JPH0430125B2 - - Google Patents

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JPH0430125B2
JPH0430125B2 JP58007576A JP757683A JPH0430125B2 JP H0430125 B2 JPH0430125 B2 JP H0430125B2 JP 58007576 A JP58007576 A JP 58007576A JP 757683 A JP757683 A JP 757683A JP H0430125 B2 JPH0430125 B2 JP H0430125B2
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JP
Japan
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stainless steel
cable
layer
tape
return conductor
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JP58007576A
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JPS59132517A (ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) 本発明は、ステンレスシースを有するOFケー
ブル等のケーブルの製造方法に関し、特にステン
レスシース形成時におけるケーブルコアの劣化を
防止する場合に好適するステンレスシースケーブ
ルの製造方法に関する。
(発明の背景技術とその問題点) 大電力送電用ケーブル、例えばOFケーブルで
は、地絡事故電流を安全に流すための帰路が必要
であるが、アルミシースを有するOFケーブルに
おいてはアルミシースをその帰路として利用して
いる。
ところで、アルミシースを有する単心ケーブル
は、相互に近接して布設されるとケーブルの許容
電流が低下する難点がある。これはアルミシース
の導電率が高いところからアルミシース自身に渦
電流が生ずることによる。このため、最近では金
属シースとして機械的特性が優れ、かつシース損
失の少ないステンレスシースを有する電力ケーブ
ルが実用化されつつあるが、ステンレスシースは
抵抗が大きいため地絡事故電流が流れると発熱し
容易に溶解してしまう難点がある。
従つて、ステンレスシースをOFケーブルの金
属シースとして用い、しかも帰路としてそのまま
利用した場合には、前述のステレンスシースの溶
解個所からケーブル内部に存在する絶縁油が多量
に流出するなどの問題があつた。
そこで、しやへい層上に多数本の銅線やアルミ
線等から成る導線を別個に巻きつけ、その上にス
テンレスシースを被覆して成る電力ケーブルは提
案されているが、帰路導体は、比較的長ピツチで
疎巻きされているので、ケーブルの湾曲部におい
てしやへい層に密着せず、特にOFケーブルの如
きテープ状の絶縁物を多層に巻きつけて成る絶縁
物を有するケーブルにおいては、その帰路導体が
ケーブルの湾曲部は勿論直線部であつてもしやへ
い層に局部的に密着しないことがあり、このため
地絡事故電流がしやへい層を損壊する慮れがあつ
た。
このため、本出願人は、先に帰路導体がしやへ
い層に確実に密着するステンレスシースを有する
電力ケーブルを提案している。
ところで、上記のステンレスシースは、アルミ
や鉛のように押出によつては被覆できないためス
テンレステープの縦添溶接によつて形成されてい
る。
ところが、OFケーブル等のケーブルコア上に
ステンレステープを真空下で縦添溶接するものに
おいては、溶接時の熱が輻射熱としてケーブルコ
アに伝達されケーブル絶縁体の電気的、機械的特
性を低下させる懸念がある。
(発明の目的) 本発明はこのような点に着目してなされたもの
で、ケーブルしやへい層、帰路導体及びステンレ
スシース相互間を同電位に保持できるケーブルで
あつて、ステンレスシース形成時の熱をケーブル
コアに伝達させないステンレスシースケーブルの
製造方法を提供せんとするものである。
(発明の概要) 本発明においては、帰路導体上に、これをケー
ブルしやへい層に密着させるべく導電性バインダ
ーを巻きつけ、かつステンレステープの縦添溶接
部下に、金属テープからなる熱しやへい層を長さ
方向に添つて介挿させることにより前記目的を達
成している。
(発明の実施例) 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明
する。
第1図には本発明に係る単心OFケーブルが示
され、このOFケーブルは、油通路10の周囲に
配置されている導体12と、この導体12上に多
層に巻きつけられている絶縁紙から成る絶縁体1
4と、この絶縁体14上に巻きつけられている金
属テープから成るしやへい層16と、このしやへ
い層16上に設けられている帰路導体18と、こ
の帰路導体18上に巻きつけられている導電性バ
インダー20と、このバインダー20上に設けら
れいるステンレスシース22とで構成されてい
る。(以下ステンレスシース22を除くケーブル
構成部材をケーブルコアCと略称する。) 帰路導体18は、銅線又はアルミ前述から成
り、しやへい層16上に、比較的長ピツチで横巻
きされている多数本の導線18aと、必要により
これらの導線間に配設され、これらの導線と共に
より横巻きされた少なくとも1条の光フアイバー
線18bとで構成されている。
光フアイバー線18bを設ける場合は、導線1
8aと同径かあるいはそれ以下の線径にすること
が望ましい。これは、帰路導体上に設けられるバ
インダーの巻回圧力あるいはケーブルに作用する
曲げ、張力等によつて光フアイバー線に許容限度
以上のひずみを加えさせないためである。
なお、光フアイバー線18bとしては光フアイ
バーと、この上に設けられたバツフアコートおよ
びナイロン等の被覆層とからなるいわゆる光フア
イバー芯線あるいは、この光フアイバー芯線上に
クツシヨン層およびビニル等の保護層を設けて成
る単心光ケーブル等が用いられ、必要によりこれ
らの単心光ケーブルや光フアイバー芯線の外側に
は、OFケーブル中の絶縁油による溶解を防ぐた
めのテフロン被覆層が設けられる。
導電性バインダー20は、銅テーブル等の金属
テープ又は銅線等が織り込まれて形成される布テ
ープなどから成り、帰路導体18をしやへい層1
6に密着させるために帰路導体18上に一定の張
力を保持して例えば突き合わせ巻きされている。
従つて、導電性バインダー20を設けた場合にお
いては帰路導体18が常にしやへい層16周面に
押しつけられた状態に保持され、例えOFケーブ
ルが湾曲されて布設されてもしやへい層16から
離れることがない。そして、ステンレステープの
縦添溶接によつて形成されるステンレスシース2
2は、波付加工されて導電性バインダー20上に
接触して設けられているので、しやへい層16、
帰路導体18及びステンレスシース22相互を導
電性バインダ−20を介して同電位に保つことが
できる。従つて、地絡事故電流を安全に流すこと
が可能である。
尚、上実施例出では導電性バインダー20を突
き合わせ巻きしたが、重ね巻きであつてもよい。
また、上記実施例では、本考案をOFケーブル
に適用した例を示したが、CVケーブルにおいて
ステンレスシースを用いた場合にも同様に適用で
き、又、他のステンレスシースを有する電力ケー
ブルであつてもやはり同様に適用できる。
ステンレスシース22は、第2図に示すように
ケーブルコアCの表面に熱しやへい層23を設け
た後にステンレステープを縦添溶接することによ
り形成される。
熱しやへい層23は上記ステンレステープ溶接
時に生ずる輻射熱をケーブルコアCに熱伝達させ
ないために設けるもので、これはアルミテープ、
金属化紙、銅テープあるいはステンレステープ等
の金属テープすなわちその表面が鏡面状のテープ
をケーブルコアC上に縦添または横巻きすること
により形成されている。
熱しやへい層23は、予めテーピング機でケー
ブルコア外周に取付けてもよいがかかる場合は、
金属テープの巻き込み時にケーブルコアCを損傷
させるおそれがあるので、できれば、ステンレス
シースの被覆直前に縦添えすることが望ましい。
(発明の効果) 以上述べたように本発明においては、ステンレ
スシース形成時の輻射熱を熱しやへい層によつて
遮断しているので、ケーブルコアが熱によつて電
気的・機械的に劣化しないステンレスシースケー
ブルを製造できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法によつて製造したステンレ
スシースケーブルの構造を示す斜視図、第2図は
第1図のステンレスシースケーブルの横断面図で
ある。 12……導体、14……絶縁体、16……しや
へい層、18……帰路導体、18a……導線、1
8b……光フアイバー、20……導電性バインダ
ー、22……ステンレスシース、23……熱しや
へい層、C……ケーブルコア。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ケーブルしやへい層上に多数本の導線の横巻
    きからなる帰路導体が設けられ、この上に帰路導
    体を前記ケーブルしやへい層に密着させるべく導
    電性バインダーが巻きつけられ、更にこの上にス
    テンレステープの縦添溶接からなるステンレスシ
    ースを設けるに当たり、前記ステンレステープ溶
    接部と前記導電性バインダー間に、金属テープか
    らなる熱しやへい層を長さ方向に添つて介挿させ
    ることを特徴とするステンレスシースケーブルの
    製造方法。
JP757683A 1983-01-19 1983-01-19 ステンレスシ−スケ−ブルの製造方法 Granted JPS59132517A (ja)

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JP757683A JPS59132517A (ja) 1983-01-19 1983-01-19 ステンレスシ−スケ−ブルの製造方法

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JP757683A JPS59132517A (ja) 1983-01-19 1983-01-19 ステンレスシ−スケ−ブルの製造方法

Publications (2)

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JPS59132517A JPS59132517A (ja) 1984-07-30
JPH0430125B2 true JPH0430125B2 (ja) 1992-05-20

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ID=11669631

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JP757683A Granted JPS59132517A (ja) 1983-01-19 1983-01-19 ステンレスシ−スケ−ブルの製造方法

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56107719A (en) * 1980-01-25 1981-08-26 Fujikura Ltd Method of connecting metallic sheath of cable

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6228012Y2 (ja) * 1981-02-04 1987-07-18

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56107719A (en) * 1980-01-25 1981-08-26 Fujikura Ltd Method of connecting metallic sheath of cable

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JPS59132517A (ja) 1984-07-30

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