JP2003140014A - 光ファイバケーブル及びそれを用いた光伝送路 - Google Patents

光ファイバケーブル及びそれを用いた光伝送路

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JP2003140014A
JP2003140014A JP2001340462A JP2001340462A JP2003140014A JP 2003140014 A JP2003140014 A JP 2003140014A JP 2001340462 A JP2001340462 A JP 2001340462A JP 2001340462 A JP2001340462 A JP 2001340462A JP 2003140014 A JP2003140014 A JP 2003140014A
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optical fiber
fiber cable
transmission line
optical
winding
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JP2001340462A
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English (en)
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Toyomitsu Kumada
豊光 熊田
Toshinobu Tsuji
俊伸 辻
Yoshikazu Namekawa
嘉一 滑川
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Hitachi Cable Ltd
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Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造工程の削減により製造コストの低減を達
成すると共に、巻付対象に確実に密着して、ズレや緩み
を防止する。 【解決手段】 1本または複数の光ファイバ2をゲル状
の防湿混和材4と共にプラスチック製のチューブ3に収
容し、そのチューブ3とガラス繊維等の介在紐5とをそ
れぞれ複数本撚り合わせて、その外周を耐熱テープ7で
巻き、その耐熱テープ7の外周に被覆層8を形成して光
ファイバケーブル1を形成し、その光ファイバケーブル
1を架空送電線路の架空地線或いは架空送電線に巻き付
けて光伝送路を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバケーブ
ル及びその光ファイバケーブルを架空送電線路に掛け渡
して形成される光伝送路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、増加する電力需要に伴い、系統運
用、系統保護、さらには保守管理の情報が複雑多岐にな
っている。そこで、光ファイバを用いた光伝送路とし
て、広範囲なネットワークを有し、設備信頼度の高い送
電線を利用する光ファイバ複合架空地線(以下OPGW
と称する)が開発された。
【0003】このOPGWは、光ファイバの低損失、広
帯域そして特に無誘導、軽量という優れた特長を利用し
て、光ファイバを架空送電線路の架空地線に沿わして、
従来の架空地線としての機能と、通信機能とを兼備させ
たものである。
【0004】OPGWに用いられる従来の光ファイバケ
ーブル51は、図3に示すように、複数本の光ファイバ
52を撚り合わせて、その周囲に被覆層53を形成する
と共に、その被覆層53内部に粘着性を有し水の浸入を
防止するためのジェリー54を充填してなるユニット5
5を複数形成し、これら複数のユニット55を、ケーブ
ル断面の中心に位置するテンションメンバ(抗張力体)
56の周囲に撚り合わせ、さらにその周囲にフッ素樹脂
等の被覆層57を形成して構成されたものがあった。
【0005】また、その他の光ファイバケーブル61と
しては、図4に示すように、光ファイバ62をチューブ
63内に収容したユニット64を複数形成し、これら複
数のユニット64と複数のFRPロッド65とを、ケー
ブル断面の中心に位置するテンションメンバ(抗張力
体)66の周囲に撚り合わせ、さらにその周囲にフッ素
樹脂等の被覆層67を形成して構成されたものがあっ
た。
【0006】上述の光ファイバケーブル51,61を、
架空地線に沿わせる方法としては、架空地線の外周に螺
旋状に巻き付けて沿わすようにしたものがあった。これ
を巻付け型OPGWと称する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
光ファイバケーブル51,61はそれぞれ以下に示すよ
うな問題点があった。
【0008】図3の光ファイバケーブル51では、複数
本の光ファイバ52を撚り合わせてユニット55を形成
した後に、そのユニット55をさらに撚り合わせている
ために、製造工程が多く、製造コストが高いといった問
題があった。
【0009】一方、図4の光ファイバケーブル61で
は、ユニット64と曲げ剛性が高いFRPロッド65と
を共に撚り合わせているため、光ファイバケーブル61
の下撓性が低くなるので、架空地線等の巻付対象に密着
しにくい。従って、風等の外力による振動等によって、
光ファイバケーブル61がズレ易いといった問題があっ
た。さらに、温度変化による光ファイバケーブル61の
伸縮量が架空地線より著しく大きいと、架空地線に対し
て緩んでしまうといった問題もあった。
【0010】そこで、本発明は上記問題を解決すべく案
出されたものであり、その目的は、製造工程の削減によ
り製造コストの低減を達成でき、且つ巻付対象に確実に
密着して、ズレや緩みを防止できる光ファイバケーブル
及びそれを用いた光伝送路を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決すべく、
請求項1の発明は、1本または複数の光ファイバをゲル
状の防湿混和材と共にプラスチック製のチューブに収容
し、そのチューブとガラス繊維等の介在紐とをそれぞれ
複数本撚り合わせて、その外周を耐熱テープで巻き、そ
の耐熱テープの外周に被覆層を形成した光ファイバケー
ブルである。
【0012】上記構成によれば、光ファイバをチューブ
内に撚り合わせずに収容しているので、その分の製造工
程を削減することができ、製造コストの低減を達成でき
る。また、チューブと曲げ剛性が小さいガラス繊維等の
介在紐とをそれぞれ複数本撚り合わせているので、光フ
ァイバケーブル自体の下撓性が高く、巻付対象に確実に
密着して、ズレや緩みを防止することができる。
【0013】請求項2の発明は、架空送電線路の架空地
線に、請求項1に記載の光ファイバケーブルを巻き付け
て形成した光伝送路である。
【0014】請求項3の発明は、架空送電線路の架空送
電線に、請求項1に記載の光ファイバケーブルを巻き付
けて形成した光伝送路である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。
【0016】図1は本発明に係る光ファイバケーブルの
好適な実施の形態を示した断面図、図2は本発明に係る
光ファイバケーブルの好適な実施の形態を示した一部破
断側面図である。
【0017】まず、係る光ファイバケーブルの構成を説
明する。
【0018】図示するように、本実施の形態に係る光フ
ァイバケーブル1では、光ファイバとしてUV硬化樹脂
被覆光ファイバ(以下UVファイバと称する)2が用い
られている。
【0019】6本のUVファイバ2が、プラスチック製
のチューブ3内にゲル状の防湿混和材4と共に収容され
ている。上述のUVファイバ2は、チューブ3の長さよ
り、0.2%以上長くなるように切断されている。UV
ファイバ2は、撚り合わせを施さずに、螺旋状に捻って
収容されている。ゲル状の防湿混和材4は、従来のジェ
リーと同等のものが用いられている。
【0020】UVファイバ2と防湿混和材4が収容され
たチューブ3は、複数(本実施の形態では4本)形成さ
れ、この4本のチューブ3は、下撓性が高く、引っ張り
強度が高いガラス繊維等からなる複数の介在紐5と共
に、光ファイバケーブル1の断面中心に配置されたテン
ションメンバ(抗張力体)6の周囲で撚り合わされてい
る。介在紐5は、細い紐状のガラス繊維を束ねて構成さ
れており、各チューブ3の隙間を埋めるように配列され
ている。
【0021】そのチューブ3及び介在紐5の周囲には耐
熱性能を有するテープであるポリイミドテープ7が巻き
付けられている。ポリイミドテープ7は、耐熱性能を向
上させると共に、介在紐5をその周囲から押さえて束ね
る役目を有している。
【0022】ポリイミドテープ7の外周には、被覆層8
が形成されている。被覆層8は、耐熱性、耐候性及び耐
雷特性を考慮してフッ素樹脂9にて形成されている。
【0023】上記光ファイバケーブル1は、架空送電線
路のうち、鉄塔の最上部に設けられ地面にアース線が接
続された架空地線に、螺旋状に巻き付けられて、光伝送
路を構成している。
【0024】光伝送路としては、光ファイバケーブル1
を、架空地線ではなく、架空送電線路の架空送電線に、
巻き付けて構成するものでもよい。
【0025】次に、上記構成による光ファイバケーブル
1及び光伝送路の作用を説明する。上記構成による光フ
ァイバケーブル1では、光ファイバ2を撚り合わせず
に、螺旋状に捻るだけで、チューブ3内に収容している
ので、図3に示した従来の光ファイバケーブル51の製
造工程よりと比較して、光ファイバ1の撚り合わせの工
程を削減することができるので、製造コストの低減を達
成できると共に、製造時間が短縮でき、製造効率を向上
させることができる。
【0026】また、係る光ファイバケーブル1では、チ
ューブ3を、下撓性が高く、引っ張り強度が高いガラス
繊維等からなる複数の介在紐5と共に撚り合わせている
ので、光ファイバケーブル1自体の下撓性が高く、架空
地線や架空送電線等の巻付対象に確実に密着させること
ができる。
【0027】詳しくは、ガラス繊維は高温時に縮む特性
を有しているので、光伝送路が温度上昇した場合には、
巻付対象に対して巻き付き、そのズレや緩みを防止する
ことができる。一方、ガラス繊維は低温時に伸びる特性
を有しているが、介在紐5として細い紐状のガラス繊維
が用いられているため、光伝送路が温度低下した場合で
も、被覆層8内部のガラス繊維が伸びて緩むだけである
ので、光ファイバケーブル1全体の伸縮には影響がな
く、巻付対象に対するズレや緩みを防止することができ
る。
【0028】本発明によれば、光ファイバケーブル1を
架空地線のみでなく、架空送電線にも巻き付けて光伝送
路を形成しているので、従来の光伝送路と比較して、よ
り多くの光伝送路を形成することができ、近年増加する
情報量を確実に伝達することができる。
【0029】なお、上記実施の形態では、チューブ3内
に6本の光ファイバ2が収容されているが、この本数
は、単数或いは複数であってよく、6本に限定されるも
のではないのは勿論である。
【0030】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、製造工程
の削減により製造コストの低減を達成でき、且つ巻付対
象に確実に密着して、ズレや緩みを防止できるといった
優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ファイバケーブルの好適な実施
の形態を示した断面図である。
【図2】本発明に係る光ファイバケーブルの好適な実施
の形態を示した一部破断側面図である。
【図3】従来の光ファイバケーブルを示した断面図であ
る。
【図4】従来の他の光ファイバケーブルを示した断面図
である。
【符号の説明】
1 光ファイバケーブル 2 UVファイバ(光ファイバ) 3 チューブ 4 防湿混和材 5 介在紐 7 ポリイミドテープ(耐熱テープ) 8 被覆層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 滑川 嘉一 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社日高工場内 Fターム(参考) 2H001 BB06 BB21 DD04 DD09 DD14 DD31 DD37 2H038 CA65

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1本または複数の光ファイバをゲル状の
    防湿混和材と共にプラスチック製のチューブに収容し、
    そのチューブとガラス繊維等の介在紐とをそれぞれ複数
    本撚り合わせて、その外周を耐熱テープで巻き、その耐
    熱テープの外周に被覆層を形成したことを特徴とする光
    ファイバケーブル。
  2. 【請求項2】 架空送電線路の架空地線に、請求項1に
    記載の光ファイバケーブルを巻き付けて形成したことを
    特徴とする光伝送路。
  3. 【請求項3】 架空送電線路の架空送電線に、請求項1
    に記載の光ファイバケーブルを巻き付けて形成したこと
    を特徴とする光伝送路。
JP2001340462A 2001-11-06 2001-11-06 光ファイバケーブル及びそれを用いた光伝送路 Pending JP2003140014A (ja)

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