JPH0557722U - 光ファイバ複合ケーブル - Google Patents

光ファイバ複合ケーブル

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Publication number
JPH0557722U
JPH0557722U JP75892U JP75892U JPH0557722U JP H0557722 U JPH0557722 U JP H0557722U JP 75892 U JP75892 U JP 75892U JP 75892 U JP75892 U JP 75892U JP H0557722 U JPH0557722 U JP H0557722U
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JP
Japan
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optical fiber
wire
shield
twisted
cable
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Pending
Application number
JP75892U
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English (en)
Inventor
幸樹 安藤
Original Assignee
昭和電線電纜株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 このケーブルの外装20に撚り込まれる光フ
ァイバ21は、補強層24を有する。この補強層24
は、外装20のワイヤーシールドを構成する遮蔽線11
と、ほぼ等しい剛性を示す材料から構成される。光ファ
イバ21は、この遮蔽線11と共にワイヤーシールドに
撚り込まれる。 【効果】 これにより、ケーブル芯10の外周に遮蔽線
11と光ファイバ21とを、ほぼ同程度のバックテンシ
ョンを加えて撚り合せ作業ができるので、撚り合わせの
ピッチや形状を均一にし、撚りの乱れが防止できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電力ケーブル等の外装に光ファイバを撚り込んだ光ファイバ複合ケ ーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】
光ファイバは、長距離の情報伝送等に広く使用されており、電力ケーブルとの 複合化も広く行われている。 この電力との複合化の一例として、光ファイバをケーブル外装に撚り込むもの がある。 図2に従来の光ファイバ複合ケーブルの一例を示す断面図を図示した。 図のケーブルは、単心架橋ポリエチレンケーブルの外装に光ファイバを撚り込 んだものである。図において、導体1の外周には内部半導電層2、絶縁体3、外 部半導電層4及び保護層5が被覆されて、ケーブル芯10を構成している。また このケーブル芯10の外周には、外装20が被覆されている。この外装20は、 ケーブル芯10の保護層5の外周に撚り合された遮蔽線11と、これを押さえる ための押えテープ12及びシース13から構成される。この遮蔽線11は、静電 遮蔽や磁気遮蔽のためのワイヤーシールドを構成する。遮蔽線11の隙間には、 光ファイバ14が1本から数本撚り込まれている。 このような光ファイバ14は、ケーブルの端末部において引き出され、変電所 間の情報伝送等に使用される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記のようなワイヤーシールドとして次のような撚り合せ構成が採 用される。 図3は、ケーブル芯10の外周にワイヤーシールドをスパイラル撚り(S撚り )したもので、図4は交互撚り(S−Z撚り)したものを示す。 この場合に、光ファイバ14は、他の遮蔽線11と共に図3に示すようにケー ブル芯10の外周にスパイラル状に巻き付けられ、或は図4に示すように一定の 周期でS撚り、Z撚りを繰り返して撚り込まれる。 しかしながら、上記のようにケーブル芯10の外周に遮蔽線11を含めて光フ ァイバ14を撚り合せる工程においては、各遮蔽線11や光ファイバ14を送り 出すバックテンションが均一であることが必要となる。複数の線をケーブル芯1 0の外周に送り出し、撚り合せを行う場合に、そのバックテンションにむらがあ ると、撚り合せを行った場合のピッチや形状に乱れが生じるからである。
【0004】 ここで、通常、遮蔽線11は銅等のワイヤーから構成され、光ファイバ14は 、石英ガラス等の光ファイバ芯外周にナイロン等のプラスチックを被覆した構成 とされる。従って、両者の剛性には著しい差があり、これらを同一条件で撚り合 せることは非常に難しい。従って、製造段階で光ファイバ14に対し高い張力が 加わって断線させたり、撚りの形状が乱れて光ファイバが浮き上がったりするの を防止するために、製造作業を極めて慎重に行わなければならないという問題が あった。 本考案は以上の点に着目してなされたもので、光ファイバ複合ケーブルにおけ るワイヤーシールド中の光ファイバを、他の遮蔽線と共に円滑に撚り合せること ができる光ファイバ複合ケーブルを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の光ファイバ複合ケーブルは、ケーブル芯と、このケーブル芯の外周を 包囲する外装とから成り、前記外装には、遮蔽線を撚り合わせたワイヤーシール ドが設けられ、このワイヤーシールドに、前記遮蔽線と共に光ファイバが撚り込 まれ、前記光ファイバは、補強が施されて、前記遮蔽線とほぼ等しい剛性とされ ていることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】
このケーブルの外装20に撚り込まれる光ファイバ21は、補強層24を有す る。この補強層24は、外装20のワイヤーシールドを構成する遮蔽線11と、 ほぼ等しい剛性を示す材料から構成される。光ファイバ21は、この遮蔽線11 と共にワイヤーシールドに撚り込まれる。 これによりケーブル芯10の外周に遮蔽線11と光ファイバ21とを、ほぼ同 程度のバックテンションを加えて撚り合せ作業ができるので、撚り合わせのピッ チや形状を均一にし、撚りの乱れが防止できる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案を図の実施例を用いて詳細に説明する。 図1は本考案の光ファイバ複合ケーブル実施例を示す主要部断面図である。 図のケーブル芯10の構成は、図2において示した従来の光ファイバ複合ケー ブルと同一である。ここで、このケーブルの外装20は、保護層5の外周に撚り 合わされた遮蔽線11と光ファイバ21から成るワイヤーシールドと、その外周 に巻き込まれた押えテープ12及び最外層のシース13から構成される。押えテ ープ12及びシース13の構成は従来のケーブルと同様である。また遮蔽線11 も従来のものと変わるところがない。
【0008】 ここで、本考案のケーブルにおいては、上記遮蔽線11と共にワイヤーシール ドを構成する光ファイバ21が次のような特徴を持つ。 この光ファイバ21は、光ファイバ芯22の外周にプラスチック被覆23を施 し、更にその外周に補強層24を施した構成とされる。光ファイバ芯22は、石 英等の導光部から構成される。またプラスチック被覆23はナイロン等による光 ファイバ芯22の保護のための被覆である。更にこのプラスチック被覆23の外 周に設けられた補強層24は、遮蔽線11とほぼ等しい剛性となるように形成さ れたもので、遮蔽線11が例えば銅線である場合、この補強層24も例えば銅の パイプや、これとほぼ近い剛性を持つアルミニウムその他の金属から構成される 。もちろんプラスチックにより同様の剛性の得られるものであればそのようなプ ラスチックを使用しても差し支えない。
【0009】 以上の構成の光ファイバ21をケーブル芯10の外周に遮蔽線11と共に撚り 合せる場合、その製造工程において遮蔽線11と光ファイバ21に同程度のバッ クテンションを加えることができる。これによって、撚り合せピッチや撚り合わ せた際の形状が均一化され、スパイラル撚りの場合も交互撚りの場合にもそのピ ッチが乱れる恐れがなく、従来よりも容易に比較的高速で撚り合せ処理を行うこ とができる。 本考案は以上の実施例に限定されない。上記実施例においてはワイヤーシール ドを構成する遮蔽線11を、例えば銅線としたが、スチールワイヤー等であって も差し支えない。またこの種の外装の構成は各種のものがあるが、光ファイバ2 1は同時に外装に撚り合わされる遮蔽線11等と等しい剛性となるようにされて いればよく、その断面形状も自由に変更して差し支えない。例えば銅等の金属パ イプの中にルーズに光ファイバを挿入したり、或は2本以上の光ファイバを挿入 したものを使用しても差し支えない。 ここで、金属パイプは、通常用いられている押出し等により成型したものの他 、金属テープを巻回してパイプ状としたものや、金属テープを縦添えしてからパ イプ状に成型したものであってもよい。また、光ファイバは、抗張力体の周囲に 撚り合せもしくは集合されたものであってもよい。
【0010】
【考案の効果】
以上説明した本考案の光ファイバ複合ケーブルは、ワイヤーシールドに遮蔽線 と共に撚り込まれる光ファイバを、遮蔽線とほぼ等しい剛性となるように補強を 施したので、その撚り合せ工程においてほぼ同一の条件でバックテンション等を 加えることができ、撚り合せピッチの乱れを防止して撚り合せ作業性の向上を図 ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の光ファイバ複合ケーブル実施例を示す
要部横断面図である。
【図2】従来の光ファイバ複合ケーブル横断面図であ
る。
【図3】スパイラル撚りの構成説明図である。
【図4】S−Z撚りの構成説明図である。
【符号の説明】
10 ケーブル芯 11 遮蔽線 20 外装 21 光ファイバ 22 光ファイバ芯 23 プラスチック被覆 24 補強層

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブル芯と、 このケーブル芯の外周を包囲する外装とから成り、 前記外装には、遮蔽線を撚り合わせたワイヤーシールド
    が設けられ、 このワイヤーシールドに、前記遮蔽線と共に光ファイバ
    が撚り込まれ、 前記光ファイバは、補強が施されて、前記遮蔽線とほぼ
    等しい剛性とされていることを特徴とする光ファイバ複
    合ケーブル。
JP75892U 1992-01-13 1992-01-13 光ファイバ複合ケーブル Pending JPH0557722U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP75892U JPH0557722U (ja) 1992-01-13 1992-01-13 光ファイバ複合ケーブル

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP75892U JPH0557722U (ja) 1992-01-13 1992-01-13 光ファイバ複合ケーブル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0557722U true JPH0557722U (ja) 1993-07-30

Family

ID=11482597

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP75892U Pending JPH0557722U (ja) 1992-01-13 1992-01-13 光ファイバ複合ケーブル

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JP (1) JPH0557722U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014170616A (ja) * 2013-03-01 2014-09-18 J-Power Systems Corp 光ファイバ複合電力ケーブル
JP2017126572A (ja) * 2017-02-23 2017-07-20 住友電気工業株式会社 光ファイバ複合電力ケーブル

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014170616A (ja) * 2013-03-01 2014-09-18 J-Power Systems Corp 光ファイバ複合電力ケーブル
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