JPH0594336U - 長尺鋼材の建込み用治具 - Google Patents

長尺鋼材の建込み用治具

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JPH0594336U
JPH0594336U JP3907392U JP3907392U JPH0594336U JP H0594336 U JPH0594336 U JP H0594336U JP 3907392 U JP3907392 U JP 3907392U JP 3907392 U JP3907392 U JP 3907392U JP H0594336 U JPH0594336 U JP H0594336U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長尺鋼材の変形を防止し、建込み作業能率を
向上させ、作業時の危険を防止することができるように
した建込み用治具を提供する。 【構成】 建込み用治具10は治具本体11と係合部で
あるアイプレート12とから構成する。長尺鋼材1のフ
ランジ部4の両側長手縁部に建込み用治具10の両側の
案内部14を抱持状態に嵌め、建込み用治具10を長尺
鋼材1の長手方向に沿って移動させて補強板に係合す
る。長尺鋼材1の上端部にワイヤを介して建込み用クレ
ーンを連係し、建込み用治具10にワイヤ20を介して
相番クレーンを連係する。建込み用クレーンと相番クレ
ーンの協力により長尺鋼材1を垂直方向に引き上げる。
その後、相番クレーンのワイヤを緩めて建込み用治具1
0を自重により下降させ、長尺鋼材1から離脱させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、H型鋼等の長尺鋼材の建込みに用いる建込み用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、長尺鋼材を建込むには、まず、長尺鋼材の上端部と中間部に台付ワイヤ を連結し、上端側の台付ワイヤの先端部の環状部に建込み用クレーンのフックを 係合し、中間部側の台付ワイヤの先端部の環状部に相番クレーンのクレーンワイ ヤの先端部のフックを係合する。次に、建込み用クレーンと相番クレーンを協力 して駆動させることにより長尺鋼材を垂直方向に起立させる。そして、相番クレ ーンのワイヤのフックを長尺鋼材の中間部側の台付ワイヤの環状部から離脱させ ることにより建込むことができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来技術では、長尺鋼材の中間部側の台付ワイヤ は長尺鋼材を縛るため、建込み作業の際、長尺鋼材が例えばH型鋼の場合にはフ ランジ部を変形する。また、長尺鋼材を垂直方向に起立させた後、相番クレーン のフックを長尺鋼材の中間部側の台付ワイヤの環状部から外さなければならない が、この作業を相番クレーンのブームの起伏操作により行うには高度の熟練を要 するばかりでなく、成功の確率が低い。このため、作業員が長尺鋼材を登って相 番クレーンのフックを台付ワイヤの環状部から外しているのが実情であり、作業 能率が悪いばかりでなく、危険を伴う。更に、建込み作業の途中で中間部側の台 付ワイヤが長尺鋼材との摩擦により切断すると、この台付ワイヤの破片が飛散し て作業員上に落下するおそれがあり、危険である。
【0004】 本考案は、上記のような従来の問題を解決するものであり、長尺鋼材の変形を 防止することができ、また、建込み作業能率を向上させることができ、更には作 業時の危険を防止することができるようにした長尺鋼材の建込み用治具を提供す ることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案の技術的手段は、基板の両側に長尺鋼材の両 側長手縁部に抱持状態で移動可能に嵌められる案内部が一体に設けられた治具本 体と、この治具本体に一体に設けられた引き上げ用の係合部とを備えたものであ る。
【0006】
【作用】
したがって、本考案によれば、治具本体を長尺鋼材の長手方向に沿って抱持状 態で移動させて治具本体を長尺鋼材の中間部に取り付けた係合部に係合し、長尺 鋼材の上端側を建込み用クレーンにより引き上げるとともに、治具本体の係合部 を相番クレーンにより引き上げることにより、長尺鋼材に変形しようとする力が 加わらないようにすることができ、また、長尺鋼材を垂直方向に引き上げると、 治具本体を解放することにより、自重により長尺鋼材に沿って下降させることが でき、更に、建込み作業の途中で吊り込みワイヤが切断しても治具本体が長尺鋼 材を抱持した状態となっているので、長尺鋼材から離脱することはない。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例について図面を参照しながら説明する。 図1は本考案の建込み用治具の一実施例を示す斜視図、図2ないし図8は本考 案の建込み用治具を用いて長尺鋼材を建込む方法の一例を示す工程説明図である 。
【0008】 図3ないし図5に示すように、本考案の建込み用治具により建込む長尺鋼材1 としてH型鋼2が用いられる。H型鋼2はウエブ3とその両端のフランジ部4と から構成されている。そして、二本のH型鋼2の端部が突き合わされ、この突き 合わせ部において、両フランジ部4の外面に跨って補強板5が重ねられ、両フラ ンジ部4の内面に跨って補強板6が重ねられ、両ウエブ3に跨って補強板7が重 ねられ、各補強板5、6、7がフランジ部4、ウエブ3に複数本のボルト等から 成る締着具8、若しくは溶接により固定され、二本のH型鋼2が接続されて長尺 鋼材1が構成されている。
【0009】 図1、図2、図4、図5に示すように、本考案の建込み用治具10は鋼製で、 治具本体11と、引き上げ用の係合部であるアイプレート12とから成る。治具 本体11は基板13の両側に上記長尺鋼材1のフランジ部4の両側長手縁部に抱 持状態に嵌められる案内部14が折り曲げ成形等により一体に設けられている。 基板13の表面中央部には上記アイプレート12が溶接等により一体に設けられ ている。
【0010】 上記本考案の建込み用治具10を用いて長尺鋼材1の建込みを行うには、まず 、図2に示すように、建込み用治具10のアイプレート12に台付ワイヤ20の 一端の環状部21に連結したシャックル22を締着具23等により取り付け、台 付ワイヤ20の他端の環状部24を相番クレーン25(図6〜8参照)のクレー ンワイヤ26の先端のフック27に係合する。次に、図3に示すように、複数本 の台座38上に水平方向に倒した長尺鋼材1の上端にシャックル28を締着具2 9等により取り付け、シャックル28に台付ワイヤ30の一端の環状部31を連 結し、台付ワイヤ30の他端の環状部32を建込み用クレーン33(図6〜8参 照)のクレーンワイヤ34の先端のフック35に係合する。次に、図4に示すよ うに、建込み用治具10の両側の案内部14を長尺鋼材1のフランジ部4の両側 長手縁部にその下端側から抱持状態に嵌める。続いて、図5に示すように、建込 み用治具10を長尺鋼材1に対してフランジ部4の両側長手縁部を案内として摺 動させ、建込み用治具10の上端部を補強板5に係合する。次に、図6ないし図 8に示すように、建込み用クレーン33と相番クレーン25を協力して駆動させ る。
【0011】 まず、図6に示すように、建込み用クレーン33のクレーンワイヤ34を巻き 揚げることにより、長尺鋼材1を先端側から引き上げることができるとともに、 相番クレーン25のクレーンワイヤ26を巻き揚げることにより、建込み用治具 10が補強板5に係合しているので、長尺鋼材1の中間部を引き上げることがで きる。このとき、相番クレーン25による引き上げ速度を建込み用クレーン33 による引き上げ速度に合わせるように追従させることにより、長尺鋼材1の中間 部がたわむのを防止することができる。長尺鋼材1の起立角度が大きくなるに従 い、図7に示すように、相番クレーン25のブーム36をやや下方へ倒し、ブー ムヘッドを長尺鋼材1に近づけることにより、長尺鋼材1を垂直方向に引き上げ ることができる。次に、図8に示すように、相番クレーン25のクレーンワイヤ 26を緩めて建込み用治具10を解放することにより、建込み用治具10を自重 により長尺鋼材1のフランジ部4の両側長手縁部を案内として下降させ、長尺鋼 材1から離脱させる。その後、建込み用クレーン33のブーム37を旋回させる ことにより、長尺鋼材1を建込み位置に旋回させ、クレーンワイヤ34を巻き戻 すことにより、長尺鋼材1を泥水状のモルタル、若しくはセメントミルクが注入 された削孔に自重により下降させ、または長尺鋼材1を圧入機による圧入等によ り下降させる。下降後、シャックル28を長尺鋼材1から外すことにより建込み 作業を終了する。
【0012】 なお、建込み用治具10の案内部14を長尺鋼材1のフランジ部4に嵌める作 業と、長尺鋼材1の上端のシャックル28に連結した台付ワイヤ30と建込み用 クレーン33のフック35を係合する作業はいずれを先に行ってもよい。また、 係合部は補強板5とは別に設けてもよい。また、上記実施例ではH型鋼を建込む 場合について説明したが、I型鋼、鋼矢板等を建込むこともできる。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、治具本体を長尺鋼材の長手方向に沿って 抱持状態で移動させて治具本体を長尺鋼材の中間部に取り付けた係合部に係合し 、長尺鋼材の上端側を建込み用クレーンにより引き上げるとともに、治具本体の 係合部を相番クレーンにより引き上げることにより、長尺鋼材に変形しようとす る力が加わらないようにすることができ、したがって、長尺鋼材の変形を防止す ることができる。また、長尺鋼材を垂直方向に引き上げると、治具本体を解放す ることにより、自重により長尺鋼材に沿って下降させることができ、したがって 、建込み作業能率を向上させることができる。更に、建込み作業の途中で吊り込 みワイヤが切断しても治具本体が長尺鋼材を抱持した状態となっているので、長 尺鋼材から離脱することはなく、したがって、作業時の危険を防止することがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の長尺鋼材の建込み用治具の一実施例を
示す斜視図
【図2】本考案の建込み用治具を用いて長尺鋼材を建込
む方法の一例を示し、同建込み用治具を相番クレーンに
連係した状態の説明図
【図3】同建込み方法を示し、長尺鋼材の上端部に建込
み用クレーンを連係した状態の説明図
【図4】同建込み方法を示し、本考案の建込み用治具を
長尺鋼材に嵌める前の状態の説明図
【図5】同建込み方法を示し、本考案の建込み用治具を
長尺鋼材に嵌めて補強板に係合した状態の説明図
【図6】同建込み方法を示し、建込み用クレーンと相番
クレーンの協力により長尺鋼材を引き上げ始めた状態の
説明図
【図7】同建込み方法を示し、建込み用クレーンと相番
クレーンの協力により長尺鋼材を引き上げた状態の説明
【図8】同建込み方法を示し、長尺鋼材を引き上げた
後、本考案の建込み用治具を落下させる途中の状態の説
明図
【符号の説明】
1 長尺鋼材 2 H型鋼 5 補強板(係合部) 10 建込み用治具 11 治具本体 12 アイプレート(係合部) 13 基板 14 案内部 25 相番クレーン 33 建込み用クレーン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の両側に長尺鋼材の両側長手縁部に
    抱持状態で移動可能に嵌められる案内部が一体に設けら
    れた治具本体と、この治具本体に一体に設けられた引き
    上げ用の係合部とを備えた長尺鋼材の建込み用治具。
JP1992039073U 1992-05-15 1992-05-15 長尺鋼材の建込み用治具 Expired - Lifetime JP2569898Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5175176A (ja) * 1974-12-26 1976-06-29 Kuraray Co

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5175176A (ja) * 1974-12-26 1976-06-29 Kuraray Co

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