JPS5834657Y2 - 電力ケ−ブル - Google Patents

電力ケ−ブル

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JPS5834657Y2
JPS5834657Y2 JP13015979U JP13015979U JPS5834657Y2 JP S5834657 Y2 JPS5834657 Y2 JP S5834657Y2 JP 13015979 U JP13015979 U JP 13015979U JP 13015979 U JP13015979 U JP 13015979U JP S5834657 Y2 JPS5834657 Y2 JP S5834657Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal sheath
cable
sheath
semiconducting layer
metal
Prior art date
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Expired
Application number
JP13015979U
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English (en)
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JPS5646918U (ja
Inventor
順夫 安藤
順一 皆藤
英男 佐藤
Original Assignee
日立電線株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、金属シース付の電カケープルに関するもので
ある。
周知の如く、金属シース打電カケープルの導体に電流を
流すと、金属シースに循環電流が生じ、金属シース内に
ジュール熱が発生し、シース回路損としてみかけ上の電
力損失となる。
このため、従来からケーブルを接続する接続部において
金属シースを長手方向に絶縁するため絶縁接続箱が設け
られ、第1図に示す如く各相間における金属シース4を
接続し、シース回路損を減じる方法、即ちいわゆるクロ
スボンド方式がとられている。
尚、9は絶縁接続箱である。
また、あるいは第2図に示すような各区間における片端
接地方式がとられてきた。
しかし、絶縁接続箱9はケーブル接続長に対し、−個所
、即ち、ケーブル引き入れ区間長さ当り、個所に制限さ
れている。
また、絶縁接続箱9は外径が大きいため、絶縁接続箱収
納スペースを多く要し、更に、組立に技術を要する等の
理由からシース回路損を減じることができる最適の位置
に設置することは困難であった。
従来のこの種の技術の最大の問題点は、金属シースを絶
縁しようとしたとき(ごその部分での絶縁接続箱の外径
を大きくしなければならながったことであり、これを怠
るとその部分での電界集中によって電カケープルの電気
的信頼性の低下を見ることとなる。
このような問題点を解消し、ケーブルの任意な区間長で
絶縁接続部分外径を格別増大させることなく、容易に金
属シースを絶縁し、シース回路損を低減できる第3図に
示すようなシース絶縁部を有する電カケープルが提案さ
れている。
第3図において、ケーブル本体は、ケーブル導体1の外
側にケーブル絶縁体2が設けられており、その上に外部
半導電層3及び金属シース4が施されている。
このケーブル本体の適当な位置で、外部半導電層3を残
して金属シース4の一部が切断除去され、除去された金
属シース4の端部内周側に電極5が挿入固定されている
電極5は電界緩和のため、外方に向けて断面円弧状の曲
面10を有し、また、先端11が金属シース4側に向か
うように形成されている。
ここで金属シースとは、押し出しにより設けられた金属
シースの他にテープ巻きや縦添えなどによって設けられ
たテープ状もしくは線状の金属体をも含むものである。
金属シース4の外側には金属シースの切断除去された部
分及び外部半導電層3上の電極5を覆うように絶縁筒6
がシール7されて取り付けられている。
これにより、ケーブル絶縁体2の外側においては、外部
半導電層3を除き、電気的な導通は遮断されている。
上記第3図の構造において問題点となるのは、金属シー
ス4を除去した部分の遮蔽層としてケーブル本体の半導
電層3がそのまま使用される点である。
即ち、半導電層3は適用周波の交流電圧に対しては十分
な遮蔽効果を発揮するが、雷サージ等の高周波電圧に対
しては十分な遮蔽効果を期待するのは難しく、半導電層
3内部の電界や電極5の表面の電界が高くなり、半導電
層内部に沿ったシース間の絶縁破壊や導体とシース間の
絶縁破壊を引き起すおそれがある。
即ち、高周波電圧に対して電極5の表面及び電極5に近
いところの外部半導電層3の内部に高電界が生じる。
本考案の目的は、上記欠点を解消し、雷サージ等の高周
波異常電圧に対し、安定した性能が得られるとともに金
属シース絶縁部を小形化し、シース回路損の低減を図る
ことができる電カケープルを提供することにある。
本考案の電カケープルは、ケーブル絶縁体上に外部半導
電層ならびに金属シースが施され、外部半導電層上の金
属シースが部分的に切断除去され、この金属シース被切
断部分を外周から覆う絶縁筒を金属シースにシールして
取り付け、上記除去された金属シースの各端部に、外部
半導電層上面に接触するとともに曲面が互に対向し、先
端がそれぞれの金属シース側に向かうように形成された
電極が固定されるとともに、上記それぞれの電極の曲面
と外部半導電層との間に半導電層部を形成したものであ
る。
以下本考案の電カケープルの一実施例を従来と同部品は
同符号で示し、同部分の説明は省略し、第4図により説
明する。
従来の構造においては上記したように、高周波電圧に対
して電極5の表面及び電極5に近いところの外部半導電
層3の内部に高電界が生じる。
この高電界を緩和するために、電極5の曲面10のケー
ブル本体の内径側と外部半導電層3との間に半導電層部
8を設けている。
この結果、電界の局部集中がなくなり、外部半導電層内
部の電界も均一、かつ低く押えられる。
従って、シース間の耐電圧を低下させることはなくなる
尚、半導電層8の導電率はケーブルの外部半導電層の導
電率より高い方が一層効果的である。
このように本実施例の電カケープルは構成され、ケーブ
ルの外部半導電層より内側には他のケーブル本体部と比
較して変更を加えていないため、ケーブル絶縁体外径を
大きくする必要がなく、全体としての寸法形成が小さな
金属シース絶縁部を得ることができる。
そして、金属シース絶縁部がケーブル接続部に必らず、
しかも寸法形状が小さく容易に形成できるため適当な位
置に設置でき、確実にシース回路損の低減を図ることが
できる。
また、雷サージ等の高周波異常電圧に対しても安定した
性能が得られる。
以上記述した如く、本考案の電カケープルは、雷サージ
等の高周波異常電圧に対し、安定した性能が得られると
ともに金属シース絶縁部を小形化し、シース回路損の低
減を図ることができる効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図はそれぞれ従来の電カケープルのシース
回路損減少方式を示し、第1図はクロスボンド方式の説
明図、第2図は片端接地方式の説明図、第3図は従来の
電カケープルのシース絶縁部の要部断面図、第4図は本
考案の電カケープルの一実施例のシース絶縁部の要部断
面図である。 1:ケーブル導体、2:ケーブル絶縁体、3:外部半導
電層、4:金属シース、5:電極、6:絶縁筒、7:シ
ール、8:半導電層部、10:曲面、11:先端。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケーブル絶縁体上に外部半導電層および金属シースが施
    され、上記外部半導電層上の金属シースが部分的に切断
    除去され、該金属シース被切断部分を外周から覆う絶縁
    筒を金属シースにシールして取り付け、上記除去された
    金属シースの各端部に、外部半導電層上面に接触すると
    ともに、曲面が互に対向し先端がそれぞれの金属シース
    側に向かうように形成された電極が固定されており、上
    記それぞれの電極の曲面と外部半導電層との間に半導電
    層部を形成したことを特徴とする電カケープル。
JP13015979U 1979-09-20 1979-09-20 電力ケ−ブル Expired JPS5834657Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13015979U JPS5834657Y2 (ja) 1979-09-20 1979-09-20 電力ケ−ブル

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JP13015979U JPS5834657Y2 (ja) 1979-09-20 1979-09-20 電力ケ−ブル

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Publication Number Publication Date
JPS5646918U JPS5646918U (ja) 1981-04-25
JPS5834657Y2 true JPS5834657Y2 (ja) 1983-08-04

Family

ID=29361874

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JPS5646918U (ja) 1981-04-25

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