JPH0424568Y2 - - Google Patents

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JPH0424568Y2
JPH0424568Y2 JP1985035691U JP3569185U JPH0424568Y2 JP H0424568 Y2 JPH0424568 Y2 JP H0424568Y2 JP 1985035691 U JP1985035691 U JP 1985035691U JP 3569185 U JP3569185 U JP 3569185U JP H0424568 Y2 JPH0424568 Y2 JP H0424568Y2
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wire
overhead ground
snow
ground wire
wires
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  • Non-Insulated Conductors (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の背景と目的] 本考案は難着雪型架空地線の改良に関するもの
である。
架空地線として従来使用されてきた素線は大部
分亜鉛めつき鋼線であつたが、最近の送電線の大
容量化に伴う誘導電流の増大ならびに落雷に対す
る十分な対応のために、機械的強度に加えて導電
特性も良好なアルミ被覆鋼線が広く使用されるよ
うになつた。かかる架空地線は一般にアルミ被覆
鋼線のみの撚線あるいは鋼心の外周にアルミ被覆
鋼線を撚合わせた構成よりなるのが通常である
が、さらにこれを難着雪化するためにアルミ被覆
鋼線のアルミ層に突起を形成せしめた難着雪型架
空地線が提案されている。そしてまた、従来構造
の架空地線ばかりでなく、近年光フアイバ複合架
空地線が提案されるに及び、例えば第2図に示す
ように、アルミパイプなどの内部に光フアイバを
収容したいわゆるOPユニツト4を配置し、その
外周に鋼心1aにアルミ1bを被覆したアルミ被
覆鋼線1を撚合わせ、当該アルミ被覆鋼線の一部
にヒレ状突起3を形成してなる難着雪型光フアイ
バ複合架空地線10も提案せられている。
しかしながら、かかるアルミ被覆鋼線1のアル
ミ被覆層1bは厚肉化が難しく、ヒレ3を形成せ
しめるにも自ずから限度があつて、製造技術の上
から非常に困難を伴うものであり、通常の架空地
線でも上記光フアイバ複合架空地線の場合でもな
かなか思うように所望の高さのヒレ3を形成でき
ない実情にあつた。このため、第3図に示すよう
に、前記ヒレ3の代わりに特定の素線の高さを大
きくした特殊素線1′を混撚りして実質的に地線
10の外周面に長手方向に延びる突出部を形成す
ることが試みられたりした。しかし、実際にはか
かる特殊形状の素線を撚合わせることは意外に難
しい面があつた。
本考案は、上記のような実情にかんがみ、簡単
に所望のヒレを形成することができ格段に顕著な
難着雪化を発揮せしめ得る難着雪型架空地線を提
供しようとするものである。
[考案の概要] すなわち、本考案は、外周にヒレ状突起を有す
る難着雪型の架空地線を提供するに際して、最外
層の素線のうちヒレを形成せしめる素線は内部に
他の素線よりも線径の細い鋼心を有せしめ、所望
の高さのヒレを能率よく形成可能に構成したこと
にある。
[実施例] 以下に実施例により説明する。なお、本実施例
の説明にあつては、光フアイバ複合架空地線を例
に説明するが、通常の架空地線をも包含するもの
であることはいうまでもない。
第1図は、本考案に係る光フアイバ複合架空地
線10の一実施例を示す断面図である。OPユニ
ツト4の外周に撚合わされた素線のうち、ヒレ3
を形成する素線2のみヒレ3を形成するに充分な
肉厚を有せしめるように他の素線の鋼心よりも細
い鋼心2aを有している。
このように他の素線の鋼心よりも線径の細い鋼
心をもつて構成されていれば、アルミ被覆鋼線の
限られた肉厚のアルミ層を変形せしめる場合にお
いて、ダイスないしロールにより当該ヒレを必要
な高さに形成せしめるための自由度を高めること
ができ、通常のアルミ被覆鋼線に比較して格段に
容易かつ確実に難着雪化のために十分に有効な高
さと形状を有するヒレを形成しめ得るから、これ
を架線した場合前記従来例に比較すべくもなく顕
著な難着雪効果を発揮せしめ得るのである。
このように細い鋼線が内部に存在すれば、機械
的強度の確保のほかに撚線する場合の撚抵抗を他
の素線と近似なものとすることができ、撚線作業
をより容易にするという効果をも有する。
このような複合架空地線を撚合わせるには、一
般に実施されている撚返しなしの撚線方法によら
ず、撚返しありの撚線方法によつて撚合わせるの
がよい。撚返しなしの撚線方法によると、撚合わ
せダイスの設置数を多くし強固にしごきを加えな
いと撚線にゆるみが発生するばかりでなく、何度
もダイスを通過せしめたのではダイスによるかじ
りが起りヒレの形成を困難にするからである。
[考案の効果] 以上の通り、本考案に係る架空地線によれば、
ヒレの形成をきわめて容易にしかつそのヒレの高
さや形状をも自由に所望な高さおよび形状に選定
せしめ得るものであつて、架空地線の性能向上に
併せ難着雪化に一層寄与せしめ得た地線を提供で
きたものとして、雪害が問題化しつつある今日時
宜を得た提案としての意義は大きなものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る架空地線の一実施例を示
す断面図であり、第2及び3図は従来の架空地線
の実施例を示す断面図である。 1……アルミ被覆鋼線、2……ヒレ状突起付素
線、3……ヒレ状突起。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 最外層にアルミ被覆鋼線を撚返しありの撚線
    方法で撚合わせ、当該撚合わせ素線の一部にヒ
    レ状突起を形成してなる難着雪型架空地線にお
    いて、上記ヒレ状突起を形成せしめる素線の内
    部に他の素線よりも線径の細い鋼心を有せしめ
    てなることを特徴とする難着雪型架空地線。 2 架空地線が光フアイバを内蔵したOPユニツ
    トの外周に素線を撚合わせた光フアイバ複合架
    空地線である実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の難着雪型架空地線。 3 撚合わせられた素線が断面扇形に圧縮せられ
    ている実用新案登録請求の範囲第1又は第2項
    に記載の難着雪型架空地線。
JP1985035691U 1985-03-13 1985-03-13 Expired JPH0424568Y2 (ja)

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JPH0731949B2 (ja) * 1986-12-30 1995-04-10 昭和電線電纜株式会社 鋼心アルミ撚線の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59171407A (ja) * 1983-03-17 1984-09-27 東北電力株式会社 難着雪型架空地線

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JPS59171407A (ja) * 1983-03-17 1984-09-27 東北電力株式会社 難着雪型架空地線

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