JPH043365Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH043365Y2
JPH043365Y2 JP1982130332U JP13033282U JPH043365Y2 JP H043365 Y2 JPH043365 Y2 JP H043365Y2 JP 1982130332 U JP1982130332 U JP 1982130332U JP 13033282 U JP13033282 U JP 13033282U JP H043365 Y2 JPH043365 Y2 JP H043365Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
steel
optical cable
stranded
wires
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982130332U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5933624U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP13033282U priority Critical patent/JPS5933624U/ja
Publication of JPS5933624U publication Critical patent/JPS5933624U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH043365Y2 publication Critical patent/JPH043365Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Non-Insulated Conductors (AREA)
  • Communication Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
本考案は光複合架空地線、光複合架空送電線等
光複合電線に使用される鋼撚線に関するものであ
る。 この種鋼撚線は、中心に光ケーブルを配置し、
これの外方に複数本の鋼素線を撚合せてなり、こ
の鋼撚線を直接光複合架空地線として、又はこの
鋼撚線の外周にアルミ撚線層を設けて光複合架空
送電線、光複合架空地線等として使用される。 しかしながら、この種従来の鋼撚線はその鋼素
線が断面円形となつているため、これの延線金車
通過時における屈曲荷重や引留クランプ部等の圧
縮接続時における圧縮力により、鋼素線相互によ
り維持された撚線形状が崩れ変形し、内部の光ケ
ーブルが損傷してしまう欠点があつた。このよう
な鋼素線の崩れを防止するためには、鋼素線の断
面形状を、円筒形を軸線に沿つて放射状に分割し
た扇型に形成すれば良い。扇型形状にすると鋼素
線相互による所謂ブリツジ効果により、円形保持
力が強くなるからである。 しかしながら従来は、鋼素線の断面形状である
扇型形状をどのような形の扇型形状にしたらよう
のかについては何ら考慮されていなかつた。この
ために鋼素線の断面形状を扇型形状とした場合で
も鋼素線が変形し、内部の光ケーブルが損傷する
という問題があつた。 本考案は、このような欠点を改良したもので、
その構成は鋼撚線を構成する鋼素線の断面形状
を、円筒形を軸線に沿つて放射状に分割した扇型
形状にすると共に、その外側円弧の長さと肉厚と
の比を2.4以下とし、且つ両側面のなす角度を20°
を越え、120°未満にしたことを特徴とするもので
ある。 ここで、扇型形状における外側円弧の長さaと
肉厚bとの比を、2.4以下とした理由は、肉厚b
に対し円弧の長さaを長くし、a/bが2.4を越えた 場合には、延線時金車通過の際における屈曲荷重
や圧縮接続時における圧縮荷重により撚線形状が
変形し、内部の光ケーブルを損傷してしまうから
である。 更に、扇型形状の両側面のなす角度θを20°以
上、120°未満とした理由は、角度θを120°以上と
した場合には、鋼素線の断面形状が平板状態に近
ずき、延線時金車通過の際における屈曲荷重や圧
縮接続時における圧縮荷重により撚線形状が変形
し、内部の光ケーブルを損傷してしまうからであ
る。 また上記角度θを20°未満にした場合には、素
線が細くなり、鋼撚線を構成する素線数が多くな
り、従つて外力に対するブリツジ効果が不安定に
なり、前述の屈曲荷重や圧縮荷重により、撚線形
状が変形して内部の光ケーブルを損傷してしまう
からである。 次に本考案の一実施例を第1図及び第2図に基
づき説明する。 図において1は光ケーブル、2はアルミニウム
製保護管、3は鋼素線を示す。 光ケーブル1は、複数本の光フアイバ心線を適
宜な被覆材で被覆したもの等公知のものからな
る。 この光ケーブル1はアルミニウム製保護管2内
に遊嵌状で収納され、該保護管2の外周には鋼素
線3を撚合せてある。 鋼素線3は、亜鉛メツキを施してある。また、
その断面形状は第1図に示すように円筒形を軸線
に沿つて放射状に分割した扇型形状にしてあると
共に、第2図に拡大して示すようにその外側円弧
の長さaと肉厚bとの比a/bは2.4以下とし、且つ その両側面のなす角度θは、20°を越え、120°未
満としてある。 尚、上記アルミニウム製保護管2は省略可能で
あり、また光ケーブル1を中心部に配置する手段
としては、予めFRP等のパイロツトワイヤーを
中心部に配置し(保護管2がある場合には該保護
管2内に収納配置し)、次いで、これの外周上に
鋼素線3を撚合せ、しかる後適宜なる工程で上記
パイロツトワイヤーの端部に光ケーブル1を接続
してパイロツトワイヤーを引抜くと共に光ケーブ
ル1を引込み配置するようにしてもよい。 また、本考案になる鋼撚線は、これを構成する
鋼素線が前述の所定範囲で選定されたものであれ
ばよく、例えば上記範囲で選定された複数種の大
きさの鋼素線で1本の鋼撚線を構成してもよい。 このように構成した本考案鋼撚線は、これをこ
のまま光複合架空地線として、又は該鋼撚線の外
周にアルミニウム等の導体素線を撚合せて光複合
架空地線、光複合架空送電線として使用すればよ
い。例えば鋼撚線1の外周に断面円形のアルミニ
ウム素線を撚合わせ、これを成型ダイスにより圧
縮成型して、第3図に示すようにアルミニウム素
線4を断面略扇型状に形成して光複合架空地線と
する。この場合、アルミニウム素線4は落雷時等
大電流が印加された場合、電線が高温に発熱しな
いようになし、もつて内部の光ケーブルの熱的損
傷を防止すると共に、鋼素線の雨水による腐食を
防止する。更に第3図に示す如くアルミニウム素
線を圧縮すると外径が細くなるから風抵抗が小さ
くなる。 次に、本考案の効果実験結果につき、次表に基
づき説明する。
【表】
【表】 第1表は、光ケーブルを中心に配置して撚合せ
た断面扇型形状の鋼素線を、その外側円弧の長さ
aと肉厚bとの比a/bを変えた6種類の鋼撚線を 製造し、これに夫々引留クランプを100トンプレ
スにより圧縮接続し、鋼撚線の撚線変形と光ケー
ブルの損傷の有無を調べたものである。 尚、この第1表には断面円形の素線を撚合せた
ものも比較例の1つとして記載してある。 また鋼撚線としての外径は夫々同一としてあ
る。 この第1表からも明らかなように、a/bを2.4以 下とした場合には、撚線変形と光ケーブルの損傷
は認められず、2.4を越えた場合及び円形素線を
使用した場合には両者の損傷が認められた。 第2表は、前記断面扇型形状の鋼素線の両側面
のなす角度θを変えた5種類の鋼撚線を製造し、
これを第1表に示したものと同様に圧縮接続して
撚線変形と光ケーブルの損傷を調べたものであ
る。 また鋼撚線としての外径と光ケーブルを収納し
た内壁面外径とは夫々同一としてある。 この第2表からも明らかなように角度θを20°
以下とした場合及び120°以上とした場合には撚線
変形と光ケーブルの損傷が認められ、20°を越え
120°未満の場合には両者の損傷は認められなかつ
た。 しかして、本考案によれば中心に光ケーブルを
配置し、これの外方に複数本の鋼素線を撚合せて
なる鋼撚線において、前記鋼素線はその断面形状
を、円筒形を軸線に沿つて放射状に分割した扇型
形状にすると共に、その外側円弧の長さと肉厚と
の比を2.4以下とし、且つ両側面のなす角度を20°
を越え、120°未満としたので、これを圧縮接続し
た場合でも光ケーブルを損傷することがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案鋼撚線の一実施例を示す断面
図、第2図は第1図における鋼素線の拡大断面
図、第3図は本考案鋼撚線の使用例を説明する説
明図である。 1……光ケーブル、2……保護管、3……鋼素
線、4……アルミニウム素線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中心に光ケーブルを配置し、これの外方に複数
    本の鋼素線を撚合せてなる鋼撚線において、前記
    鋼素線はその断面形状を、円筒形を軸線に沿つて
    放射状に分割した扇型形状にすると共に、その外
    側円弧の長さと肉厚との比を2.4以下とし、且つ
    その両側面の角度を20°を越え、120°未満にした
    ことを特徴とする鋼撚線。
JP13033282U 1982-08-28 1982-08-28 鋼撚線 Granted JPS5933624U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13033282U JPS5933624U (ja) 1982-08-28 1982-08-28 鋼撚線

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13033282U JPS5933624U (ja) 1982-08-28 1982-08-28 鋼撚線

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5933624U JPS5933624U (ja) 1984-03-01
JPH043365Y2 true JPH043365Y2 (ja) 1992-02-03

Family

ID=30295013

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13033282U Granted JPS5933624U (ja) 1982-08-28 1982-08-28 鋼撚線

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5933624U (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0618089B2 (ja) * 1984-05-10 1994-03-09 株式会社フジクラ ケ−ブル線路
JPH0436502Y2 (ja) * 1987-05-20 1992-08-28

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5355791A (en) * 1976-10-29 1978-05-20 Kabel Metallwerke Ghh Conductor for electric cable and cable
JPS54148283A (en) * 1978-05-12 1979-11-20 Furukawa Electric Co Ltd:The Stranded aluminium wire with steel core
JPS54148284A (en) * 1978-05-12 1979-11-20 Furukawa Electric Co Ltd:The Manufacture of stranded aluminium wire with compressed steel core

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5561916U (ja) * 1978-10-23 1980-04-26

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5355791A (en) * 1976-10-29 1978-05-20 Kabel Metallwerke Ghh Conductor for electric cable and cable
JPS54148283A (en) * 1978-05-12 1979-11-20 Furukawa Electric Co Ltd:The Stranded aluminium wire with steel core
JPS54148284A (en) * 1978-05-12 1979-11-20 Furukawa Electric Co Ltd:The Manufacture of stranded aluminium wire with compressed steel core

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5933624U (ja) 1984-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4311001A (en) Method for manufacturing twisted wire products and product made by this method
US4057687A (en) Connection between core and armatures of structures comprising a core of agglomerated fibres
JPH043365Y2 (ja)
US4568794A (en) Gap type ACSR conductor with supporting structure and method of forming same
US3295311A (en) Dead end and method of making the same
CN210896705U (zh) 一种高强度铝芯电缆
CN210743666U (zh) 一种榫卯结构金属带屏蔽高压电力电缆
CN105680391A (zh) 一种复合芯强化电缆用耐张线夹
CN2235150Y (zh) 一种新型架空电缆
JPH07250418A (ja) 撚合せ電線の引留端部
JPH055619Y2 (ja)
JPH0129690Y2 (ja)
CN216561131U (zh) 一种防闪电预绞丝式耐张线夹
CN212136012U (zh) 一种电缆内芯分割组件
JPS606972Y2 (ja) 電力ケ−ブル
CN216749431U (zh) 一种新型绝缘铝合金电缆
JPH07302518A (ja) 光ファイバ複合架空地線及びその製造方法
JPH064505Y2 (ja) 光フアイバ複合架空地線
KR20220166638A (ko) 가공 배전선로용 절연 전선
JPH0117767Y2 (ja)
JPS5928932B2 (ja) ゴム・プラスチック絶縁ケ−ブル用圧縮導体の製造方法
JP2756165B2 (ja) 光ファイバ複合架空地線
JP2819385B2 (ja) 完全プレハブ架線工法用の割りワイヤおよびプレハブ電線連
JPH0610571Y2 (ja) 光ファイバ入り電気ケーブル
JP4615082B2 (ja) 低風騒音低風圧電線