JPS6210895Y2 - - Google Patents

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JPS6210895Y2
JPS6210895Y2 JP1981044029U JP4402981U JPS6210895Y2 JP S6210895 Y2 JPS6210895 Y2 JP S6210895Y2 JP 1981044029 U JP1981044029 U JP 1981044029U JP 4402981 U JP4402981 U JP 4402981U JP S6210895 Y2 JPS6210895 Y2 JP S6210895Y2
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JP
Japan
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plastic
kraft paper
tape
coaxial
cable
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JP1981044029U
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JPS57157022U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は通信用同軸ケーブルの外被構造の改良
に関するものである。
第1図は従来例の同軸ケーブル構造を示す断面
図である。この構造は外被として、プラスチツク
に金属テープを積層したいわゆるラミネートシー
ス構造であつて、1は同軸心集合体、2はクラフ
ト紙、3はケーブル心、4はアルミラミネートテ
ープ、5はポリエチレン、6は重ね合せ部、7は
重ね合せ部始端である。
従来の同軸ケーブルは複数本の同軸心を集合し
た集合体に、クラフト紙のおさえ巻きを施し、こ
れをケーブル心とした後、特に防湿性の観点から
鉛シースを施していた。この鉛シースを施した同
軸ケーブルは重量が極めて重くなり取扱いに難点
があつた。
一方、一般の通信ケーブルでは、ケーブル重量
軽減のため、外被としてプラスチツクにアルミテ
ープを積層したいわゆるラミネートシースが多く
用いられるようになつた。そこで、第1図に示す
ように、同軸ケーブル外被としてラミネートシー
スを適用するものが考えられた。これは、ケーブ
ルが水中に浸漬している場合に、ポリエチレン5
を透過する湿気は重ね合せ部6を通過し、さらに
重ね合せ部始端7よりクラフト紙2に到達する
が、クラフト紙の吸湿は重ね合せ部始端7の近傍
に集中することになる。同軸心集合体1のうち、
特に外層の同軸心の絶縁紙は、同軸心集合体1の
撚ピツチに相当するピツチで、間欠的にクラフト
紙2を通して湿気を吸着する現象が見られた。こ
れがさらにすすむと、外部導体、外被間もしくは
隣接外部導体相互間の絶縁抵抗が浸水時間ととも
に徐々に低下し、実用に供し得なくなる。
本考案の目的は、同軸心の絶縁紙に均一に湿気
を吸着させ、同軸ケーブルにラミネートシースを
適用可能とさせることにある。
本考案は、ケーブル心の外周にプラスチツク層
を設けたことを特徴とする。
実施例図面を参照して詳しく説明する。
第2図は本考案の第一実施例の同軸ケーブル断
面構造図である。この構造は、アルミラミネート
テープ4とクラフト紙2との間にプラスチツク被
覆層8を設けたところに特徴がある。その他は第
1図に示す構造と同等である。このプラスチツク
被覆層8は押出被覆により設けられる。
このような構造のケーブルでは、水中に浸漬し
ている場合に、重ね合せ部6より重ね合せ部始端
7に到達した湿気は、一旦プラスチツク被覆層8
とアルミラミネートテープ4との間隙に充満す
る。その後に、プラスチツク被覆層8の円周方向
より均一にクラフト紙2に到達することになる。
従つて同軸心集合体1のうち、特に外層の同軸心
の絶縁紙も、クラフト紙2を通して均一に湿気を
吸着する。
このような構造では、外部導体、外被間もしく
は外部導体相互間の絶縁抵抗が、許容規格値
(1000MΩ/Km)を割り込むに至る時間は、第1
図に示す従来例構造と比較して飛躍的に長くなる
ことが確かめられた。また、クラフト紙2の層を
厚くすれば、同軸心に到達する湿気の量を小さく
抑えることも可能である。
第3図は本考案の第二実施例構造を示す。aお
よびbはそれぞれ横断面図および縦断面図であ
る。この例は、アルミラミネートテープ4とクラ
フト紙2との間にプラスチツクテープ9を設けた
ものである。その他は第1図に示す構造と同等で
ある。この構造は、第一実施例に示すプラスチツ
ク被覆層8に代えてプラスチツクテープ9を用
い、重ね合せ部を有するように回巻する。
このケーブル構造によれば、ケーブルが水中に
浸漬して湿気が浸入すると、浸気は重ね合せ部始
端よりケーブル心3に侵入する。しかしこの湿気
はプラスチツクテープ9に遮られ、一旦円周方向
に回り込んだ後に、重ね合せ部の界面を通過し、
もしくはプラスチツクテープ9を透過し、クラフ
ト紙2に侵入する。したがつて、直接重ね合せ部
始端7近傍のクラフト紙2のみが吸湿することが
ないので、第2図の第一実施例と同様にクラフト
紙2の吸湿が均一化され、同等の防湿効果があ
る。
この第二実施例構造では、プラスチツクの押出
被覆工程がなく、内層のクラフト紙のテーピング
工程と同時にプラスチツクテープ9を設けること
ができるので、製造工程が経済的である。
以上説明したように本考案の同軸ケーブル構造
では、透湿があつてもこれが均一に吸湿されるの
で、外部導体と外被間もしくは外部導体相互間の
絶縁抵抗規格を割込むに至る時間を著しく長くす
ることができる優れた効果がある。また本考案に
よれば、鉛シースを施す必要がなくなるので、ケ
ーブル重量を約半分に軽減することができる。こ
れによりケーブルの長尺布設が可能となり、さら
に、鉛シースに比べラミネートシースは割安であ
るため経済的効果も大となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例構造を示す横断面図。第2図は
本考案第一実施例構造を示す横断面図。第3図は
本考案第二実施例構造を示す断面図。aは横断面
図、bは縦断面図。 1……同軸心集合体、2……クラフト紙、3…
…ケーブル心、4……アルミラミネートテープ、
5……ポリエチレン、6……重ね合せ部、7……
重ね合せ部始端、8……プラスチツク被覆層、9
……プラスチツクテープ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 複数の同軸心と、この同軸心の外側に配置さ
    れたクラフト紙と、このクラフト紙の外側に配
    置されたアルミラミネートテープと、このアル
    ミラミネートテープの外側に設けられた押出被
    覆によるポリエチレンとを備えた通信用同軸ケ
    ーブルの構造において、上記クラフト紙と上記
    アルミラミネートテープとの間にプラスチツク
    層を設けた構造を特徴とする通信用同軸ケーブ
    ルの構造。 (2) プラスチツク層が押出被覆によるプラスチツ
    ク被覆層である実用新案登録請求の範囲第(1)項
    記載の通信用同軸ケーブルの構造。 (3) プラスチツク層が回巻されたプラスチツクテ
    ープである実用新案登録請求の範囲第(1)項記載
    の通信用同軸ケーブルの構造。
JP1981044029U 1981-03-27 1981-03-27 Expired JPS6210895Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1981044029U JPS6210895Y2 (ja) 1981-03-27 1981-03-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981044029U JPS6210895Y2 (ja) 1981-03-27 1981-03-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57157022U JPS57157022U (ja) 1982-10-02
JPS6210895Y2 true JPS6210895Y2 (ja) 1987-03-14

Family

ID=29840978

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JP1981044029U Expired JPS6210895Y2 (ja) 1981-03-27 1981-03-27

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5444112A (en) * 1977-09-12 1979-04-07 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Corrosion prventing structure of steam turbine blade

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5444112A (en) * 1977-09-12 1979-04-07 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Corrosion prventing structure of steam turbine blade

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JPS57157022U (ja) 1982-10-02

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