JPH0722418U - 架空電線 - Google Patents
架空電線Info
- Publication number
- JPH0722418U JPH0722418U JP5704893U JP5704893U JPH0722418U JP H0722418 U JPH0722418 U JP H0722418U JP 5704893 U JP5704893 U JP 5704893U JP 5704893 U JP5704893 U JP 5704893U JP H0722418 U JPH0722418 U JP H0722418U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- aluminum
- section
- twisted
- fan
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 アルミ被覆鋼線を撚り合わせた鋼心撚線1の
外周に、断面扇形のアルミ素線2を3層に撚り合わせ、
さらにその外周に断面丸形のアルミ素線3を撚り合わ
せ、かつ断面扇形のアルミ素線2の撚り合わせ層の、隣
接する層の素線間に凹凸嵌合部10を設けた。 【効果】 隣接する層の素線間に凹凸嵌合部を設けたの
で、隣接する層間の滑りを防止することができる。した
がっていわゆる「笑い」を有効に防止することができ
る。
外周に、断面扇形のアルミ素線2を3層に撚り合わせ、
さらにその外周に断面丸形のアルミ素線3を撚り合わ
せ、かつ断面扇形のアルミ素線2の撚り合わせ層の、隣
接する層の素線間に凹凸嵌合部10を設けた。 【効果】 隣接する層の素線間に凹凸嵌合部を設けたの
で、隣接する層間の滑りを防止することができる。した
がっていわゆる「笑い」を有効に防止することができ
る。
Description
【0001】
本考案は、素線を複数層に撚り合わせてなる架空送電線あるいは架空地線等の 架空電線に関するものである。
【0002】
図5および図6はそれぞれ従来の架空電線の断面図を示す。 図5は従来の架空送電線であって、アルミ被覆鋼線を撚り合わせた鋼心撚線1 の外周に、断面扇形のアルミ素線2を3層に撚り合わせ、更にその外周に断面丸 形のアルミ素線3を撚り合わたものである。 また図6は従来の架空地線であって、アルミ被覆鋼線を撚り合わせた鋼心撚線 1の外周に、断面扇形のアルミ被覆鋼線4を2層に撚り合わせ、更にその外周に 断面丸形のアルミ素線3を撚り合わたものである。
【0003】
上記構造の架空電線においては、断面扇形のアルミ素線2や断面扇形のアルミ 被覆鋼線4を複数層に撚り合わせ、その外周に断面丸形のアルミ素線3を撚合わ たものであるため、断面扇形のアルミ素線2の層間や、断面扇形のアルミ被覆鋼 線4の層間、あるいは断面扇形のアルミ素線2の層と断面丸形のアルミ素線3の 層の間や、断面扇形のアルミ被覆鋼線4の層と断面丸形のアルミ素線3の層の間 で、素線相互が滑り易く、電線製造時および架線時に、いわゆる「笑い」と称す る素線のバラケが生じ易いという問題があった。
【0004】
本考案は上記問題点を解決した架空電線を提供するもので、その構成は、素線 を複数層に撚り合わせてなる架空電線において、隣接する層の素線間に凹凸嵌合 部が設けられていることを特徴とするものである。
【0005】
このようにすると隣接する層の素線が凹凸嵌合部で互いに嵌合しているため、 隣接する層間の滑りを防止することができる。したがっていわゆる「笑い」を有 効に防止することができる。
【0006】
以下、本考案の実施例を図を参照して詳細に説明する。 図1は本考案を架空送電線に適用した場合の実施例を示す。図5と同一部分に は同一符号を付してある。この架空送電線は、断面扇形のアルミ素線2を3層に 撚り合わせ、隣接する層の内側の層の素線に凸部を、外側の層の素線に凹部を形 成し、この凸部と凹部を嵌合させて凹凸嵌合部10を設けたものである。 このように、隣接する層の素線間に凹凸嵌合部10を設けた架空送電線は、断 面扇形のアルミ素線2の撚り合わせ層間の滑りが凹凸嵌合部10によって防止さ れるので、従来のものに比し、「笑い」の発生を抑制することができる。
【0007】 図2は本考案を架空地線に適用した場合の実施例を示す。図6と同一部分には 同一符号を付してある。この架空地線は、断面扇形のアルミ被覆鋼線4を2層に 撚り合わせ、隣接する層の内側の層の素線に凸部を、外側の層の素線に凹部を形 成し、この凸部と凹部を嵌合させて凹凸嵌合部10を設けたものである。 このような構成においても、上記実施例と同様に「笑い」の発生を抑制するこ とができる。
【0008】 上記各実施例においては、従来のものに比し、「笑い」の発生を抑制すること ができるのであるが、断面扇形のアルミ素線2の層と断面丸形のアルミ素線3の 層の間または断面扇形のアルミ被覆鋼線4の層と断面丸形のアルミ素線3の層の 間で滑りが発生し易く、断面丸形のアルミ素線3に「笑い」が生じるおそれがあ る。
【0009】 これを防止するためには図3に示すような構成を採用すればよい。すなわち図 3は本考案を架空送電線に適用した場合の実施例を示すものであるが、アルミ被 覆鋼線を撚り合わせた鋼心撚線1の外周に、断面扇形のアルミ素線2を2層に撚 り合わせ、さらにその外周に断面半円形のアルミ素線5を撚り合わせ、かつ、隣 接する層の内側の層の素線に凸部を、外側の層の素線に凹部を形成して、隣接す る層の素線間に凹凸嵌合部10を設けたものである。 このように、最外層に断面半円形のアルミ素線5を使用し、その断面半円形の アルミ素線5とその内側の断面扇形のアルミ素線2との間に凹凸嵌合部10を設 けると、最外層とその内側の層間の滑りを防止することができ、最外層の素線の 笑いをより確実に防止することができる。
【0010】 図4は本考案を架空地線に適用した本考案のさらに他の実施例を示すものであ る。この架空地線は、光ファイバケーブル(図示せず)を挿入するアルミパイプ 6の外周に、断面扇形のアルミ被覆鋼線4を2層に撚り合わせ(内層は丸形鋼線 を使用し、外層は扇形鋼線を使用している)、その外周に断面半円形のアルミ素 線5を撚り合わせ、外層の断面扇形のアルミ被覆鋼線4と、その上の断面半円形 のアルミ素線5との間に凹凸嵌合部10を設けたものである。 このような構成であれば図3の実施例と同様に最外層の素線の笑いを確実に防 止することができる。
【0011】 なお、本考案に係る架空電線は、上記の構成に限定されるものではなく、素線 の層数や素線の断面形状等は任意に選定できるものである。
【0012】
以上説明したように本考案に係る架空電線は、隣接する層の素線間に凹凸嵌合 部を設けたので、隣接する層間の滑りを有効に防止することができる。したがっ ていわゆる「笑い」を確実に防止することができる。
【図1】 本考案に係る架空電線の一実施例を示す断面
図。
図。
【図2】 本考案の他の実施例を示す断面図。
【図3】 本考案のさらに他の実施例を示す断面図。
【図4】 本考案のさらに他の実施例を示す断面図。
【図5】 従来の架空電線の一例を示す断面図。
【図6】 従来の架空電線の他の例を示す断面図。
1:アルミ被覆鋼線を撚り合わせた鋼心撚線 2:断面扇形のアルミ素線 3:断面丸形のアルミ素線 4:断面扇形のアルミ被覆鋼線 5:断面半円形のアルミ素線 6:アルミパイプ 10:凹凸嵌合部
Claims (1)
- 【請求項1】素線を複数層に撚り合わせてなる架空電線
において、隣接する層の素線間に凹凸嵌合部が設けられ
ていることを特徴とする架空電線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5704893U JPH0722418U (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 架空電線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5704893U JPH0722418U (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 架空電線 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0722418U true JPH0722418U (ja) | 1995-04-21 |
Family
ID=13044568
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5704893U Pending JPH0722418U (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 架空電線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0722418U (ja) |
-
1993
- 1993-09-29 JP JP5704893U patent/JPH0722418U/ja active Pending
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