JPH0246202Y2 - - Google Patents
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- JPH0246202Y2 JPH0246202Y2 JP3896884U JP3896884U JPH0246202Y2 JP H0246202 Y2 JPH0246202 Y2 JP H0246202Y2 JP 3896884 U JP3896884 U JP 3896884U JP 3896884 U JP3896884 U JP 3896884U JP H0246202 Y2 JPH0246202 Y2 JP H0246202Y2
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- Japan
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- conductive
- tube
- metal
- layer
- conductive rubber
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- Expired
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- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 6
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Landscapes
- Cable Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔技術分野〕
本考案は、電力ケーブル接続部用シール金具の
改良に関するものである。
改良に関するものである。
第1図は従来の電力ケーブル接続部用シール金
具を使用した電力ケーブル終端部の一例を示す。
電力ケーブル1は、その終端部において、金属シ
ース3端から導電層5、絶縁層7および導体9が
順次露出させてある。絶縁層7の外周には絶縁補
強層11が形成され、また導体9には導体引出棒
13が接続されている。この導体引出棒13から
金属シース3にかけてのケーブル外周には、エポ
キシ套管15および下部金具17が配置されてい
る。套管15はその上端に導体引出棒13の貫通
孔15aを有しており、またその下端は下部金具
17上に設置され、ボルト(図示せず)により固
定されている。下部金具17の下端は金属シース
3に鉛工により気密に固定されている。套管15
および下部金具17内の空隙には絶縁油19が充
填されている。
具を使用した電力ケーブル終端部の一例を示す。
電力ケーブル1は、その終端部において、金属シ
ース3端から導電層5、絶縁層7および導体9が
順次露出させてある。絶縁層7の外周には絶縁補
強層11が形成され、また導体9には導体引出棒
13が接続されている。この導体引出棒13から
金属シース3にかけてのケーブル外周には、エポ
キシ套管15および下部金具17が配置されてい
る。套管15はその上端に導体引出棒13の貫通
孔15aを有しており、またその下端は下部金具
17上に設置され、ボルト(図示せず)により固
定されている。下部金具17の下端は金属シース
3に鉛工により気密に固定されている。套管15
および下部金具17内の空隙には絶縁油19が充
填されている。
このように套管15内に絶縁油19が充填され
るタイプのケーブル終端部においては、絶縁油1
9が金属シース3と導電層5の間に流れ出ないよ
うにする必要がある。このため導電層5から金属
シース3に跨がるようにシール金具21が設置さ
れている。
るタイプのケーブル終端部においては、絶縁油1
9が金属シース3と導電層5の間に流れ出ないよ
うにする必要がある。このため導電層5から金属
シース3に跨がるようにシール金具21が設置さ
れている。
従来のシール金具21は、導電層5の外周に嵌
着される円筒状の導電性ゴム筒23と、その導電
性ゴム筒23に一端が埋め込まれ、他端が金属シ
ース3に固定される円筒状の金属筒25とから構
成されている。導電性ゴム筒23は、その外周か
ら導電層5の外周にかけて巻き付けたゴムテープ
(図示せず)をモールドすることにより、導電層
5に気密液密に固定され、一方金属筒25は金属
シース3に鉛工により気密液密に固定される。
着される円筒状の導電性ゴム筒23と、その導電
性ゴム筒23に一端が埋め込まれ、他端が金属シ
ース3に固定される円筒状の金属筒25とから構
成されている。導電性ゴム筒23は、その外周か
ら導電層5の外周にかけて巻き付けたゴムテープ
(図示せず)をモールドすることにより、導電層
5に気密液密に固定され、一方金属筒25は金属
シース3に鉛工により気密液密に固定される。
なお、導電層5に気密液密に固定するゴム筒2
3を導電性とするのは次の理由による。
3を導電性とするのは次の理由による。
図示してないが、導電層5の先端部外周には、
カーボン紙と編組線等の組合せからなる導電性遮
蔽層が設けられており、この導電性遮蔽層の先端
は絶縁補強層11の下(内側)に位置し、基部は
導電層5のおよびゴム筒23の外周に巻き付けら
れて、金属筒25に接続されている。このため、
導電層5はアース電位となつている。
カーボン紙と編組線等の組合せからなる導電性遮
蔽層が設けられており、この導電性遮蔽層の先端
は絶縁補強層11の下(内側)に位置し、基部は
導電層5のおよびゴム筒23の外周に巻き付けら
れて、金属筒25に接続されている。このため、
導電層5はアース電位となつている。
しかし、外部からサージ電圧が加わると、過渡
的に導電層5の電位が上昇する可能性があり、ゴ
ム筒23が絶縁性であると、このゴム筒23を挟
んで導電層5とゴム筒23の外周に巻き付けられ
た導電性遮蔽層との間に電圧がかかることにな
る。
的に導電層5の電位が上昇する可能性があり、ゴ
ム筒23が絶縁性であると、このゴム筒23を挟
んで導電層5とゴム筒23の外周に巻き付けられ
た導電性遮蔽層との間に電圧がかかることにな
る。
したがつてゴム筒23が絶縁性であると、かか
る電圧に耐えるようにしなければならず、ゴム筒
23の絶縁設計や材料選択が非常に面倒になると
いう問題がある。
る電圧に耐えるようにしなければならず、ゴム筒
23の絶縁設計や材料選択が非常に面倒になると
いう問題がある。
そこでゴム筒23を導電性にしておけば、たと
え外部からサージ電圧が加わり、導電層5の電位
が高くなつても、導電層5とゴム筒23の外周に
巻き付けられた導電性遮蔽層との間に電圧がかか
ることがなく、特別な絶縁設計等をしなくて済む
ことになる。
え外部からサージ電圧が加わり、導電層5の電位
が高くなつても、導電層5とゴム筒23の外周に
巻き付けられた導電性遮蔽層との間に電圧がかか
ることがなく、特別な絶縁設計等をしなくて済む
ことになる。
上記のように従来のシール金具は、導電性ゴム
筒23に金属筒25の一端を埋め込んで、この両
者を接着することにより形成されているが、導電
性ゴムは金属との接着性が悪いため、上記両者間
の気密液密性が損なわれて絶縁油が金属シース内
に流れ出すことがあるという問題がある。
筒23に金属筒25の一端を埋め込んで、この両
者を接着することにより形成されているが、導電
性ゴムは金属との接着性が悪いため、上記両者間
の気密液密性が損なわれて絶縁油が金属シース内
に流れ出すことがあるという問題がある。
本考案の目的は、上記のような従来技術の欠点
に鑑み、導電性ゴム筒と金属筒との気密液密性が
良好な電力ケーブル接続部用シール金具を提供す
ることにある。
に鑑み、導電性ゴム筒と金属筒との気密液密性が
良好な電力ケーブル接続部用シール金具を提供す
ることにある。
上記目的を達成するため本考案は、金属シース
端から露出させたケーブル導電層上に嵌着される
円筒状の導電性ゴム筒と、その導電性ゴム筒に一
端が埋め込まれ、他端が上記金属シースに固定さ
れる円筒状の金属筒とからなる電力ケーブル接続
部用シール金具において、上記導電性ゴム筒と金
属筒とを絶縁性ゴム層を介して接着したことを特
徴とするものである。
端から露出させたケーブル導電層上に嵌着される
円筒状の導電性ゴム筒と、その導電性ゴム筒に一
端が埋め込まれ、他端が上記金属シースに固定さ
れる円筒状の金属筒とからなる電力ケーブル接続
部用シール金具において、上記導電性ゴム筒と金
属筒とを絶縁性ゴム層を介して接着したことを特
徴とするものである。
第2図は本考案の一実施例を示す。このシール
金具21は、円筒状の導電性ゴム筒23に金属筒
25の一端を埋め込んで接着する点は従来と同じ
であるが、導電性ゴム筒23と金属筒25とを絶
縁性ゴム層27を介して接着した点に特徴があ
る。本実施例における絶縁性ゴム層27は金属筒
25の外周に帯状に設けられている。
金具21は、円筒状の導電性ゴム筒23に金属筒
25の一端を埋め込んで接着する点は従来と同じ
であるが、導電性ゴム筒23と金属筒25とを絶
縁性ゴム層27を介して接着した点に特徴があ
る。本実施例における絶縁性ゴム層27は金属筒
25の外周に帯状に設けられている。
このようなシール金具21を形成するには、金
属筒25の一端側外周に接着剤を塗布し、その外
周に未加硫の絶縁性ゴムで絶縁性ゴム層27を形
成し、さらに未加硫の導電性ゴムで導電性ゴム筒
23を形成し、しかる後モールド金型にセツトし
て上記未加硫の絶縁性ゴム層27および導電性ゴ
ム筒23を加硫すればよい。このようにすると、
絶縁性ゴムは導電性ゴムおよび金属の双方に良好
な接着性を示すため、導電性ゴム筒23と金属筒
25間の気密液密性は優れたものとなる。。
属筒25の一端側外周に接着剤を塗布し、その外
周に未加硫の絶縁性ゴムで絶縁性ゴム層27を形
成し、さらに未加硫の導電性ゴムで導電性ゴム筒
23を形成し、しかる後モールド金型にセツトし
て上記未加硫の絶縁性ゴム層27および導電性ゴ
ム筒23を加硫すればよい。このようにすると、
絶縁性ゴムは導電性ゴムおよび金属の双方に良好
な接着性を示すため、導電性ゴム筒23と金属筒
25間の気密液密性は優れたものとなる。。
なお絶縁性ゴム層27は導電性ゴム筒23と金
属筒25間に全面にわたつて介在させてもよい
が、このようにすると導電性ゴム筒23と金属筒
25の導通が得られなくなるので、両者の外周に
跨がつて導電性テープを巻き付ける等の措置が必
要である。
属筒25間に全面にわたつて介在させてもよい
が、このようにすると導電性ゴム筒23と金属筒
25の導通が得られなくなるので、両者の外周に
跨がつて導電性テープを巻き付ける等の措置が必
要である。
第3図は本考案の他の実施例を示す。上記実施
例と異なるところは金属筒25の形状である。す
なわち、この金属筒25は中間に蛇腹状の伸縮部
25aが設けられている。このように構成する
と、ケーブルの絶縁層が熱伸縮してもそれに追従
できるという利点がある。
例と異なるところは金属筒25の形状である。す
なわち、この金属筒25は中間に蛇腹状の伸縮部
25aが設けられている。このように構成する
と、ケーブルの絶縁層が熱伸縮してもそれに追従
できるという利点がある。
なお本考案のシール金具は、接続函内に絶縁油
が充填された電力ケーブル直線接続部等にも使用
できることは勿論である。
が充填された電力ケーブル直線接続部等にも使用
できることは勿論である。
以上説明したように本考案によれば、導電性ゴ
ム筒と金属筒とを絶縁性ゴム層を介して接着した
ので、導電性ゴム筒と金属筒とが良好に接着し、
両者の気密液密性が損なわれることがない。この
ため絶縁油の流出を防止でき、電気的に安定した
電力ケーブル接続部を得ることができる。
ム筒と金属筒とを絶縁性ゴム層を介して接着した
ので、導電性ゴム筒と金属筒とが良好に接着し、
両者の気密液密性が損なわれることがない。この
ため絶縁油の流出を防止でき、電気的に安定した
電力ケーブル接続部を得ることができる。
第1図は従来の電力ケーブル接続部シール金具
を使用したケーブル終端部の断面図、第2図は本
考案の電力ケーブル接続部シール金具の一実施例
を示す断面図、第3図は本考案の他の実施例を示
す断面図である。 1〜電力ケーブル、3〜金属シース、5〜導電
層、21〜シール金具、23〜導電性ゴム筒、2
5〜金属筒、27〜絶縁性ゴム層。
を使用したケーブル終端部の断面図、第2図は本
考案の電力ケーブル接続部シール金具の一実施例
を示す断面図、第3図は本考案の他の実施例を示
す断面図である。 1〜電力ケーブル、3〜金属シース、5〜導電
層、21〜シール金具、23〜導電性ゴム筒、2
5〜金属筒、27〜絶縁性ゴム層。
Claims (1)
- 金属シース端から露出させたケーブル導電層上
に嵌着される円筒状の導電性ゴム筒と、その導電
性ゴム筒に一端が埋め込まれ、他端が上記金属シ
ースに固定される円筒状の金属筒とからなる電力
ケーブル接続部用シール金具において、上記導電
性ゴム筒と金属筒とを絶縁性ゴム層を介して接着
したことを特徴とする電力ケーブル接続部用シー
ル金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3896884U JPS60153615U (ja) | 1984-03-21 | 1984-03-21 | 電力ケ−ブル接続部用シ−ル金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3896884U JPS60153615U (ja) | 1984-03-21 | 1984-03-21 | 電力ケ−ブル接続部用シ−ル金具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60153615U JPS60153615U (ja) | 1985-10-14 |
JPH0246202Y2 true JPH0246202Y2 (ja) | 1990-12-06 |
Family
ID=30546475
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3896884U Granted JPS60153615U (ja) | 1984-03-21 | 1984-03-21 | 電力ケ−ブル接続部用シ−ル金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60153615U (ja) |
-
1984
- 1984-03-21 JP JP3896884U patent/JPS60153615U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60153615U (ja) | 1985-10-14 |
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