JP2008067515A - 電線用スペーサおよび電線架線構造 - Google Patents

電線用スペーサおよび電線架線構造 Download PDF

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武男 宗像
Takeshi Fujimoto
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Abstract

【課題】ルーズ型把持部を備えるスペーサを取付ける事による多導体送電線の水平な素導体間に弛度差を生じさせず、捻転し難く、過大な着雪が達せず、ギャロッピングの抑制に効果的な電線架線構造と、ルーズ型把持部を備える電線用スペーサを提供する。
【解決手段】電線が支持物間に張架されて電線径間が形成される電線架線構造において、電線は複数条の素導体からなる複数の電線束を備え、電線束には所定間隔をもってスペーサが取付けられ、電線束の各素導体は、電線径間方向と鉛直する面上の所定の軸に対して左右対称に配列され、スペーサは間隔体と、その間隔体に可動的に取付けられて素導体を把持する電線把持部とを備え、前記全ての電線把持部は、素導体と間隔体と間で電線が捩れ回転自在に把持するルーズ型把持部で構成されるかまたは、ルーズ型把持部と捩れ回転させずに把持する固定型把持部との組み合わせからなるスペーサを取付けた電線架線構造とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ルーズ型把持部あるいはルーズ型把持部の一部を固定型把持部に置き換えた電線把持部を有するスペーサを多導体送電線に取り付けて、ギャロッピング防止型の送電線などとして構成することができる電線架線構造、および、それに用いる電線用スペーサの把持部のルーズ構造に関するものである。
単導体送電線の導体上の着氷雪は、撚り線導体の周面を撚り溝に沿って長手方向に滑り回転しながら筒雪に発達し、この筒雪の回転によって導体もねじれて回転または回動するので、筒雪の回転が助長されて、さらに大きな筒雪に発達する。こうした過大な電線着雪を防止するために、難着雪リングと併用して、所謂捩れ防止ダンパと称される所定の抗力モーメントを有する重錘体が、送電線の径間内に50〜100m程度の間隔を置いて取り付けられている(例えば特許文献1)。ところが、こうした重錘体を電線に取り付けると電線の見掛けの捻れ剛性が大きくなって、着氷雪が風上側に発達しやすくなりギャロッピング振動などを誘発しやすいという問題があった。
上述の単導体送電線に対して、多導体送電線の各導体(素導体)の場合では、所定間隔(20〜60m)毎に取り付けられたスペーサにより相互に連結されているので、各素導体自身の捻れ剛性が単導体送電線の場合に比べて相当に大きくなるため、多導体の素導体は捩れにくくなり一般に筒雪などは発達しにくい。反面、冬季降雪時においては多導体送電線の各素導体の風上側には通常「海老のしっぽ」と言われる三角状または三日月状の着氷雪が偏在して発生しやすくなる。このような断面が非対称な形状になって横風をうけると各素導体には大きな揚力が作用してギャロッピング振動が発生しやすくなり、相間短絡や支持物損壊などの事故を起こす。このため、スペーサで連結された各素導体の着氷雪の形状を不均一化して、風による揚力を不均一にすることにより、ギャロッピングを防止する種々の手段が考えられている。
たとえば、架設された複数本の素導体よりなる多導体送電線のギャロッピング防止方法において、素導体の間隔を保持するスペーサにルーズ把持部と固定型把持部とを設け、上記複数本の素導体のうち少なくとも1本を上記スペーサのルーズ把持部で把持して、その素導体の捻じれ剛性を他の素導体と相違させたことを特徴とする多導体送電線のギャロッピング防止方法(例えば特許文献2)がある。
また、架設された偶数本の送電線からなる架空送電線路にスペーサを設け、線路方向を見て、前記スペーサの間隔体の左または右の片側半分に設けた導体把持部で片側半分の送電線を固定把持し、他方の片側半分に設けたルーズ導体把持部で、他方の片側半分の送電線をルーズ用クランプ本体で把持し、このルーズ用クランプ本体を、把持した前記送電線の軸回りに予め設定された角度範囲で揺動自在に連結部材に配設し、この連結部材を前記間隔体に連結し、前記架空送電線路の一方の片側半分の送電線と他方の片側半分の送電線の捩じれ剛性が相違するように構成したことを特徴とする、ギャロッピング振動を防止した架空送電線路が知られている(例えば特許文献3)。
実公昭63−41800号公報 特許第2507750号公報 特許第3056042号公報
前記の特許文献2のルーズスペーサは、ルーズ把持部および固定把持部を径間全体に亘って斉一的に取り付けて、ルーズ把持部側の導体と固定型把持部側の導体とのねじれ剛性を変えて各導体にそれぞれ形成される着氷雪の形状を異ならせ、これにより各導体の着氷雪が風を受けたときに生ずる揚力を不均一にして、ギャロッピング発生の要因となる均等な揚力が生じないようにしたものである。
ところが、導体上の着雪片が素導体のより溝に沿って回転するときに、ルーズ把持部は素導体を無制限にねじれ回転自由に把持しているため、素導体は単導体と同様の状態となり、容易にねじれて過大な筒雪に発達する、という欠点があった。
さらに、ルーズ把持側の電線把持構造は電線を固定把持する内部クランプと、この固定クランプの円筒状胴部をルーズに把持するルーズクランプから構成されている。このように2種類のクランプを電線に取り付ける際、固定クランプがルーズクランプと分離しているため落下させるなどの危険性があった。その上、固定把持側のクランプに比べルーズクランプは重量が重くなることが避けられないので、重量が増加して固定型把持部側の素導体に比して弛度が大になり、常に傾斜した状態で取り付けられることになる。この結果、多導体送電線の各素導体に弛度の不揃いが生じて外観上不安感を与えたり、多導体送電線の投影受風面積が増加したりするため、風圧荷重が増加する等の問題点があった。
特許文献3のルーズスペーサは、例えば4導体送電線においては、線路方向を見て左右いずれか一方側の上下の素導体をルーズ把持部として斉一的に取り付けるので、ルーズ側把持部が固定側把持部よりも重くその質量差が影響して素導体が水平とならず、いずれか一方側に傾斜しやすく、このため、強風などで多導体が捻回し易くなる共に、水平方向からの投影断面積が増加して風圧荷重が増大し、鉄塔などの支持物に悪影響を及ぼす、という欠点があった。このため、ルーズ把持部と固定型把持部の重量をバランスさせるためのバランスカラーなどを固定側把持部側に介在させて取り付けており、構造が複雑で遊離部品が増え、施工時の落下防止などの安全対策面での問題があると共に、取り付けに手間が掛かり、不経済であった。
また、例えば4導体送電線においては、線路方向を見て左右いずれか一方側の上下の素導体をルーズ把持部として斉一的に取り付ける構成となっているが、ギャロッピング振動は冬季の季節風などによりに風上側に発達しやすい着氷雪により電線に揚力が作用して生ずる、低周波大振幅の自励振動現象であるが、前記ルーズスペーサのルーズ把持部側を冬季に送電線に吹き付ける季節風などの主風向側と反対方向に取り付けてしまうと、風上側が固定把持部となって電線の着氷形状が風向に対して固定されてしまうため、電線に対して作用する揚力が安定する結果、ギャロッピング抑止効果を大幅に喪失してしまうと言う欠点があった。
本発明は、上述の従来の課題を解決し、遊離部品が全くない簡単な構造のルーズ型のスペーサを取り付けることにより、多導体送電線の水平な素導体間に弛度差を生じさせず、捻転しにくく、過大な着雪が達せず、多導体送電線におけるギャロッピング防止型の多導体送電線などとして構成することができる電線架線構造、および、このような電線架線構造に取り付けられるスペーサ等に適用できる電線把持部を提供することを目的とするものである。
前記の目的を達成するために、本発明による電線用スペーサおよび電線架線構造は、以下のような手段を講じたものである。
(1)間隔体と、そこに可動的に取り付けられる電線把持部を備える電線用スペーサであって、
前記電線把持部は、ルーズ型把持部を含んで構成され、
前記ルーズ型把持部(CL)は、
一端で蝶着された把持部本体(1)と把持部半体(2)とを有し、
これらの両把持部(1,2)が形成する電線把持孔(Φ)に電線を挟み、
把持部本体(1)とその電線把持側に取付けた半割カラー(4)とで形成する円弧状の空洞部(6)内に、T字状連結ボルト(10)のT字頭部(9)を所定の角度範囲で摺動自在可能に内蔵させ、
把持部半体(2)の一端に設けられた回動自在なアイボルト(15)と、このアイボルト(15)に装着された緩み防止ナット装置(19)とにより、把持部本体(1)に係止させて電線を締め付けて把持する構造を備え、
T字状連結ボルト(10)の基部には回り止め用の張出し部(11)が設けられ、
T字状連結ボルト(10)のボルト部(12)を、間隔体(20)の2本のフレーム部材間に配設されたチャンバーの装架孔(H)に挿通し、
ボルト部(12)にコイルばね(23)を装架し、平座金(24)を介して溝付ナット(25)でコイルばね(23)を所定量締め付け、割りピン(26)を装着した、ことを特徴とする電線用スペーサ。
(2)多導体送電線が支持物間に張架されて電線径間が形成される電線架線構造において、
前記多導体送電線は、複数条(n条:nは2以上の整数)の素導体からなる複数の電線束を備え、
前記電線束は、前記電線径間に沿って、その電線束毎に、所定間隔をもってスペーサが取り付けられ、
前記電線束の各素導体は、径間方向と鉛直する面上の所定の軸に対して左右対称に配列され、
前記スペーサは、請求項1に記載の電線用スペーサが適用されて、前記素導体と前記間隔体との間で所定角度範囲で回動自在に把持するルーズ型把持構造を備えて構成される、ことを特徴とする電線架線構造。
(3)(2)の電線架線構造において、
前記スペーサは複数の電線把持部を備え、
それらの電線把持部は、少なくとも1個のルーズ型把持部(CL)と固定型把持部(Cf)とで構成され、
前記各々の電線把持部は、径間方向に対して電線束毎に全て斉一的に取り付けられる、ことを特徴とする電線架線構造。
(4)(2)の電線架線構造において、
前記電線用スペーサは複数の電線把持部を備え、
それらの電線把持部の全てがルーズ型把持部で構成されている、ことを特徴とする電線用スペーサ。
また、(2)の電線架線構造では、多導体送電線が支持物間に張架されて電線径間が形成される架線構造において、前記多導体送電線は、複数条(n条)の素導体からなる複数の電線束を備え、(ここでのnは2以上の整数であり、「n=2,3,4,5,6,7,8,9,…」と表すことができる) 前記電線束は、前記電線径間に添って、その電線束毎に、所定間隔をもってスペーサが取り付けられ、前記電線束の各素導体は、径間方向と鉛直する面上の所定の軸に対して左右対称に配列され、前記スペーサは、間隔体と、そこに可動的に取り付けられて、前記全ての把持部は、前記素導体と前記間隔体との間で所定角度範囲で回動自在に把持する、ことを特徴とする送電線の架線構造とすることができる。
このように、送電線の架線構造において、電線束の各素導体は、径間方向と鉛直する面上の所定の軸に対して左右対称となる様に、全てをルーズ型把持部で構成して間隔体に取り付けた構造とすることにより、着雪防止型、弛度不揃い防止、ギャロッピング防止型などの多導体送電線の架線構造として構成することができる。
図1に示した実施例では、一例として、上述の構造のルーズ型把持部(CL)を4導体送電線の全てに配置して取り付けた場合を示している。
また、(3)の電線架線構造では、(2)の送電線の架線構造において、前記スペーサの電線把持部は、前記間隔体に取り付けられたそれらのルーズ型把持部の一部を固定把持部で置き換え、径間方向に斉一的に取り付けてなる架線構造とすることができる。前記スペーサは、間隔体の把持部の一部を固定型把持部(Cf)とすることにより、多導体送電線への不均等着雪などによる捻転現象を向上させる事が出来、耐捻転型送電線などとして構成できる。
以上は、4導体送電線について説明したが、本発明の送電線の架線構造およびスペーサの電線把持部により、2導体、3導体、6導体、8導体および10導体などの多導体送電線に対しても同様に適用することが出来るものである。また、前記の把持部の組み合わせからなるスペーサを、送電線の径間方向へ取り付けるときの間隔および配置については、鉄塔の支持点近くでは間隔を狭く、径間方向に向かって広く取り付けるようにすると良い。
そして、把持部の配置については、固定型把持部(Cf)とルーズ型把持部(CL)とがある場合には、全径間に亘り斉一的に取り付けるようにする。ただし、河川横断箇所あるいは山岳部の谷横断箇所などで径間長が600を超える長径間となる場合には、径間中央などで把持部(Cf)と(CL)とを反転して取り付けるようにすると、風上および風下の電線への不均等着氷雪による電線の捻転現象を防止することが出来るとともに、捻回復元特性を改善した送電線を構成できる。
本発明による電線架線構造、およびそれに用いるスペーサの把持部のルーズ構造によれば、次のような顕著な効果を奏する。
1.本発明では、電線用スペーサの間隔体の電線把持部の全部をルーズ型把持部CL とすることにより、送電線に吹き付ける風向に左右されないギャロッピング防止型の多導体送電線を構成できる。また、把持部質量のアンバランスに基づく弛度のアンバランスを解消できるから、上記の特徴に加えて、風圧荷重の低減ができる電線架線構造、耐捻転型送電線などとして構成できる。
2.本発明では、ルーズ型把持部および/または固定型把持部を電線用スペーサの間隔体に取り付けた構造とすることにより、着雪防止型、ギャロッピング防止型などの多導体送電線の架線構造として構成することができる。
3.本発明では、電線用スペーサの電線把持部については、把持部本体1と把持部半体2とからなるルーズ型把持部CL は、電線軸を中心として所定の角度θの範囲を電線の周方向にT字ボルト10の頭部が把持本体1の空洞部6内で摺動できる構造であり、例えば、特許第2507750号および特許第3056042号のように固定型把持部の回りにルーズ把持部を回転可動に取り付けた構造のルーズスペーサに比べ、著しく把持部構造をシンプルなものとし得、安価にして、しかも取り付け施工および保守点検を安全且つ容易なものとすることが出来るので、工事費およびメンテナンス費用も大幅に削減できる。
さて、本発明による電線用スペーサおよび電線架線構造の実施の形態について、以下、図面を参照してより詳細に説明する。
図1は4導体送電線に本発明を適用した一実施形態を示したものであり、ギャロッピング防止型の多導体送電線の構成としている。この図1において、100は、本発明の一実施形態にかかるルーズ型把持部を備える電線用スペーサである。
また、図2は、図1の電線用スペーサ100のルーズ型把持部(CL )におけるA矢視の平面図であり、図3は、同じくルーズ型把持部(CL )に使用されるT字状連結ボルト10の図1におけるB矢視の側面図である。
図1において、ルーズ型把持部を備える電線用スペーサ100のルーズ型把持部(CL)は、把持部本体1と把持部半体2を備え、両者は一端においてヒンジピン3によって連結され開閉自在になっている。
また、把持部本体1の背面側には電線の周方向にT字状連結ボルト10の頭部であるT字頭部9を挿入する円弧状の溝7が設けられている。該円弧状の溝7よりT字状連結ボルト10の頭部であるT字頭部9を挿入し、次の図2に示すように、T字状連結ボルト10を90度回転させて円弧状の溝7の内面と半割カラー4の外周面で形成する円弧状の空洞部6内にT字頭部9を引き寄せて係止させると、T字状連結ボルト10のT字頭部9は、空洞部6内で電線の周方向に摺動自在な構成となる。その後、把持部本体1に半割カラー4の両端をスプリングピン(5,5)で固着すると、T字状連結ボルト10のT字頭部9を把持部本体1の空洞部6内に内蔵させることが出来る。
前記半割カラー4の電線把持側には電線外径に合致する電線把持孔(Φ)が把持部半体2と同様に設けられている。なお、T字状連結ボルト10の頭部であるT字頭部9の幅方向の長さLt(図3参照)は、空洞部6の底面の直線長さLb(図1参照)よりも短い長さとする。
以上のように構成されたルーズ把持部(CL )は、取り付け現場においては、把持部本体1に取り付けた半割カラー4と把持部半体2とで形成する電線溝に電線(C)を挟持させ、把持部半体2の一端に蝶番ピン14により回動自在に取り付けられたアイボルト15の他端に装着された緩み防止ナット装置19により、電線(C)を強固に締付けて、ルーズ把持部(CL )を素導体に取り付けることが出来る。
ここで、16はアイボルト15の先端部に設けられたねじ部、17は平座金、18は皿ばねである。図2におけるUは、アイボルト15を把持部本体1に嵌着するための一端が開放された長穴である。
また、他のルーズ把持部(CL)も同様に各素導体に取り付ける事により、着雪防止型、弛度不揃い防止、ギャロッピング防止型などの多導体送電線の架線構造として構成することができる。
前記緩み防止ナット装置19は、例えば特開平11−6516のようなハードロックと称されている緩み止めナット装置のようなものである。同装置では、上ナットと下ナットの大きさが同一なため、下ナットを締めた後上ナットを締める際に、下ナットを同時に締めて上ナットを十分締めない、と言う施工不良ケースが懸念される。本発明ではこうした施工不良を防止するために、下ナットをワンサイズ上のナットとしたものである。例えば、下ナットをM20のナットサイズとし上ナットをM16サイズのナットとするなどである。この様な構成とすると、下ナットを締めた後上ナットを締める場合、レンチボックスが下ナットに嵌着して締め付けてしまい、緩み防止用の上ナットの締付けが不十分になるといった締付け不具合を確実に解消する事が出来得る。
次に、T字状連結ボルト10と間隔体20との可動連結機構について説明する。 図3はB矢視方向のT字状連結ボルト10の形状を示すものであり、その基部には、T字状連結ボルト10の頭部であるT字頭部9の幅方向に、回り止め用の張出し部11が設けられ、先端部には、連結用のねじ部12と割りピン26の装着穴13が設けられている。21はチャンバーで有底円筒状とされ、棒状のフレーム部材が溶接されて正方形の間隔体20を構成する。チャンバー21の底部外面の両側には、T字状連結ボルト10が90度回転してルーズ把持部(CL)の円弧状の溝7の方向と一致して脱落するのを防止するための回転規制用の突起22が設けられており、T字状連結ボルト10が所定の角度以上回転しないように、回り止め用の張出し部11が前記突起22に突き当って回転が規制されるような構造とされている。T字状連結ボルト10のねじ部12は、間隔体20の2本のフレーム部材間に配設された装架孔Hに挿通し、前記T字状連結ボルト10のねじ部12にコイルばね23を装架し、平座金24を介して溝付ナット25でコイルばね23を所定量締め付け、割りピン26を装着して緩み防止を図っている。
間隔体20の装架孔Hの内側には、コイルばね23の過圧縮防止用のストッパー(27,27)が設けられている。前記ストッパーは、チャンバー21の開口部に設けられた円筒状の段付きの穴であり、コイルばねが過大に圧縮されようとした場合には、平座金24の周縁部が前記段付き穴の縁に当たって、コイルばねは所定の高さ以上に圧縮されないように構成されている。
以上の如く、ルーズ把持部(CL)のみを間隔体20の4箇所に取り付けてなるルーズスペーサ100を各素導体に取り付けて構成した多導体送電線の架線構造において、冬季などに着氷した素導体が風の揚力によりギャロッピング振動を起こそうとするが、本発明では、全ての各素導体は所定の角度範囲(θ)で線路方向と直角方向に回動自在であるので、各素導体に作用する揚力はランダムなものとなる結果、安定したギャロッピング振動に発展せず効果的にギャロッピング振動を防止することができる。
また、本発明のように構成した多導体送電線の架線構造では、送電線への風向に左右されることなく、ギャロッピング防止効果を発揮せしめることが出来るので、複雑な地形およびその他の条件による風向などを考慮せずにルーズスペーサを取り付けることが出来るので、施工を簡単なものとすることが出来る。
図4は、本発明によるルーズスペーサ(電線用スペーサ)の他の実施形態を示したものである。即ち、ルーズ型把持部と固定型把持部を備える電線用スペーサ200は、4導体送電線に適用した1実施形態を示した一部切開正面図であり、水平方向左右側の把持クランプを固定把持型(Cf)とし、下方向左右側の把持クランプをルーズ把持型(CL )として構成したものである。
ルーズ把持型(CL )の構造については図1〜3で既に説明したので、固定把持型(Cf)の構造について説明する。なお、ルーズ把持部(CL )と共通する部品については同一番号を付してある。
図5は、図4における固定把持型(Cf)の拡大断面図である。図6は、図4のA部の拡大詳細図である。
図4のルーズ型把持部を備える電線用スペーサ200において、固定型把持部(Cf)は、把持部本体28と把持部半体29を備え、両者は一端においてヒンジピン3によって連結され開閉自在になっている。
把持部本体28側の電線把持孔(Φ)の図面左側には、蝶番ピン14によりアイボルト15が左右方向に回動自在に取り付けられている。該アイボルト15には平座金17と皿ばね18が装着され、緩み防止ナット装置19がアイボルト15の先端のねじ部16に一体的に組み付けられている。また、アイボルト15の先端頭部のねじ部はかしめて潰されており、緩み防止ナット装置19を十分に緩めて把持半体29を開いた状態でも、前記緩み防止ナット装置19はアイボルトのねじ部から脱落しない構造となっている。
また、把持本体28の基部側にはクレビス部が形成され、該箇所にはターミナル30が装着され、連結ボルト31により、図面の前後方向に回動自在に連結されている。なお、前記連結ボルトのねじ部には、抜け止めのためのスプリングピン32が、クレビス部の壁面と連結ボルト31を貫通して装着されており、前記連結ボルトの回転緩みを防止している。
次に、前記ターミナル30の基部側は間隔体20に取り付けられ、前記間隔体20の内側方向よりコイルばね23および平座金24を順次装着して、溝付きナット25の締付け量を調整した後、割りピン26を装着して、4導体スペーサの組み立てが完成する。
上記の構成の4導体ルーズスペーサ200の架空送電線への取り付けに際しては、以下の手順で行うことが出来る。
1)アイボルト15の緩み止めナット装置19を十分に緩めてアイボルト15を基部側に倒し、把持半体29を開いておく。
2)電線を電線把持孔(Φ)に入れてアイボルト15を把持半体29に掛け、拡大下ナット19aをM20のラチエット式トルクレンチで規定のトルク(80N-m)で締付ける。
3)次に、M16のラチエット式トルクレンチにより、規定のトルクで上ナット19bを規定のトルク(60N-m)締付けて確実な緩み止めを図る。
4)以上の取り付け操作を他のクランプについて実施して、スペーサ取り付け作業が終了する。
5)ルーズ型把持部と固定型把持部を備えるルーズスペーサにあっては、径間方向への各把持部の取り付けに際しては斉一的に取り付けるものとする。但し、600mを超える長径間などの箇所では捻回復元特性を悪化させないために、径間の途中からルーズ型把持部と固定型把持部を反転させて取付けるようにするのが好ましい。
以上の説明では、本発明ルーズスペーサを4導体スペーサに適用した実施形態について説明したが、本発明はこれに限らず、このルーズ型把持部は、本発明による送電線の架線構造において、スペーサの電線把持部として適用され、耐捻転型送電線、ギャロッピング防止型送電線などの架線構造を形成する構成部材として活用できる。例えば2〜10導体の送電線に取り付けてギャロッピング振動を防止した送電線を構成することも出来る。
また、図示した例に限らず、例えば、図4の上側左右水平方向の固定把持型クランプ(Cf)の把持本体28を180度回転して組立てる様にすれば、電線用スペーサの取り付けに際し把持本体28が電線Cに載るような形状となるから、電線用スペーサを電線に預けることが出来るので作業者が支えている必要がなくなり、施工性を大幅に向上させることが出来る。
また、図7に示したような電線の外表面にスパイラル状の突起を形成した低騒音電線(例えば特開平6−302223)等にも取り付けることが出来る。上記構造のような外層にスパイラル状の突起を有する電線に対しては、図8に示す構造の2つ割型カラー(33,33)を用いて取り付けることが出来る。この2つ割型カラーは内側にスパイラル状の突起のピッチに等しいスパイラル状の溝(35,35)を有し、前記の溝に電線の突起部を嵌着させた後、固定把持部Cfで把持するようにすればよい。当然の事ながら、2つ割型カラーの外径を把持できるように固定把持部の把持径(Φ)はそれに見合った把持径とする必要がある。また、2つ割型カラーが分離しないようにステンレス製のバンドなどでカラーの外周に設けた溝34に装着し、その端部を接着剤などで接着して一体化するようにすると良い。
図9は2つ割型カラー(33,33)を電線に装着して固定把持部Cfで把持した状態を示している。ルーズ把持部についても全く同様にして把持することが出来る。
本発明の電線架線構造において用いられる4導体送電線用の電線把持部を備える電線用スペーサの一例を示す正面図であり、電線把持部としてルーズ型把持部(CL )を備える。 図1のルーズ型把持部におけるA矢視の平面図である。 本発明によるルーズ型把持部に使用されるT字状連結ボルトの図1におけるB矢視の側面図である。 本発明の電線架線構造において用いられる4導体送電線用の把持部を備える電線用スペーサの他の実施形態の一例を示す正面図であり、電線把持部としてルーズ型把持部(CL )と固定把持部(Cf)とを備える。 図4の固定把持部(Cf)の構造を説明するための一部切開断面拡大図である。 図5のA部の詳細を説明するための拡大図である。 本発明による電線用スペーサの電線把持部が適用される低騒音電線の断面形状を示す一例である。 本発明による電線用スペーサの電線把持部に適用される2つ割りカラーの形状を示す側面図(a)とC−Cの断面図(b)である。 固定把持部(Cf)に図8の2つ割りカラーを装着した状態を示す断面図である。
符号の説明
CL ルーズ型把持部
Cf 固定型把持部
100 ルーズ型把持部を備える電線用スぺーサ
200 ルーズ型把持部と固定型把持部を備える電線用スぺーサ
1,28 把持部本体
2,29 把持部半体
3 ヒンジピン
4, 半割カラー
5,5,32 スプリングピン
6 空洞部
7 円弧状の溝
8 リブ
9 T字頭部
10 T字状連結ボルト
11 張出し部
12,16 ねじ部
13 割りピン装着穴
14 蝶番ピン
15 アイボルト
17,24 平座金
18 皿ばね
19 緩み防止トナット装置
20 間隔体
21 チャンバー
22 突起
23 コイルばね
25 溝付ナット
26 割りピン
27,27 ストッパー
30 ターミナル
31 連結ボルト
33,33 2つ割型カラー
34 バンド装着溝
35,35 スパイラル状の溝
36 バンド
C 電線または素導体
Lt T字頭部9の幅方向の長さ
Lb 空洞部6の底面の直線長さ
CL ルーズ型把持部
Cf 固定型把持部。
θ ルーズ型把持部の摺動角度(度)
U 一端が開放された長穴
H 装架孔
Φ 電線把持孔

Claims (4)

  1. 間隔体と、そこに可動的に取り付けられる電線把持部を備える電線用スペーサであって、
    前記電線把持部は、ルーズ型把持部を含んで構成され、
    前記ルーズ型把持部は、
    一端で蝶着された把持部本体と把持部半体とを有し、
    これらの両把持部が形成する電線把持孔に電線を挟み、
    前記把持部本体とその電線把持側に取付けた半割カラーとで形成する円弧状の空洞部内に、T字状連結ボルトのT字頭部を所定の角度範囲で摺動自在可能に内蔵させ、
    前記把持部半体の一端に設けられた回動自在なアイボルトと、このアイボルトに装着された緩み防止ナット装置とにより、前記把持部本体に係止させて電線を締め付けて把持する構造を備え、
    前記T字状連結ボルトの基部には回り止め用の張出し部が設けられ、
    前記T字状連結ボルトのボルト部を、前記間隔体の2本のフレーム部材間に配設されたチャンバーの装架孔に挿通し、
    前記ボルト部にコイルばねを装架し、平座金を介して溝付ナットでコイルばねを所定量締め付け、割りピンを装着した、ことを特徴とする電線用スペーサ。
  2. 多導体送電線が支持物間に張架されて電線径間が形成される電線架線構造において、
    前記多導体送電線は、複数条(n条:nは2以上の整数)の素導体からなる複数の電線束を備え、
    前記電線束は、前記電線径間に沿って、その電線束毎に、所定間隔をもってスペーサが取り付けられ、
    前記電線束の各素導体は、径間方向と鉛直する面上の所定の軸に対して左右対称に配列され、
    前記スペーサは、請求項1に記載の電線用スペーサが適用されて、前記素導体と前記間隔体との間で所定角度範囲で回動自在に把持するルーズ型把持構造を備えて構成される、ことを特徴とする電線架線構造。
  3. 請求項2に記載の電線架線構造において、
    前記電線用スペーサは複数の電線把持部を備え、
    それらの電線把持部は、少なくとも1個のルーズ型把持部と固定型把持部とで構成され、
    前記各々の電線把持部は、径間方向に対して電線束毎に全て斉一的に取り付けられる、ことを特徴とする電線架線構造。
  4. 請求項2に記載の電線架線構造において、
    前記電線用スペーサは複数の電線把持部を備え、
    それらの電線把持部の全てがルーズ型把持部で構成されている、ことを特徴とする電線用スペーサ。
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