JPH0117776Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0117776Y2 JPH0117776Y2 JP1983066680U JP6668083U JPH0117776Y2 JP H0117776 Y2 JPH0117776 Y2 JP H0117776Y2 JP 1983066680 U JP1983066680 U JP 1983066680U JP 6668083 U JP6668083 U JP 6668083U JP H0117776 Y2 JPH0117776 Y2 JP H0117776Y2
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- JP
- Japan
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- cable
- paper
- pplp
- insulator
- insulating
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- Expired
Links
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Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
- Gas Or Oil Filled Cable Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔技術分野〕
本考案は半合成絶縁紙OFケーブルの構造に係
わる。
わる。
最近OFケーブルの絶縁紙として、従来のクラ
フト紙にかわり、半合成絶縁紙であるPPLP（ポ
リプロピレンとクラフト紙とのラミネート紙）が
実線路で用いられるようになつてきた。
フト紙にかわり、半合成絶縁紙であるPPLP（ポ
リプロピレンとクラフト紙とのラミネート紙）が
実線路で用いられるようになつてきた。
このようなPPLPを絶縁体とするOFケーブル
では、その中心にある導体に中空導体を用い、中
空部を油通路として絶縁油充填の状態で使用し、
絶縁体と外側のアルミシースとの間は油通路とし
て使用されることはない。
では、その中心にある導体に中空導体を用い、中
空部を油通路として絶縁油充填の状態で使用し、
絶縁体と外側のアルミシースとの間は油通路とし
て使用されることはない。
ところで、このような構造のOFケーブルにケ
ーブル間接続部あるいはケーブル終端で鉛工を施
す際、ポリプロピレンが鉛工による熱により溶け
出す問題が生じており、このため熱に強いクラフ
ト紙あるいはPML（ポリメチルペンテンのフイル
ムの片面または両面にクラフト紙をラミネートし
たもの）を絶縁体の上層部にPPLPに代わり使用
する構造を採り、これにより通常の鉛工を実施す
るか、このような熱に強いものを使用しないとき
は、鉛工方法として、低温流し込み鉛工を実施す
る必要がある。
ーブル間接続部あるいはケーブル終端で鉛工を施
す際、ポリプロピレンが鉛工による熱により溶け
出す問題が生じており、このため熱に強いクラフ
ト紙あるいはPML（ポリメチルペンテンのフイル
ムの片面または両面にクラフト紙をラミネートし
たもの）を絶縁体の上層部にPPLPに代わり使用
する構造を採り、これにより通常の鉛工を実施す
るか、このような熱に強いものを使用しないとき
は、鉛工方法として、低温流し込み鉛工を実施す
る必要がある。
しかし、例えばクラフト紙を巻けば、クラフト
紙はPPLPより、ε.tanδが大きいため、綜合して
ε.tanδが低下し、またクラフト紙、PML等PPLP
と機械的特性の異なる紙を使用すれば、しわなど
が発生しやすく、鉛工により極度にフイルムが溶
けた場合、溶けた部分にフイルムがなくなるた
め、その部分の電気強度がクラフト紙並みに低下
する。
紙はPPLPより、ε.tanδが大きいため、綜合して
ε.tanδが低下し、またクラフト紙、PML等PPLP
と機械的特性の異なる紙を使用すれば、しわなど
が発生しやすく、鉛工により極度にフイルムが溶
けた場合、溶けた部分にフイルムがなくなるた
め、その部分の電気強度がクラフト紙並みに低下
する。
上述のように従来の導体中空部を油通路とし、
絶縁体をPPLPとするOFケーブルのアルミシー
ス端部に接続部金属製カバーを鉛工により固着す
る場合、鉛工部に加えられた熱はPPLPに伝わ
り、前述のような問題を生じるので、本考案は
PPLP等半合成絶縁紙とアルミシースの作るケー
ブル長さ方向のすき間を油通路としたケーブルを
構成し、これにより、前述の問題を解消しようと
するものである。
絶縁体をPPLPとするOFケーブルのアルミシー
ス端部に接続部金属製カバーを鉛工により固着す
る場合、鉛工部に加えられた熱はPPLPに伝わ
り、前述のような問題を生じるので、本考案は
PPLP等半合成絶縁紙とアルミシースの作るケー
ブル長さ方向のすき間を油通路としたケーブルを
構成し、これにより、前述の問題を解消しようと
するものである。
以下図面に示す実施例により本考案を説明す
る。図において１は通常分割圧縮燃線による導体
を示し、２は前記導体上のバインダーを示し、３
はPPLPのみを多数層に巻回してなる絶縁体を示
している。PPLPはポリプロピレンフイルムの片
面または両面にクラフト紙を一体に形成したもの
である。
る。図において１は通常分割圧縮燃線による導体
を示し、２は前記導体上のバインダーを示し、３
はPPLPのみを多数層に巻回してなる絶縁体を示
している。PPLPはポリプロピレンフイルムの片
面または両面にクラフト紙を一体に形成したもの
である。
絶縁体３の上にしやへい層４を形成し、軟鋼編
組線８を巻き付け、波付アルミシース６を被ぶ
せ、前記絶縁体３の上のしやへい層４と前記波付
アルミシース６との間に油通路５を形成し、前記
アルミシース６の上には防食層７が施される。
組線８を巻き付け、波付アルミシース６を被ぶ
せ、前記絶縁体３の上のしやへい層４と前記波付
アルミシース６との間に油通路５を形成し、前記
アルミシース６の上には防食層７が施される。
図に示すように絶縁体３と波付アルミシース６
との間のケーブルの長さ方向に形成される油通路
５に絶縁油が充填され、ケーブルはこのような状
態で使用される。
との間のケーブルの長さ方向に形成される油通路
５に絶縁油が充填され、ケーブルはこのような状
態で使用される。
なお上記実施例においては導体の中心部が充実
しているものについて説明したが、中心部に中空
部を備え、これに冷却媒体を通すようにしたOF
ケーブルにも適用できる。
しているものについて説明したが、中心部に中空
部を備え、これに冷却媒体を通すようにしたOF
ケーブルにも適用できる。
PPLPによる絶縁体と波付アルミシースとの間
に2.5mmの油通路を有する、500KVAIFC−OFケ
ーブル（内部冷却ケーブル）を試作し、鉛工試験
を行つた。
に2.5mmの油通路を有する、500KVAIFC−OFケ
ーブル（内部冷却ケーブル）を試作し、鉛工試験
を行つた。
通常OFケーブル間を接続する場合、従来のOF
ケーブルにおいて同様であるが、ケーブル端部よ
り絶縁油を漏出させる状態で施工される。
ケーブルにおいて同様であるが、ケーブル端部よ
り絶縁油を漏出させる状態で施工される。
本考案のケーブルにおいて、まず前記絶縁油の
漏出を停止したまま、鉛工を行つたが、この場
合、絶縁体の外表より５〜６枚のPPLPにプラス
チツクの溶解およびはみ出しが認められたが、前
記通常の鉛工、つまりケーブル端部より絶縁油を
漏出させる状態で、メツキ、ベーズ鉛工に次いで
の本鉛工を120℃前後で行い、解体調査を行つた
が、絶縁体を形成するPPLPには全く異状がなか
つた。なおこの場合の絶縁油の漏出量は25〜38
c.c.／分程度とした。
漏出を停止したまま、鉛工を行つたが、この場
合、絶縁体の外表より５〜６枚のPPLPにプラス
チツクの溶解およびはみ出しが認められたが、前
記通常の鉛工、つまりケーブル端部より絶縁油を
漏出させる状態で、メツキ、ベーズ鉛工に次いで
の本鉛工を120℃前後で行い、解体調査を行つた
が、絶縁体を形成するPPLPには全く異状がなか
つた。なおこの場合の絶縁油の漏出量は25〜38
c.c.／分程度とした。
以上説明したように、本考案は油通路が外側に
あるので、油の対流冷却作用のため、プラスチツ
クフイルムの溶け出しがなく、通常のクラフト紙
OFケーブルと同様な通常の鉛工が可能であり、
PPLPのみあるいはすべてポリプロピレン等のフ
イルムのみで、絶縁が可能となるので、ε.tanδが
悪くなることはなく、異種絶縁紙を使用しないの
で、紙巻張力の問題が従来のPPLPのデータで解
決でき、従つて製造が容易である。また導体に充
実タイプのものを使用すれば、圧縮度が大きく、
占積率が0.88→0.90に上るので、直流導体抵抗が
低減する。
あるので、油の対流冷却作用のため、プラスチツ
クフイルムの溶け出しがなく、通常のクラフト紙
OFケーブルと同様な通常の鉛工が可能であり、
PPLPのみあるいはすべてポリプロピレン等のフ
イルムのみで、絶縁が可能となるので、ε.tanδが
悪くなることはなく、異種絶縁紙を使用しないの
で、紙巻張力の問題が従来のPPLPのデータで解
決でき、従つて製造が容易である。また導体に充
実タイプのものを使用すれば、圧縮度が大きく、
占積率が0.88→0.90に上るので、直流導体抵抗が
低減する。
本考案はクラフト紙に比べ耐熱性に劣るプラス
チツクフイルム（油中溶解温度200℃以下）とク
ラフト紙のような絶縁紙をラミネートしてなる半
合成絶縁紙を絶縁体とするOFケーブルに適用で
きる。
チツクフイルム（油中溶解温度200℃以下）とク
ラフト紙のような絶縁紙をラミネートしてなる半
合成絶縁紙を絶縁体とするOFケーブルに適用で
きる。
図は本考案の一実施例の断面図である。
１……導体、２……バインダー、３……絶縁
体、４……しやへい層、５……油通路、６……波
付アルミシース、７……防食層、８……軟銅編組
線。
体、４……しやへい層、５……油通路、６……波
付アルミシース、７……防食層、８……軟銅編組
線。
Claims (1)
- プラスチツクフイルムとクラフト紙のような絶
縁紙をラミネートしてなる半合成絶縁紙を導体上
に巻回してなる絶縁体とその上に被ぶせられるア
ルミシースとの間に油通路を形成し、これに絶縁
油を充填してなる半合成絶縁紙OFケーブルの構
造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6668083U JPS59173216U (ja) | 1983-05-02 | 1983-05-02 | 半合成絶縁紙ｏｆケ−ブルの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6668083U JPS59173216U (ja) | 1983-05-02 | 1983-05-02 | 半合成絶縁紙ｏｆケ−ブルの構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59173216U JPS59173216U (ja) | 1984-11-19 |
| JPH0117776Y2 true JPH0117776Y2 (ja) | 1989-05-24 |
Family
ID=30196887
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6668083U Granted JPS59173216U (ja) | 1983-05-02 | 1983-05-02 | 半合成絶縁紙ｏｆケ−ブルの構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59173216U (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5828108A (ja) * | 1981-08-13 | 1983-02-19 | 住友電気工業株式会社 | Ｏｆケ−ブル |
| JPS5861508A (ja) * | 1981-10-08 | 1983-04-12 | 昭和電線電纜株式会社 | 電力ケ−ブル |
-
1983
- 1983-05-02 JP JP6668083U patent/JPS59173216U/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5828108A (ja) * | 1981-08-13 | 1983-02-19 | 住友電気工業株式会社 | Ｏｆケ−ブル |
| JPS5861508A (ja) * | 1981-10-08 | 1983-04-12 | 昭和電線電纜株式会社 | 電力ケ−ブル |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59173216U (ja) | 1984-11-19 |
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