JPH0436502Y2 - - Google Patents

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JPH0436502Y2
JPH0436502Y2 JP1987075383U JP7538387U JPH0436502Y2 JP H0436502 Y2 JPH0436502 Y2 JP H0436502Y2 JP 1987075383 U JP1987075383 U JP 1987075383U JP 7538387 U JP7538387 U JP 7538387U JP H0436502 Y2 JPH0436502 Y2 JP H0436502Y2
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JP
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optical cable
optical fiber
overhead ground
optical
ground wire
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、光フアイバ複合架空地線(以下
OPGWという)、特に光ケーブルに断線が発生し
た場合に迅速に対応可能になるOPGWに関する
ものである。
[従来の技術と問題点] 架空送電線路に架線される架空地線の一部に、
第1図に示すようなアルミパイプ2を配し、当該
アルミパイプ2内に光ケーブル1を収納せしめ、
架空地線をして信号伝送線路としての役割をも併
せ具有せしめることにより、従来は別途設けられ
ていた信号伝送線路を架空地線に併設することを
可能ならしめたOPGWが広く実用に供されるよ
うになつた。
この場合、架空地線そのものは、例えば第1図
に示すようなアルミ被覆鋼線3,3を素線とし
て、撚合せたものであるから十分な強度を有する
が、光ケーブル1を構成する光フアイバそのもの
は強度面では極めて小さいものである。このため
光フアイバの断線を防止するための種々なる施策
が講じられてはいるが、予想し難い局部応力の発
生等のために、不測の断線が生ずることがないと
はいえない。
このような場合、従来提案されている対策は次
のようなものであつた。
その1は、断線した光フアイバを有する
OPGWの接続箱間のOPGWをそつくり張り替え
るものである。この方法は、停電工事が必要とも
なり、材料上のそれをも含め、大きな経済的損失
を伴うことは否めない。
その2は、上記のように架空地線全部の張り替
えをせず、光フアイバの断線個所を有する光ケー
ブルをアルミパイプより引き取ると共に、新たな
光ケーブルをアルミパイプ内に引き替える方法で
ある。これは、前記のOPGW全体の張り替えに
比べれば、経済的損失は小さいが、光ケーブルを
引き替える技術は一朝一夕のものではなく、今後
の研究開発にゆだねねばならないところが多いの
である。
その3は、光フアイバの断線したものはそのま
ま放置し、断線のあるOPGWの外周に別個の新
たな光ケーブルを巻き付け補充する方法である。
この架空地線(のみならず活性の電線を含め)の
外周に光ケーブルを巻き付ける技術は、その自身
強度的に難がある上耐候性にも問題が残る光ケー
ブルを直接露出配設することとなり、その巻き付
け技術をも含めむしろこの技術は目下研究開発の
対象として考えらえている段階にすぎない。
最後の方法は、所定長さの光ケーブルをリール
巻きしたものの複数を工場等に在庫しておき、光
フアイバの断線事故が生じた場合にこれを現地に
搬入し、夫々の光ケーブルをコネクターで接続し
て、断線した区間の伝送能力を補おうという、い
わば応急ケーブル的発想に基くものである。しか
し、この方法も理屈では考えられるが、光ケーブ
ルの強度やコネクターの性能、或いは永久に応急
ケーブル状態のままで放置してよいのかといつた
問題があり、実現にはなおほど遠いものがある。
[考案の概要] 本考案は、上記のような実情に鑑みてなされた
ものであり、光ケーブルの収納されているパイプ
のほかに光ケーブルを引き込むことが可能な補助
用の空パイプを別途配設しておき、上記のように
光フアイバの断線が発生した場合には、断線部分
を有する光ケーブルはそのままとし、修復を必要
とする区間のパイプ内に新たな光ケーブルを引き
込んでやつて、それにより伝送能力を回復せしめ
ようとするものである。
[実施例] 以下に、本考案について実施例に基づいて説明
する。
第1図は、本考案に係るOPGWの一実施例を
示す断面図であり、第2図は、その部分正面図で
ある。1は光ケーブル、2は当該光ケーブル1を
収納するアルミパイプ、3は架空地線を構成する
アルミ被覆鋼線、4は前記アルミ被覆鋼線3,3
の撚方向とは逆方向に架空地線の外周に巻き付け
られている、例えばステンレスパイプよりなる中
空の補助用パイプであつて、正常時には補助用パ
イプ4は中空のままとなつている。
補助用パイプ4の中空内径は、その目的から光
ケーブルを引き込み得る径を有せしめることは当
然であるが、光ケーブル1の光フアイバが全部一
度に断線することはまれであるから、必ずしもア
ルミパイプ2と同径である必要はない。
また、補助用パイプ4の材質としては、強度の
面や耐候性等を慮り、ステンレスの如きものが望
ましい。更に、補助用パイプ4内には後日光ケー
ブルを引き込み得ることが前提となるから、その
巻き付けピツチが小さすぎると、引き込み抵抗が
大きくなり好ましくない。そのような検知よりす
ると、パイプ4のピツチは曲率半径500R以上で
あることが望ましいのである。このような長いピ
ツチで巻き付ける場合には、安定した巻き付けを
保持するため、その巻き付け方向を撚線の撚方向
とは逆になる方向に巻き付けるのがよい。
[考案の効果] 以上の通り、本考案に係るOPGWによれば、
万が一光フアイバに断線事故が発生したとして
も、その断線した光フアイバに相当するものを補
助用パイフ内に引き込んでやり、いわゆるバイパ
ス処置により伝送能力を簡単に復元することがで
きる。しかも、その引き込みには圧縮空気による
押入れ方法を採用することができ、殆ど無停電工
事に行うことができ、材料面からみても、光ケー
ブル全部ではなく断線した光フアイバに見合う数
の光フアイバが引き込まれれば良いのであるか
ら、経済損失を最小限にとどめ得るという大きな
メリツトをも有するものである。
尚、巻き付けられたパイプは、風音防止効果や
難着雪効果といつた副次的効果をも発揮するもの
であつて、本考案の有する産業上の意義も又大き
いのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係るOPGWの一実施例を
示す断面図、第2図は、その部分正面図である。 1……光ケーブル、2……アルミパイプ、3…
…アルミ被覆鋼線、4……補助用パイプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 撚線内に光ケーブルを収納した光フアイバ複
    合架空地線において、前記光ケーブルとは異な
    る光ケーブルを別途引き込むことが可能な補助
    用パイプが前記撚線の撚方向とは逆方向に該撚
    線の外周に巻き付けられていることを特徴とす
    る光フアイバ複合架空地線。 2 巻き付けられた前記補助用パイプのピツチが
    曲率半径500R以上である実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の光フアイバ複合架空地線。
JP1987075383U 1987-05-20 1987-05-20 Expired JPH0436502Y2 (ja)

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JPS63184511U JPS63184511U (ja) 1988-11-28
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5933624B2 (ja) * 1981-06-16 1984-08-16 大日精化工業株式会社 無機顔料調製物の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5933624U (ja) * 1982-08-28 1984-03-01 古河電気工業株式会社 鋼撚線

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5933624B2 (ja) * 1981-06-16 1984-08-16 大日精化工業株式会社 無機顔料調製物の製造方法

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JPS63184511U (ja) 1988-11-28

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