JPH076675Y2 - ケーブルの終端接続部 - Google Patents

ケーブルの終端接続部

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JPH076675Y2
JPH076675Y2 JP1987148220U JP14822087U JPH076675Y2 JP H076675 Y2 JPH076675 Y2 JP H076675Y2 JP 1987148220 U JP1987148220 U JP 1987148220U JP 14822087 U JP14822087 U JP 14822087U JP H076675 Y2 JPH076675 Y2 JP H076675Y2
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JP
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oil stop
stop pipe
oil
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putty
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JP1987148220U
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JPS6454723U (ja
Inventor
義人 森
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昭和電線電纜株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (考案の技術分野) 本考案は、超高圧CVケーブル等について施工される電力
ケーブル終端接続部に関する。
(考案の技術的背景とその問題点) 第4図は、従来の超高圧CVケーブルの終端接続部縦断面
図である。
図において、ケーブル1の端末部で金属シース2が切断
され、ケーブル芯3がその上方において露出されてい
る。このケーブル芯3の絶縁体4の端部近傍には、油浸
紙等を巻回したストレスコーン5が巻き上げられ、これ
にベルマウス6が装着されている。又、ケーブル導体7
は、引出棒8に接続され最上部に突き出している。この
ケーブル終端部は、エポキシ碍管10により包囲されてい
る。ケーブル芯3とエポキシ碍管10との間は、シリコー
ン油等の絶縁油11によって満たされている。エポキシ碍
管10の上端部にはコロナシールド12が取付けられ、下端
部には下部シールド13が取付けられている。エポキシ碍
管10は底板15の上に載置されているが、底板15の下側に
あるケーブル芯3は銅管16とエポキシ絶縁筒17と下部金
具18とを連結したものに包囲されている。この下部金具
18の内側は、いわゆる無鉛工シール法によってシールさ
れている。
即ち、ケーブル端末部の金属シース2を包囲するよう
に、まず油止めパイプ20が設けられ、この油止めパイプ
20と金属シース2との間にエポキシ樹脂等から成るパテ
状シール材21が充填されている。又、その上方において
ケーブル芯3の一部を包囲するように、やはり耐油性ゴ
ム等で構成された油止めモールド部22が設けられてい
る。この油止めモールド部22の上部テーパ部分は、ゴム
テープ等を巻回したゴムモールド部23によってケーブル
芯3の外周に固定されている。
又油止めモールド部22は油止めモールド金具24と一体化
されており、この油止めモールド金具24のフランジは、
油止めパイプ20の上端のフランジと突き合わされネジ止
め等によって固定されている。
このようにして金属シース2の切断端は、油止めモール
ド部22と油止めパイプ20とパテ状シール材21とにより密
閉され、その上部に満たされた絶縁油がケーブル1の方
向に流入するのを防止している。
尚、油止めパイプ20と下部金具18との間はパッキング25
によりシールされている。
さて、第5図に、このような従来の無鉛工シール部の拡
大図を示した。
ここで、第4図と同一部分には同一符合を付し、重複す
る説明は省略するが、図のように、油止めパイプ20と下
部金具18との間に挿入されたパッキング25は、ゴムリン
グ25aを上部押え金具25bと下部押え金具25cとによって
圧縮し、シール力を高める構成となっている。
ところで、ケーブルが布設された後、送電電流によっ
て、あるいは外気温の変化によって、これが熱伸縮を生
じる。その熱伸縮による応力は、この終端接続部に集中
する傾向がある。
ところが、第5図に示すようにケーブルの金属シース2
は、エポキシ樹脂等から成るパテ状シール材21を介して
油止めパイプ20の内面に接着固定されているため、この
パテ状シール材と油止めパイプ20との間の接着力が十分
でない場合、両者の間に剥離が生じ相互にケーブル長手
方向にずれを発生することがある。このように、油止め
パイプ20とパテ状シール材21の間に滑りが生じると、こ
の無鉛工シール部のシール効果が低下し、エポキシ碍管
10の内部に充填された絶縁油が漏れ出す等の事故が発生
する恐れがある。
(考案の目的) 本考案は以上の点に着目してなされたもので、第5図に
示したような無鉛工シール部のシール効果を高め信頼性
を向上させる電力ケーブル終端接続部を提供することを
目的とするものである。
(考案の概要) 本考案のケーブル終端接続部は、電力ケーブル端末部の
金属シースを包囲するように設けられた油止めパイプ
と、この油止めパイプを包囲する下部金具と油止めパイ
プ外周面との間に配されるパッキングと、この油止めパ
イプと前記金属シースとの間に充填されたパテ状シール
材と、前記ケーブル端末部において露出したケーブル芯
の一部を包囲するようモールドされて、前記油止めパイ
プ及びシール材とともに前記金属シースの切断端を密閉
する油止めモールド部とを有し、前記油止めパイプの内
面は、少なくとも、前記シール材と接する部分が凹凸面
とされていることを特徴とするものである。
(考案の実施例) 第1図は、本考案の電力ケーブル終端接続部の主要部縦
断面図を示す。
図において、ケーブル端末部の金属シース2は油止めパ
イプ20により包囲されており、この油止めパイプ20と金
属シース2の間には、エポキシ樹脂等から成るパテ状シ
ール材21が充填されている。
又、ケーブル芯3の外周を包囲するように油止めモール
ド部22とゴムモールド部23とが形成されており、油止め
モールド部には油止めモールド金具24が一体化されてい
る。そして油止めモールド金具24は、油止めパイプ20の
上端に互いにフランジを密接させるように固定されてい
る。
さらに油止めパイプ20の外周には、終端接続部の下部金
具18がこれを取り囲むよう配置され、両者の間にはパッ
キング25が挿入されている。このパッキング25は、ゴム
リング25aを上部金具25bと下部金具25cとにより押え付
ける構成となっている。
以上の部分の構成については、第5図に示した従来の無
鉛工シール部とほぼ同様である。
ところで本考案において、この油止めパイプ20の内面に
は、少なくともパテ状シール材21と接する部分に凹凸面
20aが形成されている。この凹凸面20aは、パテ状シール
材21と油止めパイプ20との間のすべりを防止するために
形成されたものである。
第2図にその具体的な構成例を示した。
第2図は油止めパイプ20の縦断面図で、この実施例にお
いては、油止めパイプの内面20aにその軸方向に雌ネジ
が切られている。
第3図には、本考案において使用される油止めパイプの
別の実施例を示した。
この油止めパイプ20の内面20aには、角溝が形成されて
いる。
以上、第2図及び第3図に示したいずれの実施例におい
ても、油止めパイプ20と金属シース2の間にパテ状シー
ル材21が充填された場合、パテ状シール材21は油止めパ
イプ内面20aに形成された凹凸面と噛み合って、両者の
間のすべりが防止される。これにより、ケーブルのケー
ブル芯3に熱伸縮が生じ、この無鉛工シール部にケーブ
ル長手方向の応力が加わった場合でも、パテ状シール材
21と油止めパイプ20との間の密着が不良になる恐れがな
い。
(考案の効果) 以上説明した本考案の電力ケーブル終端接続部によれ
ば、油止めパイプ内面に凹凸面を形成し、これによりパ
テ状シール材を強固に把持するようにしたので、ケーブ
ル芯が熱伸縮しても油止めパイプの移動をシースにて防
止し、パッキングのシール作用を確保し、接続部の信頼
性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の電力ケーブル終端接続部の実施例を示
す主要部縦断面図、第2図と第3図はその油止めパイプ
の実施例を示す縦断面図、第4図は従来の電力ケーブル
終端接続部の全体を表わす縦断面図、第5図はその無鉛
工シール部の縦断面図である。 2……金属シース、3……ケーブル芯、18……下部金
具、20……油止めパイプ、20a……油止めパイプ内面、2
1……パテ状シール材、22……油止めモールド部、23…
…ゴムモールド部、24……油止めモールド金具、25……
パッキング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーブル端末部の金属シースを包囲するよ
    うに設けられた油止めパイプと、該油止めパイプを包囲
    する下部金具と前記油止めパイプ外周面との間に配され
    るパッキングと、前記油止めパイプと前記金属シースと
    の間に充填されたパテ状シール材と、前記ケーブル端末
    部において露出したケーブル芯の一部を包囲するようモ
    ールドされて、前記油止めパイプ及びシール材とともに
    前記金属シースの切断端を密閉する油止めモールド部と
    を有し、前記油止めパイプの内面は、少なくとも、前記
    シール材と接する部分が凹凸面とされていることを特徴
    とする電力ケーブル終端接続部。
JP1987148220U 1987-09-30 1987-09-30 ケーブルの終端接続部 Expired - Lifetime JPH076675Y2 (ja)

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JPS6454723U JPS6454723U (ja) 1989-04-04
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4669U (ja) * 1971-03-12 1971-11-05
JPS51127491A (en) * 1975-04-30 1976-11-06 Showa Electric Wire & Cable Co Ltd Connecting means for connecting plastic sheath cable
JPS5519423U (ja) * 1978-07-19 1980-02-07
JPS5842762B2 (ja) * 1978-07-28 1983-09-21 株式会社日立製作所 圧延機のロ−ルベンデイング装置

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