JPH0116346Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0116346Y2 JPH0116346Y2 JP146883U JP146883U JPH0116346Y2 JP H0116346 Y2 JPH0116346 Y2 JP H0116346Y2 JP 146883 U JP146883 U JP 146883U JP 146883 U JP146883 U JP 146883U JP H0116346 Y2 JPH0116346 Y2 JP H0116346Y2
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- Japan
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- cable
- conductive layer
- outer conductive
- mold fixing
- tape
- Prior art date
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- Expired
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- Cable Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、ケーブル用終端接続部の油密構造に
関する。
関する。
従来、187KV以上の架橋ポリエチレン絶縁ケ
ーブル(以下、「CVケーブル」という。)線路等
の終端接続部においては、通常油浸型のものが用
いられている。そして、この油浸型終端接続部に
は、油浸コンデンサを用いたもの、ベルマウスを
用いたもの或いはこれら両者を組み合わせて用い
たもの等があるが、いずれの場合においても、終
端接続部に充填する絶縁油の漏洩防止のため油密
部が設けられる。
ーブル(以下、「CVケーブル」という。)線路等
の終端接続部においては、通常油浸型のものが用
いられている。そして、この油浸型終端接続部に
は、油浸コンデンサを用いたもの、ベルマウスを
用いたもの或いはこれら両者を組み合わせて用い
たもの等があるが、いずれの場合においても、終
端接続部に充填する絶縁油の漏洩防止のため油密
部が設けられる。
一方、従来のこの種油密部は、銅、真鍮等で製
作した埋込金具を未加硫ゴムテープの積層巻きし
たモールド固定部を介して単にケーブルと一体化
させて構成しているが、このような方法では、モ
ールド固定部の加熱処理時に、埋込金具付近のケ
ーブル被覆が当該モールド固定部の熱膨張のため
変形しやすい欠点があつた。
作した埋込金具を未加硫ゴムテープの積層巻きし
たモールド固定部を介して単にケーブルと一体化
させて構成しているが、このような方法では、モ
ールド固定部の加熱処理時に、埋込金具付近のケ
ーブル被覆が当該モールド固定部の熱膨張のため
変形しやすい欠点があつた。
本考案の第1の目的は、前記した欠点を解消
し、ケーブル被覆の変形のない終端接続部の油密
構造を提供することにあり、そして本考案の第2
の目的は、ケーブルの外部導電層に流れ込む電流
を外部に取り出せる終端接続部の油密構造を提供
することにある。
し、ケーブル被覆の変形のない終端接続部の油密
構造を提供することにあり、そして本考案の第2
の目的は、ケーブルの外部導電層に流れ込む電流
を外部に取り出せる終端接続部の油密構造を提供
することにある。
本考案は、ケーブル用終端接続部の油密構造に
おいて、ケーブルの外部導電層上に所定間隔を置
いて架橋剤入りポリオレフインテープ又は未加硫
ゴムテープを積層巻きしたモールド固定部を二つ
設け、該両モールド固定部とケーブルの外部導電
層上に半導電性ポリオレフイン熱収縮チユーブを
加熱収縮させて配置し、その上に所定の空隙部を
設けるようにして埋込金具を取り付け、埋込金具
とモールド固定部を架橋剤入りポリオレフインテ
ープ又は未加硫ゴムテープ層により加熱モールド
して、ケーブルの外部導電層と埋込金具とを一体
化してなり、上記ケーブルの外部導電層と埋込金
具とを上記熱収縮チユーブを介して電気的に接続
してなることを特徴とするものである。
おいて、ケーブルの外部導電層上に所定間隔を置
いて架橋剤入りポリオレフインテープ又は未加硫
ゴムテープを積層巻きしたモールド固定部を二つ
設け、該両モールド固定部とケーブルの外部導電
層上に半導電性ポリオレフイン熱収縮チユーブを
加熱収縮させて配置し、その上に所定の空隙部を
設けるようにして埋込金具を取り付け、埋込金具
とモールド固定部を架橋剤入りポリオレフインテ
ープ又は未加硫ゴムテープ層により加熱モールド
して、ケーブルの外部導電層と埋込金具とを一体
化してなり、上記ケーブルの外部導電層と埋込金
具とを上記熱収縮チユーブを介して電気的に接続
してなることを特徴とするものである。
尚、上記熱収縮チユーブに代えてテープ巻回層
を配置することも考えられるが、テープ巻回層の
場合は特にモールド固定部の側面(通常は傾斜
面)においての配置が難しい(テープの引張応力
のためテープ自体が崩れてしまい易い。)問題が
ある。この点、熱収縮チユーブの場合は、この問
題がなく、当該個所への配置が容易である。
を配置することも考えられるが、テープ巻回層の
場合は特にモールド固定部の側面(通常は傾斜
面)においての配置が難しい(テープの引張応力
のためテープ自体が崩れてしまい易い。)問題が
ある。この点、熱収縮チユーブの場合は、この問
題がなく、当該個所への配置が容易である。
以下、図面を参照して本考案を説明する。
第1図は、ケーブル用終端接続部の例の概略を
示す一部断面図であり、第2図は、本考案の油密
構造の例を示す部分断面図である。
示す一部断面図であり、第2図は、本考案の油密
構造の例を示す部分断面図である。
終端接続部は、CVケーブル1の絶縁層11周
上に絶縁テープの巻回層21を介してストレスコ
ーン2を設け、碍管3をかぶせ、内部に絶縁油4
を加圧充填して構成される。
上に絶縁テープの巻回層21を介してストレスコ
ーン2を設け、碍管3をかぶせ、内部に絶縁油4
を加圧充填して構成される。
油密部5は、終端接続部の下部において設けら
れるが、本考案における油密部5は、第2図に拡
大して示す如く、CVケーブル1の外部導電層1
2の周上に所定間隔を置いてモールド固定部6,
6′を二つ設け、該外部導電層12とモールド固
定部6,6′周上にわたつて半導電性ポリオレフ
イン熱収縮チユーブ7をかぶせ、加熱収縮させて
配置する。その後、上記モールド固定部6,6′
及び熱収縮チユーブ7の周上に空隙部10を設け
るようにして埋込金具8を取り付け、更に埋込金
具8端面及びモールド固定部6,6′を覆つて、
架橋剤入りポリオレフインテープ又は未加硫ゴム
テープの巻回層9,9′を形成する。そして、該
埋込金具8、モールド固定部6,6′及びテープ
巻回層9,9′を所定の架橋温度に加熱して、ケ
ーブル1の外部導電層12に対して一体化する。
モールド固定部6,6′は、例えば架橋剤入りポ
リオレフインテープ、及びブチルゴム、エチレン
プロピレンゴム、シリコンゴム等の未加硫ゴムの
テープを積層巻きすることで形成される。
れるが、本考案における油密部5は、第2図に拡
大して示す如く、CVケーブル1の外部導電層1
2の周上に所定間隔を置いてモールド固定部6,
6′を二つ設け、該外部導電層12とモールド固
定部6,6′周上にわたつて半導電性ポリオレフ
イン熱収縮チユーブ7をかぶせ、加熱収縮させて
配置する。その後、上記モールド固定部6,6′
及び熱収縮チユーブ7の周上に空隙部10を設け
るようにして埋込金具8を取り付け、更に埋込金
具8端面及びモールド固定部6,6′を覆つて、
架橋剤入りポリオレフインテープ又は未加硫ゴム
テープの巻回層9,9′を形成する。そして、該
埋込金具8、モールド固定部6,6′及びテープ
巻回層9,9′を所定の架橋温度に加熱して、ケ
ーブル1の外部導電層12に対して一体化する。
モールド固定部6,6′は、例えば架橋剤入りポ
リオレフインテープ、及びブチルゴム、エチレン
プロピレンゴム、シリコンゴム等の未加硫ゴムの
テープを積層巻きすることで形成される。
本考案において、埋込金具8の内側に空隙部1
0を設けてなることから、モールド固定部6,
6′の加熱モールドに際し、それ自体に熱膨張が
起つても、当該膨張分は空隙部10へ逃げられる
ためケーブル被覆(ここでは外部導電層12及び
絶縁層11)を変形させてしまう恐れは解消でき
る。また、ポリオレフイン熱収縮チユーブ7を設
けてなることから、これがモールド固定部6,
6′及びテープ巻回層9,9′の加熱モールド時に
ケーブル1に対し均一に外圧を加えるように作用
するので、ケーブル被覆の押えとして作用し、そ
の結果加熱時の熱によつてケーブルの被覆に発
泡、クシツク等の異常が発生するのを防止できる
と共にケーブル被覆が変形するのを防止できる。
更に又、ポリオレフイン熱収縮チユーブ7の材料
に半導電性材料を用い、そして当該熱収縮チユー
ブ7を介して埋込金具8とCVケーブルの外部導
電層12を電気的に接続してなることから、CV
ケーブル1の外部導電層12に流れ込む電流を、
この埋込金具8を通して外部に取り出せ、従つて
ケーブル充電電流による外部導電層12の焼損を
防止することができる。
0を設けてなることから、モールド固定部6,
6′の加熱モールドに際し、それ自体に熱膨張が
起つても、当該膨張分は空隙部10へ逃げられる
ためケーブル被覆(ここでは外部導電層12及び
絶縁層11)を変形させてしまう恐れは解消でき
る。また、ポリオレフイン熱収縮チユーブ7を設
けてなることから、これがモールド固定部6,
6′及びテープ巻回層9,9′の加熱モールド時に
ケーブル1に対し均一に外圧を加えるように作用
するので、ケーブル被覆の押えとして作用し、そ
の結果加熱時の熱によつてケーブルの被覆に発
泡、クシツク等の異常が発生するのを防止できる
と共にケーブル被覆が変形するのを防止できる。
更に又、ポリオレフイン熱収縮チユーブ7の材料
に半導電性材料を用い、そして当該熱収縮チユー
ブ7を介して埋込金具8とCVケーブルの外部導
電層12を電気的に接続してなることから、CV
ケーブル1の外部導電層12に流れ込む電流を、
この埋込金具8を通して外部に取り出せ、従つて
ケーブル充電電流による外部導電層12の焼損を
防止することができる。
第1図は、ケーブル終端接続部の例の概略を示
す一部断面図、第2図は、本考案による油密構造
の例を示す部分断面図である。 1:CVケーブル、2:ストレスコーン、3:
碍管、4:絶縁油、5:油密部、6,6′:モー
ルド固定部、7:熱収縮チユーブ、8:埋込金
具、9,9′:テープ巻回層、10:空隙部、1
1:ケーブルの絶縁層、12:ケーブルの外部導
電層、21:絶縁テープ巻回層。
す一部断面図、第2図は、本考案による油密構造
の例を示す部分断面図である。 1:CVケーブル、2:ストレスコーン、3:
碍管、4:絶縁油、5:油密部、6,6′:モー
ルド固定部、7:熱収縮チユーブ、8:埋込金
具、9,9′:テープ巻回層、10:空隙部、1
1:ケーブルの絶縁層、12:ケーブルの外部導
電層、21:絶縁テープ巻回層。
Claims (1)
- ケーブルの外部導電層上に所定間隔を置いて架
橋剤入りポリオレフインテープ又は未加硫ゴムテ
ープを積層巻きしたモールド固定部を二つ設け、
該両モールド固定部とケーブルの外部導電層上に
半導電性ポリオレフイン熱収縮チユーブを加熱収
縮させて配置し、その上に所定の空隙部を設ける
ようにして埋込金具を取り付け、埋込金具とモー
ルド固定部を架橋剤入りポリオレフインテープ又
は未加硫ゴムテープ層により加熱モールドして、
ケーブルの外部導電層と埋込金具とを一体化して
なり、上記ケーブルの外部導電層と埋込金具とを
上記熱収縮チユーブを介して電気的に接続してな
ることを特徴とするケーブル用終端接続部の油密
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP146883U JPS59111428U (ja) | 1983-01-10 | 1983-01-10 | ケ−ブル用終端接続部の油密構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP146883U JPS59111428U (ja) | 1983-01-10 | 1983-01-10 | ケ−ブル用終端接続部の油密構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59111428U JPS59111428U (ja) | 1984-07-27 |
JPH0116346Y2 true JPH0116346Y2 (ja) | 1989-05-15 |
Family
ID=30133192
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP146883U Granted JPS59111428U (ja) | 1983-01-10 | 1983-01-10 | ケ−ブル用終端接続部の油密構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59111428U (ja) |
-
1983
- 1983-01-10 JP JP146883U patent/JPS59111428U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59111428U (ja) | 1984-07-27 |
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