JPH0226185Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0226185Y2 JPH0226185Y2 JP6427784U JP6427784U JPH0226185Y2 JP H0226185 Y2 JPH0226185 Y2 JP H0226185Y2 JP 6427784 U JP6427784 U JP 6427784U JP 6427784 U JP6427784 U JP 6427784U JP H0226185 Y2 JPH0226185 Y2 JP H0226185Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulating cylinder
- protective cover
- connection part
- circumferential surface
- insulating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 claims description 14
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 5
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 238000004321 preservation Methods 0.000 description 1
- 238000004078 waterproofing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Cable Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
［考案の技術分野］
本考案は電力ケーブルの絶縁接続部に係る。
［考案の技術的背景とその問題点］
電力ケーブルの絶縁接続部においては、接続部
の遮蔽層の一部を絶縁分離しているが、その要部
を示せば第１図の通りである。第１図において、
１は接続部であり、２，３は接続部保護管を示
す。各保護管の間には絶縁筒４が介在され、保護
管相互間従つてそれらに接続された図示しない金
属シース間を絶縁している。絶縁筒４の外周には
絶縁筒保護カバー５，６がかぶせられ、それらは
テープ処理部７，８，９によつて防水処理、固定
されている。
の遮蔽層の一部を絶縁分離しているが、その要部
を示せば第１図の通りである。第１図において、
１は接続部であり、２，３は接続部保護管を示
す。各保護管の間には絶縁筒４が介在され、保護
管相互間従つてそれらに接続された図示しない金
属シース間を絶縁している。絶縁筒４の外周には
絶縁筒保護カバー５，６がかぶせられ、それらは
テープ処理部７，８，９によつて防水処理、固定
されている。
遮蔽層に衝撃電圧が加わつた場合には、破壊位
置の発見、補修の容易性、本体絶縁部の保全等の
保守上の観点から、絶縁筒４の外周において閃絡
を生じるようにすることが望ましいが、テープ処
理によつて絶縁筒保護カバーを固定しているた
め、保護カバーと絶縁筒とが強く密着し、界面の
絶縁耐力が上昇し予想以上の閃絡電圧となること
がある。この場合、絶縁筒外周面より内部の閃絡
径路Ａ，Ｂ，Ｃの方が閃絡電圧が低くなり、内部
で閃絡してしまうことがある。内部で閃絡を生じ
ることは保守上の困難を生じ好ましくない。
置の発見、補修の容易性、本体絶縁部の保全等の
保守上の観点から、絶縁筒４の外周において閃絡
を生じるようにすることが望ましいが、テープ処
理によつて絶縁筒保護カバーを固定しているた
め、保護カバーと絶縁筒とが強く密着し、界面の
絶縁耐力が上昇し予想以上の閃絡電圧となること
がある。この場合、絶縁筒外周面より内部の閃絡
径路Ａ，Ｂ，Ｃの方が閃絡電圧が低くなり、内部
で閃絡してしまうことがある。内部で閃絡を生じ
ることは保守上の困難を生じ好ましくない。
［考案の目的］
本考案は上記の事情に基きなされたもので、テ
ープ処理等によつて絶縁筒外周面における閃絡電
圧が変化するおそれのない絶縁筒保護カバーを得
ることを目的としている。
ープ処理等によつて絶縁筒外周面における閃絡電
圧が変化するおそれのない絶縁筒保護カバーを得
ることを目的としている。
［考案の概要］
本考案の電力ケーブルの絶縁接続部は、接続部
保護管間を絶縁する絶縁筒外周に直接係合する絶
縁筒保護カバー内周面に凹凸を設けたことを特徴
とする。
保護管間を絶縁する絶縁筒外周に直接係合する絶
縁筒保護カバー内周面に凹凸を設けたことを特徴
とする。
［考案の実施例］
第２図において、接続部の保護筒間を絶縁する
絶縁筒に係合される保護カバー１１の内周面に
は、軸方向の溝１２が複数箇設けてある。第３図
はその使用状態を示す。すなわち、絶縁筒１３に
その一端側から保護カバー１１をかぶせ、他端側
から保護カバー１１をおおう内周面に溝のない保
護カバー１４をかぶせる。さらに、テープ処理１
６を施して防水処理し、保護カバー１１，１４を
固定する。
絶縁筒に係合される保護カバー１１の内周面に
は、軸方向の溝１２が複数箇設けてある。第３図
はその使用状態を示す。すなわち、絶縁筒１３に
その一端側から保護カバー１１をかぶせ、他端側
から保護カバー１１をおおう内周面に溝のない保
護カバー１４をかぶせる。さらに、テープ処理１
６を施して防水処理し、保護カバー１１，１４を
固定する。
本考案の保護カバーは、直接絶縁筒１３に係合
されるものに、軸方向の溝１２が設けてあるた
め、テープ処理１６により押圧されても、溝１２
の部分は保護カバーが絶縁筒外周面に密着せず、
その部分は閃絡電圧の上昇が見られないので、一
定の閃絡特性が確保される。
されるものに、軸方向の溝１２が設けてあるた
め、テープ処理１６により押圧されても、溝１２
の部分は保護カバーが絶縁筒外周面に密着せず、
その部分は閃絡電圧の上昇が見られないので、一
定の閃絡特性が確保される。
実例を示せば次の通りである。66〜77KV絶縁
接続箱用の絶縁筒（巾80mm）の場合、従来の絶縁
筒カバーをテープ処理で固定した時、テープ処理
の巻き方、巻き強さにより閃絡電圧は、100KV
〜150KVとなるのに対し、上記実施例の場合
80KV〜100KVの範囲となる。
接続箱用の絶縁筒（巾80mm）の場合、従来の絶縁
筒カバーをテープ処理で固定した時、テープ処理
の巻き方、巻き強さにより閃絡電圧は、100KV
〜150KVとなるのに対し、上記実施例の場合
80KV〜100KVの範囲となる。
なお、本考案は上記実施例のみに限定されな
い。すなわち、例示の軸方向の溝によることな
く、内周面に任意の凹凸を設けて、内周面全体が
絶縁筒外周に接しないようにしてもよい。
い。すなわち、例示の軸方向の溝によることな
く、内周面に任意の凹凸を設けて、内周面全体が
絶縁筒外周に接しないようにしてもよい。
［考案の効果］
本考案によれば、テープ処理を施しても、絶縁
筒外周面の閃絡特性が変化しないので、絶縁接続
部の絶縁協調を容易にとることができる。
筒外周面の閃絡特性が変化しないので、絶縁接続
部の絶縁協調を容易にとることができる。
第１図は従来の絶縁接続部の要部の断面図、第
２図は本考案一実施例の斜視図、第３図はその使
用状態の断面図である。 １１……保護カバー、１２……溝。
２図は本考案一実施例の斜視図、第３図はその使
用状態の断面図である。 １１……保護カバー、１２……溝。
Claims (1)
- 接続部保護管間を絶縁する絶縁筒外周に直接係
合する絶縁筒保護カバー内周面に凹凸を設けたこ
とを特徴とする電力ケーブルの絶縁接続部。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6427784U JPS60177632U (ja) | 1984-04-27 | 1984-04-27 | 電力ケ−ブルの絶縁接続部 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6427784U JPS60177632U (ja) | 1984-04-27 | 1984-04-27 | 電力ケ−ブルの絶縁接続部 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60177632U JPS60177632U (ja) | 1985-11-26 |
| JPH0226185Y2 true JPH0226185Y2 (ja) | 1990-07-17 |
Family
ID=30595210
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6427784U Granted JPS60177632U (ja) | 1984-04-27 | 1984-04-27 | 電力ケ−ブルの絶縁接続部 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60177632U (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10631071B2 (en) | 2016-09-23 | 2020-04-21 | Apple Inc. | Cantilevered foot for electronic device |
| US10652650B2 (en) | 2014-09-30 | 2020-05-12 | Apple Inc. | Loudspeaker with reduced audio coloration caused by reflections from a surface |
| US10728652B2 (en) | 2014-09-30 | 2020-07-28 | Apple Inc. | Adaptive array speaker |
| US11256338B2 (en) | 2014-09-30 | 2022-02-22 | Apple Inc. | Voice-controlled electronic device |
-
1984
- 1984-04-27 JP JP6427784U patent/JPS60177632U/ja active Granted
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10652650B2 (en) | 2014-09-30 | 2020-05-12 | Apple Inc. | Loudspeaker with reduced audio coloration caused by reflections from a surface |
| US10728652B2 (en) | 2014-09-30 | 2020-07-28 | Apple Inc. | Adaptive array speaker |
| US11256338B2 (en) | 2014-09-30 | 2022-02-22 | Apple Inc. | Voice-controlled electronic device |
| US11290805B2 (en) | 2014-09-30 | 2022-03-29 | Apple Inc. | Loudspeaker with reduced audio coloration caused by reflections from a surface |
| US10631071B2 (en) | 2016-09-23 | 2020-04-21 | Apple Inc. | Cantilevered foot for electronic device |
| US10834497B2 (en) | 2016-09-23 | 2020-11-10 | Apple Inc. | User interface cooling using audio component |
| US10911863B2 (en) | 2016-09-23 | 2021-02-02 | Apple Inc. | Illuminated user interface architecture |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60177632U (ja) | 1985-11-26 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH03103517U (ja) | ||
| JPH0226185Y2 (ja) | ||
| JPS6015390Y2 (ja) | 電力ケ−ブル絶縁接続部 | |
| JPS6041786Y2 (ja) | ケ−ブル接続箱 | |
| JPH047646Y2 (ja) | ||
| JPS591393Y2 (ja) | ケ−ブル插入部 | |
| JPS5814666Y2 (ja) | 電力ケ−ブル用差込式直線接続部 | |
| JPS5825710Y2 (ja) | ケ−ブル接続部の接地線引出し部 | |
| JPH0317561Y2 (ja) | ||
| JPS61117387U (ja) | ||
| JPH0428183Y2 (ja) | ||
| JPS6015392Y2 (ja) | 遮水層付電力ケ−ブルのソルダレス接続部 | |
| JPS6029296Y2 (ja) | 電力ケ−ブル絶縁接続部 | |
| JPH0127396Y2 (ja) | ||
| JP2552203Y2 (ja) | 電力ケーブルの接続部 | |
| JPH0323791Y2 (ja) | ||
| JPH0321172Y2 (ja) | ||
| JPS6022768Y2 (ja) | ケ−ブル接続部 | |
| JPS5932969B2 (ja) | ゴム、プラスチツクケ−ブル用中間接続部 | |
| JPH0461813U (ja) | ||
| JPS59159133U (ja) | 電力ケ−ブルの接続箱 | |
| JPS61170219A (ja) | ケ−ブル絶縁接続部 | |
| JPH0433210U (ja) | ||
| JPS58127524U (ja) | 架橋ポリオレフィン絶縁直流高電圧ケーブル用内部線心 | |
| JPH03124732U (ja) |