JPS582122Y2 - Ｏｆケ−ブルの接続部 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 不考案は、絶縁破壊強度が高くしかもコンパクトｌこ形
成し得るＯＦケーブルの接続部に関する。

従来からＯＦケーブルの接続部の形成（こあたっては、
第１図ｆこ示すよう（こ接続すべきＯＦケーブル１，１
の端部の金属シース（図示を省略）を除去し、導体２，
２′が露出するようｆこ絶縁層３，３′の油浸紙を円錐
状ｆこ切削除去して、導体２，２′を例えば導体スリー
ブ４により接続した後ＯＦケーブルの絶縁層３，３′の
円錐状部３ ａ 、 ３’ａ間「こ油浸紙巻回層５を設
けて谷部めし、更Ｅこ必要に応じてその外周へ絶縁層３
、３’ｔこ跨って油浸紙を紡錘状（こ巻回して絶縁補
強層６を形成することが行なわれていた。

しかる（こ、このような従来の接続部では、ケーブル１
，１′の絶縁層３，３′の円錐状部３ａ、３’ａと谷部
めした油浸紙巻回層５との境界部にオイルギャップが生
じ絶縁破壊強度が低下するという欠点があった。

このため絶縁層３，３′の円錐状部３ ａ 、 ３’ａ
のテーパー角を小さくして、できるだけ油浸紙巻回層５
との境界のオイルギャップを小さくする配慮がなされて
いるが、円錐状部３ａ。

３′ａのテーパー角を小さくすると円錐状部３ａ。

３’ａ間の谷部の容積が大きくなり、また絶縁補強層６
の長さが長くなって、油浸紙の使用量が増加するうえに
、接続部全体が大型化してスペースファクターが低下す
るという欠点があった。

また、第２図に示すように、接続すべきＯＦケーブル１
，１′の端部の絶縁層３，３′の油浸紙γをほどいて、
導体２，２′の一部を切断除去し同図イ、導体スリーブ
４（こより導体２，２′を接続させた後はどいた油浸紙
７を導体接続部へ巻き戻して油浸紙巻回層５を形成し、
その外周へ油浸紙を紡錘状に巻回して絶縁補強層６を形
成させたＯＦケーブルの接続部同図口も提案されている
が、このような接続部では、はどいた油浸紙を巻き戻す
のに長時間を要し、このため製作コストが高いものとな
る上Ｅこ巻き戻し作業中に油浸紙が吸湿して絶縁性能が
低下してしまうという欠点があった。

本考案は、かかる従来の欠点を解消すべくなされたもの
で、接続すべきＯＦケーブル端部の絶縁層の油浸紙をほ
どいてケーブル導体の一部を切断除去し常法（こよりケ
ーブル導体を接続させた上へ、前記のほどいた油浸紙の
内層部分のものを巻き戻し、この巻き戻された油浸紙巻
回層の基部を基点（こ絶縁層を円錐状（こ切削してテー
パー面を形成すると共（こ、このテーパー面間へ他の油
浸紙を巻回して谷埋めさせた、絶縁破壊強度が犬で、し
かもコンパクトに形成し得るＯＦケーブルの接続部を提
供しようとするものである。

以下第３図に示す一実施例１こつきその詳細を説明する
。

不考案においては、第３図に示すように、接続すべきＯ
Ｆケーブル１，１′の導体２，２′は、例えば導体スリ
ーブ４により接続されており、ＯＦケーブル１，１′の
絶縁層３，３′間の油浸紙巻回層５は、絶縁層３，３′
の端部の油浸紙をほどき、これを巻き戻して形成させた
内部絶縁層５ａと、この巻き戻された油浸紙の基部を基
点として絶縁層３゜３′を円錐状に切削してテーパー興
３ａ、３’ａを形成すると共にこのテーパー面間５他の
油浸紙を巻回しで谷埋させで形成された外部絶縁層５ａ
とから構成されでいる。

この油浸紙巻回層５の外周（こは、別の油浸紙が絶縁層
３ 、３’ｔこ跨って紡錘状に巻回されて絶縁補強層６
が形成されている。

なお、図示を省略したが絶、線層３，３′および絶縁補
強層６の外周Ｇこは、銅テープ遮蔽層が設けられ、更に
その外側には、接続面が被嵌されている。

而して、前記の内部絶縁層５ａは、第２図イに示した方
法によりＯＦケーブル１，１端部の絶縁層３，３′の油
浸紙をほどいて導体２，２′を露出させ、導体２，２′
の一部を切断除去してこれらを導体スリーブ４ｆこより
接続すると共Ｉこ、はどいた油浸紙のうち内層部分のも
のを導体接続部上へ巻き戻すこと（こより形成される。

なお図示は省略したがこのとき内部半導電層も同じ方法
で導体接続部上へ形成させる。

以上のように形成された不考案の接続部は、電気的スト
レスの高い導体近傍の内部絶縁層がケーブル絶縁層ｌこ
連なる絶縁紙の巻き戻しにより形成されるので、オイル
ギャップを生ずるようなことがなく、絶縁破壊強度の高
い接続部を得ることができる。

また、内部絶縁層上の谷部部は、電気的ストレスが小さ
くなっているので、第１図（こ示した従来の接続部と比
較して円錐状テーパー面のテーパー角を大きくすること
が可能であり、したがって谷埋め部の長さを短かくして
油浸紙の使用量を少なくすると共に接続部全体をコンバ
クＨＣして製作費を低減させることが可能である。

更に不考案においては、油浸紙の巻き戻しｌこよる絶縁
層の形成を電気的ストレスの大きい内側部分に限定した
ので、絶縁層の全体を油浸紙の巻き戻しにより形成する
場合と比較して作業を短時間で行なうことができ、油浸
紙の吸湿（こよる絶縁性能低下の惧れも少ない。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のＯＦケーブルの接続部を示す縦断面図、
第２図は従来の別のＯＦケーブルの接続部の製作工程を
示す縦断面図、第３図は不考案の一実施例を示す縦断面
図である。 １．１′・・・・・・ＯＦケーブル、２，２′・・・・
・・導体、３．３′・・・・・・絶縁層、３ａ、３′ａ
・・・・・・円錐状部、４・・・・・・導体スリーブ、
５・・・・・・油浸紙巻回層、６・・・・・・絶縁補強
層、７・・・・・・油浸紙。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 接続すべきＯＦケーブル端部の絶縁層の油浸紙をほ
   どいてケーブル導体の一部を切断除去し常法ｆこよりケ
   ーブル導体を接続させた上へ、前記のほどいた油浸紙の
   内層部分のものを巻き戻し、この巻き戻された油浸紙巻
   回層の基部を基点に絶縁層を円錐状に切削してテーパー
   面を形成すると共ｆここのテーパー面間へ他の油浸紙を
   谷部め巻回させたことを特徴とするＯＦケーブルの接続
   部。 ２ 谷部め巻回させた油浸紙巻回層上へ、ＯＦケーブル
   の絶縁層へ跨って絶縁補強層を形成させたことを特徴と
   する実用新案登録請求の範囲第１項記載のＯＦケーブル
   の接続部。