JPH0596181U - 路面排水格子枠 - Google Patents
路面排水格子枠Info
- Publication number
- JPH0596181U JPH0596181U JP3632592U JP3632592U JPH0596181U JP H0596181 U JPH0596181 U JP H0596181U JP 3632592 U JP3632592 U JP 3632592U JP 3632592 U JP3632592 U JP 3632592U JP H0596181 U JPH0596181 U JP H0596181U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- road surface
- frame
- groove
- vehicle
- lattice frame
- Prior art date
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- Road Paving Structures (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 路面のわだち部分でも充分排水機能を有し、
事故を未然に防止できる路面排水格子枠を提供するこ
と。 【構成】 車走行路面4を斜めに横切って切除した溝3
内に、H型の横断面を有し、かつその水平部材に複数の
穴2を穿設した合成樹脂製の格子枠1を固着すること。
事故を未然に防止できる路面排水格子枠を提供するこ
と。 【構成】 車走行路面4を斜めに横切って切除した溝3
内に、H型の横断面を有し、かつその水平部材に複数の
穴2を穿設した合成樹脂製の格子枠1を固着すること。
Description
【0001】
本考案は、高速道路などの車走行路面における降雨時の事故の防止策として、 路面の排水機能を維持するために設けられる路面排水格子枠に関するものである 。
【0002】
高速道路などの車走行路面上を車両が走行しているうちに、車輪と接する路面 がすり減って凹みができ、それがさらに広がって大きなわだちとなる。 この状態で雨が降った後などにおいては、そのわだちに雨水がたまり、車の走 行時に、タイヤと路面との間に水の膜ができ、車のブレーキがきかなくなり事故 が発生するので非常に危険である。
【0003】 そこで、これらの事故防止対策として、路面の排水機能を維持するため、路面 の横断方向に溝切りを施すことが従来行なわれていた。 しかしながら、このような溝は、2か月から3か月程度でアスファルト材の塑 性変形により、わだちの部分が閉塞するため、溝切りによる排水効果も、一時的 、かつ応急的なものとしかならないという問題があった。
【0004】
本考案は、前記従来の問題点を解決するためになされたものであり、路面のわ だち部分でも充分排水機能を有し、事故を未然に防止できる路面排水格子枠を提 供することを解決課題としたものである。
【0005】
上記の課題を解決するための手段として、本考案の路面排水格子枠は、車走行 路面を斜めに横切って切除した溝内に、例えばH型の横断面を有し、かつその水 平部材に複数の穴を穿設した合成樹脂製等の格子枠を固着することにより構成さ れる。
【0006】
上記のH型横断面の格子枠を、車走行路面に斜めに埋め込むことにより、路面 のわだちに貯まった雨水は、その水平部材の穴からその下部に落下し、H型格子 枠の下部分を通って、路面の端部の排水溝などに流出し、わだち部分には雨水が 溜らなくなる。
【0007】
以下図面を参照して本考案の実施例を説明するが、図1は本考案の路面排水格 子枠の一実施例の斜視図、図2は図1の平面図、図3は図1の格子枠を路面に固 着した状態を示す図2のA−A方向の側断面図である。 まず、この格子枠1はH型の横断面を有し、かつその水平部材に複数の長穴2 を穿設したABS樹脂など摩耗に強い合成樹脂で作られており、特にこの実施例 ではH型の図1に示す上半分の高さH1 より下半分の高さH2 をより大きく形成 している。
【0008】 次に、この格子枠1は、図4に示すように車走行路面4を斜めに横切って切除 した溝3内に、図5に示すように固着するものであり、その斜め方向の角度とし ては、例えば、図5の角度Bを30°程度とすることが好ましく、このように傾 斜させることでこの格子枠1を設けた車走行路面4を走行する車両の左右の車両 が同時に格子枠1に接触しないようにしており、車両の格子枠1上の走行時の振 動および騒音を低減することになる。
【0009】 一方、この格子枠1は、前記ABS樹脂などの合成樹脂を押出し成形機で一体 成形の上、パンチングプレスなどで適宜な形状の長穴2などの穴を所定の間隔で 穿設するものである。 次に、この格子枠1の設置の手順について説明すると、コンクリートカッター などで、車走行路面4に、斜めの溝3の両側端に切れ目を入れ、その内部をはつ り、路面清掃の上、溝3を乾燥、溝3内の格子枠1設置前に、路面の養生を行な い図3のごとく格子枠1設置の溝3の両側端に充填剤5を塗布の後、格子枠1を 図5のごとく固設の上、設置面を仕上げて設置を完了する。
【0010】 なお、格子枠1の左右の両側面には、2本の平行な突起7を成形時にあらかじ め形成する。 この突起7は、充填剤5塗布の際の垂れ落ちを防止すると共に、格子枠1の補 強の機能を有しており、さらに充填剤5としてこの実施例ではエポキシ樹脂系の 充填剤を使用している。
【0011】 そこで、上記の路面排水格子枠を設置した車走行路面4では、車両走行により わだちができて、そこに雨水が溜っても、水が格子枠1の長穴2から格子枠1の 下部を通り、格子枠1の両側端部に連通した排水側溝6に流れおち、雨水がわだ ちに溜まることがない。 この際、格子枠1の寸法がH1 <H2 となっているので、格子枠1内に落下し た泥土などは高さの高い下部を流れ、長穴2をふさぐことがない。
【0012】
以上に説明した本考案の路面排水格子枠によれば、車走行路面にできたわだち の部分でも充分排水機能をもたせることができ、事故を未然に防止できるという 効果がある。 また、格子枠はH型横断面を有しているので、押出し成形で強固なものができ 、その上部を走行する車両の通過時の衝撃によって破損することがなく、また、 万一、破損した場合でも、金属の時のような鋭利な破断部分ができないので安全 であるという利点がある。
【図1】本考案の路面排水格子枠の一実施例の斜視図で
ある。
ある。
【図2】図1の平面図である。
【図3】格子枠を路面に固着した状態を示す図2のA−
A方向の側断面図である。
A方向の側断面図である。
【図4】図1の格子枠設置用の溝を切った車走行路面の
平面図である。
平面図である。
【図5】図4の溝内に図1の格子枠を設置した状態の平
面図である。
面図である。
1 格子枠 2 長穴 3 溝 4 車走行路面 5 充填剤 B 角度
Claims (1)
- 【請求項1】 車走行路面を横切って切除した排水溝内
に、水平部材に複数の穴を穿設した格子枠を設けてなる
路面排水格子枠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992036325U JP2574132Y2 (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 路面排水格子枠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992036325U JP2574132Y2 (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 路面排水格子枠 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0596181U true JPH0596181U (ja) | 1993-12-27 |
JP2574132Y2 JP2574132Y2 (ja) | 1998-06-11 |
Family
ID=12466692
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992036325U Expired - Lifetime JP2574132Y2 (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 路面排水格子枠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2574132Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-05-29 JP JP1992036325U patent/JP2574132Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2574132Y2 (ja) | 1998-06-11 |
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Legal Events
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