JPH0129690Y2 - - Google Patents

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JPH0129690Y2
JPH0129690Y2 JP1980120270U JP12027080U JPH0129690Y2 JP H0129690 Y2 JPH0129690 Y2 JP H0129690Y2 JP 1980120270 U JP1980120270 U JP 1980120270U JP 12027080 U JP12027080 U JP 12027080U JP H0129690 Y2 JPH0129690 Y2 JP H0129690Y2
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power transmission
transmission line
conductors
conductor
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  • Communication Cables (AREA)
  • Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)
  • Non-Insulated Conductors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は送電線に関し、特に送電線の中心部
に通信線などの被保護線を収納する場合におい
て、該被保護線に外力が加わるのを防止するよう
に改良した送電線に関する。
最近、通信線の施設工事費を安価にする目的
で、中心部に通信線を収納した通信線入り送電線
が提案されている。
第1図はこの考案の背景となる従来の送電線の
構造を示す一例の断面図である。図において、従
来の送電線10は、その中心部に通信用ケーブル
や光フアイバケーブルなどの通信線11を配し、
通信線11の外周部分を囲むように複数の丸線1
2を円周方向の配列しかつ長手方向に撚り合せて
構成される。そして、必要に応じて、通信線11
を囲む丸線12が多層に撚り合せて構成される。
ところが、第1図に示すような送電線10は、
鉄塔などに架設する際に碍子に止める必要があ
る。このような碍子止めは、通常送電線の外周部
をクランプで圧力を加えて固着しなければならな
いため、送電線の外周部からの圧力に対して通信
線11が容易に変形する。すなわち、通信線11
が通信ケーブルの場合、送電線10を碍子止めす
る際に、該通信ケーブルが外圧により断線し易い
欠点を含む。また、通信線が光フアイバケーブル
の場合、送電線を碍子止めする際に、光フアイバ
ケーブルが外圧によつて傷ついたり、潰れてしま
う。このため、通信線11が光フアイバケーブル
の場合は、不所望な光の屈折を招き、光通信に支
障をきたす等の欠点があつた。
そこで、上述のような第1図の欠点を解消する
ために、導体として台形セグメントを用いた送電
線も提案されている。
第2図は従来の送電線の他の例を示す台形セグ
メント構造の送電線の断面図である。第2図に示
す送電線20は、通信線21を囲む外周部分の導
体を台形セグメント導体22で形成し、該台形セ
グメント導体22を円周方向に複数個並べてかつ
長手方向に撚り合せて構成されていた。そして、
必要に応じて台形セグメント導体の層が多層構造
とされていた。
ところが、第2図に示す送電線20は、中心方
向に対する各セグメント間のせん断力が弱いた
め、第1図に示すものに比べて外方に対する変形
の程度がやや改善されているものの、通信線を外
力から充分保護し得る程度に改善し得るものでは
なかつた。
それゆえに、この考案の主たる目的は、送電線
の中心部に通信線などの被保護線を収納する場合
において、外力によつて送電線が変形して被保護
線に悪影響を及ぼすのを防止し、しかも外力が加
わつたときに配列のずれが生じたり、送電線が変
形するのを防止するようにした送電線を提供する
ことである。
この考案を要約すれば、被保護線の外層の導体
の形状をセグメント化し、該セグメント導体の円
周方向両端の形状を間隔用線と当接するように形
成し、隣接するセグメント導体の円周方向両端の
円弧状部分に間隔用線を挟んだ状態で撚り合せて
構成したものである。これによつて、セグメント
導体に加わる外力がセグメント導体の円周方向に
逃がされて、間隔用線に加わるようにすることに
より、中心方向に加わるのを防止したものであ
る。
以下に、図面を参照してこの考案の具体的な実
施例について説明する。
第3図はこの考案の一実施例の送電線の断面構
造を示す図解図である。この実施例の送電線30
は被保護線31の外周を二層のセグメント導体で
囲むように構成したものである。構成において、
送電線30の中心部には、被保護線の一例の通信
線31が配置される。この通信線31には、通信
ケーブルや光フアイバケーブルなどが用いられ
る。この通信線31はその円周上に交互に配列さ
れた複数個(図示では3個)のセグメント導体3
2と間隔用線33とで囲まれる。各セグメント導
体32の内周円は通信線31の外周円弧に接する
ように選ばれる。また、各セグメント導体32の
円周方向両端面は、間隔用線の一例の鋼線(丸
線)33に接するように円弧状に形成される。こ
のような形状のセグメント導体32は、アルミな
どの導体を図示のような形状の金型を通して引出
加工することによつて作られる。そして、複数の
セグメント導体32は、隣接するセグメント導体
の円周方向の円弧部分で鋼線33を挟むように通
信線31の外周部を囲み、長手方向に撚り合せら
れる。このようにして、この実施例の送電線30
が通信線31を収納した状態で複数のセグメント
導体32で撚り線化されて構成される。
さらに、セグメント導体32の外層が、4個の
セグメント導体34と隣接するセグメント導体の
円周方向端面で鋼線35と挟んで多層構造とされ
る。
この実施例のように構成することによつて、セ
グメント導体32または34の外側から加わる外
力は、ある1つのセグメント導体32の円周方向
へ逃げて鋼線33を介して他のセグメント導体へ
加わり、外力が複数のセグメント導体の円周方向
へ吸収される。このため、通信線31に加わる外
力が大幅に低減される。従つて、この実施例の送
電線30を鉄塔に架設する際にクランプで碍子に
止めた場合であつても、通信線31が変形したり
断線するのを防止できる利点がある。
なお、上述の実施例では、セグメント導体32
の円周方向両端面を円弧状に形成しかつ間隔用線
として丸線を用いた場合を述べた、しかし、この
考案の技術思想はこれに限らず、間隔用線をだ円
形状とし、セグメント導体の円周方向両端面を間
隔用線の形状に適合するような形状に形成しても
よい。また、他の実施例として、間隔用線を導体
で構成してもよい。
以上のように、この考案によれば、断面から見
で中心部に通信線などの被保護線を収納してなる
送電線において、その外側から加わる外力を各層
のセグメント導体の円周方向へ逃しているので、
外力が通信線に加わるのを大幅に低減でき、通信
線の変形や断線や劣化などを防止できるなどの特
有の効果が奏される。さらに、多層のセグメント
導体のうち隣接する各層の間で分割されたセグメ
ント導体の数を異ならせているので、内外層で隣
接するセグメント導体層間の間隔用線が送電線の
長さ方向に対して同一の位置で相互に重なり合う
のを防止でき、その結果外力が加わつても各層の
セグメント導体の配列がずれたり、送電線が変形
するのを防止できる効果がある。このため、この
考案の送電線は、電線を引き止めるために金具で
緊縛する際に強い力が加わつても、分割されたセ
グメント導体の配列が乱れたり、より合わせが弱
められて通信線を傷つける心配もない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の通信線入り送電線の一例の断面
構造を示す図解図である。第2図は従来の通信線
入り送電線の他の例を示す断面構造を示す図解図
である。第3図はこの考案の一実施例の送電線の
断面構造を示す図解図である。 図において、31は通信線、32,34はセグ
メント導体、33,35は鋼線を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 送電線の断面から見て中心部に収納される光フ
    アイバケーブル、および 送電線の断面から見て前記光フアイバケーブル
    の外周部分ならびに隣接する層に接するように積
    層化された複数のセグメント導体層を備え、 前記各セグメント導体層は、 円周方向両端面が曲面形状に形成された複数の
    セグメント導体と、 外周部分の一部が前記セグメント導体の円周方
    向の端面の曲面形状部分と接するような形状に形
    成された複数の間隔用線とを含み、 前記セグメント導体と前記間隔用線とが交互に
    環状に配置され、かつ長手方向に撚り合わせられ
    てなり、 前記各セグメント導体層は、隣接する内外層の
    セグメント導体および間隔用線の数が異なる数に
    選ばれ、 それによつて、前記各セグメント導体層におけ
    る複数のセグメント導体の外周から径方向中心部
    分へ加わる外力を、各セグメント導体の円周方向
    へ逃がすようにしたことを特徴とする送電線。
JP1980120270U 1980-08-25 1980-08-25 Expired JPH0129690Y2 (ja)

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JPS5743510U JPS5743510U (ja) 1982-03-10
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Families Citing this family (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6147293U (ja) * 1984-09-03 1986-03-29 有限会社 アヅマ化工 おにぎり包装具
JPS6156884U (ja) * 1984-09-18 1986-04-16
JPS63114195U (ja) * 1987-01-20 1988-07-22

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JPS4819974B1 (ja) * 1968-04-16 1973-06-18
JPS5324582A (en) * 1976-08-18 1978-03-07 Hitachi Cable Ltd Composite a erial wire

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JPS4819974U (ja) * 1971-07-15 1973-03-07

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JPS5743510U (ja) 1982-03-10

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