JPH0579814U - 架橋ポリエチレン絶縁鉛被シースケーブル - Google Patents

架橋ポリエチレン絶縁鉛被シースケーブル

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Publication number
JPH0579814U
JPH0579814U JP1679492U JP1679492U JPH0579814U JP H0579814 U JPH0579814 U JP H0579814U JP 1679492 U JP1679492 U JP 1679492U JP 1679492 U JP1679492 U JP 1679492U JP H0579814 U JPH0579814 U JP H0579814U
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JP
Japan
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lead
cross
cable
linked polyethylene
insulated lead
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Pending
Application number
JP1679492U
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English (en)
Inventor
正名 深沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】鉛被の疲労を防止、ケーブルに温度変化があっ
ても鉛被が変形しないような改良された架橋ポリエチレ
ン絶縁鉛被シースケーブルを提供する。 【構成】 架橋ポリエチレン絶縁鉛被シース電力ケーブ
ルにおいて、外部半導電層上に順次クッション層、金属
テープスパイラル巻きによる内側補強層、鉛被及び金属
テープスパイラル巻きによる外側補強層を設けて構成さ
れたことを特徴とする架橋ポリエチレン絶縁鉛被シース
ケーブル。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の対象】
本考案は、海底ケーブル用架橋ポリエチレン鉛被ケーブルに関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
従来、海底ケーブルとして使用されている比較的低圧(33KV級以下)のC Vケーブルは、金属シースは設けられていない。従って、水がシースを通して絶 縁体に容易に侵入する。
【0003】 水が絶縁体に悪影響を及ぼすことは明らかになってきており、これらの低圧ケ ーブルでも遮水対策が望まれている。
【0004】 完全な遮水のためには、金属被が必要となる。従来、海底ケーブルでは金属被 として海水に対する耐食性に優れた鉛被が使用されている。
【0005】 しかし超高圧、大サイズの海底CVケーブルの金属被として鉛被を使用した場 合、次のような問題を生ずる。
【0006】 一例として、275KV CV 1×2500mm2 (絶縁厚27mm)のケ ーブルについて、コア上(遮蔽層上)に鉛被を施し、鉛被上にPZ防食層および 鉄線外装を設ける構造とすると、架橋ポリエチレン絶縁体の熱膨張係数が、0. 0001〜0.00013 1/℃の大きいため、導体温度が20℃から90℃ に上るとコア外径は約3.0mm増加し、従って、鉛被径も同じく増加する。そ の後、導体温度が90℃から低下するとコア外径は減少するが、この時海水中で は鉛被に対して水圧が加わっており、鉛被の強度が低いため、同時に鉛被径も減 少する。すなわち、鉛被はコアに追隋して変形することになり、繰り返しにより 疲労し、やがてクラックが発生する危険がある。
【0007】 上記のケーブルにおいて、コアの膨張を押えるためにコア上に、例えばステン レステープ横巻等の補強層を設ける構造が考えられるが、熱膨脹を完全に押え込 むことは容易でなく、また完全に押え込むと絶縁体に大きな応力が加わり絶縁性 能上好ましくない。
【0008】 さらに、鉛被の疲労を防ぐために、コア上に波付アルミ被を施こし、その外側 に鉛被を押出する構造例があるが、(実公昭62−129711)、これではケ ーブル外径が著しく大きくなり、鉄線外装が施こしにくくなる等の問題がある。
【0009】
【考案の目的】
本考案の目的は、前記の鉛被の疲労を防止すること、すなわち、ケーブルに温 度変化があっても鉛被が変形しないような改良された架橋ポリエチレン絶縁鉛被 シースケーブルを提供することにある。
【0010】
【考案の要点】
本考案の要旨は、架橋ポリエチレン絶縁鉛被シース電力ケーブルに於て、コア 上に順次コアの熱膨張を吸収するクッション層、クッション層上に、クッション 層外径を変化させないための補強層、鉛被、鉛被外径を内圧により変化させない ための補強層を設けて成ることを特徴とするものである。
【0011】
【考案の実施例】
本考案の具体例を図1に示す。本ケーブルの詳細構造は次のとおりである。
【0012】 ケーブル:275KV 1×2500mm2 架橋ポリエチレン絶縁、鉛被 、ポリエチレン、防食、鉄線外装ケーブル、(絶縁厚27mm) 本ケーブルの押出し外部半導電層外径は約120mmとなり、導体1温度 が20℃から90℃まで上昇した時のコア外径(外導外径)の増加は約3.0m mである。
【0013】 このコア上に発泡、導電性クッションテープ3を3mm厚に巻く。厚さ1 mm幅120mmのテープを突合せ巻きにて3層巻く。本テープは、1Kg/c m2 の面圧ではほとんどへこまないが、10Kg/cm2 以上では厚さが50 %以下になるので、コアの重量(30Kg/m)のみでは厚さが変らないが熱 膨張時は圧縮される。
【0014】 クッションテープ上に0.15mm幅30mmのステンレステープ4を突 合巻きで2層巻く。コアの膨張は前記クッション層にて容易に吸収されるのでこ のステンレステープ補強層によりクッション層外径が大きくなることはない。
【0015】 前記補強層上に厚さ6mmの鉛被5を押出し、この鉛被上に0.15mm 幅30mmのステンレステープを突合せ巻き2層による補強層6を設ける。海底 ケーブルでは常に外水圧が加わり、鉛被は内側に押しつけられた状態になって いるので、鉛被内側補強層の外径が変らなければ、鉛被外径も変らないように 思えるが、外水圧は布設深さにより変るので、ルート中には非常に小さい部分 があること、一方、鉛被内部の補強層突合部等には若干の空隙部があり、コア の膨張によりクッション層から押出されてくる空気があることから鉛被内圧が 上り鉛被を変形させる応力となるので、この変形を防ぐために鉛補の外側にも 補強層が必要である。
【0016】 外側補強層の上にポリエチレン防食層7、鉄線外装8を施こす。
【0017】
【考案の効果】
以上説明した通り本考案ケーブルは次の効果を有するものであり、その実用価 値大なるものがある。
【0018】 鉛被の疲労を防止できる。
【0019】 材料、製造面とも従来技術でカバーできる。
【0020】 寸法的にも従来と同程度である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案電力ケーブルの一実施例を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 導体 2 絶縁体(内外導を含む) 3 クッション層 4 内側補強層 5 鉛被 6 外側補強層 7 防食層 8 鉄線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】架橋ポリエチレン絶縁鉛被シース電力ケー
    ブルにおいて、外部半導電層上に順次クッション層、金
    属テープスパイラル巻きによる内側補強層、鉛被及び金
    属テープスパイラル巻きによる外側補強層を設けて構成
    されたことを特徴とする架橋ポリエチレン絶縁鉛被シー
    スケーブル。
JP1679492U 1992-03-27 1992-03-27 架橋ポリエチレン絶縁鉛被シースケーブル Pending JPH0579814U (ja)

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JPH0579814U true JPH0579814U (ja) 1993-10-29

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JP1679492U Pending JPH0579814U (ja) 1992-03-27 1992-03-27 架橋ポリエチレン絶縁鉛被シースケーブル

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JP (1) JPH0579814U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11273466A (ja) * 1998-02-19 1999-10-08 Alcatel Cit 高電圧直流電力ケ―ブルとそのケ―ブルの海底ケ―ブル敷設法
JP2010123361A (ja) * 2008-11-19 2010-06-03 Viscas Corp ゴム・プラスチック絶縁鉛シースケーブル

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JPH11273466A (ja) * 1998-02-19 1999-10-08 Alcatel Cit 高電圧直流電力ケ―ブルとそのケ―ブルの海底ケ―ブル敷設法
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