JPH0439603Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0439603Y2 JPH0439603Y2 JP12999585U JP12999585U JPH0439603Y2 JP H0439603 Y2 JPH0439603 Y2 JP H0439603Y2 JP 12999585 U JP12999585 U JP 12999585U JP 12999585 U JP12999585 U JP 12999585U JP H0439603 Y2 JPH0439603 Y2 JP H0439603Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stranded wire
- wire
- snow
- wires
- outermost layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 239000013307 optical fiber Substances 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011247 coating layer Substances 0.000 description 1
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 235000013372 meat Nutrition 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
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- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Non-Insulated Conductors (AREA)
- Communication Cables (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔技術分野〕
本考案は、スムースボデー撚線の難着雪化に関
するものである。
するものである。
光複合架空地線のように、中心に光フアイバを
入れるスペースを設け、なおかつ外径は通常の架
空地線と同等にして、通常の架空地線に近い強度
と電気抵抗を得る必要のあるときは、素線の占積
率を上げるため、スムースボデー撚線が用いられ
る。
入れるスペースを設け、なおかつ外径は通常の架
空地線と同等にして、通常の架空地線に近い強度
と電気抵抗を得る必要のあるときは、素線の占積
率を上げるため、スムースボデー撚線が用いられ
る。
スムースボデー撚線は、少なくとも最外層に断
面扇形の素線を撚り合わせたものであるが、外周
面がほぼ平滑であるため、着雪が生じると、それ
が自重によつて撚線のまわりに回転し、大きな筒
雪に発達する可能性がある。これを防止するもの
として、最外層の一部の素線の外面に、長手方向
に間欠的に凸条部を形成した難着雪スムースボデ
ー撚線が提案されている(実願昭57−144741)。
これは、間欠的に形成した凸条部により、着雪の
回転を阻止し、着雪が大きな筒雪に発達するのを
防止しようとするものである。
面扇形の素線を撚り合わせたものであるが、外周
面がほぼ平滑であるため、着雪が生じると、それ
が自重によつて撚線のまわりに回転し、大きな筒
雪に発達する可能性がある。これを防止するもの
として、最外層の一部の素線の外面に、長手方向
に間欠的に凸条部を形成した難着雪スムースボデ
ー撚線が提案されている(実願昭57−144741)。
これは、間欠的に形成した凸条部により、着雪の
回転を阻止し、着雪が大きな筒雪に発達するのを
防止しようとするものである。
しかし上記のような難着雪スムースボデー撚線
は、撚線表面に間欠的とはいえ、ある高さの凸条
部がらせん状に突出した形となるため、架線の
際、釣車の通過を困難にするという問題がある。
すなわち撚線表面にらせん状に凸条部が形成され
ていると、その凸条部が釣車を乗り越えるときに
釣車が撚線の進行方向に引つ張られ、乗り越えた
瞬間に後戻りするという現象が起き、架線作業が
不安定になり、危険であるばかりでなく、凸条部
が釣車をうまく乗り越えられない場合は、撚線が
ねじられて撚りの崩れが発生するという問題もあ
る。
は、撚線表面に間欠的とはいえ、ある高さの凸条
部がらせん状に突出した形となるため、架線の
際、釣車の通過を困難にするという問題がある。
すなわち撚線表面にらせん状に凸条部が形成され
ていると、その凸条部が釣車を乗り越えるときに
釣車が撚線の進行方向に引つ張られ、乗り越えた
瞬間に後戻りするという現象が起き、架線作業が
不安定になり、危険であるばかりでなく、凸条部
が釣車をうまく乗り越えられない場合は、撚線が
ねじられて撚りの崩れが発生するという問題もあ
る。
凸条部の釣車通過を容易にするには、凸条部の
高さを低くすることが有効であるが、凸条部の高
さを低くすると着雪の回転を阻止する機能つまり
難着雪効果が損なわれるという問題がある。
高さを低くすることが有効であるが、凸条部の高
さを低くすると着雪の回転を阻止する機能つまり
難着雪効果が損なわれるという問題がある。
本考案は、上記のような従来技術の問題点を解
決するため、最外層に断面扇形の素線が撚り合わ
されているスムースボデー撚線において、上記最
外層の一部の素線に、長手方向に間欠的に、外面
の両側部を凹ませて凹陥部を形成すると共に、そ
の分だけ中央部を盛り上げて凸条部を形成したこ
とを特徴とするものである。
決するため、最外層に断面扇形の素線が撚り合わ
されているスムースボデー撚線において、上記最
外層の一部の素線に、長手方向に間欠的に、外面
の両側部を凹ませて凹陥部を形成すると共に、そ
の分だけ中央部を盛り上げて凸条部を形成したこ
とを特徴とするものである。
このようにすると、撚線表面には、凸条部と共
に、その両側に凹陥部が形成されることになり、
着雪は当然その凹陥部内にも入り込むようにな
る。その結果、着雪の回転阻止には凹陥部底部か
らの凸条部の高さが有効に作用することになり、
したがつて撚線表面からの凸条部の高さが従来よ
り低くても、着雪の回転阻止機能が得られること
になる。
に、その両側に凹陥部が形成されることになり、
着雪は当然その凹陥部内にも入り込むようにな
る。その結果、着雪の回転阻止には凹陥部底部か
らの凸条部の高さが有効に作用することになり、
したがつて撚線表面からの凸条部の高さが従来よ
り低くても、着雪の回転阻止機能が得られること
になる。
第1図は本考案の一実施例を示す。この撚線
は、中心に光フアイバ心線を収納するパイプ1を
配置し、その上に断面扇形の素線2を撚り合わ
せ、その上に同じく断面扇形で上記素線2より太
い素線3を撚り合わせたスムースボデー型の撚線
である。各素線2,3は鋼心2a,3a上にアル
ミ被覆層2b,3bを有するものである。最外層
を構成する素線3のうち1本の素線31には第2
図に示すように、外面の両側部を凹ませて凹陥部
4が形成されており、かつ、その凹陥部4を形成
した分だけ中央部の肉を盛り上げて凸条部5が形
成されている。この凹陥部4と凸条部5は第3図
に示すように素線31の長手方向に間欠的に形成
されている。
は、中心に光フアイバ心線を収納するパイプ1を
配置し、その上に断面扇形の素線2を撚り合わ
せ、その上に同じく断面扇形で上記素線2より太
い素線3を撚り合わせたスムースボデー型の撚線
である。各素線2,3は鋼心2a,3a上にアル
ミ被覆層2b,3bを有するものである。最外層
を構成する素線3のうち1本の素線31には第2
図に示すように、外面の両側部を凹ませて凹陥部
4が形成されており、かつ、その凹陥部4を形成
した分だけ中央部の肉を盛り上げて凸条部5が形
成されている。この凹陥部4と凸条部5は第3図
に示すように素線31の長手方向に間欠的に形成
されている。
上記構成によると、撚線表面には凸条部5がら
せん状にかつ間欠的に形成されると共に、その凸
条部5の両側には凹陥部4が形成されることにな
る。このようなスムースボデー撚線に着雪が生じ
た場合、その着雪は凹陥部4にも入り込むから、
その着雪が撚線表面に沿つて回転するのを阻止す
るのに有効に作用するのは、凹陥部4底部からの
凸条部5の高さHということになる。つまりこの
高さHを従来の撚線表面に形成した凸条部の高さ
と同等にすれば、それと同等の難着雪効果が得ら
れることになる。したがつてこの撚線は、凸条部
5の撚線表面からの高さhを従来より低くするこ
とができ、釣車通過が容易になる。
せん状にかつ間欠的に形成されると共に、その凸
条部5の両側には凹陥部4が形成されることにな
る。このようなスムースボデー撚線に着雪が生じ
た場合、その着雪は凹陥部4にも入り込むから、
その着雪が撚線表面に沿つて回転するのを阻止す
るのに有効に作用するのは、凹陥部4底部からの
凸条部5の高さHということになる。つまりこの
高さHを従来の撚線表面に形成した凸条部の高さ
と同等にすれば、それと同等の難着雪効果が得ら
れることになる。したがつてこの撚線は、凸条部
5の撚線表面からの高さhを従来より低くするこ
とができ、釣車通過が容易になる。
なお上記実施例では、凸条部および凹陥部を最
外層の1本の素線に形成したが、それらを複数本
の素線に形成してもよい。ただし凸条部および凹
陥部は、それを形成した素線数が多くなればそれ
に比例して難着雪効果が高まるというものでもな
いので、一部の素線に形成すれば十分である。
外層の1本の素線に形成したが、それらを複数本
の素線に形成してもよい。ただし凸条部および凹
陥部は、それを形成した素線数が多くなればそれ
に比例して難着雪効果が高まるというものでもな
いので、一部の素線に形成すれば十分である。
以上説明したように本考案のスムースボデー撚
線は、着雪の回転を阻止する凸条部の両側に凹陥
部を有する構造となつているので、着雪の回転を
阻止するのに必要な、撚線表面からの凸条部の高
さを低くすることができ、したがつて架線の際、
釣車通過が容易であり、架線作業を安全に、かつ
撚り崩れを生じさせることなく行える利点があ
る。
線は、着雪の回転を阻止する凸条部の両側に凹陥
部を有する構造となつているので、着雪の回転を
阻止するのに必要な、撚線表面からの凸条部の高
さを低くすることができ、したがつて架線の際、
釣車通過が容易であり、架線作業を安全に、かつ
撚り崩れを生じさせることなく行える利点があ
る。
第1図は本考案の一実施例に係る難着雪スムー
スボデー撚線を示す断面図、第2図は同撚線の要
部の拡大断面図、第3図は同撚線に用いられる素
線の拡大側面図である。 1……パイプ、2,3……素線、31……最外
層の一部の素線、4……凹陥部、5……凸条部。
スボデー撚線を示す断面図、第2図は同撚線の要
部の拡大断面図、第3図は同撚線に用いられる素
線の拡大側面図である。 1……パイプ、2,3……素線、31……最外
層の一部の素線、4……凹陥部、5……凸条部。
Claims (1)
- 最外層に断面扇形の素線が撚り合わされている
スムースボデー撚線において、上記最外層の一部
の素線に、長手方向に間欠的に、外面の両側部を
凹ませて凹陥部を形成すると共に、その分だけ中
央部を盛り上げて凸条部を形成したことを特徴と
する難着雪スムースボデー撚線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12999585U JPH0439603Y2 (ja) | 1985-08-28 | 1985-08-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12999585U JPH0439603Y2 (ja) | 1985-08-28 | 1985-08-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6240714U JPS6240714U (ja) | 1987-03-11 |
JPH0439603Y2 true JPH0439603Y2 (ja) | 1992-09-17 |
Family
ID=31027075
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12999585U Expired JPH0439603Y2 (ja) | 1985-08-28 | 1985-08-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0439603Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-08-28 JP JP12999585U patent/JPH0439603Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6240714U (ja) | 1987-03-11 |
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