JPH0593829U - 吸湿マット - Google Patents

吸湿マット

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JPH0593829U
JPH0593829U JP3632392U JP3632392U JPH0593829U JP H0593829 U JPH0593829 U JP H0593829U JP 3632392 U JP3632392 U JP 3632392U JP 3632392 U JP3632392 U JP 3632392U JP H0593829 U JPH0593829 U JP H0593829U
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JP
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desiccant
adhesive
sheet
mat
moisture absorbent
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JP3632392U
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秀穂 金野
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秀穂 金野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸湿あるいは除湿が効果的に行なわれ、製造
が簡単でコスト的に有利な、また使用も簡単な吸湿マッ
トを提供することを目的とする。 【構成】 シート状基材の片面又は両面に接着剤が薄膜
状に塗布された接着シートの前記接着剤塗布面に粒状の
乾燥剤を敷き詰めたことを特徴とする吸湿マットであ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、住宅等の湿気の多い場所の除湿を行なう吸湿マットに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、せんべい等の菓子あるいは精密機器等のように水分あるいは湿気を嫌 うものは、ケース内に乾燥剤とともに収納されている。この乾燥剤は、通気性の ある袋体内にシリカゲルあるいはゼオライト等の乾燥剤がインジケータとともに 収納されている。一般に乾燥剤は、空気との接触面積を大きくするために、ペレ ット状とされた粒状の乾燥剤を通気性のある袋体内に収納している。これは、粒 状では取扱いが面倒なため袋体内に収納しており、この袋体は乾燥剤の除湿力を 高めるため通気性のあるものとしている。そして、この乾燥剤の吸湿力が限界と なると、新規な乾燥剤と交換するか、乾燥剤を加熱したりあるいは乾燥した雰囲 気の下に置くことにより、乾燥剤が吸着した水分を外部に放出し、再使用可能な 状態としている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このような袋詰め乾燥剤は、通気性のある袋により覆われていても 、外部の空気との接触が袋自体により遮断されることは否めず、個々の乾燥剤の 吸湿力は十分発揮されない虞がある。特に、袋体の内部に存在する乾燥剤は、空 気との接触が十分でなく、吸湿力を十分発揮する前に処分されることもある。ま た、このように粒状のものを袋詰めすれば、吸湿力が限界となった場合に、新規 なものとの交換は便利でも、製造は面倒である。袋詰め乾燥剤は、長手方向に伸 びる筒状のものに、所定量の乾燥剤を投入した後に、両端を熱によりシールする ことにより行なっているが、長尺な筒状のものを縦にセットし、上方から所定量 の乾燥剤を投入するので、スペースをとるのみでなく、扱いにくい粒状のものを 狭少な袋内に投入するという面倒な作業が必要となり、作業能率が低く、製造コ スト的に不利である。
【0004】 さらに、全ての乾燥剤の能力を発揮させるために、袋内に層状に収納したいわ ゆるサントイッチ方式のものもあるが、袋内部で粒状ペレットが移動したりある いは袋体により空気との接触が邪魔され、必ずしも好ましいものではないという 不具合もある。
【0005】 本考案は、このような課題を解決するためになされたもので、吸湿あるいは除 湿が効果的に行なわれ、使用後は自然再生も可能で、製造が簡単でコスト的に有 利な、また使用も簡単な吸湿マットを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案は、シート状基材の片面又は両面に接着剤が 薄膜状に塗布された接着シートの前記接着剤塗布面に粒状の乾燥剤を敷き詰めた ことを特徴とする吸湿マットである。 前記乾燥剤は、前記接着剤塗布面に相互に接触するように密に敷き詰めたもの であることが好ましく、防虫剤、防黴剤又は脱臭剤が含有されたものであっても よい。前記シート状基材は、変形容易なシート材により構成してもよく、補強シ ートを備えたものであってもよい。
【0007】
【作用】
このように構成した吸湿マットは、多数の乾燥剤が直接空気と接触することに なるので、除湿力を発揮しない無駄な乾燥剤が存在せず、全ての乾燥剤粒子が等 しく除湿力を発揮し、極めて効果的に除湿が行なわれ、除湿能力の高いものとな る。また、乾燥剤の粒径あるいは物理的特性を変えることにより、さらには接着 シート上の乾燥剤の密度を適宜選択すれば、所望の除湿能力を発揮するものが得 られる。
【0008】 製造に当っては、粒状をした乾燥剤であっても接着シート上に落下させ添着す ればよいため、製造が簡単となる。また、これを使用する場合には、シート状の ため単に除湿場所に敷くのみでよいため、使用場所が特定されず、使用に当って の利便性も優れたものとなる。特に、乾燥剤を接着剤塗布面に相互に接触するよ うに密に敷き詰めたものでは、この吸着マットの上に直接物を載置してもても物 と吸着マットの接着剤とが接着せず、使用の利便性はさらに向上する。シート状 基材を変形容易なものにより構成すれば、床面が凹凸となっていても問題なく吸 着マットを敷くことができ、乾燥剤が防虫剤、防黴剤又は脱臭剤が含有されたも のであれば、防虫、防黴、脱臭機能も発揮することとになる。このシート状基材 に補強シートを取付けると、強度的にも優れたものとなる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面について説明する。 図1は、本考案の一実施例を示す概略構成図である。 図1において本実施例の吸湿マット10は、シート状基材11の両面に接着剤 12が薄膜状に塗布された接着シート13を有し、この接着シート13の接着剤 塗布面に粒状をした乾燥剤Pが相互に接触するように密に敷き詰められている。 これら各乾燥剤Pは、それぞれ接着シート13の接着剤12により接着保持され ており、容易には脱落しないようになっている。
【0010】 ここに、乾燥剤Pとしては、除湿機能を有する球形をしたものであるが、比較 的容積が大きく化学的に安定で吸水により潮解変質変色しない毒性のないもので あることが好ましく、またこの吸湿マット10の上に物を載置することを考慮す れば、比較的硬質のものであることが好ましい。例えば、比較的安価なシリカゲ ルあるいはゼオライト等を使用することが好ましい。なお、シリカゲルを使用す る場合には、その用途により吸湿特性を変えたものを使用してもよい。特に、こ の乾燥剤Pに、防虫剤、防黴剤又は脱臭剤を含浸すると、乾燥剤Pが防虫、防黴 、脱臭機能も発揮することになり、吸着マット10の使用用途が拡がり、例えば 、押入れ等のような場所に吸着マット10を使用する場合には、一層好ましいも のとなる。
【0011】 また、シート状基材11としては、種々のものが使用できるが、好ましくは、 変形容易なものが望ましい。このように構成すれば、床面が凹凸となっていても 問題なく、この吸着マット10を敷くことができ便利である。不織布は、接着剤 を塗布するに当って着きがよく、便利である。このシート状基材11に塗布され た薄膜状の接着剤12も種々のものが考えられるが、具体例を挙げるならば、ア クリル系の接着剤等を使用することが好ましく、その厚さは、乾燥剤Pが脱落し ない程度に極力薄いことが好ましい。なお、前記シート状基材11は、不織布単 独でもよいが、場合によっては、アルミ泊のような補強シート(図示せず)を有 するものにより構成してもよい。
【0012】 さらに、前記乾燥剤Pの大きさは、吸湿マット10を使用する場所の面積、湿 度状態等によって異なるが、例えば、シリカゲルを用いて湿度が高く広い面積を 除湿する場合には、粒径のサイズが5メッシュ以上のものを使用し、添着量とし て3.5Kg/m2 程度とすることが好ましい。また、湿度及び面積ともに「中」 程度の所に使用する場合には、粒径のサイズが8〜12メッシュ程度のものを使 用し、添着量として2.0Kg/m2 程度とすればよい。湿度及び面積ともに小さ な所に使用する場合には、粒径のサイズが13〜20メッシュ程度のものを使用 し、添着量として1.2Kg/m2 程度とすればよい。これらは、いずれも乾燥剤 Pが相互に接触するように密に敷き詰められている状態であるが、場合によって は、乾燥剤Pの添着密度を調節し、除湿能力を調節することも可能である。例え ば、除湿能力を低下させるには、接着シート13に塗布されている乾燥剤Pの密 度を「粗」にすればよい。
【0013】 上記構成の吸湿マット10は、乾燥剤Pが露出しているので、使用前は、外気 と遮断する必要がある。この遮断方法としては、ポリエチレンあるいはアルミニ ウム等からなる通気性のない袋内に吸湿マット10を入れ、内部の空気を抜いた 状態とすればよい。また、前記吸湿マットを使用した後であっても、廃棄処分す る必要はなく、天日による自然乾燥でリサイクルでき極めて簡単に再利用できる という特質を有している。
【0014】 次に、実施例の製法を説明する。 図2は、両面に接着剤12が薄膜状に塗布された接着シート13を有する吸湿 マット10の製造装置を略示した説明図、図3は、図2の要部平面図である。
【0015】 図中、「20」はシート状基材11が巻回されたローラ、「21」はこのロー ラ20から引き出されたシート状基材11の上面に接着剤を塗布し接着シート1 3とする接着剤塗布ローラ、「22」は乾燥剤Pを接着シート13上に供給する ホッパ、「23」は接着シート13上の乾燥剤Pをならす第1スクレーパであり 、図3に示すように平面的にはV字状となっている。「24」は接着シート13 上の乾燥剤Pをならす第2スクレーパであり、平面的には図3に示すようにライ ンの軸線に対し傾斜した状態となっている。「25,25」は加圧ローラ、「2 6,27」は接着シート13等を所定方向に移動させる変向ローラ、「28」は 反転されたシート状基材11の上面に接着剤を塗布する接着剤塗布ローラ、「2 9」は乾燥剤Pを供給するホッパ、「30」は平面的にV字状となっている前記 同様の第1スクレーパ、「31」は平面的にラインの軸線に対し傾斜した状態の 前記同様の第2スクレーパ、「32,32」は加圧ローラ、「33」は吸湿マッ ト10を巻取る巻取りローラである。
【0016】 この製造装置では、ロール20から矢印方向に引き出されたシート状基材11 上に接着剤塗布ローラ21により接着剤12が塗布され、接着剤塗布面にホッパ 22から粒状の乾燥剤Pが供給される。この乾燥剤Pは、接着シート13との間 の隙間が略乾燥剤Pの1個分に高さ調節されたスクレーパ23,24によりなら され、余分な乾燥剤Pはライン外に落下する。落下した余分なペレットPは、図 外の収集機により再びホッパ22内に戻される。これにより乾燥剤Pが接着シー ト13上の接着剤に接着され、相互に接触するように密に敷き詰められることに なる。
【0017】 この状態で、加圧ローラ25,25の間を通過すると、接着シート13の上面 のみに乾燥剤Pが添着された半製品の吸着マット10ができる。
【0018】 この半製品の吸着マット10が、ローラ26,27により上方に送られ、裏面 が反転して上になる。そして、前述と同様にシート状基材11上に接着剤塗布ロ ーラ28により接着剤12が塗布され、ホッパ29から粒状の乾燥剤Pが供給さ れ、スクレーパ30,31が接着シート13上の乾燥剤Pをならし、余分な乾燥 剤Pをライン外に落す。この落された余分な乾燥剤Pは、図外の収集機により再 びホッパ29内に戻され、これにより乾燥剤Pが接着シート13上の接着剤に接 着され、相互に接触するように密に敷き詰められる。そして、加圧ローラ32, 32により接着シート13の上面に乾燥剤Pが添着され、両面に乾燥剤Pを有す る吸着マット10ができる。
【0019】 なお、上述したものは、本考案の一実施例であり、本考案は、実用新案登録請 求の範囲に記載の要旨を逸脱することなく、種々変更することができる。例えば 、前記実施例では、シート状基材の両面に接着剤が薄膜状に塗布されたものであ るが、片面でもよい。シート状基材は、帯状をしたものであるが、このような形 状に限定されるものではなく、丸、四角、惰円等種々のものが考えられる。
【0020】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案の吸湿マットは、多数の粒状乾燥剤の表面積が大き く、しかも直接空気と接触することになるので、全ての乾燥剤が極めて効果的に 除湿力を発揮し、除湿能力の高いものとなる。また、乾燥剤の粒径や密度を適宜 選択すれば、所望の除湿能力を発揮するものが得られる。製造が簡単でコスト的 にも有利となるのみでなく使用も簡単で除湿場所も特定されることはない。その 上天日による自然乾燥で再利用が極めて容易に可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本考案の一実施例を示す概略構成図、
【図2】は、両面接着シートを有する吸湿マットの製造
装置の概略説明図、
【図3】は、図2の要部を示す平面図である。
【符号の説明】
11…シート状基材、 12…接着
剤、13…接着シート、 P…乾燥
剤。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状基材(11)の片面又は両面に接着
    剤(12)が薄膜状に塗布された接着シート(13)の前記接着
    剤塗布面に粒状の乾燥剤(P) を敷き詰めたことを特徴と
    する吸湿マット。
  2. 【請求項2】 前記乾燥剤(P) は、前記接着剤塗布面に
    相互に接触するように密に敷き詰めたことを特徴とする
    請求項1に記載の吸湿マット。
  3. 【請求項3】 前記シート状基材(11)は、変形容易な材
    料により構成したことを特徴とする請求項1又は2に記
    載の吸湿マット。
  4. 【請求項4】 前記乾燥剤(P) は、防虫剤、防黴剤又は
    脱臭剤が含有されたものにより構成したことを特徴とす
    る請求項1乃至3に記載の吸湿マット。
  5. 【請求項5】 前記シート状基材(11)は、補強シートを
    有する請求項1乃至4に記載の吸湿マット。
JP3632392U 1992-05-29 1992-05-29 吸湿マット Pending JPH0593829U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08244149A (ja) * 1995-03-08 1996-09-24 Nishikawa Sendou マット状部材及びその製造方法

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