JPS6228012Y2 - - Google Patents

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JPS6228012Y2
JPS6228012Y2 JP1378681U JP1378681U JPS6228012Y2 JP S6228012 Y2 JPS6228012 Y2 JP S6228012Y2 JP 1378681 U JP1378681 U JP 1378681U JP 1378681 U JP1378681 U JP 1378681U JP S6228012 Y2 JPS6228012 Y2 JP S6228012Y2
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JP
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stainless steel
cable
sheath
lead
sheathing
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、金属シースにステンレス鋼を使用し
たOFケーブルに関する。
従来、OFケーブルのシースとしてアルミ被が
使用されているがアルミは電気抵抗率が小さいた
めシースの渦電流損失が大きいという欠点があ
る。このためアルミに代えて電気抵抗率の高いス
テンレス鋼を用いることが考えられているが、ス
テンレス鋼は剛性が大きいためアルミ被のように
ケーブル線心上に押出し被覆することは現状技術
では不可能である。
したがつて、薄板状のステンレス鋼をケーブル
線心の外周に沿わせるように連続的に成形し合せ
目を溶接した後、波付加工を施こす方法が通信ケ
ーブルの製造などではおこなわれている。しか
し、この方法をそのままOFケーブルに適用しよ
うとすると次のような問題点が生ずる。
(1) OFケーブルでは地絡時の電流が金属シース
に流れるためシースの温度が上昇する。この温
度上昇を油浸絶縁紙および防食層に許容される
範囲内に納めるためには金属シースの厚さを大
きくしてシース抵抗を小さくし、また充分な熱
容量を有するようにしなければならない。
この結果、ケーブルの屈曲性は著しく損なわ
れることになり、場合によつてはドラムに巻取
つて輸送することが不可能になるなどの弊害が
生ずる。
(2) ステンレス鋼の合せ目を溶接する際、ステン
レス鋼が厚いと溶接に必要な熱量も多くなり、
またステンレス鋼がケーブル線心に接するため
油浸絶縁紙を熱的に損傷する危険がある。
(3) このOFケーブルにマス含浸法を採用しよう
とする場合、ケーブル線心に注油後に金属シー
スを被覆することになるから注油罐から金属シ
ースの被覆の工程までは、油浸状態を安定に維
持するため気密に保持して外気からケーブルを
保護する必要がある。しかし前記のようにステ
ンレス鋼被の製造方法では板状材料を順次成形
する工程からなるので気密の保持ができず、し
たがつてマス含浸法は適用できないことにな
る。
本考案は、このような点に鑑み、前記の欠点を
解決したステンレス鋼の金属シースを有するOF
ケーブルを提供しようとするもので、その要旨は
ケーブル線心上に鉛被を押出被覆し、この鉛被上
にステンレス鋼板を縦沿え包被しその合せ目を溶
接してなるOFケーブルにある。
第1図は本考案にかかるOFケーブルを示し、
1は導体2に油浸絶縁紙3、絶縁遮蔽層4を順次
設けたケーブル線心を示し、5はその上に押出被
覆された鉛被、6は鉛被5上に設けられたステン
レス鋼被覆でステンレス鋼板を縦沿え包被し、そ
の合せ目を溶接したもので波付けが施こされてい
る。なお、7は防食層である。
ここで、ステンレス鋼被覆の厚さとして、通常
の製造技術で容易に被覆できること、ケーブルの
屈曲性を損なわないことの条件を満足する範囲で
あることが肝要である。たとえば275KV OFケー
ブル線路で35KA、0.2秒程度の地絡容量が必要な
場合、これに必要なステンレス鋼被覆の厚さは約
2mmであるが、本考案においては、これを1mm程
度あるいはそれ以下とし、地絡電流容量の不足分
は鉛被5に負担させることにより必要な地絡電流
容量を確保するものである。なお、鉛の抵抗率は
22.0μΩ−cm20℃でステンレス鋼の73.0μΩ−cm
20℃の約1/3であるが、アルミの2.9μΩ−cm20℃
に比較して十分大きいため渦電流損失は小さい。
したがつて本考案のOFケーブルによれば次のよ
うな効果が得られる。
(1) 波付アルミ被と同等の屈曲性および地絡容量
を有しながらアルミ被よりも渦電流損失を少な
くすることができる。
(2) ケーブル線心上に鉛被を押出被覆するのでマ
ス含浸法によつて製造することが可能であり、
またこの鉛被の上にステンレス鋼を被覆するの
でステンレス鋼を溶接する際の線心に与える熱
影響を緩和することができる。
(3) 鉛被OFケーブルと同等以上の渦電流の低損
失効果を有し、しかも鉛被OFケーブルよりも
鉛被の厚さが少なく軽量である。
(4) 機械的に強く、外傷に対してはもちろん、内
圧に対しても高油圧領域まで使用することがで
きる。
(5) ステンレス鋼被覆も気密構造とすることがで
きるので振動、熱伸縮などで鉛被に亀裂が生じ
た場合にも漏油に対し安全である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるOFケーブルの斜視図
である。 1……ケーブル線心、5……鉛被、6……ステ
ンレス鋼被。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケーブル線心上に鉛被を押出被覆し、その上に
    ステンレス鋼板を縦沿え包被し、その合せ目を溶
    接してなるOFケーブル。
JP1378681U 1981-02-04 1981-02-04 Expired JPS6228012Y2 (ja)

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JPS57128716U JPS57128716U (ja) 1982-08-11
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JPS59132517A (ja) * 1983-01-19 1984-07-30 昭和電線電纜株式会社 ステンレスシ−スケ−ブルの製造方法

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JPS57128716U (ja) 1982-08-11

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