路の全腸にわた
り設けるのではなく、特に重要個所となる径間中
央部或は弛度底に集中的に設けてもよい。
り設けるのではなく、特に重要個所となる径間中
央部或は弛度底に集中的に設けてもよい。
さらに、巻回するスパイラルロツドは単数に限
るものではなく、円周方向に複数本が巻回された
ものであつてもよい。
るものではなく、円周方向に複数本が巻回された
ものであつてもよい。
[発明の効果]
以上詳記の通り、本発明に係る電線にあつて
は、着氷雪の際に電線に発生するねじれに伴う回
転現象を巧みに利用し、当該着氷雪を切り取り落
下せしめるものであり、自然現象を逆用するとい
う着想に由来するきわめて効率的なものというこ
とができる。しかも、着氷雪の時以外は電線とス
パイラルロツドの間の相対運動はなく、着氷雪の
際にのみ重点的動作がみられることは特筆すべき
であつて、さらに従来電線への着氷に対する効果
的な対策に欠いていた問題点が本発明により解決
されたことを併せ、その斯業界に及ぼす効用は大
きなものがある。
は、着氷雪の際に電線に発生するねじれに伴う回
転現象を巧みに利用し、当該着氷雪を切り取り落
下せしめるものであり、自然現象を逆用するとい
う着想に由来するきわめて効率的なものというこ
とができる。しかも、着氷雪の時以外は電線とス
パイラルロツドの間の相対運動はなく、着氷雪の
際にのみ重点的動作がみられることは特筆すべき
であつて、さらに従来電線への着氷に対する効果
的な対策に欠いていた問題点が本発明により解決
されたことを併せ、その斯業界に及ぼす効用は大
きなものがある。
第1図は本発明に係る実施例の一実施例を示す
説明図、第2図は第1図のA−A断面図、第3図
は従来提案されている難着雪電線の動作状況を示
す説明図、第4及び5図は電線への着氷雪の様子
を示す説明図である。 1……電線、2……スパイラルロツド、3……
重錘、4……ストツパ。
説明図、第2図は第1図のA−A断面図、第3図
は従来提案されている難着雪電線の動作状況を示
す説明図、第4及び5図は電線への着氷雪の様子
を示す説明図である。 1……電線、2……スパイラルロツド、3……
重錘、4……ストツパ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 電線の外周に、該電線の外径よりも大なる巻
付径を有し、かつ一部に重錘を有するスパイラル
ロツドを取付けてなる着氷雪防止型電線。 2 電線外周にスパイラルロツドが電線の長手方
向に移動することを防止するストツパを取付けて
なる特許請求の範囲第1項記載の着氷雪防止型電
線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62121539A JPS63285807A (ja) | 1987-05-19 | 1987-05-19 | 着氷雪防止型電線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62121539A JPS63285807A (ja) | 1987-05-19 | 1987-05-19 | 着氷雪防止型電線 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63285807A JPS63285807A (ja) | 1988-11-22 |
JPH0546644B2 true JPH0546644B2 (ja) | 1993-07-14 |
Family
ID=14813747
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62121539A Granted JPS63285807A (ja) | 1987-05-19 | 1987-05-19 | 着氷雪防止型電線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63285807A (ja) |
-
1987
- 1987-05-19 JP JP62121539A patent/JPS63285807A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63285807A (ja) | 1988-11-22 |
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