JP3505416B2 - 架空線への光ケーブル巻付け布設工法 - Google Patents

架空線への光ケーブル巻付け布設工法

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、架空線(架空地線
または架空送電線等)に光ケーブルを巻付け布設する工
法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】架空線に光ファイバを含む光ケーブルを
巻付け布設して、架空送電線路を光通信線路として利用
することが行われている。 【0003】従来、架空線に光ケーブルを巻付け布設す
る場合には、複数の径間分の一連続の光ケーブルを巻い
たボビンを巻付け機に搭載し、この巻付け機を架空線伝
いに走行させながら複数の径間にわたって光ケーブルを
架空線に巻き付けていくという工法がとられる。この場
合、中間の鉄塔では、光ケーブルの余長を保管する必要
があることから、図8(a)〜(e)のような作業が行
われる。 【0004】まず(a)のように巻付け機4が一つの径
間Sn で架空線2への光ケーブル3の巻付けを終えて鉄
塔1に到着したら、(b)のように巻付け機4を、その
径間Sn の架空線2から外して次の径間Sn+1 の架空線
2に移す。次いで(c)のように巻付け機4のボビンか
ら光ケーブル3の余長分を引き出し、さらに(d)のよ
うに鉄塔1に余長収納箱5を取り付けた後、余長収納箱
5の中に光ケーブル3の余長を収納する。これが完了し
たら(e)のように巻付け機4を走行させて、次の径間
n+1 での巻付けを行う。 【0005】なお光ケーブルの余長の保管は、1径間毎
(各鉄塔毎)に行う場合と、複数の径間毎に行う場合と
がある。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかし従来の工法には
次のような問題がある。 鉄塔上で、余長収納箱を取り付け、その中に光ケー
ブルの余長を収納する作業を行わなければならないの
で、鉄塔上での作業時間(すなわち巻付け機の停止時
間)が長くなり、工事に時間がかかる。 鉄塔へ余長収納箱を持ち運ぶ必要があるため、山岳
地などでは運搬作業が大変である。 【0007】本発明の目的は、上記のような問題点を解
決した架空線への光ケーブルの巻付け布設工法を提供す
ることにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明に係る架空線への
光ケーブルの巻付け布設工法は、複数のボビンを分離可
能に連結した連結ボビンに、余長を含む複数区間(1区
間は1径間または複数径間)分の一連続の光ケーブル
を、1区間分が余長を含めて1つのボビンに納まるよう
に巻き込み、この連結ボビンを巻付け機に搭載して、巻
付け機を架空線伝いに走行させながら光ケーブルを架空
線に巻き付けて行き、 一つの区間の巻付けが終了したら、巻付け機をその区
間の架空線から外して次の区間の架空線に移し、次い
で巻付け機から、光ケーブルの余長が残っている状態の
前の区間用のボビンを取り外して、そのボビンを鉄塔に
取り付け、その後巻付け機を走行させて次の区間の巻
付けを行うこととし、前記〜を繰り返して複数の区
間の架空線に光ケーブルを巻付け布設することを特徴と
するものである。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して詳細に説明する。図1〜図6は本発明の一実施
形態を示す。図1はこの実施形態で用いる連結ボビンの
一例を示す。この連結ボビン10は4個のボビン12A〜12
Dを通しボルト14とナット16で連結したものである。4
個のボビン12A〜12Dはナット16を取り外すことにより
1つずつに分離することが可能である。 【0010】この連結ボビン10に、複数の区間分(この
場合は4区間分)の一連続の光ケーブルを巻き込む。巻
き方は、一連続の光ケーブルのうち、最後の第4区間分
を余長を含めて第4のボビン12Dに巻き、第3区間分を
余長を含めて第3のボビン12Cに巻き、第2区間分を余
長を含めて第2のボビン12Bに巻き、さらに最初の第1
区間分を余長を含めて第1のボビン12Aに巻く、という
順序である。この巻き込み作業は予め工場で行う。なお
光ケーブルがボビンの鍔を乗り越える箇所では、図2に
示すようにボビン12の鍔18に溝20を形成しておき、この
溝20に光ケーブル3を収納して、適当な板22または接着
シート等で保護しながら光ケーブル3を押さえるように
することが望ましい。 【0011】光ケーブルを巻いた連結ボビン10は、工事
現場に搬入され、図3のように巻付け機4のボビン軸24
に取り付けられる。巻付け機4は、連結ボビン10が取り
付けられるようになっている点以外は従来と同様のもの
である。すなわち、26は架空線2上を自走する巻付け機
本体、28は本体26が回転するのを阻止する重錘、30は本
体26が1巻付けピッチ自走する間に架空線2のまわりを
1回転するように本体26に取り付けられた回転体であ
る。前記ボビン軸24はこの回転体30に固定されている。
32は回転体30にボビン軸24と反対方向に延びるように固
定されたアーム、34はアーム32に位置調整可能に取り付
けられたバランスウエイトである。 【0012】この巻付け機4は以上のような構成で、架
空線2上を自走しながら、連結ボビン10から引き出され
る光ケーブル3を架空線2に巻き付けていくようになっ
ている。 【0013】巻付け機4は第1の区間から光ケーブルの
巻付けを開始し、第1の区間の巻付けを終了したら、光
ケーブルの余長を中間鉄塔に保管するため、図4(a)
〜(d)のような作業を行う。まず(a)のように巻付
け機4が第1の区間S1 での巻付けを終えて中間鉄塔1
に到着したら、(b)のように巻付け機4をその区間S
1 の架空線2から外して、第2の区間S2 の架空線2に
移す。この作業は従来と同じである。 【0014】次いで(c)のように巻付け機4から第1
のボビン12Aを取り外すと共に、バランスウエイト34の
位置を残り3個のボビンとバランスするように調整す
る。第1のボビン12Aの取外しは図5のようにして行う
(図5では巻付け機4の図示を省略)。すなわち、通し
ボルト14からナット16を取り外して、第1のボビン12A
を引き抜いた後、再びナット16を通しボルト14に取り付
けて締め付ける。第2のボビン12Aの取外しを可能にす
るためには第2のボビン12Bに巻かれた光ケーブルの巻
き終わり部に若干の弛みをもたせておくことが好まし
い。この後、光ケーブル3を適当長さ引き出して第1の
ボビン12Aを鉄塔1に取り付ける。第1のボビン12Aに
は光ケーブル3の余長が残っているので、ボビン12Aを
鉄塔1に取り付けるだけで、光ケーブルの余長の保管を
行うことができる。なおボビン12Aには必要に応じ適当
なカバーを被せてもよい。 【0015】第一のボビン12Aの鉄塔1への取付けが終
了したら、(d)のように巻付け機4を走行させて第2
の区間S2 での巻付けを行う。そして第2の区間S2
の巻付けが終了したら、再び図4(a)〜(d)のよう
な作業を行う。 【0016】このような作業を繰り返して第4の区間S
4 まで光ケーブルを巻付け布設すると、図6のような状
態となる。なお図6において、36は一連続の光ケーブル
3の両端の鉄塔1に取り付けられた接続箱である。 【0017】以上の工法によると、区間の境の中間鉄塔
では、巻付け機4から前の区間用のボビンを取り外して
鉄塔に取り付けるだけでよいので、鉄塔上での作業時間
を短縮でき、このため巻付け機の停止時間を短縮できる
ことから、工事を短時間で効率よく行うことができる。
また余長収納箱の運搬も不要となり省力化できる。 【0018】図7は本発明に用いる連結ボビンの他の例
を示す。この連結ボビン10は、各ボビン12の鍔18の内面
の外周付近に周方向に適当間隔をおいて凹部38を設け、
この凹部38内でボルトナット等の締め付け部材40により
隣り合う鍔18を締め付けて、ボビン12を連結したもので
ある。なお図7において、42は円筒状の胴、44と46は個
々のボビン12の鍔18を締め付けるボルトとナットであ
る。図1の連結ボビンの場合は、複数個のボビンが通し
ボルトによって連結されているので、1つのボビンを取
り外すと、その分通しボルトが突出し(図5参照)、そ
の後のナットの締め付けが面倒になるが、図7のような
構成にすれば、締め付け部材40を取り外すだけでボビン
を分離できると共に、締め付け部材40が凹部38内に納ま
るので、光ケーブルが傷つくおそれもない。 【0019】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、区
間の境の鉄塔では、巻付け機から、光ケーブルの余長が
残っている状態の前の区間用のボビンを取り外して鉄塔
に取り付けるだけでよいので、鉄塔上での作業時間を短
縮でき、このため巻付け機の停止時間を短縮できること
から、工事を短い時間で効率よく行うことができる。ま
た余長収納箱の運搬も不要となるので省力化が可能であ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の工法に用いる連結ボビンの一例を示
す(a)は側面図、(b)は正面図。 【図2】 図1の連結ボビンに光ケーブルを巻き込むと
きの状態を示す斜視図。 【図3】 本発明の工法の一実施形態を示す斜視図。 【図4】 (a)〜(d)は本発明の工法の一実施形態
で、巻付け機が鉄塔を通過するときの作業を工程順に示
す説明図。 【図5】 本発明の工法の一実施形態で、連結ボビンか
ら1つのボビンを分離すときの状態を示す正面図。 【図6】 本発明の工法の一実施形態で、全区間に光ケ
ーブルを巻付け布設した状態を示す説明図。 【図7】 本発明の工法に用いる連結ボビンの他の例を
示す断面図。 【図8】 従来の工法で、巻付け機が鉄塔を通過すると
きの作業を工程順に示す説明図。 【符号の説明】 1:鉄塔 2:架空線 3:光ケーブル 4:巻付け機 10:連結ボビン 12、12A〜12D:ボビン 14:通しボルト 16:ナット 18:鍔 24:ボビン軸

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】複数のボビンを分離可能に連結した連結ボ
    ビンに、余長を含む複数区間(1区間は1径間または複
    数径間)分の一連続の光ケーブルを、1区間分が余長を
    含めて1つのボビンに納まるように巻き込み、この連結
    ボビンを巻付け機に搭載して、巻付け機を架空線伝いに
    走行させながら光ケーブルを架空線に巻き付けて行き、 一つの区間の巻付けが終了したら、巻付け機をその区
    間の架空線から外して次の区間の架空線に移し、次い
    で巻付け機から、光ケーブルの余長が残っている状態の
    前の区間用のボビンを取り外して、そのボビンを鉄塔に
    取り付け、その後巻付け機を走行させて次の区間の巻
    付けを行うこととし、 前記〜を繰り返して複数の区間の架空線に光ケーブ
    ルを巻付け布設することを特徴とする架空線への光ケー
    ブル巻付け布設工法。
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