JPH0596405A - 連結装置 - Google Patents

連結装置

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JPH0596405A
JPH0596405A JP4079855A JP7985592A JPH0596405A JP H0596405 A JPH0596405 A JP H0596405A JP 4079855 A JP4079855 A JP 4079855A JP 7985592 A JP7985592 A JP 7985592A JP H0596405 A JPH0596405 A JP H0596405A
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JP
Japan
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tightening
clamping
rod
coupling device
shaft
Prior art date
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JP4079855A
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English (en)
Inventor
Dieter Kress
クレス デイーター
Friedrich Haeberle
ヘーベルレ フリードリツヒ
Guenther Hertel
ヘルテル ギユンター
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hertel AG Werkzeuge and Hartstoffe
Mapal Fabrik fuer Praezisionswerkzeuge Dr Kress KG
Original Assignee
Hertel AG Werkzeuge and Hartstoffe
Mapal Fabrik fuer Praezisionswerkzeuge Dr Kress KG
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Publication date
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Priority claimed from DE19914117765 external-priority patent/DE4117765A1/de
Priority claimed from DE19914132019 external-priority patent/DE4132019C2/de
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    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q3/00Devices holding, supporting, or positioning work or tools, of a kind normally removable from the machine
    • B23Q3/12Devices holding, supporting, or positioning work or tools, of a kind normally removable from the machine for securing to a spindle in general
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B31/00Chucks; Expansion mandrels; Adaptations thereof for remote control
    • B23B31/02Chucks
    • B23B31/24Chucks characterised by features relating primarily to remote control of the gripping means
    • B23B31/26Chucks characterised by features relating primarily to remote control of the gripping means using mechanical transmission through the working-spindle
    • B23B31/261Chucks characterised by features relating primarily to remote control of the gripping means using mechanical transmission through the working-spindle clamping the end of the toolholder shank
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Clamps And Clips (AREA)
  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】締め付け固定されている要素の一つを交換した
後も高い寸法精度が得られ、その際締め付けられる要素
の確実な保持が保証されるようにする。 【構成】締め付け要素(69;169;269;23
3)は、締め付け棒(67;137;237’;22
1)として構成される締め付け機構の周囲に軸方向へ自
在に移動可能に配置されている。、締め付け機構が締め
付け方向へ変位したときに締め付け要素(69;16
9;269;233)が締め付け棒の第2の締め付け面
(71;171;271’;267)と嵌合部材(7;
107;207’;207)に設けた第1の締め付け面
(19;119;219’;215)との間へ押される
ことにより、連結装置(1;101;201’;20
1)に付設される両部分(3;103;203’;20
3と5;105;205’;205)が互いに締め付け
固定されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工具担持体と、該工具
担持体を保持する締め付けシャフトとを連結するための
連結装置であって、工具担持体に設けられ、内壁に第1
の締め付け面を備えている中空の嵌合部材と、締め付け
シャフトの端面に設けられ、嵌合部材を収容している凹
部とを有し、この凹部内に、締め付けシャフト内部を軸
方向に移動可能な締め付け機構が配置され、該締め付け
機構がその外面に第2の締め付け面を備え、該第2の締
め付け面が、締め付け機構の外面に配置される締め付け
要素を介して第1の締め付け面と協働し、締め付け要素
が、弾性的な復帰力に抗して締め付け機構により半径方
向にて外側へ回動可能であり、且つ第1及び第2の締め
付け面と係合可能である連結装置に関するものである。
【0002】本発明における連結装置とは、工具システ
ムの一つの要素と工作機械とを連結させるための連結装
置ばかりでなく、工具システムの個々の要素を互いに連
結させるための連結装置をも含むものである。ここで工
具システムの個々の要素とは、縮減部材及び延長部材及
びアダプター並びに収容要素を除く各種工具類、即ち回
転工具、穿孔工具、フライス工具、或いは特殊工具を言
う。また工具担持体としては任意の種類のものを使用す
ることができる。
【0003】
【従来の技術】工具システムの個々の要素を任意の連結
装置を用いて互いに連結させることは知られている。こ
の場合重要なことは、工具担持体または工作物担持体を
交換した後、予め設定されていた寸法が交換後もできる
だけ正確に維持されることである。また確実な保持が保
証されるためには、連結装置に十分な連結力が生じるよ
うにしなければならない。さらに、可動な部品はすべて
締め付けシャフト内にあり、工具担持体内には存在しな
いように連結装置を構成することも重要である。このよ
うに構成することにより経済性が著しく向上する。なぜ
なら1本の締め付けシャフトにたいして多数の工具担持
体を使用できるからである。しかしながら公知のシステ
ムではこのような要求は満たされていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、この
種の連結装置を次のように構成すること、即ち締め付け
固定されている要素の一つを交換した後も高い寸法精度
が得られ、その際締め付けられる要素の確実な保持が保
証されているように構成することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、締め付け要素が、締め付け棒として構成さ
れる締め付け機構の周囲に軸方向へ自在に移動可能に配
置され、締め付け機構が締め付け方向へ変位したときに
締め付け要素が締め付け棒の第2の締め付け面と嵌合部
材に設けた第1の締め付け面との間へ押されることによ
り、連結装置に付設される両部分が互いに締め付け固定
されるようにしたことを特徴とするものである。
【0006】本発明による連結装置の1実施例は、締め
付け要素が、締め付け棒の外面に設けられる収容ポケッ
ト内収容されていることを特徴としている。この場合、
締め付け要素は軸方向に見て自在に可動である。このよ
うにして連結装置を非常にコンパクトに構成することが
でき、他方締め付け要素が自在に可動であるので連結装
置の湾曲が避けられる。従って、締め付けシャフト内で
工具担持体を非常に均一に締め付け固定することができ
る。
【0007】さらに本発明による連結装置の実施例で
は、収容ポケットは、締め付け棒の軸方向において該締
め付け棒の周壁に固定されている案内要素によって形成
され、有利にはそこに設けた溝に収納されている。この
場合、案内要素の周方向に測った間隔は、締め付け要素
の幅に適合している。この種の収容ポケットは簡潔に且
つ安価に製造することができ、締め付け要素を良好に案
内すると共に軸方向への自在な可動を保証するものであ
る。
【0008】本発明による連結装置の他の有利な実施例
では、収容ポケットを画成している案内要素の少なくと
も一つが、締め付け棒を収容している凹部の内面に設け
た溝のなかへ突出し、その結果締め付け棒は、軸方向に
見て往復動可能であるように、且つ締め付けシャフト内
部での回転を阻止されるように固定される。連結装置の
このような構成は、非常に簡単に、従って安価に実現可
能であることを特徴としている。
【0009】さらに本発明による連結装置の有利な実施
例では、締め付け棒が、角形駆動部により締め付けシャ
フトにたいして軸方向へ変位可能であることを特徴とし
ている。このような構成により特に強い締め付け力を発
生させることができ、工具担持体の交換後も高い寸法精
度が保証されている。
【0010】本発明による連結装置の特に有利な実施例
では、角形駆動部が、締め付け棒に同軸に配置され雌ね
じを備えているねじスリーブと、該ねじスリーブと協働
する回転可能な操作機構とを有し、操作機構が第1の歯
縁を備え、締め付け棒が、その外面に、雄ねじを備えて
いる少なくとも一つの領域を有し、雄ねじがねじスリー
ブの雌ねじに係合可能である。角形駆動部のねじスリー
ブを用いると、工作機械の締め付けシャフト内での工具
担持体の締め付けに用いる力を締め付け棒へ直接作用さ
せることができる。この場合、簡潔な構成で強い締め付
け力を締め付け棒へ伝えることができ、よって正確な締
め付けが保証されている。
【0011】さらに本発明による連結装置の有利な実施
例では、ねじスリーブが、第1の歯縁と協働する第2の
歯縁を備え、且つ回転可能に構成され、一方締め付け棒
が、軸方向においてのみ往復動可能であるように締め付
けシャフト内に固定されている。ねじスリーブだけが工
作機械の締め付けシャフト内で回転するので、比較的小
さな摩擦力しか生じず、よって角形駆動部を操作して発
生する力はロスなしに工具担持体の締め付けに用いられ
る。
【0012】本発明による連結装置の有利な実施例で
は、操作機構が回転可能なスリーブとして形成され、該
スリーブの回転軸線がねじスリーブの回転軸線上に直立
し、スリーブは第1の歯縁と第2の歯縁とが互いに噛み
合うように構成されている。角形駆動部の構成要素をこ
のように配置することにより、両歯縁を特に簡潔に、よ
って安価に構成することができ、しかも角形駆動部の操
作で発生する締め付け力をロスなしに伝動させることが
できる。
【0013】さらに本発明による連結装置の有利な実施
例では、締め付け要素と協働する対向支持部が設けら
れ、締め付け棒が締め付け方向へ移動したときに対向支
持部が締め付け要素を止めることにより、締め付け要素
の、対向支持部に対向している端部が、締め付け棒の第
2の締め付け面により嵌合部材の第1の締め付け面にた
いして押圧され、これによって連結装置の両部分が互い
にしっかりと連結される。この構成は摩擦ロスが特に少
ないことを特徴としており、従って連結装置の操作で発
生する力は両要素の締め付けのために十分に活用され
る。締め付け要素が互いに独立に軸方向へ変位可能であ
るので、締め付け面の寸法誤差が補償され、均一な締め
付け力が生じる。締め付け要素には引張り力が作用しな
いので、締め付け要素を撓み可能に構成することがで
き、よって締め付け要素は互いに均一に接触する。
【0014】さらに本発明による連結装置の有利な実施
例では、対向支持部が、軸方向において定置される肩部
によって形成されている。このような連結装置は構成が
簡潔で、締め付け要素によって生じた力を最適に吸収す
る。
【0015】本発明による連結装置の他の有利な実施例
では、締め付け機構が、冷却及び/または潤滑剤のため
の貫通する縦ダクトが締め付け機構を貫通している。こ
れに対応して締め付け機構の外面にはパッキン手段が設
けられている。このパッキン手段は、冷却及び/または
潤滑剤が縦ダクトだけを貫流し、締め付け棒の側へ流出
しないようにするためのものである。従って本発明によ
る連結装置を使用すれば冷却及び潤滑剤を使用すること
ができる。
【0016】本発明による連結装置の他の有利な実施例
では、締め付け機構がその端面側で、工具担持体から出
ている接続部材と協働し、該接続部材を介して冷却また
は潤滑剤が案内される。このようにして冷却/潤滑剤を
締め付けシャフトから工具担持体へ難なく伝送させるこ
とができ、その際締め付けに用いる締め付け棒の軸方向
への運動は阻害されない。
【0017】さらに本発明による連結装置の有利な実施
例では、接続部材が止め面を備え、この止め面のほうへ
締め付け棒が移動可能である。従って角形駆動部を、工
具担持体を締め付け固定する方向ではなく、これとは逆
の方向へ作動させるならば、締め付け棒が前記止め面の
ほうへ移動し、よって工具担持体を締め付けシャフトか
ら押し出す。即ち、連結されている両要素を簡単にはず
すことができる。
【0018】さらに本発明による連結装置の有利な実施
例では、嵌合部材に設けられる第1の締め付け面が、環
状溝の周回する肩部として構成されている。この構成に
より嵌合部材を簡単に製造することができ、両要素を互
いに締め付け固定する際嵌合部材を対向部材の中へ任意
に挿入可能である。
【0019】さらに本発明による連結装置の有利な実施
例では、締め付けシャフトに設けられる第2の締め付け
面が、環状肩部の周回する面として構成されている。こ
れによって第2の締め付け面も簡単に製造可能である。
さらに両部分の相対位置に関係なく、即ち両部分が互い
にねじれていても締め付け力を確実に発生させることが
できる。
【0020】本発明による連結装置の特に有利な実施例
では、締め付け面が、工具担持体または締め付けシャフ
トの長手軸線または回転軸線と約45°の角度を成して
いる。このようにして、両要素を互いに締め付け固定す
るにあたって締め付け要素と両締め付け面とを協働させ
ると、力が分割される。その際一つの力成分が軸方向に
作用を及ぼし、その結果工具担持体と工作機械の締め付
けシャフトとが互いに連結される。この場合工具担持体
は締め付けシャフトのほうへ引き寄せられ、よって両部
分の確実な接触が保証されている。従って工具担持体を
交換した後も工具担持体の所定の調整が維持され、その
結果ほとんどの場合後調整の必要がない。
【0021】さらに本発明による連結装置の有利な実施
例では、締め付け棒に直接に作用し、締め付け棒を軸方
向へ変位させる操作機構が設けられている。このような
構成により、連結装置に付設される両部分が締め付け固
定された際に生じる摩擦力は最小に低減される。従っ
て、操作要素に作用する比較的弱い力で強い締め付け力
を生じさせることができる。このため、操作要素の高い
保持能力と、連結装置の長い寿命とが得られる。
【0022】本発明による連結装置の特に有利な実施例
では、操作要素が、締め付け棒の中心軸線または回転軸
線にたいしてほぼ垂直に延びている偏心体として構成さ
れている。このような操作要素は安価に製造でき、必要
な締め付け力を難なく発生させる。
【0023】本発明による連結装置の他の特に有利な実
施例は、締め付け棒に直接作用し、締め付け棒を軸方向
へ変位させる操作機構が設けられていることを特徴とし
ている。この構成により、連結装置に付設される両部分
が締め付け固定された際に生じる摩擦力は最小に低減さ
れる。従って、操作要素に作用する比較的弱い力で強い
締め付け力を生じさせることができる。このため、操作
要素の高い保持能力と、連結装置の長い寿命とが得られ
る。
【0024】さらに本発明による連結装置の1実施例
は、偏心棒と締め付け棒との間に、締め付けシャフトの
内部を連結装置の軸方向に変位可能な滑動部材が設けら
れ、該滑動部材が偏心棒と協働してその締め付け力を吸
収し、これを締め付け棒へ伝えることを特徴としてい
る。滑動部材が締め付け棒内に回転可能に支持されてい
ることにより、偏心棒によって生じた締め付け力は偏心
体から締め付け棒へ伝えられ、この場合点荷重または線
荷重が避けられる。
【0025】本発明による連結装置の他の有利な実施例
では、偏心棒が、偏心体の回転軸線のまわりを回動可能
な押圧面領域を有し、該押圧面領域の半径が、滑動部材
の第2の円弧部分の半径に適合している。その結果押圧
面領域の半径は滑動部材の第2の円弧部分の半径に等し
い。この構成により、比較的広範囲で平面押圧を分割さ
せることができ、よって点状または線状に作用する力が
回避され、従って大きな摩耗が回避される。
【0026】最後に本発明による連結装置の有利な実施
例では、滑動部材の回動軸線が締め付け棒の長手軸線に
たいしてずれており、その結果締め付けの際にベルクラ
ンク効果が得られる。このベルクランク効果により、連
結装置に付設される両部分を締め付け固定した後に偏心
体を取りはずす場合には付加的な解除モーメントを克服
しすればよい。よって連結装置の不慮の連結解除が避け
られる。
【0027】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付の図面を用いて
説明する。
【0028】図1は、本発明による連結装置の中枢部の
縦断面図である。締め付けシャフト(図1において左
側)と工作機械の連結は公知の態様で行なうことができ
る。工具担持体(図1において右側)の構成も任意であ
る。工具担持体のシャフトは連結装置のすぐ後方で切断
して図示した。
【0029】既に述べたがここでもう一度指摘しておき
たいことは、図示した連結装置は接続装置として使用す
ることができ、また中間部材と工具担持体を分離するい
わゆる分離装置としても使用できることである。
【0030】図1に断面にて図示した連結装置1には、
図1の左側に一部を図示した工作機械の締め付けシャフ
ト3が設けられ、図1の右側に同様に一部を図示した工
具担持体5のシャフトが設けられている。連結されるべ
き二つの部分は、連結装置の領域において円筒状に構成
されており、実際に同じ直径を有している。
【0031】工具担持体5は嵌合部材7を備えている。
嵌合部材7の外径は、該嵌合部材7を締め付けシャフト
3の端面領域に設けた凹部9に挿入できるように選定さ
れている。嵌合部材7は、その根部領域に、長手軸線ま
たは回転軸線11にたいして垂直に延びる第1の接触面
13を備えている。接触面13は、締め付けシャフト3
の端面領域に設けた第2の接触面15と協働する。
【0032】嵌合部材7は、第1の領域7/1と第2の
領域7/2とを有している。この第1の領域と第2の領
域はその外径が異なっており、前部の外側領域7/1の
直径は第1の接触面13の近くに設けられている後部の
外側領域7/2の直径よりも小さい。両領域は傾斜部7
/3を介して互いに連結されている。
【0033】外径が異なる外側領域が設けられているこ
とにより、締め付けシャフト3の凹部9への嵌合部材7
の差し込みが容易になる。これに応じて凹部9は、図1
において9/1及び9/2で示したように内径が異なる
領域を有している。
【0034】嵌合部材7は中空に構成されている。その
壁は、嵌合部材7の端面の領域に環状溝17を備えてい
る。環状溝17の壁は大部分が回転軸線11にほぼ平行
に延びている。端面領域において環状溝17は第1の締
め付け面19へ移行している。この第1の締め付け面1
9は回転軸線11にたいして角度を成して延びている。
この角度は90°ないし5°の範囲で任意に選定するこ
とができるが、60°ないし30°、特に約45°の角
度に選定するのが好ましい。
【0035】第1の締め付け面19は、連続する環状肩
部として構成されている。
【0036】中空の嵌合部材7の底部21には、中心部
に貫通ダクト25を備えた接続部材23が設けられてい
る。貫通ダクト25により冷却及び/または潤滑剤を案
内することができる。接続部材23の、締め付けシャフ
ト3側の端面27は、止め面として用いる。
【0037】工具担持体5のシャフトへの接続部材23
の固定方法は任意であり、例えばねじによって行なうこ
とができる。 締め付けシャフト3も、この実施例では
回転軸線11に同心に配置されている連続するダクト2
9を備えている。このダクト29も冷却及び/または潤
滑剤を案内するために用いる。
【0038】締め付けシャフト3の端面に設けた前記凹
部9は、内径を減縮した領域31を有している。この領
域31には角形駆動部33の第1の要素、即ちねじスリ
ーブ35が挿着されている。ねじスリーブ35のサイズ
は、その外径が凹部9の前記領域31の内径にほぼ対応
するように選定されている。ねじスリーブ35の内径
は、該ねじスリーブ35が締め付けピン37を取り囲む
ように選定されている。ねじスリーブ35は雌ねじを備
え、該雌ねじは締め付けピン37のこの領域に設けられ
ている雄ねじに噛み合う。ねじスリーブ35は、締め付
けシャフト3の端面と環逆の側の端部領域に、斜歯部の
一部である第1の歯縁39を有している。
【0039】斜歯部の対向部材は角形駆動部33の第2
の要素、即ち操作機構41に設けられている。操作機構
41は円筒状に構成され、その回転軸線43が前記回転
軸線11に垂直に延びるように配置されている。操作機
構41はいわば止めねじのごとく構成されており、締め
付けシャフト3の外周面側の端面に六面角部材45を有
している。操作機構41は適当な方法で、例えばリング
スプリング47によって締め付けシャフト3の穴49内
に固定されている。操作機構41は、その回転軸線11
側の端面に調心ピン51を備えている個とができる。調
心ピン51は操作機構41を付加的に案内する用を成
す。
【0040】操作機構41は、その下面に、第1の歯縁
39に噛み合う第2の歯縁53を備えている。
【0041】操作機構41を回転させることにより、歯
縁39と53を介してねじスリーブ35を回転させるこ
とができる。このようにねじスリーブ35は凹部9の領
域31の内部で回転自在に配置されている。ねじスリー
ブ35の縦運動は一方では操作機構41によって阻止さ
れ、他方では対向支持部材55によって阻止される。対
向支持部材55は、締め付けシャフト3の凹部9に適当
に設けた環状溝領域57に配置されている。対向支持部
材55として例えば1個または複数個の間隔保持円板を
使用することができる。この間隔保持円板はケーシング
凹部57に設けた連行円板59により軸方向への変位を
阻止され、即ち回転軸線11の方向への変位を阻止され
ている。
【0042】リング状に構成されている連行円板59
は、適当な固定手段によって、例えば1本または複数本
のねじ61によって締め付けシャフト3に固定されてい
る。この場合ねじは連行円板59を貫通して締め付けシ
ャフト3の基礎体の中へ達し、そこでねじと協働する。
図1に図示したねじは連行円板59の周領域の任意の位
置に設けることができる。
【0043】連行円板59は、該連行円板59から締め
付けシャフト3の端面のほうへ軸方向へ突出している突
出部63を有している。突出部63は、嵌合部材7の端
面に適当に設けた凹部65に係合している。連行部材5
9はこのような突出部を一つまたは複数有することがで
きる。このような突出部63は、トルクを締め付けシャ
フト3から嵌合部材7を介して工具担持体へ伝えるため
に用いる。
【0044】締め付け機構として用いられる締め付け棒
37は、外径が異なるいくつかの領域を有している。締
め付け棒37の外径は、左側の領域37/1では、締め
付け棒37を締め付けシャフト3に設けた貫通ダクト2
9に挿入できるように選定されている。この領域には、
O−リングとして構成されるパッキン装置67が設けら
れている。パッキン装置67は、冷却または潤滑剤が貫
通ダクト29から流出するのを防止する。第2の領域3
7/2での締め付け棒37の外径は、そこに設けられる
雄ねじ40がねじスリーブ35の雌ねじに噛み合うよう
に選定されている。第3の領域37/3はより大きな外
径を有している。この第3の領域37/3は、締め付け
棒37の外周に設けられている締め付け要素69を載置
するために用いる。これに続く第4の領域37/4の外
径はさらに大きい。第3の領域37/3から第4の領域
37/4への移行部には第2の締め付け面71が形成さ
れている。この第2の締め付け面71はいわば環状肩部
として周回するように構成されている。締め付け棒37
の外側領域37/4は締め付け棒37の端面73の方向
へ先細りになっている。この場合この先細り部は、締め
付けシャフト3と工具担持体5とを組み立てている間、
高い嵌合部材7を締め付け棒37を介して容易に変位さ
せることができるようにするために用いる。
【0045】締め付け棒37は、回転軸線11に同心に
設けられる冷却及び/または潤滑剤用の貫通ダクト75
を備えている。この貫通ダクト75は、端面73の付近
に拡大された領域77を有している。この拡大された領
域77の内径は、工具担持体5内に設けた接続部材23
の外径に適合している。接続部材23は締め付け棒37
の中へ次のような程度突出しており、即ち締め付け棒3
7が軸方向へ変位しても常に貫通ダクト75の確実な密
封が保証されているように突出している。この領域にも
パッキン機構79が設けられている。
【0046】図2は、図1に図示した連結装置1の締め
付け棒37の横断面図である。同一の部材には同一の符
号を付すことにし、その詳細な説明は省略する。締め付
け棒37は、この実施例では六つの締め付け要素69に
よって取り囲まれている。締め付け要素69の外面は円
弧状に湾曲している。図からわかるように、締め付け要
素69は、側方を案内要素83によって制限されている
収容ポケット81の中に設けられている。
【0047】六つの締め付け要素69が付属の収容ポケ
ット81に挿入されているので、外側に円形の輪郭が生
じる。仮想の外周線の2か所からは、締め付けシャフト
3の対応する凹部に挿入されている二つの案内要素85
と87が突出している。ここに図示した実施例では、こ
れらの案内要素85と87は連行リング59の図示して
いない溝に係合しており、従って締め付けシャフト3内
部での締め付け棒37の回転運動を阻止している。この
場合締め付け棒37の縦方向への移動はこれらの両案内
要素85と87によって制限もしくは阻止されない。
【0048】図2から、冷却/潤滑剤用の貫通するダク
ト75が明確に認められる。
【0049】次に上記連結装置の作用を詳細に説明す
る。
【0050】図1に図示したような連結を完成させるた
め、工具担持体5の嵌合部材7を締め付けシャフト3の
端面73の凹部9に挿入させることにより、工具担持体
5を締め付けシャフト3に連結させる。この場合嵌合部
材7の外周の領域7/1と7/2とはこの挿入を容易に
する。同時に嵌合部材7は締め付け棒37により凹部9
内で調心される。この場合、締め付け棒37の端面73
が締め付けシャフト3の端面を形成している第2の環状
面15を越えて突出し円錐状に延びる面によって取り囲
まれているので、嵌合部材7の挿入が容易になる。
【0051】嵌合部材7を凹部9に挿入している間、締
め付け要素69は(図1の図示とは異なり)、締め付け
棒37の外面に接触する位置にある。このため操作機構
41、及び歯縁53と39との協働によりねじスリーブ
35は次のような長さだけ回転し、即ちねじスリーブ3
5の雌ねじと締め付け棒37の領域37/2に設けた雄
ねじとの協働により締め付け棒37が右側へ移動するよ
うな長さだけ回転する。これによって締め付け要素69
の頭部領域69/1は締め付け棒37の外周に接触する
ことができる。この場合弾性的な復帰機構、例えばゴム
リング89が締め付け要素69に作用を及ぼして、締め
付け要素69を締め付け棒37の周壁にたいし押圧させ
る。
【0052】締め付け要素69の接触状態においては、
締め付け棒37の外径は、締め付け棒37を締め付け要
素69の頭部領域69/1と共に嵌合部材7の中空空間
の中へ挿入できるほどに小さい。
【0053】工具担持体5は、半径方向の案内面13と
15が互いに接するように締め付けシャフト3の中へ挿
入させる。次に、操作機構41を例えば適当なスパナを
用いて六角形部材45を介して回動させ、従ってねじス
リーブ35を回転させる。締め付け棒37は、図2に図
示した案内要素85と87によって回転を阻止され、そ
の結果ねじスリーブ35の雌ねじと締め付け棒37の雄
ねじとの協働により、締め付け棒37を図1において左
側へ軸方向に、即ち締め付け方向に移動させることがで
きる。締め付け棒37は、両部分3と5を締め付け固定
すると左側へ変位し、それによって締め付け要素69の
頭部領域69/1は第2の傾斜面71から半径方向外側
へ押しやられ、その結果締め付け要素69の頭部領域6
9/1が半径方向へ拡大する。その際締め付け要素69
の頭部領域は嵌合部材7の第1の締め付け面19に接す
る。ねじスリーブ35がさらに回転することにより、締
め付け面19,73と締め付け要素69の頭部領域69
/1とが互いにしっかりと接触する。この場合、締め付
け面19,73が傾斜していることにより軸方向の締め
付け力が生じ、その結果両環状面13と15は互いに押
圧し合い、工具部分が相互に整向され、その回転軸線が
整列して連結装置1の共通の回転軸線11を形成する。
【0054】締め付け要素69が軸方向へ自在に移動す
ることができるので、締め付けられるべき両部分が正確
に整向されない場合でも、または締め付け面に寸法誤差
がある場合にも、締め付け要素はその位置を変化させ
て、ほぼ均一な締め付け力を生じさせる。この場合締め
付け要素69の内部に異なる締め付け力が生じることが
避けられ、その結果環状面13と15はその全周におい
てしっかりと接触し、軸方向の締め付け力が大きく異な
ることはない。 角形駆動部41,45を操作すること
により締め付け棒37が左側へ締め付け方向へ移動する
間、締め付け要素69の端部領域69/2は対向支持部
材55に接し、従って締め付け要素69は軸方向左側へ
待避運動することができない。従って締め付け要素69
の頭部領域69/1は両締め付け面19と71の間で最
適に締め付けられる。
【0055】締め付け要素69の頭部領域69/1と締
め付け面19と71の協働にとって、締め付け棒37が
締め付けスリーブ35によって直接に移動せしめられ
か、或いは締め付け棒37を軸方向へ変位させるような
中間要素を設けるかどうかは重要でないことは明らかで
ある。基本的には、締め付け棒37を回転させ、それに
よって、締め付け棒37を定置のねじ領域を介して軸方
向へ移動させることも可能である。しかし締め付け要素
の頭部領域の締め付け領域に摩擦力が生じ、その結果締
め付け棒37の回転運動がいくぶん阻害される。
【0056】上述した構成を逆にすることも可能であ
る。さらに嵌合部材7を締め付けシャフトに設け、凹部
9を工具担持体に設けることも可能である。
【0057】連結を解除するためには、操作機構41を
逆方向へ回転させ、歯縁53と39を介してねじスリー
ブ35を逆方向へ回転させねばならない。これにより、
締め付け棒37は図1に図示したロック位置から軸方向
右側へ移動する。従って締め付け面19と71が締め付
け要素69の頭部領域69/1から離れ、その結果軸方
向の締め付け力が低下する。弾性要素89により締め付
け要素69はその基本位置へ、即ち受容ポケット81の
中へ回動復帰し、その結果該締め付け要素69の、締め
付け棒37側の内面は、締め付け棒37の外面に平行に
延在する。結局締め付け棒37は前方へ移動して、その
端面73が接続部材23のストッパー27と作用結合す
る。従って締め付け棒37は、工具担持体5を締め付け
シャフト3の凹部9からいくぶん移動させる。その際、
両要素の連結がゆるめられる。このゆるめる機能にたい
して、締め付け棒37の端面73が接続部材23で止め
られるか、或いは中空の嵌合部材7の基面21で止めら
れるかどうかは重要でない。
【0058】図1からわかるように、パッキン手段67
と79は次のように構成されており、即ち締め付け棒3
7が軸方向へ変位している間すべての位置において、工
具部分の内部に延在しているダクトが洗浄または冷却剤
にたいして密封されるように構成されている。
【0059】総括すると、上述した連結装置を用いる
と、嵌合面13と15をほぼ均一に接触させることがで
き、従って工具担持体を交換する場合にも非常に正確な
寸法保持が保証されている。この場合、軸方向へ相互に
自在に移動可能な締め付け要素により非常に均一な締め
付け力を生じさせることができ、この締め付け力は一つ
の締め付け要素から次の締め付け要素へ伝動せず、よっ
て疲労現象を防止できる。
【0060】図3から図6までは、連結装置の中枢部に
限定して図示した。特に工具担持体のシャフトは連結装
置のすぐ後方で切断して図示した。連結装置の締め付け
シャフトは任意の態様で工作機械に連結させることがで
きる。ここに図示した実施例では、例えば工作機械に固
定するため、締め付けシャフトを取り囲んでいる取付け
フランジが選択される。
【0061】この実施例でも指摘しておきたいことは、
図示した連結装置は接続装置として広範囲に使用するこ
とができ、また中間部材と工具担持体とを分離するいわ
ゆる分離装置としても使用できることである。
【0062】図3の連結装置101の縦断面図では、左
側に締め付けシャフト103が図示されている。締め付
けシャフト103には、右側に図示した工具担持体10
5の締め付けシャフトが差し込まれている。連結装置に
付設されている両部分は少なくともこの領域において円
筒状に構成されており、実際に等しい外径を有してい
る。
【0063】工具担持体105は嵌合部材107を備え
ている。嵌合部材107の外径は工具担持体105の外
径よりも小さくなるように選定されている。
【0064】嵌合部材107は、締め付けシャフト10
3の端面領域に設けられる凹部109に係合する。工具
担持体105の嵌合部材107を締め付けシャフト10
3の凹部109に挿着すると、工具担持体105の、嵌
合部材107の根部領域に配置され縦軸線または回転軸
線111に垂直に延びている第1の接触面115は、凹
部109を取り囲み締め付けシャフト103の端面領域
に設けられる第2の接触面113に接触する。その結果
連結装置101に付設される両部分を正確に整向させる
ことができる。
【0065】嵌合部材107は中空に構成されており、
その内面に周回する環状溝117を備えている。環状溝
117の壁は回転軸線111にほぼ平行に延びている。
嵌合部材107の端面領域には、周回する環状肩部11
7aが設けられ、その結果第1の締め付け面119が形
成される。締め付け面119は回転軸線111にたいし
て角度を成して延び、そして嵌合部材107の端面側か
ら見て壁の方向に環状溝117の領域において上昇して
いる。前記角度は任意に選定できるが、90°ないし5
°、有利には60°ないし30°、特に約30°である
のが望ましい。
【0066】中空の嵌合部材107の底部121には、
中心に貫通ダクト125を備えた接続部材123が設け
られている。貫通ダクト125によって冷却及び/また
は潤滑剤を案内させることができる。接続部材123
の、締め付けシャフト103側の端面127は、止め面
として用いることができる。
【0067】接続部材123は任意の態様で工具担持体
105のシャフトに固定されている。
【0068】締め付けシャフト103も貫通するダクト
129を備えている。このダクト129は回転軸線11
1に同心に配置され、同様に冷却及び/または潤滑剤の
供給に用いられる。
【0069】ダクト129は締め付けピン137を有し
ている。締め付けピン137の外径はダクト129の内
径に適合している。締め付けシャフト103の壁には、
偏心体141として構成された操作機構が挿着されてい
る。偏心体141の回転軸線143は締め付けシャフト
103の回転軸線111に垂直に配置されている。偏心
体141は横断面にて円筒形に構成されており、図3に
示すように種々の外径の領域を有することができる。偏
心体141の外側の端面には六角形部材145が設けら
れている。六角形部材145には、偏心体141を回転
軸線143のまわりで回転させる適当な工具を係合させ
ることができる。
【0070】偏心体141は、締め付けシャフト103
の壁に設けた穴149に収納されている。穴149の内
面は偏心体141の外側輪郭に適合している。
【0071】偏心体141は、締め付けピン137側の
端面に、偏心体141の回転軸線143にたいしてずら
して配置されている偏心ピン151を有している。偏心
ピン151は、締め付けピン137の周面に設けた溝1
52に係合する。図3からわかるように、溝152の幅
は偏心ピン151の外径に適合しており、即ち溝152
の幅は偏心ピン151の外径に対応している。偏心ピン
151の外径は偏心体141の外径よりも小さい。
【0072】凹部109の、半径方向に延びている境界
面、即ち底部は、後で詳細に説明する締め付け要素16
9のための対向支持部155として用いる。
【0073】連結装置101は、工作機械からもたらさ
れるトルクを伝達させるための公知の装置を備えてい
る。この実施例では、突出部163を形成している連行
くさびが締め付けシャフト103に挿着されている。連
行くさびは、この実施例では、軸方向に延びて締め付け
シャフト103の基礎体を貫通しているねじ164によ
って付加的に保持されている。しかしトルクを伝達させ
るためには突出部163を固定することは重要でない。
突出部163は、嵌合部材107の端面に適当に設けた
凹部165に係合する。凹部165は嵌合部材107の
壁を軸方向に貫通している。凹部165の幅は、締め付
けシャフト103の駆動力がほぼ遊びなしに伝達できる
ように突出部163の幅に同調している。凹部165
は、工具担持体105を締め付けシャフト103に挿着
したときに突出部163がこれに係合するように、嵌合
部材107の端面に形成されている。
【0074】締め付け機構として用いられる締め付け棒
137は、外径が異なる複数の領域を有している。左側
の領域137/1においては、締め付け棒137の外径
は、締め付けシャフト103に設けた貫通ダクト129
に挿入可能であるように選定されている。この領域に
は、O−リングとして構成するのが有利なパッキン装置
167が設けられている。パッキン装置167は、貫通
ダクト129からの冷却または潤滑剤の流出を阻止す
る。第2の領域137/2において締め付け棒137の
外径は、該締め付け棒107を締め付けシャフト103
の貫通ダクト129の中へ任意の深さ挿入できないよう
に選定されている。ここでは外径がより大きいので、い
わばストッパーが形成される。
【0075】この第2の領域137/2には、締め付け
棒137の外面に設けられる凹部またはポケットの中に
複数個の締め付け要素169が設けられている。締め付
け要素169は締め付けシャフト103の長手方向に延
び、即ち連結装置101の回転軸線111に平行に延び
ている。 さらに締め付け棒137は、外径がより大き
な第3の領域137/3を有している。第2の領域13
7/2とこの第3の領域137/3との移行領域には、
第2の締め付け面171が形成される。締め付け面17
1はいわば環状肩部として周回するように構成されてい
る。この第2の締め付け面171は、締め付け棒137
の端面173の方向へ上昇している。締め付け棒137
の最も前方の外側領域137/4は端面173の方向へ
先細りになっている。先細りにしたのは、締め付けシャ
フト103と工具担持体105を組み立てる間に中空の
嵌合部材107を締め付け棒137を介して容易に移動
させることができるようにするためである。
【0076】締め付け棒137は、回転軸線111に同
軸に配置される冷却及び/または潤滑剤用の貫通ダクト
175を備えている。この貫通ダクト175は、拡大さ
れた領域177を有している。この拡大された領域17
7は端面173に通じている。拡大された領域177の
内径は、工具担持体105に設けた接続部材123の外
径に適合している。接続部材123は、締め付け棒13
7を軸方向へ変位させたときも貫通ダクト175の確実
な密封が保証されるほどの深さだけ締め付け棒137の
中へ突出している。この領域にも、拡大された領域17
7の内面に沈降するように配置されるパッキン機構17
9が設けられている。パッキン機構179は、接続部材
123の外面に接している。
【0077】図4は、図3に図示した連結装置101の
縦断面図である。同一の部品には同一の符号を付し、そ
れに関する詳細な説明は省略することにする。
【0078】図4では、図3とは異なり締め付け要素1
69は非ロック位置にある。このため、偏心体141を
図3に図示した位置にたいして回動させることにより、
締め付け棒137は偏心棒151により、右側へ移動し
た位置に変位している。これにより、締め付け要素16
9は締め付け棒137の外面に接することができる。こ
の場合、例えばゴムリング189のような弾性的な復帰
機構が締め付け要素169に作用してこれを締め付け棒
137の周壁にたいして押圧させる。
【0079】締め付け要素169の数量は任意に選定す
ることができる。ここに図示した実施例では、図2に図
示した実施例の場合と同様に、締め付け棒137の外壁
に接する六つの締め付け要素169が設けられている。
しかし場合によっては三つの締め付け要素169で十分
な場合もある。
【0080】締め付け要素169が接している状態で
は、頭部領域169/1における締め付け棒137の外
径は、締め付け棒137を締め付け要素169の頭部領
域169/1と共に嵌合部材107の凹部109に挿入
できるほど小さい。
【0081】締め付け要素169が弾性的な復帰機構、
即ちゴムリング189によって接触位置に回動されてい
る場合には、工具担持体105の嵌合部材107を締め
付けシャフト103の中へ挿入することができ、その結
果半径方向の接触面113と115は互いに接触する。
この場合締め付け要素169は嵌合部材107の内部に
突出する。次に操作機構141、即ち偏心体を、六角面
部材145を介して適当なスパナを用いて回転軸線14
3のまわりに回動させることができる。これにより偏心
棒151が溝152の内部で変位して、締め付け棒13
7は図4に図示した位置から図3に図示した位置へ左側
へ移動する。従って、軸方向へ自在に可動な締め付け要
素169は対向支持部155の方へ移動する。その頭部
領域169/1は第2の締め付け面171に接し、半径
方向にて外側へ移動する。これにより頭部領域169/
1は第1の締め付け面119にも接し、従って工具担持
体105は締め付けシャフト103の内部へ引っ張られ
る。要するに、偏心体141を操作することにより締め
付け棒137を左側へ変位させると、締め付け要素16
9の端部領域169/2が対向支持部155に係止され
るので、締め付け要素169は結局軸方向への移動を阻
止される。従って頭部領域169/1は両締め付け面1
19と171の間でしっかりと締め付け固定される。頭
部領域にて作用する締め付け力により、締め付け要素1
69を軸方向へ変位させることもできる。即ち、各締め
付け要素の長さの公差の違いが締め付け過程の間に補正
される。これにより、連結装置101の両部分の特に好
ましい接触が保証される。
【0082】締め付け要素169の頭部領域169/1
は、図3と図4に例示したように、図3の締め付け状態
において環状溝177の底部に可能な限り平面的に接触
し、従って半径方向にて外側へ作用する力を生じさせる
ように構成することができる。頭部領域169/1が締
め付け面119と171及び環状溝117の底部にも接
することにより、連結装置101の特に大きな剛性が得
られる。
【0083】偏心体141が直接締め付け棒137に作
用することにより、締め付け過程の間比較的小さな摩擦
が生じる。従って、偏心体141を回動させて特に高い
締め付け力を生じさせることができ、その際偏心棒15
1に過度な荷重がかかることはない。また、偏心体14
1として構成される操作機構が直接係合することによ
り、偏心体141の回転の際に生じるトルクは特にロス
なしに締め付け力へ転換される。さらに図3と図4に図
示した連結装置は非常に構成が簡潔である。
【0084】締め付けシャフト103と工具担持体10
5との連結を解除させるには、偏心体141を逆方向へ
回動させる。これにより締め付け棒137は、図3に図
示したロック位置から図4に図示した非ロック位置へ右
側へ変位する。その際締め付け要素169は、ゴムリン
グ189の復帰力により、締め付けピンの外面に接触す
る位置へ回動することができ、その結果接触面119と
171に作用する締め付け力が解消される。
【0085】図4からわかるように、接続部材123の
端面127は接続部材123の形状を少し変形させるこ
とにより左側へも変位させることができ、その結果、締
め付け棒137をその非ロック位置へ変位させると、締
め付け棒137の端面173は端面127に係止され、
よって嵌合部材107を締め付けシャフト103からい
くぶん抜け出させる。即ち偏心体141は、連結装置1
01に付設される両部分をロックさせるために用いるこ
とができるばかりでなく、これら両部分を分離させるた
めにも用いることができる。
【0086】連結装置101を工作機械にどのように装
着するかは連結装置101の機能にたいして重要でな
い。例えば、締め付けシャフト103を締め付け円錐体
を用いて工作機械に固定することができる。
【0087】本実施例では、図3ないし図5からわかる
ように、締め付けシャフト103の基礎体を取り囲む取
付けフランジ191が設けられている。図5は、この取
付けフランジ191内での偏心体141の配置態様を詳
細に図示した部分断面図である。ここでも同一の部品に
は同一の符号を付したので、それに関する詳細な説明は
省略することにする。
【0088】取付けフランジ191を貫通している四つ
の貫通穴193は固定ねじを収容するために用いる。貫
通穴193の数量と配置は任意である。図3と図4の断
面図ではこれらの貫通穴の一つが図示されている。
【0089】図5に図示した連結装置101は、取付け
フランジ191を貫通している四つの固定ねじを用いて
工作機械に適当に固定することができる。固定ねじの荷
重を軽減させるため、締め付けシャフト103の、取付
けフランジ191を越えて突出している突出部195
は、少なくとも数個の面取り領域を周囲に有している。
これらの面取り領域は工作機械の対応する輪郭部と共に
形状拘束部を形成している。
【0090】図3と図4では突出部163を特定の切断
面内に移動して図示したが、図5では突出部163の一
つの可能な配置が図示されている。突出部163、及び
嵌合部材107に設けた付属の凹部165の数量と配置
は、その都度の条件に適合させることができる。
【0091】図5からわかるように、溝152は、その
溝底が締め付け棒137の断面において弦を形成するよ
うに構成されている。
【0092】操作機構の機能にたいし偏心体141の配
置は任意に選定できる。ここに図示した実施例では、偏
心体141の中心軸線143は締め付けシャフト103
または工具担持体105の回転軸線111にたいしてず
れている。しかしながら、中心軸線143が連結装置1
01の回転軸線111を切るようにすることも可能であ
る。
【0093】図6は、本発明による連結装置201’の
他の実施例の断面図である。連結装置201’は、締め
付けシャフト203’と工具担持体205’とを連結さ
せるためのものである。この実施例が図3から図5まで
に図示した実施例と異なるのは、取り付けフランジが設
けられていない点である。操作機構として用いられる偏
心体241’は締め付けシャフト203’の壁204’
だけを貫通しており、その偏心棒251’が締め付け棒
237’に係合している。その他の点では締め付け棒2
37’は図3から図5までに図示した実施例の締め付け
棒137と同一に構成されている。即ち締め付け棒23
7’は中心軸線211にたいして交差する方向に延びて
いる溝252’を有し、この溝252’は偏心棒25
1’を収容するために用いる。
【0094】図6では、締め付け棒237’はその最前
位置、即ち非ロック位置にもたらされており、その結果
締め付け棒237’の端面227’が接続部材223’
の端面227’に接しており、従って工具担持体20
5’の嵌合部材207’を締め付けシャフト203’の
凹部からいくぶん押し出している。
【0095】この位置において締め付け要素269’は
弾性的な復帰要素289’により復帰位置にもたらされ
ており、その結果締め付け要素269’の、締め付けピ
ン237’側の面は、締め付けピン237’の表面に接
している。このため締め付け要素269’は、図6から
わかるように、その背面に平らな接触面を備えているこ
とができる。
【0096】ここに図示した実施例においても、締め付
け要素269’は締め付け棒237’の表面に設けた収
容ポケットに収容されている。これらの収容ポケットは
研削またはフライス過程により形成させることができ、
或いは図2の場合のように締め付け棒の表面に中間壁を
設けることによって形成させることができる。
【0097】締め付け要素269’の頭部領域269/
1’は図3から図5までのように断面にてボール状に丸
く構成することができるが、図6に示すように互いに平
行な二つの締め付け面を有することができる。これらの
締め付け面は、嵌合部材207’に設けた接触面21
9’及び締め付け棒237’に設けた接触面271’と
協働する。締め付け要素269’と締め付け棒237と
の接触面は、締め付け棒237’が左側へ変位したとき
に締め付け要素269’が半径方向外側へ回動し、よっ
て連結装置201’の両部分が互いに締め付け固定され
るように構成されている。
【0098】図6に図示した実施例の場合も、操作機構
を偏心体241’として構成したので、締め付け棒23
7’を摩擦なしに変位させることができ、その結果操作
機構、即ち偏心体241’に導入される力はロスなしに
締め付け力に転換される。従って連結装置201’の両
部分を確実に保持できるばかりでなく、非常に正確に整
向させることもできる。
【0099】図7と図8と図9は、連結装置を異なる締
め付け状態で図示した縦断面図である。図7ないし図9
では、図面を判り易くするために連結装置を左側と右側
とで切断して図示した。
【0100】図7は連結装置201を、締め付けシャフ
ト203に工具担持体205を挿入させた状態で示した
ものである。締め付けはまだ行なわれていない。工具担
持体205は嵌合部材207を有し、該嵌合部材207
は、締め付けシャフト凹部209の内径は、嵌合部材2
07が遊隙なしに差し込み可能であるように選定されて
いる。
【0101】嵌合部材207は中空に構成され、自由空
間211を取り囲んでいる。自由空間211は、周回す
る環状溝213と、これを画成している環状肩部215
とを有している。環状肩部215は第1の締め付け面と
して用いられ、連結装置201の回転軸線217にたい
して角度αを成して延びている。この角度αは広範囲に
設定することができる。重要なことは、環状肩部215
が第1の止め面を形成し、この止め面で以下に述べる締
め付け要素を係合できるようにすることである。環状肩
部215は、環状溝213に境を接し嵌合部材207の
端面と交差している壁領域の内径が残りの環状溝の内径
よりも小さいことによって形成される。
【0102】締め付けシャフト203は中空に構成さ
れ、その内部空間219内に、回転軸線217の方向へ
変位可能で嵌合部材207の自由空間211まで延びて
いる締め付け棒221が挿入されている。締め付け棒2
21の左側の端面は、自由空間211の底部223に突
き当たっている。締め付け棒221の端面側には接続部
材225が挿入されている。接続部材225も締め付け
棒221と同様に貫通ダクト227を備え、回転軸線2
17に同軸に延びるように締め付け棒221に設けたダ
クト229と連通している。連結装置をこのように構成
することにより、冷却及び/または潤滑剤を締め付けシ
ャフト及び工具担持体を貫通させて工具まで案内させる
ことができる。
【0103】締め付け棒221の周面には、回転軸線2
17の方向に延びている複数個の、有利には三つの収容
ポケット231が設けられている。これらの収容ポケッ
ト231に締め付け要素233が収容されている。その
長さは収容ポケットの縦方向の広がりよりも小さく、従
って締め付け要素233は回転軸線217の方向へ移動
可能である。
【0104】締め付け要素233は弾性的な復帰装置、
有利には弾性的なリング235によって、締め付け棒2
21の外面または収容ポケット231の底部にたいして
押圧される。締め付け要素233の前端の左側、即ち差
し込み方向において締め付け要素233の前方には、周
回する環状肩部237が設けられている。環状肩部23
7の外径は、図7に示すように締め付け要素233がそ
の回動復帰位置において収容ポケット231の底部に接
している場合には、締め付け要素233の外径に相当し
ている。収容ポケット231の底部は、連結装置201
の回転軸線217にほぼ平行に延びている。締め付け要
素233は平らな接触領域を有するのが有利であり、そ
の結果締め付け要素233を傾動させずに収容ポケット
231内に位置させることができる。
【0105】締め付けシャフト203の壁には凹部23
9が設けられている。凹部239の中心縦軸線241は
回転軸線217にほぼ垂直である。凹部239には、偏
心体243として構成される操作機構が回転可能に挿入
されている。操作機構を操作するため六角面部材245
が設けられている。図7ではこの六角面部材245を破
線で示した。偏心体243の回転運動を制限するため、
六角面部材245の表面には、同じ高さで周回する溝2
47が設けられている。溝247の端部249は、図示
していない制限ピンのためのストッパーとして用いるこ
とができる。
【0106】偏心体243の基礎体の高さは、締め付け
シャフト203の外面251から突出しないように選定
されている。他方偏心体243の基礎体からは締め付け
シャフト203の内部空間219の中へ偏心棒253が
突出している。偏心棒253は、締め付け棒221の外
面に設けた凹部255に位置するようになる。凹部25
5内には、偏心棒253のほかに滑動部材257が収納
されている。滑動部材257の高さは偏心棒253の高
さに対応している。偏心棒253と滑動部材257との
サイズは、回転軸線217の方向に測って次のように選
定されており、即ち両部分が遊隙なしに凹部255内に
配置されるように選定されている。従って両部分の軸方
向への変位は、同時に締め付け棒221が回転軸線21
7の方向へ変位することなく可能である。
【0107】図7の断面図の上方には、偏心棒253ま
たは滑動部材257の機能及び整向状態を判り易くする
ため、偏心体243及び滑動部材257の下面図が図示
されている。この場合、締め付け棒221の表面に設け
た凹部255も図示されている。
【0108】滑動部材257は、平面図にてほぼ円形に
構成されている。滑動部材257の偏心棒253側に
は、滑動部材257の外面に凹部が設けられている。こ
の凹部は円弧状に構成するのが有利であり、偏心棒25
3のための止め面259として用いられる。
【0109】以下では滑動部材257の外面の半径をR
1と表記し、接触面259の半径をR2と表記する。
【0110】滑動部材257の下面は滑動面として用い
られ、従って該下面は平らに形成されている。表面は湾
曲しており、特に円弧状であるのが有利である。この場
合円弧の曲率半径は締め付け棒221の外面の半径に対
応している。
【0111】偏心棒253は対称に構成され、図では対
称軸線261を破線で示した。対称軸線261は、偏心
棒253が図7に図示した位置にあるとき水平軸と角度
βを成す。偏心棒253の後部表面領域263は円弧状
に構成するのが有利であり、滑動部材257の接触面2
59に接触している。後部表面領域263に対向するよ
うに押圧面領域265が設けられている。その半径R3
は後部表面領域263の半径よりも大きく、滑動部材2
57の接触面259の半径R2に対応している。半径R
2とR3は等しいのが有利である。後部表面領域263
と偏心体243または偏心棒257の中心軸線241と
の間隔は、押圧面領域265と中心軸線241との間隔
よりも小さい。
【0112】押圧面領域265と後部表面領域263と
は直線部分によって互いに連結されている。この直線部
分は押圧面領域265の方向へ開いた角度を成し、且つ
対称軸線261に対称に配置されている。即ち平面図で
見て、偏心棒253はほぼ放物線状の形状を有し、この
場合後部表面領域263は放物線の円弧状の頂部を形成
している。この領域に対向するように、反対方向へ湾曲
した押圧面領域265が設けられている。
【0113】平面図において滑動部材257はほぼ三日
月状に構成されている。接触面259の円弧状部分は、
滑動部材257の残りの外面の円弧状部分と同じ方向に
開いている。滑動部材257は外面が円弧状であるた
め、偏心体243の中心軸線241に平行に延びている
回動軸線266のまわりに回動可能に、締め付け棒22
1に設けた凹部255内で支持されている。
【0114】図8も図7に図示した連結装置201を示
している。同一の部品には同一の符号を付し、その詳細
な説明は省略することにする。
【0115】図7では連結装置201の両部分、即ち締
め付けシャフト203と工具担持体205とを互いに相
手の中へ挿入している状態で図示したにすぎなかった
が、図8では偏心体243が回動し、従って連結装置2
01に付設される両部分が締め付け固定されている状態
が図示されている。このことは、偏心棒253の対称軸
線261と水平線との成す角度βがβ>90°であるこ
とからわかる。図7では偏心棒253の後部表面領域3
63が滑動部材257の接触面259に係合していた
が、ここでは偏心体の回動により押圧面領域265が接
触面259に接触している。
【0116】図7ないし図9からわかるように、偏心棒
253の後部表面領域263と中心軸線241との間隔
は、押圧面領域265と中心軸線241との間隔よりも
小さい。従って、偏心体が図7に図示した位置にあると
き滑動部材257が偏心棒253の後部表面領域263
と接触し、偏心棒253の押圧面領域265に係合する
ならば、滑動部材253は中心軸線241にたいして右
側へ変位する。偏心棒253と滑動部材257とが締め
付け棒221に設けた凹部255内に軸方向に遊隙なし
に収納されているので、滑動部材257が軸方向へ変位
することにより、締め付け棒221は右側へ変位する。
これにより工具担持体205またはその嵌合部材207
もさらに右側へ変位することができ、その結果工具担持
体205は締め付けシャフト203内へさらに侵入する
ことができ、よって図7に図示した間隙Sが締め付けシ
ャフト203と工具担持体205の互いに対向している
接触面の間に生じる。即ち締め付け棒221が右側へ変
位することにより、締め付け棒221の端面に接してい
る自由空間211の底部または端面223は右側へ変位
することができる。
【0117】接続部材225は工具担持体205に固定
連結されている。適当なパッキン手段により、接続部材
225または締め付け棒の内部にある冷却液の流出が阻
止される。
【0118】締め付け棒221を変位させることによ
り、締め付け棒221の環状肩部237の傾斜した衝突
傾斜部267が、同じ角度で延びるように締め付け要素
233の前面に設けた乗り上げ面269と係合する。
【0119】ここに図示した実施例の場合、衝突傾斜部
267と乗り上げ面269とは、水平軸または回転軸線
217にたいしてほぼ60°の角度で傾斜している。衝
突傾斜部267の押圧により締め付け要素233の前部
部分は弾性リング235の作用に抗して持ち上げられ、
その結果最終的に、締め付け要素233の頭部に乗り上
げ面269に対向するように配置された締め付け面27
1は、環状肩部215に係合する。
【0120】衝突傾斜部267が乗り上げ面269にた
いして衝突すると、締め付け要素233が軸方向へ変位
して図の右側まで達し、即ち締め付け要素233の後部
端面は、内部空間219内へ突出している締め付けシャ
フト203の止め肩部274にたいして衝突する。従っ
て締め付け棒221が変位すると、まず締め付け要素2
33が軸方向へ変位して止め肩部274に衝突する。締
め付け棒221がさらに変位すると、締め付け要素23
3が回動し、即ち締め付け要素233の、止め肩部27
4に対向している端部または頭部が半径方向に見て外側
へ回動し、従って直径が拡大する。
【0121】すべての締め付け要素233は互いに独立
に自在に可動であるので、締め付け過程の間に生じる個
々の締め付け要素233のわずかなサイズ変化が最適に
補正され、均一な締め付け力が生じる。
【0122】図9は、連結装置201を締め付け状態で
図示したものである。偏心体243は完全にそのロック
位置へ回動している。偏心体243を下面から見た場
合、このことは矢印で示した反時計方向の回転に相当し
ている。対称軸線261は水平軸線を越えて回転してい
る。偏心棒253の押圧面領域265は、滑動部材25
7の接触面259の全領域に接している。即ち締め付け
力は偏心棒253から滑動部材257へ平面を介して伝
えられる。滑動部材257の後部表面領域263は、締
め付け棒221に設けた凹部255の凹状に形成される
境界壁に接している。
【0123】偏心体243がこの位置にあるとき、締め
付け棒221は完全に右側へそのロック位置へ移動して
いる。締め付け棒221に設けられる環状肩部237の
衝突傾斜部267と、締め付け要素233の頭部に設け
られる乗り上げ面269との協働により、締め付け要素
233が最大に回動せしめられ、その結果第2の締め付
け面として用いられる締め付け面271が第1の締め付
け面または嵌合部材207に設けられる環状肩部215
にたいして押圧される。締め付け要素233の回動運動
及び種々の締め付け面及び接触面の協働とにより、嵌合
部材207または工具担持体205は締め付けシャフト
203内へ引き込まれる。図7に図示した間隙Sを右側
と左側とで画成している締め付けシャフト203及び工
具担持体205の環状面はこの時点で互いに接してお
り、連結装置201の両部分の最適な整向を保証してい
る。
【0124】偏心体243は、その中心軸線241が工
具の回転軸線217と交差するように配置されている。
図7ないし図9からわかるように、滑動部材257の対
称軸線275及びその回動軸線266は中心軸線241
にたいしてずれている。このずれを図9において符号a
で示した。このように、滑動部材257と締め付け棒2
21の間の力作用点は、偏心体243の中心軸線241
と滑動部材257の対称軸線275とを結ぶ結合線の下
方にある。従って締め付け時にベルクランク効果が生
じ、その結果偏心体243の比較的低いトルクによって
締め付け力を生じさせることができる。
【0125】連結装置201の締め付けを解除するため
には、締め付け棒221を軸方向へ、締め付け方向へ最
小に変位させることが必要である。従って付加的な連結
解除モーメントを生じさせねばならない。よって偏心締
め付けの自動制動作用が生じ、強い振動や荷重が発生し
ても誤って締め付けが解除されることがない。
【0126】図10は、図7ないし図9に図示した締め
付け棒221の上面の平面図である。凹部255は、偏
心棒253及び滑動部材257を収容するために用い
る。凹部255の、偏心棒253を収容している領域
は、平らな底面を有し、且つほぼ長方形に構成されてい
る。この領域の形成は簡単であり、例えば締め付け棒2
21の長手軸線または回転軸線217に垂直に延びる溝
を形成すればよい。ほぼ長方形の凹部255の、回転軸
線217上方にある領域には、底部領域が長方形の凹部
255の底部と1つの面を形成することができる部分2
77が接続している。この部分277の底部領域が長方
形の凹部255の底部と1つの面を形成するのは、偏心
棒253の高さが滑動部材257の高さに等しいように
選定されている場合である。
【0127】前記部分277は、弧状に、有利には円弧
状に形成されている壁領域279を有している。この壁
領域279の半径は、滑動部材257の後部表面領域2
81がこの壁領域279に平面的に接するように選定さ
れている。このようにして締め付けの間平面接触が生
じ、その結果滑動部材257と壁領域279との線接触
が避けられ、摩耗が非常に小さい。
【0128】前記部分277のこのような構成により、
滑動部材257は確実に保持される。滑動部材257を
位置固定するために他の固定手段や軸を必要としない。
従って工具が簡単に得られる。さらに連結装置201の
両部分の締め付け過程及び締め付け解除過程において滑
動部材257を回転または回動させることができる。従
って、偏心棒253と滑動部材257との間で、他方滑
動部材257と締め付け棒221との間で平面接触が保
証される。よって締め付け過程及び締め付け過程解除過
程での摩耗が最小限に抑えられ、連結装置の非常に長い
寿命が得られる。
【0129】図10からわかるように、滑動部材257
は比較的コンパクトに構成することができる。従って高
価で非常に硬い材料を滑動部材257にたいして使用す
ることができ、工具の製造コストに影響を与えることが
ない。滑動部材が簡潔な形状であり容易に製造できるの
で、鋼、硬金属、またはセラミックのような耐摩耗性の
高い材料を使用しても製造コストは安い。
【0130】図10からわかるように、この実施例にお
いても環状肩部237は周回するように構成されてい
る。従って、図10には図示していない締め付け要素2
33のための、周回する連続的な複数個の衝突傾斜部2
67が生じる。しかしながら、それぞれ一つの締め付け
要素に一つの衝突傾斜部の一つの領域を付設すれば十分
であり、従って連続的な衝突傾斜部を備えた連続的な環
状肩部を設ける必要はない。
【0131】さらに図10は、締め付け要素233のた
めの収容ポケット231が回転軸線217の方向に延び
る溝として構成され、よって同様に簡単に製造可能であ
ることを示している。
【0132】締め付け棒221の後端領域には、さらに
環状溝283が設けられている。この環状溝283は適
当なパッキン要素を収容するために用いる。従って締め
付け棒221が変位しても、該締め付け棒221の内部
へ案内される冷却または潤滑剤が流出することはない。
【0133】図11は締め付け棒221の横断面図であ
る。締め付け棒221は凹部255と、前方へずれてい
る締め付け要素233のための収容ポケット231とを
貫通している。
【0134】締め付け棒221の内部には、冷却または
潤滑剤のためのダクト229が設けられている。ここに
図示した実施例では、六つの収容ポケット231が設け
られている。締め付け要素の数量は任意に選定できる。
【0135】断面図からわかることは、凹部255の底
部が平らであり、図7ないし図9までの実施例ではそこ
での形成面にたいして垂直に延びていることである。図
11の断面図は、滑動部材257を収容するための部分
277が図示されている。
【0136】締め付け棒は断面にて円形状に構成するの
が有利である。
【0137】特に明らかなのは、連結装置201が簡潔
に構成され、締め付けシャフト203と工具担持体20
5の確実な締め付けに用いられることである。振動など
により両部分の締め付けが誤ってゆるむことはない。偏
心体243によって生じた力を滑動部材を介して締め付
け棒に伝える作用は接触面を介して行なわれ、従って点
接触または線接触は確実に防止される。従って連結装置
の摩耗が少なく、寿命が長くなる。この場合、締め付け
を生じさせるために必要な力は市販の工具を用いて簡単
に発生させることができ、締め付けシャフトと工具担持
体とを簡単に連結させることができる。両部分の連結解
除も手で簡単に行なうことができる。
【0138】図7ないし図9から明らかなように、連結
装置201のロック解除は偏心体243を逆方向へ回転
させることによって行なわれる。偏心体243を下面か
ら見た場合には、この回転は時計方向に対応している。
【0139】図9からわかるように、偏心棒253の開
放運動の間まず滑動部材257が再びいくぶん右側へロ
ック方向へ移動する。即ち開放モーメントは、既に述べ
たようにベルクランク効果により簡単に増大する。偏心
棒253の対称軸線261が図9の水平な位置を過ぎる
と(この水平位置で対称軸線261は連結装置201の
中心軸線217に平行に延在する)、連結装置201の
ロックを解除する小さなトルクが生じる。開放過程の間
偏心棒253はまず図8に図示した位置に達する。この
位置で偏心棒253の対称軸線261はほぼ垂直にな
る。偏心棒253が垂直な位置を越えてさらに回動する
と、押圧面領域265が凹部255の左側の境界面にた
いして押圧力を及ぼし、よって締め付け棒221を左側
へ移動させる。締め付け棒221の端面は嵌合部材20
7内の自由空間211の底部223を突き、よって工具
担持体205を締め付けシャフト203から押し出す。
その結果図7に図示した間隙Sが工具担持体205と締
め付けシャフト203の間に生じる。
【0140】このように、偏心体243として構成され
る操作装置は両部分、即ち締め付けシャフト203と工
具担持体205とを締め付け固定するために適している
ばかりでなく、両部分を互いに引き離すためにも適して
おり、よって工具担持体を締め付けシャフトから簡単に
取り出すことができる。
【0141】以上説明した連結装置は締め付けシャフト
と工具担持体の間に配置することができるが、しかし締
め付けシャフトまたは工具担持体と、これらの部分の間
に配置される中間部材の間に配置することもできる。
【0142】次に、本発明の有利な構成を列記してお
く。
【0143】(1)締め付け要素(69)が、締め付け
棒(37)の外面に設けられる収容ポケット(81)内
で軸方向に可動に収容されていることを特徴とする連結
装置。
【0144】(2)収容ポケット(81)が、締め付け
棒(37)の軸方向において該締め付け棒(37)の周
壁に固定されている案内要素(83)によって形成さ
れ、該案内要素(83)の、周方向に測った間隔が、締
め付け要素(69)の幅に適合していることを特徴とす
る、上記第1項に記載の連結装置。
【0145】(3)案内要素(85,87)の少なくと
も一つが、締め付け棒(37)を収容している凹部の内
面に設けた溝に係合することにより、締め付け棒(3
7)が軸方向でのみ往復動可能であるように固定される
ようにしたことを特徴とする、上記第1項または第2項
に記載の連結装置。
【0146】(4)締め付け棒(37)が、角形駆動部
(35,41)により締め付けシャフト(3)にたいし
て軸方向へ変位可能であることを特徴とする、上記第1
項から第3項までのいずれか1つに記載の連結装置。
【0147】(5)角形駆動部が、締め付け棒(37)
に同軸に配置され雌ねじを備えているねじスリーブ(3
5)と、該ねじスリーブ(35)と協働する回転可能な
操作機構(41)とを有し、操作機構(41)が第1の
歯縁(53)を備えていること、締め付け棒(37)
が、その外面に、雄ねじ(40)を備えている少なくと
も一つの領域(37/2)を有し、雄ねじ(40)がね
じスリーブ(35)の雌ねじに係合可能であることを特
徴とする、上記第4項に記載の連結装置。
【0148】(6)ねじスリーブ(35)が、第1の歯
縁(53)と協働する第2の歯縁(39)を備え、且つ
回転可能に構成され、一方締め付け棒(37)が、軸方
向においてのみ往復動可能であるように締め付けシャフ
ト(3)内に固定されていることを特徴とする、上記第
4項または第5項に記載の連結装置。
【0149】(7)操作機構(41)が回転可能なスリ
ーブ(41)として形成され、該スリーブ(41)の回
転軸線(43)がねじスリーブ(35)の回転軸線(1
1)上に直立し、スリーブ(41)は第1の歯縁(5
3)と第2の歯縁(39)とが互いに噛み合うように構
成されていることを特徴とする、上記第4項から第6項
までのいずれか1つに記載の連結装置。
【0150】(8)締め付け要素(69)と協働する対
向支持部(55)が設けられ、締め付け棒(37)が締
め付け方向へ移動したときに対向支持部(55)が締め
付け要素を止めることにより、締め付け要素の、対向支
持部(55)に対向している端部(69/1)が、締め
付け棒(37)の第2の締め付け面(71)により嵌合
部材(7)の第1の締め付け面(19)にたいして押圧
されて締め付け固定されるようにしたことを特徴とす
る、上記第1項から第7項までのいずれか1つに記載の
連結装置。
【0151】(9)対向支持部(55)が、軸方向にお
いて定置される肩部によって形成されていることを特徴
とする、上記第8項に記載の連結装置。
【0152】(10)肩部が、ねじスリーブ(35)と
保持部(59)とに接している間隔保持円板(55)に
よって形成されることを特徴とする、上記第9項に記載
の連結装置。
【0153】(11)保持部が連行円板(59)によっ
て形成され、該連行円板(59)が、工具担持体(5)
に設けた凹部(65)または工具担持体(5)の嵌合部
材(7)に係合する少なくとも一つの突出部(63)を
有し、且つ締め付けシャフト(3)に固定されているこ
とを特徴とする、上記第10項に記載の連結装置。
【0154】(12)締め付け機構(37)が、冷却及
び/または潤滑剤のための貫通する縦ダクト(75,7
7)を有していること、締め付け機構(37)の外面に
パッキン手段(79)が設けられていることを特徴とす
る、上記第1項から第11項までのいずれか1つに記載
の連結装置。
【0155】(13)締め付け機構(37)がその端面
(73)側で、工具担持体(5)から出ている接続部材
(23)と協働し、該接続部材(23)を介して冷却ま
たは潤滑剤が案内されることを特徴とする、上記第1項
から第12項までのいずれか1つに記載の連結装置。
【0156】(14)接続部材(23)が止め面(2
7)を備え、工具担持体(5)をはじき出すために締め
付け棒(37)が止め面(27)の方へ移動可能である
ことを特徴とする、上記第13項に記載の連結装置。
【0157】(15)嵌合部材(7)に設けられる第1
の締め付け面(19)が、環状溝(17)の周回する肩
部として構成されていることを特徴とする、上記第14
項に記載の連結装置。
【0158】(16)締め付けシャフト(3)に設けら
れる第2の締め付け面(71)が、環状肩部の周回する
面として構成されていることを特徴とする、上記第1項
から第15項までのいずれか1つに記載の連結装置。
【0159】(17)締め付け面(19,71)が、工
具担持体(5)または締め付けシャフト(3)の長手軸
線または回転軸線(11)と90°ないし5°の角度、
有利には60°ないし30°の角度、特に約45°の角
度を成していることを特徴とする、上記第1項から第1
6項までのいずれか1つに記載の連結装置。
【0160】(18)締め付け棒(137)に直接に作
用し、締め付け棒(137)を軸方向へ変位させる操作
機構(141)が設けられていることを特徴とする、上
記第1項から第17項までのいずれか1つに記載の連結
装置。
【0161】(19)操作機構が、締め付け棒(13
7)の中心軸線または回転軸線(111)にたいしてほ
ぼ垂直に延びている偏心体(141)として構成されて
いることを特徴とする、上記第1項から第18項までの
いずれか1つに記載の連結装置。
【0162】(20)偏心体(141)が、締め付けシ
ャフト(103)の壁に回転可能に支持されていること
を特徴とする、上記第1項から第19項までのいずれか
1つに記載の連結装置。
【0163】(21)偏心体(141)が、締め付けシ
ャフト(103)を取り囲む取付けフランジ(191)
を貫通していることを特徴とする、上記第1項から第2
0項までのいずれか1つに記載の連結装置。
【0164】(22)偏心体(141)が筒状の基礎体
を有し、該基礎体の締め付け棒(137)側の端面から
偏心棒(151)が出ていることを特徴とする、上記第
1項から第21項までのいずれか1つに記載の連結装
置。
【0165】(23)偏心体(141)が、締め付け棒
(137)の運動方向にたいして交差する方向に延びる
ように締め付け棒(137)の壁に設けた溝(152)
に係合する偏心棒(151)を有していることを特徴と
する、上記第1項から第22項までのいずれか1つに記
載の連結装置。
【0166】(24)偏心体(141)の中心軸線(1
43)が連結装置(101)の回転軸線(111)と交
わるか、或いは該回転軸線(111)にたいしてずれて
いることを特徴とする、上記第1項から第23項までの
いずれか1つに記載の連結装置。
【0167】(25)締め付け棒(221)に直接作用
し、締め付け棒(221)を軸方向へ変位させる操作機
構(243)が設けられていることを特徴とする、上記
第1項から第24項までのいずれか1つに記載の連結装
置。
【0168】(26)操作機構が、締め付け棒(22
1)の中心軸線または回転軸線(217)にたいしてほ
ぼ垂直に延びている偏心体(243)として構成されて
いることを特徴とする、上記第1項から第25項までの
いずれか1つに記載の連結装置。
【0169】(27)偏心体(243)が偏心棒(25
3)を有していること、偏心棒(253)と締め付け棒
(221)との間に、締め付けシャフト(203)の内
部を連結装置(201)の軸方向に変位可能な滑動部材
(257)が設けられ、該滑動部材(257)が締め付
け棒(221)内に回転可能に支持されていることを特
徴とする、上記第1項から第26項までのいずれか1つ
に記載の連結装置。
【0170】(28)締め付け棒(221)が、その外
面に設けられ偏心棒(253)と滑動部材(257)と
を収容している凹部(255)を有し、該凹部(25
5)の、軸方向に測った拡がりは、締め付け棒(22
1)が偏心棒(253)と滑動部材(257)とにより
遊隙なしに案内可能であるように選定されていることを
特徴とする、上記第1項から第27項までのいずれか1
つに記載の連結装置。
【0171】(29)滑動部材(257)の外側輪郭
を、同一方向に開口している二つの円弧部分によって形
成することにより、滑動部材(257)が平面図にてほ
ぼ三日月状に形成され、その際第1の円弧部分(28
1)が110°ないし300°の開口角度、特に180
°ないし280°の開口角度、有利には240°の開口
角度と、第1の半径(R1)とを有し、第2の円弧部分
(269)が、滑動部材(257)の円弧状の表面にて
凹部を形成し、且つ第2の半径(R2)を有しているこ
とを特徴とする、上記第1項から第28項までのいずれ
か1つに記載の連結装置。
【0172】(30)滑動部材(257)が平らな滑動
面を有し、該滑動面が、連結装置(201)を組み立て
た状態で、滑動部材(257)と偏心棒(253)とを
収容している凹部(255)の平らな底部上に載置され
ることを特徴とする、上記第1項から第29項までのい
ずれか1つに記載の連結装置。
【0173】(31)滑動部材(257)が湾曲した外
面を有し、該外面が有利には円弧として構成され、その
半径が締め付け棒(221)の表面の半径に対応してい
ることを特徴とする、上記第1項から第30項までのい
ずれか1つに記載の連結装置。
【0174】(32)偏心棒(253)が、偏心体(2
43)の回転軸線(241)のまわりを回動可能な押圧
面領域(265)を有し、該押圧面領域(265)の半
径(R3)が、滑動部材(257)の第2の円弧部分
(259)の半径(R2)に適合していることを特徴と
する、上記第1項から第31項までのいずれか1つに記
載の連結装置。
【0175】(33)滑動部材(257)の回動軸線
(266)が締め付け棒(221)の長手軸線(21
7)にたいしてずれており、且つこれと交わっていない
ことを特徴とする、上記第1項から第32項までのいず
れか1つに記載の連結装置。
【0176】(34)半径方向にて外側へ作用する締め
付け力を生じさせることができるように締め付け要素
(69;169;269;233)が構成されているこ
とを特徴とする、上記第1項から第33項までのいずれ
か1つに記載の連結装置。
【0177】
【発明の効果】締め付け要素が締め付け棒として構成さ
れる締め付け機構の周囲に軸方向に自在に可動に配置さ
れているので、互いに連結されるべき両部分を締め付け
固定する際特に均一な力配分が得られる。この場合、個
々の締め付け要素が自在に可動であるので、これら個々
の締め付け要素の荷重は比較的小さい。特に、一つの締
め付け要素の締め付け力が他の締め付け要素に伝えられ
ない。締め付け機構を締め付け方向へ変位させると、締
め付け要素は締め付け棒に設けた第1の締め付け面と嵌
合部材に設けた第2の締め付け面との間へ押しつけら
れ、その結果連結装置の両部分は互いにしっかりと連結
される。この場合、締め付け要素の頭部領域にだけ押圧
力が作用し、この押圧力は締め付け棒と締め付け要素の
頭部領域とを介して締め付けシャフトへ伝えられる。従
って締め付け要素の壁を薄く形成させることができ、よ
って締め付け要素は非常に精確に接触する。締め付け機
構によって生じる締め付け力は、自在に可動な締め付け
要素によって均一に分配され、その結果正確な締め付け
が保証されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による連結装置の縦断面図である。、
【図2】図1の連結装置に使用される締め付け棒の横断
面図である。
【図3】本発明による連結装置の第1実施例を締め付け
固定状態で図示した縦断面図である。
【図4】本発明による連結装置の第1実施例をロック解
除状態で図示した縦断面図である。
【図5】偏心体を収容している壁領域を断面にて示し
た、図1の連結装置の平面図である。
【図6】本発明による連結装置の他の実施例の縦断面図
である。
【図7】一つの締め付け状態で示した連結装置の縦断面
図である。
【図8】他の締め付け状態で示した連結装置の縦断面図
である。
【図9】他の締め付け状態で示した連結装置の縦断面図
である。
【図10】図7から図9までに図示した締め付け棒の平
面図である。
【図11】図10の締め付け棒の断面図である。
【符号の説明】
1,101,201,201’ 連結装置 3,103,203,203’ 締め付けシャ
フト 5,105,205,205’ 工具担持体 7,107,207,207’ 嵌合部材 19,119,215,219’ 第1の締め付
け面 37,137,221,237’ 締め付け棒 69,169,233,269 締め付け要素 71,171,267,271’ 第2の締め付
け面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 592071336 ヘルテル アクチエンゲゼルシヤフト ヴ エルクツオイゲ ウント ハルトシユトツ フエ ドイツ連邦共和国 デー・8510 フユルト /バイエルン ヴエーラウアー シユトラ ーセ 73 (72)発明者 デイーター クレス ドイツ連邦共和国 デー・7080 アーレン ヴアルクシユトラーセ 87 (72)発明者 フリードリツヒ ヘーベルレ ドイツ連邦共和国 デー・7089 ラオホハ イム フリーダーシユトラーセ 14 (72)発明者 ギユンター ヘルテル ドイツ連邦共和国 デー・8500 ニユルン ベルク 20 メーリケシユトラーセ 24

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工具担持体と、該工具担持体を保持する
    締め付けシャフトとを連結するための連結装置であっ
    て、工具担持体に設けられ、内壁に第1の締め付け面を
    備えている中空の嵌合部材と、締め付けシャフトの端面
    に設けられ、嵌合部材を収容している凹部とを有し、こ
    の凹部内に、締め付けシャフト内部を軸方向に移動可能
    な締め付け機構が配置され、該締め付け機構がその外面
    に第2の締め付け面を備え、該第2の締め付け面が、締
    め付け機構の外面に配置される締め付け要素を介して第
    1の締め付け面と協働し、締め付け要素が、弾性的な復
    帰力に抗して締め付け機構により半径方向にて外側へ回
    動可能であり、且つ第1及び第2の締め付け面と係合可
    能である連結装置において、 締め付け要素(69;169;269;233)が、締
    め付け棒(67;137;237’;221)として構
    成される締め付け機構の周囲に軸方向へ自在に移動可能
    に配置され、締め付け機構が締め付け方向へ変位したと
    きに締め付け要素(69;169;269;233)が
    締め付け棒の第2の締め付け面(71;171;27
    1’;267)と嵌合部材(7;107;207’;2
    07)に設けた第1の締め付け面(19;119;21
    9’;215)との間へ押されることにより、連結装置
    (1;101;201’;201)に付設される両部分
    (3;103;203’;203と5;105;20
    5’;205)が互いに締め付け固定されるようにした
    ことを特徴とする連結装置。
JP4079855A 1991-04-03 1992-04-01 連結装置 Pending JPH0596405A (ja)

Applications Claiming Priority (6)

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DE4110720.9 1991-09-26
DE4132019.0 1991-09-26
DE19914132019 DE4132019C2 (de) 1991-04-03 1991-09-26 Schnittstelle zwischen einem Werkzeugträger und einem Spannschaft einer Werkzeugmaschine
DE4117765.7 1991-09-26

Publications (1)

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JPH0596405A true JPH0596405A (ja) 1993-04-20

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JP4079855A Pending JPH0596405A (ja) 1991-04-03 1992-04-01 連結装置

Country Status (10)

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US (1) US5346344A (ja)
EP (1) EP0507147B1 (ja)
JP (1) JPH0596405A (ja)
KR (1) KR920019476A (ja)
BR (1) BR9201196A (ja)
CA (1) CA2064917A1 (ja)
CZ (1) CZ99792A3 (ja)
DE (1) DE59209205D1 (ja)
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