JPH0321172Y2 - - Google Patents

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JPH0321172Y2
JPH0321172Y2 JP2301884U JP2301884U JPH0321172Y2 JP H0321172 Y2 JPH0321172 Y2 JP H0321172Y2 JP 2301884 U JP2301884 U JP 2301884U JP 2301884 U JP2301884 U JP 2301884U JP H0321172 Y2 JPH0321172 Y2 JP H0321172Y2
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JP
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conductor
semiconducting layer
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insulator
spacers
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JP2301884U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は、高圧電力ケーブルのプレハブ接続部
に係り、特に導体内からの液漏れ防止構造に関す
るものである。
〔従来技術〕
従来、ゴム・プラスチツク絶縁電力ケーブルの
簡易な接続部として、差込み型のプレハブ接続部
が知られている。その構造は、接続すべき電力ケ
ーブルの絶縁体の端部から突出させた導体を導体
接続管で接続し、上記絶縁体の端部外周にそれぞ
れスペーサを嵌着し、さらにその両スペーサに跨
がるように、内部半導電層および外部半導電層付
きの絶縁筒を嵌着したものである。
この種のプレハブ接続部においては、導体接続
部と絶縁筒の間に空洞ができるため、この空洞に
ケーブルの立上り端末から導体内の隙間を伝わつ
て侵入してきた水がたまることがある。また導体
に防水混和物を充填したケーブルなどでは、その
防水混和物あるいはその一成分が導体の発熱によ
り溶融あるいは分解して流れ出し、上記空洞内に
たまることがある。上記空洞内に水がたまると、
プレハブ接続部に屈曲等が加わつた場合、スペー
サと絶縁筒の界面あるいはスペーサとケーブル絶
縁体の界面等に微小間隙ができ、そこに水が侵入
して絶縁破壊を起す危険性がある。また防水混和
物あるいはその成分が空洞内にたまると、接続部
を構成するスペーサや絶縁筒などのゴムモールド
品が短期間のうちに膨潤して劣化するおそれがあ
る。
〔考案の目的〕
本考案の目的は、上記のような従来技術の問題
点に鑑み、導体内に侵入した水あるいは導体内に
充填された防水混和物などが接続部内の空洞に侵
入するのを防止した電力ケーブルのプレハブ接続
部を提供することにある。
〔考案の構成〕
上記目的を達成すべく本考案は、接続すべき電
力ケーブルの絶縁体の端部から突出させた導体を
導体接続管で接続し、上記絶縁体の端部外周にそ
れぞれスペーサを嵌着し、さらにその両スペーサ
に跨がるように内部半導電層および外部半導電層
付きの絶縁筒を嵌着してなる電力ケーブルのプレ
ハブ接続部において、上記絶縁体の端部を上記導
体上に薄肉部が残るように段剥ぎし、その薄肉部
から上記導体接続管にかけての外周に液密被覆を
設けたことを特徴とするものである。
〔実施例〕
第1図および第2図は本考案の一実施例を示
す。図において、1A,1Bは接続すべき電力ケ
ーブルで、それぞれ導体3、絶縁体5、外部半導
電層7、遮蔽用銅テープ9およびシース11を有
し、この順で段剥ぎされている。また13は導体
3を相互に接続する導体接続管、15は絶縁体5
の端部外周にそれぞれ嵌着されたスペーサ、17
は両スペーサ15に跨がるように嵌着された絶縁
筒である。絶縁筒17は、その内周面に内部半導
電層19を、外周面に外部半導電層21を有して
いる。23はその内部半導電層19を導体接続管
13と同電位にするための導通部材である。さら
に25はケーブルの外部半導電層7と絶縁筒の外
部半導電層21に跨がるように巻回積層された半
導電性テープ巻層、27は両ケーブルのシース1
1に跨がるようにして接続部全体を覆う外部保護
層である。
以上の構成は従来と同じであり、このようなプ
レハブ接続部では導体3および導体接続管13と
絶縁筒の内部半導電層19との間に空洞29がで
きる。本考案はこの空洞29内に導体3から水や
防水混和物などが漏出しないようにしようとする
ものである。
このため本実施例では、まず絶縁体5の端部
を、導体3上に薄肉部31が残るように段剥ぎし
てある。前述のスペーサ15の内端はこの薄肉部
31の外周に位置させてあり、薄肉部31はスペ
ーサ15の内端から突出する形となつている。そ
してこの薄肉部31から導体接続管13にかけて
の外周には、液密被覆33が設けてある。この液
密被覆33は、熱収縮スリーブを熱収縮させて形
成するのが適当であるが、テープ巻により形成す
ることもできる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、ケーブル
絶縁体の端部に形成した薄肉部から導体接続管に
かけての外周に液密被覆を設けたので、導体内に
侵入してきた水あるいは導体内に充填された防水
混和物などが、接続部内の空洞の中に侵入してく
ることがなくなる。したがつて絶縁破壊や接続部
材の膨潤などのおそれがなくなり、接続部の信頼
性が向上する利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る電力ケーブル
のプレハブ接続部を示す断面図、第2図は同接続
部の要部の拡大断面図である。 1A,1B……電力ケーブル、3……導体、5
……絶縁体、7……外部半導電層、13……導体
接続管、15……スペーサ、17……絶縁筒、1
9……内部半導電層、21……外部半導電層、2
9……空洞、31……薄肉部、33……液密被
覆。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 接続すべき電力ケーブルの絶縁体の端部から突
    出させた導体を導体接続管で接続し、上記絶縁体
    の端部外周にそれぞれスペーサを嵌着し、さらに
    その両スペーサに跨がるように内部半導電層およ
    び外部半導電層付きの絶縁筒を嵌着してなるプレ
    ハブ接続部において、上記絶縁体の端部を上記導
    体上に薄肉部が残るように段剥ぎし、その薄肉部
    から上記導体接続管にかけての外周に液密被覆を
    設けたことを特徴とする電力ケーブルのプレハブ
    接続部。
JP2301884U 1984-02-22 1984-02-22 電力ケ−ブルのプレハブ接続部 Granted JPS60138324U (ja)

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JP2301884U JPS60138324U (ja) 1984-02-22 1984-02-22 電力ケ−ブルのプレハブ接続部

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Publication Number Publication Date
JPS60138324U JPS60138324U (ja) 1985-09-13
JPH0321172Y2 true JPH0321172Y2 (ja) 1991-05-08

Family

ID=30515862

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JP2301884U Granted JPS60138324U (ja) 1984-02-22 1984-02-22 電力ケ−ブルのプレハブ接続部

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JPS60138324U (ja) 1985-09-13

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