JPH06174985A - 巻付け又は添架布設用光ケーブル - Google Patents

巻付け又は添架布設用光ケーブル

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Publication number
JPH06174985A
JPH06174985A JP43A JP35112892A JPH06174985A JP H06174985 A JPH06174985 A JP H06174985A JP 43 A JP43 A JP 43A JP 35112892 A JP35112892 A JP 35112892A JP H06174985 A JPH06174985 A JP H06174985A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protective layer
optical cable
plastic sheath
hard protective
outer periphery
Prior art date
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Pending
Application number
JP43A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeo Munakata
武男 宗像
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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Publication of JPH06174985A publication Critical patent/JPH06174985A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 テンションメンバー4及び光ファイバ心線5
を含むケーブルコアの外周にプラスチックシース6を設
けた光ケーブルにおいて、プラスチックシース6の外周
に金属線条材7の撚り合わせ層からなる硬質保護層を設
けた。 【効果】 硬質保護層があるためキツツキ類の鳥が嘴で
つついても穴があくことがなく、鳥害による光ファイバ
心線の断線事故を防止できる。プラスチックシースが劣
化し難くなり、ケーブルの寿命を長くできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、架空地線などに巻付け
または添架して布設される光ケーブルに関し、特にキツ
ツキなどの鳥による損傷を防止した光ケーブルに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】架空送電線路の架空地線に光ケーブルを
複合して光通信を行えるようにした光複合架空地線に
は、架空地線の中心部に光ケーブルを内蔵するタイプ
と、架空地線の外側に光ケーブルを巻き付けるタイプと
がある。後者の一例を図6に示す。1は鉄塔間に架設さ
れた架空地線であり、2はその外周にらせん状に巻き付
け布設された光ケーブルである。この種の用途に用いら
れる光ケーブル2は一般に、テンションメンバー及び光
ファイバ心線を含むケーブルコアの外周にフッ素樹脂な
どの耐熱性プラスチックシースを施した構造となってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】最近、架空地線の外側
に光ケーブルを巻付け布設するタイプの光複合架空地線
において、光ファイバ心線の断線事故が何件か発生し、
問題となっている。その事故原因を調査した結果による
と、キツツキ類(アカゲラ等)の鳥が鋭い嘴で光ケーブ
ルのプラスチックシースに穴をあけ、内部の光ファイバ
心線にまで損傷を与えていることが明らかとなった。こ
のような事故は通信回線の途絶につながり、送電系統の
制御などに極めて大きな影響を及ぼすことになるので、
極力回避しなければならない。
【0004】本発明の目的は、上記のような問題点に鑑
み、キツツキ等の鳥による損傷を防止できる巻付け又は
添架布設用光ケーブルを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、テンションメンバー及び光ファイバ心線を含
むケーブルコアの外周にプラスチックシースを設けた巻
付け又は添架布設用光ケーブルにおいて、前記プラスチ
ックシースの外周にそのプラスチックシースより硬い硬
質保護層を設けたことを特徴とするものである。硬質保
護層は鳥が嘴でつついても破れない程度の硬さがあれば
よく、例えばアルミ又はステンレス等の金属で形成する
ことが好ましいが、プラスチックシースよりさらに硬質
のプラスチック等で形成することもできる。
【0006】
【作用】従来の巻付け布設用光ケーブルは最外層がフッ
素樹脂などのプラスチックシース(厚さ0.7mm程度)
で構成されていたため、鳥が嘴でつつくと穴があいてし
まい、事故につながる結果となっていたが、プラスチッ
クシースの外周に上記のような硬質保護層を設けておけ
ば、鳥が嘴でつついても穴があくことがなくなり、鳥害
による事故を防止することが可能となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1(A)(B)は本発明の一実施例を示
す。この光ケーブル3は、FRPロッド等からなるテン
ションメンバー4の外周に光ファイバ心線5を複数本撚
り合わせてケーブルコアとし、その外周にフッ素樹脂な
どからなるプラスチックシース6を被覆し(ここまでが
従来構造)、その外周に複数本の金属線条材7を撚り合
わせて硬質保護層を形成したものである。金属線条材7
としては、アルミ線または条、ステンレス線または条、
アルミ被覆鋼線または条などを使用することができる。
【0008】図2(A)(B)は本発明の他の実施例を
示す。この光ケーブル3は、プラスチックシース6とそ
の中のケーブルコアの構造は図1と同様であるが、プラ
スチックシース6の外周に金属テープ8をラップ巻きし
て硬質保護層を形成したものである。金属テープ8とし
てはアルミテープまたはステンレステープ等を使用する
ことができる。
【0009】図3(A)(B)は本発明のさらに他の実
施例を示す。この光ケーブル3は、プラスチックシース
6とその中のケーブルコアの構造は図1と同様である
が、プラスチックシース6の外周に金属管9を被覆して
硬質保護層を形成したものである。金属管9としてはア
ルミ管またはステンレス管などを用いることができる。
金属管9とプラスチックシース6との間には空隙10を
設けて、プラスチックシース6とその中のケーブルコア
からなるケーブル本体部分が金属管9内で長手方向に移
動可能にしておくことが好ましい。また空隙10の代わ
りにスポンジ状の緩衝層を設けてもよい。
【0010】以上の各実施例のようにプラスチックシー
ス6の外周に硬質保護層を形成しておけば、キツツキ等
の鳥が嘴でつついても穴があくことがなくなるので、鳥
による光ケーブルの損傷を確実に防止することができ
る。またプラスチックシースが硬質保護層によって太陽
光から遮蔽されるため、プラスチックシースの紫外線に
よる劣化を防止でき、長寿命化が図れるという利点もあ
る。
【0011】また図1および図2の構造は、撚り合わせ
又はラップ巻きにより硬質保護層が形成されているの
で、光ケーブルの可撓性が大きく損なわれることがな
く、巻付け布設の施工性が良好である。
【0012】また図3の構造は剛性が大きくなるきらい
はあるが、図4に示すように、クランプ11により架空
地線1の下に光ケーブル3を添架する方式にすれば、光
ケーブル3の剛性の大きさはそれほど問題にならない。
図4のように光ケーブル3を架空地線1の下に添架する
と、鳥が光ケーブル3に止まり難くなるので、鳥害防止
にはさらに効果的である。また図4の添架布設の場合
は、光ケーブル3の金属管9は図5に示すように長手方
向にスリット12のあるものでも差し支えない。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る光ケー
ブルは、プラスチックシースの外周に硬質保護層を設け
てあるので、鳥が嘴でつついても穴があくことがなく、
鳥害による事故を確実に防止することができる。またプ
ラスチックシースが劣化し難くなり、ケーブルの寿命を
長くできる利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る光ケーブルの一実施例を示す
(A)は断面図、(B)は側面図である。
【図2】 本発明の他の実施例を示す(A)は断面図、
(B)は側面図である。
【図3】 本発明のさらに他の実施例を示す(A)は断
面図、(B)は側面図である。
【図4】 図3の光ケーブルの使用例を示す側面図であ
る。
【図5】 本発明のさらに他の実施例を示す断面図であ
る。
【図6】 光複合架空地線の一例を示す側面図である。
【符号の説明】
1:架空地線 3:光ケーブル 4:テンションメンバー 5:光ファイバ心線 6:プラスチックシース 7:金属線条材(硬質保護層) 8:金属テープ(硬質保護層) 9:金属管(硬質保護層) 10:空隙

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テンションメンバー及び光ファイバ心線を
    含むケーブルコアの外周にプラスチックシースを設けた
    光ケーブルにおいて、前記プラスチックシースの外周に
    そのプラスチックシースより硬い硬質保護層を設けたこ
    とを特徴とする巻付け又は添架布設用光ケーブル。
  2. 【請求項2】請求項1記載の光ケーブルであって、硬質
    保護層が、金属または硬質プラスチックからなる線条材
    の撚り合わせにより形成されていることを特徴とするも
    の。
  3. 【請求項3】請求項1記載の光ケーブルであって、硬質
    保護層が、金属または硬質プラスチックからなるテープ
    のラップ巻きにより形成されていることを特徴とするも
    の。
  4. 【請求項4】請求項1記載の光ケーブルであって、硬質
    保護層が、金属管で形成され、その金属管とプラスチッ
    クシースとの間に空隙または緩衝層が設けられているこ
    とを特徴とするもの。
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Cited By (6)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010009993A (ko) * 1999-07-15 2001-02-05 윤종용 옥외용 광섬유 케이블
WO2016141746A1 (zh) * 2015-03-10 2016-09-15 常熟市谷雷特机械产品设计有限公司 防鸟啄光缆、防鸟啄电缆及其制作方法
CN106113451A (zh) * 2016-06-30 2016-11-16 南京华信藤仓光通信有限公司 一种防鸟啄adss光缆生产模具
US10139583B2 (en) 2015-10-09 2018-11-27 Fujikura Ltd. Optical fiber cable
KR20190018704A (ko) 2016-08-04 2019-02-25 가부시키가이샤후지쿠라 광섬유 케이블
CN117310914A (zh) * 2023-11-23 2023-12-29 广东长天光电科技有限公司 一种耐腐蚀光缆的制备工艺及设备

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