JPH0112340Y2 - - Google Patents

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JPH0112340Y2
JPH0112340Y2 JP665283U JP665283U JPH0112340Y2 JP H0112340 Y2 JPH0112340 Y2 JP H0112340Y2 JP 665283 U JP665283 U JP 665283U JP 665283 U JP665283 U JP 665283U JP H0112340 Y2 JPH0112340 Y2 JP H0112340Y2
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cable
optical fiber
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stainless steel
core
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【考案の詳細な説明】 (考案の技術分野) 本考案は、ステンレスシースを有する電力ケー
ブルに関し、特にしやへい層上に横巻きされてい
る多数本の銅線の一部を光フアイバーケーブルに
置換した光フアイバー複合電力ケーブルに関す
る。
(考案の背景技術とその問題点) 大電力送電用ケーブル、例えばOFケーブルで
は、地絡事故電流を安全に流すための帰路が必要
であるが、アルミシースを有するOFケーブルに
おいてはアルミシースをその帰路として利用して
いる。
ところで、アルミシースを有する単心ケーブル
は、相互に近接して布設されるとケーブルの許容
電流が低下する難点がある。これはアルミシース
の導電率が高いところからアルミシース自身に渦
電流が生ずることによる。このため、最近では金
属シースとして機械的特性が優れ、かつシース損
失の少ないステンレスシースを有する電力ケーブ
ルが実用化されつつあるが、ステンレスシースは
抵抗が大きいため地絡事故電流が流れると発熱し
容易に溶解してしまう難点がある。
従つて、ステンレスシースをOFケーブルの金
属シースとして用い、しかも帰路としてそのまま
利用した場合には、前述のステンレスシースの溶
解個所からケーブル内部に存在する絶縁油が多量
に流出するなどの問題があつた。
そこで、しやへい層上に多数本の銅線やアルミ
線等から成る導線を別個に巻きつけ、その上にス
テンレスシースを被覆して成る電力ケーブルが提
案されているが、帰路導体は、比較的長ピツチで
疎巻きされているので、ケーブルの湾曲部におい
てしやへい層に密着せず、特にOFケーブルの如
きテープ状の絶縁物を多層に巻きつけて成る絶縁
物を有するケーブルにおいては、その帰路導体が
ケーブルの湾曲部は勿論直線部であつてもしやへ
い層に局部的に密着しないことがあり、このため
地絡事故電流がしやへい層を損壊する虞れがあつ
た。
このため、本出願人は、先に帰路導体がしやへ
い層に確実に密着するステンレスシースを有する
電力ケーブルを提案している。
ところで、近時、光フアイバーの無誘導、無漏
話および低損失等の特徴を最大限に生かしたいわ
ゆる光フアイバー複合電力ケーブルが実用化され
ている。
しかしながら、上記の光フアイバー複合電力ケ
ーブルはCVケーブルやOFケーブル等の3心電力
ケーブルとの複合化が中心で、単心電力ケーブル
との複合化は末だ実用化されていない。
これは、単心電力ケーブルにおいては、そのケ
ーブルの構成上光フアイバーケーブルを入れるス
ペースがないことによる。すなわち、単心OFケ
ーブルにおいてはその中心に存在する油通路に光
フアイバーケーブルを挿入することも考えられる
が、かかる構成では、油通路がOFケーブルの高
圧側となるためケーブルの接続部やケーブル端末
部における引出し処理が困難となり、また、対地
電位側に挿入する場合は、そのためのスペースを
特別に必要とし、必要以上にケーブル外径が大き
くなる難点があるからである。
一方、この光フアイバー複合電力ケーブルを設
計するに際しては、ケーブルに曲げや張力あるい
はネジレやキンク等の外力が加わつても光フアイ
バー自体に許容限度以上のひずみが加わらないよ
うにしなければならない。
(考案の目的) 本考案はこのような点に着目してなされたもの
で、ステンレスシースを有する単心電力ケーブル
に張力、屈曲、ネジレ等の外力が加わつても光フ
アイバー自体に破損、損失増加等の異常を生じさ
せない光フアイバー複合電力ケーブルを提供せん
とするものである。
(考案の概要) 本考案においては、ケーブルコア上のしやへい
層とこの上に設けられたステンレスシース間に存
在する帰路導体を、しやへい層上に横巻きされた
多数本の導線と、これらの導線間にこれらの導線
と共に横巻きされ、これらの導線外径よりも小径
とされた少なくとも1本の光フアイバーケーブル
とで構成することにより前記目的を達成してい
る。
(考案の実施例) 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
第1図及び第2図には本考案に係る単心OFケ
ーブルが示され、このOFケーブルは、油通路1
0の周囲に配置されている導体12と、この導体
12上に多層に巻きつけられている絶縁紙から成
る絶縁体14と、この絶縁体14上に巻きつけら
れている金属テープから成るしやへい層16と、
このしやへい層16上に設けられている帰路導体
18と、必要によりこの帰路導体18上に巻きつ
けられる導電性バインダー20と、このバインダ
ー20上に設けられているステンレスシース22
とで構成されている。
帰路導体18は、銅線又はアルミ線から成り、
しやへい層16上に、比較的長ピツチで横巻きさ
れている多数本の導線18aと、これらの導線間
に配設され、これらの導線と共により横巻きされ
た少なくとも1条の光フアイバーケーブル18b
とで構成されている。
光フアイバーケーブル18bは、導線18aの
外径よりも小径とされている。これは、帰路導体
上に設けられるバインダーの巻回圧力あるいはケ
ーブルに作用する曲げ、張力等によつて光フアイ
バー線に許容限度以上のひずみ力を加えさせない
ためである。
従つて、光フアイバーケーブル18bに隣接す
る導線のみその径を大にし、他の導線は光フアイ
バーケーブルと同径もしくはそれ以下の線径とし
てもよい。この意味からすれば光フアイバーに隣
接する導線は、銅線等の金属線に限定されず、例
えば、FRPやナイロンロープ等の非金属性線条
体であつてもよい。
第3図は、光フアイバーケーブル18bを1本
の光フアイバー線18b′と、これに並列され、光
フアイバー線よりその線径が大とされた1本の導
線18aと、これらの両線の外周間に跨つて例え
ば巻回されたバインダ23とで構成した場合の実
施例を示すている。
この実施例においては、その線径が大とされた
導線18aを光フアイバー線18b′のテンシヨン
メンバーとして代用できるので、導線と光フアイ
バーケーブルとを同一張力でケーブルコア上に横
巻きすることが可能となる。
第4図は光フアイバーケーブルを、1対の導線
18a,18a間に小径の光フアイバー線18
b′を配置し、これをバインダ23′で一体にした
場合の実施例を示している。この実施例において
は、第3図の実施例に比し、光フアイバー線のテ
ンシヨンメンバーとしての機能をより増大させる
ことができる。
なお、光フアイバー線18bとしては光フアイ
バーと、この上に設けられたバツフアコートおよ
びナイロン等の被覆層とからなるいわゆる光フア
イバー芯線あるいは、この光フアイバー芯線上に
クツシヨン層およびビニル等の保護層を設けて成
る単心光ケーブル等が用いられ、必要によりこれ
らの単心光ケーブルや光フアイバー芯線の外側に
は、OFケーブル中の絶縁油による溶解を防ぐた
めにテフロン被覆層が設けられる。
必要により設けられる導電性バインダー20
は、銅テープ等の金属テープ又は銅線等が織り込
まれて形成される布テープなどから成り、帰路導
体18をしやへい層16に密着させるために帰路
導体18上に一定の張力を保持して例えば突き合
わせ巻きされている。従つて、導電性バインダー
20を設けた場合においては、帰路導体18が常
にしやへい層16周面に押しつけられた状態に保
持され、例えOFケーブルが湾曲されて布設され
てもしやへい層16から離れることがない。そし
て、ステンレスシース22は、波付加工されて導
電性バインダー20上に接触して設けられている
ので、しやへい層16、帰路導体18及びステン
レスシース22相互を導電性バインダー20を介
して同電位に保つことができる。従つて、地絡事
故電流を安全に流すことが可能である。
尚、上記実施例では導電性バインダー20を突
き合わせ巻きしたが、重ね巻きであつてもよい。
また、上記実施例では本考案をOFケーブルに
適用した例を示したが、CVケーブルにおいてス
テンレスシースを用いた場合にも同様に適用で
き、又、他のステンレスシースを有する電力ケー
ブルであつてもやはり同様に適用できる。
(考案の効果) 以上述べたように本考案においては、ケーブル
コア上のしやへい層とこの上に設けられるステン
レスシース間に配設させた帰路導体を、ケーブル
しやへい層上に横巻きされる多数本の導線と、こ
れらの導線間にこれらの導線と共に横巻きされこ
れらの導線外径よりも小径とされた少なくとも1
本の光フアイバーとで構成しているので、従来の
アルミ被電力ケーブルと比較すればアルミ被のシ
ース損失の増大をステンレスシースで、ステンレ
スシースの地絡事故電流の容量不足を帰路導体で
それぞれカバーでき、加えて光フアイバーに張力
負担を殆んどさせない光フアイバー複合電力ケー
ブルを提供できる。
そして、本考案に係る光フアイバー複合電力ケ
ーブルにおいては、横巻きされた導線間すなわち
対地電位側に光フアイバーケーブルを配設してい
るので、ケーブルの中間接続部や終端部での光フ
アイバーケーブルの取り出しを容易に行ない得
る。更に、光フアイバーケーブルを導線と共にケ
ーブルコア上に横巻きしているので光フアイバー
の複合化のために余分なスペースを必要とせず、
また余計な作業工程も不要である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る光フアイバー複合電力ケ
ーブルの構造を示す斜視図、第2図は第1図の光
フアイバー複合電力ケーブルの横断面図、第3図
および第4図は光フアイバーケーブルの他の実施
例を示す横断面図である。 12……導体、14……絶縁体、16……しや
へい層、18……帰路導体、18a……導線、1
8b……光フアイバーケーブル、20……導電性
バインダー、22……ステンレスシース。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ケーブルコア上のしやへい層上に設けられた
    帰路導体上にステンレスシースを設けるものに
    おいて、前記帰路導体が前記しやへい層上に横
    巻きされた多数本の導線と、これらの導線間に
    これらの導線と共に横巻きされ、これらの導線
    外径よりも小径とされた少なくとも1本の光フ
    アイバーケーブルとで構成されていることを特
    徴とする光フアイバー複合電力ケーブル。 2 光フアイバーケーブルが、1本の光フアイバ
    ー線と、これに並設された少なくとも1本の導
    線と、これらの両線外周間に跨つて設けられた
    バインダとで構成されていることを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の光フアイ
    バー複合電力ケーブル。
JP665283U 1983-01-19 1983-01-19 光フアイバ−複合電力ケ−ブル Granted JPS59112418U (ja)

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JP665283U JPS59112418U (ja) 1983-01-19 1983-01-19 光フアイバ−複合電力ケ−ブル

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JPS59112418U JPS59112418U (ja) 1984-07-30
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JP2585591B2 (ja) * 1987-05-01 1997-02-26 住友電気工業株式会社 光ファイバ複合単心電力ケ−ブル

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JPS59112418U (ja) 1984-07-30

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