JP2548886Y2 - 除湿器 - Google Patents
除湿器Info
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- JP2548886Y2 JP2548886Y2 JP6004792U JP6004792U JP2548886Y2 JP 2548886 Y2 JP2548886 Y2 JP 2548886Y2 JP 6004792 U JP6004792 U JP 6004792U JP 6004792 U JP6004792 U JP 6004792U JP 2548886 Y2 JP2548886 Y2 JP 2548886Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bag
- sheet
- hard case
- dehumidifier
- desiccant
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- Drying Of Gases (AREA)
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、新規な除湿器に関す
る。詳しくは、大面積を高い除湿能力で除湿することが
可能で、且つ物との接触による破損を効果的に防止する
ことが可能な除湿器である。
る。詳しくは、大面積を高い除湿能力で除湿することが
可能で、且つ物との接触による破損を効果的に防止する
ことが可能な除湿器である。
【0002】
【従来の技術】家庭用除湿器として、塩化カルシウム等
の潮解性乾燥剤を使用した除湿器が種々提案されてい
る。これらは、上面が通気性シートで構成された容器内
に潮解性乾燥剤を充填した形態、通気性シートよりなる
袋内に潮解性乾燥剤と吸液性粉体との混合物を充填した
形態、板状の吸液体に潮解性乾燥剤を担持させた形態等
が知られている。
の潮解性乾燥剤を使用した除湿器が種々提案されてい
る。これらは、上面が通気性シートで構成された容器内
に潮解性乾燥剤を充填した形態、通気性シートよりなる
袋内に潮解性乾燥剤と吸液性粉体との混合物を充填した
形態、板状の吸液体に潮解性乾燥剤を担持させた形態等
が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】一方、家庭用除湿器の
用途として、押入内の布団の間、タンスと壁との隙間等
に設置して除湿を行う場合、衣類が一杯に詰まったタン
スに設置して除湿を行う場合のように、限られた隙間の
湿気を除去する場合がある。
用途として、押入内の布団の間、タンスと壁との隙間等
に設置して除湿を行う場合、衣類が一杯に詰まったタン
スに設置して除湿を行う場合のように、限られた隙間の
湿気を除去する場合がある。
【0004】このような用途において、上面が通気性シ
ートで構成された容器内に潮解性乾燥剤を充填した形態
の除湿器は、コーナー部分にしか設置することができ
ず、設置自体が困難であり、通気性シートよりなる袋内
に潮解性乾燥剤と吸液性粉体との混合物をを充填した形
態の除湿器は、布団の間或いはタンスと壁の間等の大面
積の隙間に確実に除湿器をセットすることが困難である
ばかりでなく、袋の破損により露出した潮解性乾燥剤に
よる汚染のおそれが大きいなどの問題を有する。また、
板状の吸液体に潮解性乾燥剤を担持させた形態の除湿器
は、大面積の隙間に除湿器をセットすることが可能であ
るが、潮解性乾燥剤の含浸量がかなり低い割合で制限さ
れるため、除湿量が低いばかりでなく、除湿速度も未だ
改良の余地がある。
ートで構成された容器内に潮解性乾燥剤を充填した形態
の除湿器は、コーナー部分にしか設置することができ
ず、設置自体が困難であり、通気性シートよりなる袋内
に潮解性乾燥剤と吸液性粉体との混合物をを充填した形
態の除湿器は、布団の間或いはタンスと壁の間等の大面
積の隙間に確実に除湿器をセットすることが困難である
ばかりでなく、袋の破損により露出した潮解性乾燥剤に
よる汚染のおそれが大きいなどの問題を有する。また、
板状の吸液体に潮解性乾燥剤を担持させた形態の除湿器
は、大面積の隙間に除湿器をセットすることが可能であ
るが、潮解性乾燥剤の含浸量がかなり低い割合で制限さ
れるため、除湿量が低いばかりでなく、除湿速度も未だ
改良の余地がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案者らは、前記した
従来より提案されている除湿器では達成が困難である、
大面積の間隙への設置が容易で且つ除湿能力にも優れた
除湿器を開発すべく鋭意検討を重ねた。その結果、通気
性シートよりなる袋内に乾燥剤を充填した単位乾燥袋
を、一方の面が単位乾燥袋を保護するための通気性シー
トで、他方の面が非透水性のシートでそれぞれ構成され
た中袋内に、該単位乾燥袋の複数個が配列した状態で装
填し、該中袋を一方の粗大穴を分散して有する偏平状の
ハードケースに、通気性シートが粗大穴側を向くように
装填することにより、かかる目的を達成し本考案を提案
するに至った。
従来より提案されている除湿器では達成が困難である、
大面積の間隙への設置が容易で且つ除湿能力にも優れた
除湿器を開発すべく鋭意検討を重ねた。その結果、通気
性シートよりなる袋内に乾燥剤を充填した単位乾燥袋
を、一方の面が単位乾燥袋を保護するための通気性シー
トで、他方の面が非透水性のシートでそれぞれ構成され
た中袋内に、該単位乾燥袋の複数個が配列した状態で装
填し、該中袋を一方の粗大穴を分散して有する偏平状の
ハードケースに、通気性シートが粗大穴側を向くように
装填することにより、かかる目的を達成し本考案を提案
するに至った。
【0006】以下、添付図面に従って本考案を説明する
が、本考案はこれらの添付図面に何等限定されるもので
はない。
が、本考案はこれらの添付図面に何等限定されるもので
はない。
【0007】図1は、本考案の代表的な態様を示す概略
図である。
図である。
【0008】即ち、本考案の除湿器は、一方の面に複数
の粗大穴2を分散して有する偏平状のハードケース1、
一方の面が通気性保護シート3−aで構成され、他方の
面が非透水性シート3−bによって構成された中袋3、
及び通気性シートよりなる偏平状の袋に乾燥剤を充填し
てなる単位乾燥袋4よりなり、該単位乾燥袋4は中袋3
内に複数個が配列した状態で装填され、該中袋3は、ハ
ードケース1内に通気性保護シート3−aを該ハードケ
ースの粗大穴2側に向けて装填して構成される。
の粗大穴2を分散して有する偏平状のハードケース1、
一方の面が通気性保護シート3−aで構成され、他方の
面が非透水性シート3−bによって構成された中袋3、
及び通気性シートよりなる偏平状の袋に乾燥剤を充填し
てなる単位乾燥袋4よりなり、該単位乾燥袋4は中袋3
内に複数個が配列した状態で装填され、該中袋3は、ハ
ードケース1内に通気性保護シート3−aを該ハードケ
ースの粗大穴2側に向けて装填して構成される。
【0009】本考案において、ハードケース1の材質
は、前記した間隙に偏平状の形状を維持した状態で設置
可能なものであれば特に制限されない。代表的な材質を
例示すれば、段ボール紙、厚紙等の紙類、ポリプロピレ
ン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル等のプラスチック類
が一般的である。
は、前記した間隙に偏平状の形状を維持した状態で設置
可能なものであれば特に制限されない。代表的な材質を
例示すれば、段ボール紙、厚紙等の紙類、ポリプロピレ
ン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル等のプラスチック類
が一般的である。
【0010】上記ハードケース1には、ハードケースの
強度を低下させずに十分な吸湿面積を確保するため、そ
の一方の面に粗大穴2が分散した状態で形成される。こ
の粗大穴2の大きさは、粗大穴の数、除湿器の大きさ等
によって異なり一概に限定されるものではないが、一般
に、直径5〜100mmが適当である。また、粗大穴
は、その面積が粗大穴を形成したハードケースの面の3
〜30%の比率となるように設けることが好ましい。更
に、上記粗大穴2の形状も特に制限されないが、図に示
すような丸形の他、三角形、四角形、多角形、楕円形等
の任意の形を採用しても良い。
強度を低下させずに十分な吸湿面積を確保するため、そ
の一方の面に粗大穴2が分散した状態で形成される。こ
の粗大穴2の大きさは、粗大穴の数、除湿器の大きさ等
によって異なり一概に限定されるものではないが、一般
に、直径5〜100mmが適当である。また、粗大穴
は、その面積が粗大穴を形成したハードケースの面の3
〜30%の比率となるように設けることが好ましい。更
に、上記粗大穴2の形状も特に制限されないが、図に示
すような丸形の他、三角形、四角形、多角形、楕円形等
の任意の形を採用しても良い。
【0011】また、図には示されていないが、ハードケ
ース1には、中袋の取り替えを可能とするため、開口部
を設けることが好ましい。尚、該開口部の開閉機構は、
公知の構造が特に制限なく採用される。
ース1には、中袋の取り替えを可能とするため、開口部
を設けることが好ましい。尚、該開口部の開閉機構は、
公知の構造が特に制限なく採用される。
【0012】更に、ハードケースの形状として、図1に
は、矩形状のものを示したが、本考案にあっては、他の
形状、例えば、楕円、多角形等の形状とすることも可能
である。また、図1の形状の除湿器において、間隙への
挿入を容易とするために、角を丸くしたものも好適であ
る。
は、矩形状のものを示したが、本考案にあっては、他の
形状、例えば、楕円、多角形等の形状とすることも可能
である。また、図1の形状の除湿器において、間隙への
挿入を容易とするために、角を丸くしたものも好適であ
る。
【0013】更にまた、ハードケースを紐で懸架可能と
するために、該ハードケースの角付近に貫通孔を設ける
ことも適宜実施することができる。
するために、該ハードケースの角付近に貫通孔を設ける
ことも適宜実施することができる。
【0014】本考案において、中袋3は、一方の面が通
気性保護シート3−aで構成され、他方の面が非透水性
シート3−bによって構成することが重要である。即
ち、ハードケース1には粗大穴2が設けられるが、該粗
大穴2の存在により、後記する単位乾燥袋が使用中に破
損し易くなるという問題が生じる。そこで、本考案にあ
っては、該単位乾燥袋を保護するため、通気性を有する
通気性保護シート3−aが設けられる。また、吸湿の必
要のない裏面は、水分の進入を可及的に防止すると共
に、通気性保護シート側の面の吸湿能力を高めるため、
非透水性シート3−bにより構成される。
気性保護シート3−aで構成され、他方の面が非透水性
シート3−bによって構成することが重要である。即
ち、ハードケース1には粗大穴2が設けられるが、該粗
大穴2の存在により、後記する単位乾燥袋が使用中に破
損し易くなるという問題が生じる。そこで、本考案にあ
っては、該単位乾燥袋を保護するため、通気性を有する
通気性保護シート3−aが設けられる。また、吸湿の必
要のない裏面は、水分の進入を可及的に防止すると共
に、通気性保護シート側の面の吸湿能力を高めるため、
非透水性シート3−bにより構成される。
【0015】通気性保護シート3−aは、上記したよう
に、通気性を有し、且つ外力に対してある程度の耐性を
有するものであれば、特に制限されないが、単位乾燥袋
の吸湿能力を低下させないために、該単位乾燥袋より通
気度が大きいものを使用することが好ましい。かかる通
気性保護シートの代表的なものを例示すれば、不織布、
網状シート、穿孔シート等が挙げられる。また、材質と
しては、紙、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアミ
ド等のプラスチック、鉄、銅、ステンレススチール、チ
タン等の金属が使用される。
に、通気性を有し、且つ外力に対してある程度の耐性を
有するものであれば、特に制限されないが、単位乾燥袋
の吸湿能力を低下させないために、該単位乾燥袋より通
気度が大きいものを使用することが好ましい。かかる通
気性保護シートの代表的なものを例示すれば、不織布、
網状シート、穿孔シート等が挙げられる。また、材質と
しては、紙、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアミ
ド等のプラスチック、鉄、銅、ステンレススチール、チ
タン等の金属が使用される。
【0016】また、非透水性シート3−bは、水及び水
蒸気の透過を実質的に防止し得るものが使用される。代
表的なものを例示すれば、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、ポリアミド等のプラスチックを材質とするシートが
挙げられる。
蒸気の透過を実質的に防止し得るものが使用される。代
表的なものを例示すれば、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、ポリアミド等のプラスチックを材質とするシートが
挙げられる。
【0017】尚、本考案において、シートとは、厚みに
関して厳密な意味を有するものではなく、フィルムをも
包含するものである。
関して厳密な意味を有するものではなく、フィルムをも
包含するものである。
【0018】本考案において、中袋3は、ハードケース
1に装填可能な大きさであれば良いが、単位乾燥袋4を
一括してハードケース1に装填できるようにするため、
該ハードケース1の内部を満たす大きさとすることが好
ましい。
1に装填可能な大きさであれば良いが、単位乾燥袋4を
一括してハードケース1に装填できるようにするため、
該ハードケース1の内部を満たす大きさとすることが好
ましい。
【0019】また、中袋3は、通気性シートをハードケ
ース1の粗大穴2側に向けて装填される。
ース1の粗大穴2側に向けて装填される。
【0020】本考案において、単位乾燥袋4は、前記偏
平状のハードケース内に装填するため偏平状の形状と
し、且つ、吸湿能力を高めるため、通気性シートの袋に
乾燥剤を充填して構成される。上記通気性シートは、充
填した乾燥剤が漏れず、且つ水蒸気が透過可能な微多
孔、通常50μm以下の微多孔を有する公知の材質より
なるシートが特に制限なく使用される。
平状のハードケース内に装填するため偏平状の形状と
し、且つ、吸湿能力を高めるため、通気性シートの袋に
乾燥剤を充填して構成される。上記通気性シートは、充
填した乾燥剤が漏れず、且つ水蒸気が透過可能な微多
孔、通常50μm以下の微多孔を有する公知の材質より
なるシートが特に制限なく使用される。
【0021】特に、後記の乾燥剤として、潮解性物質を
使用する場合は、水蒸気が透過可能な性質(透湿性)と
共に非透液性を有するものが好適に使用される。上記通
気性シートとしては、例えば、無機充填剤を含有する熱
可塑性樹脂を延伸して得られたシートが挙げられる。よ
り具体的には、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリ
オレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリアミ
ド等の熱可塑性樹脂に、35重量%以上、一般には、4
0〜85重量%の無機充填剤を添加してシート状に成形
した後、これを体積延伸倍率50〜500%で一軸また
は二軸延伸することによって得られたシートである。上
記無機充填剤としては、平均粒径が0.1〜100μm
のカルシウム、マグネシウム、アルミニウム、シリコン
等の金属の酸化物、水酸化物、塩などの無機化合物が使
用される。
使用する場合は、水蒸気が透過可能な性質(透湿性)と
共に非透液性を有するものが好適に使用される。上記通
気性シートとしては、例えば、無機充填剤を含有する熱
可塑性樹脂を延伸して得られたシートが挙げられる。よ
り具体的には、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリ
オレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリアミ
ド等の熱可塑性樹脂に、35重量%以上、一般には、4
0〜85重量%の無機充填剤を添加してシート状に成形
した後、これを体積延伸倍率50〜500%で一軸また
は二軸延伸することによって得られたシートである。上
記無機充填剤としては、平均粒径が0.1〜100μm
のカルシウム、マグネシウム、アルミニウム、シリコン
等の金属の酸化物、水酸化物、塩などの無機化合物が使
用される。
【0022】また、乾燥剤として、潮解性物質を使用す
る場合の通気性シートとして、上記シートの他に、撥水
性を有する布も使用することができる。
る場合の通気性シートとして、上記シートの他に、撥水
性を有する布も使用することができる。
【0023】本考案において、乾燥剤は、公知の乾燥剤
が特に制限なく使用されるが、吸湿能力に優れた、塩化
カルシウム等の潮解性物質が好適に使用される。上記乾
燥剤は、単独で通気性シートの袋に充填しても良いが、
潮解性物質を使用する場合は、潮解液が漏洩する危険性
を減少するため、吸液性粉体、ゲル化剤と混合して該袋
に充填することが好ましい。上記吸液性粉体としては、
パーライト等の中空粉体の破砕物、シリカ、珪酸カルシ
ウム等の粉体等が挙げられる。また、ゲル化剤として
は、ヒドロキシアルキルセルロース、ポリビニルアルコ
ール、メチルセルロース等が使用される。上記吸液性粉
体及びゲル化剤の使用量は、潮解性物質に応じて適宜決
定すれば良いが、一般に潮解性物質100重量部に対し
て、吸液性粉体0.5〜100重量部、ゲル化剤0.5
〜100重量部で使用することが好ましい。
が特に制限なく使用されるが、吸湿能力に優れた、塩化
カルシウム等の潮解性物質が好適に使用される。上記乾
燥剤は、単独で通気性シートの袋に充填しても良いが、
潮解性物質を使用する場合は、潮解液が漏洩する危険性
を減少するため、吸液性粉体、ゲル化剤と混合して該袋
に充填することが好ましい。上記吸液性粉体としては、
パーライト等の中空粉体の破砕物、シリカ、珪酸カルシ
ウム等の粉体等が挙げられる。また、ゲル化剤として
は、ヒドロキシアルキルセルロース、ポリビニルアルコ
ール、メチルセルロース等が使用される。上記吸液性粉
体及びゲル化剤の使用量は、潮解性物質に応じて適宜決
定すれば良いが、一般に潮解性物質100重量部に対し
て、吸液性粉体0.5〜100重量部、ゲル化剤0.5
〜100重量部で使用することが好ましい。
【0024】本考案において、単位乾燥袋は、複数個が
配列した状態で中袋3に装填して使用される。即ち、ハ
ードケース1のほぼ全面を一単位とする大きさとした場
合、充填した乾燥剤が使用中に移動して偏りが生じる。
そのため、単位乾燥袋は中袋内に複数個が配列した状態
で装填され、これら複数の単位乾燥袋は、相互に分離さ
れていても連結されていてもよい。図2においては、複
数の単位乾燥袋が連結されたものが2個使用されている
が、別態様として1個でもよく、いずれにしても複数個
の単位乾燥袋が配列されていればよい。
配列した状態で中袋3に装填して使用される。即ち、ハ
ードケース1のほぼ全面を一単位とする大きさとした場
合、充填した乾燥剤が使用中に移動して偏りが生じる。
そのため、単位乾燥袋は中袋内に複数個が配列した状態
で装填され、これら複数の単位乾燥袋は、相互に分離さ
れていても連結されていてもよい。図2においては、複
数の単位乾燥袋が連結されたものが2個使用されている
が、別態様として1個でもよく、いずれにしても複数個
の単位乾燥袋が配列されていればよい。
【0025】本考案の除湿器は、上記構成を満足するも
のであれば、他の構成は特に制限されるものではない。
のであれば、他の構成は特に制限されるものではない。
【0026】本考案において好適な態様を例示すれば、
下記の態様が挙げられる。
下記の態様が挙げられる。
【0027】(1)図1に示すように、ハードケース1
の少なくとも一カ所に折り目5を設け、折り畳み可能と
した態様。
の少なくとも一カ所に折り目5を設け、折り畳み可能と
した態様。
【0028】上記態様によれば、大面積のハードケース
を使用した場合、保管場所を取らないという特徴と、押
入、タンス等のコーナーの壁に沿って立て掛けることも
可能となり、該壁からの湿気の進入防止と除湿とを併せ
て行うことが可能である。また、折り目5によりハード
ケースの粗大穴が存在する面の反対面を合わせることに
より、吸湿面を両面に形成することができ、布団の間に
挿入して除湿を行う場合に好適である。
を使用した場合、保管場所を取らないという特徴と、押
入、タンス等のコーナーの壁に沿って立て掛けることも
可能となり、該壁からの湿気の進入防止と除湿とを併せ
て行うことが可能である。また、折り目5によりハード
ケースの粗大穴が存在する面の反対面を合わせることに
より、吸湿面を両面に形成することができ、布団の間に
挿入して除湿を行う場合に好適である。
【0029】尚、上記態様において、ハードケースは、
折り目5を境に内部を分割し、それぞれに中袋を装填す
ることが好ましい。
折り目5を境に内部を分割し、それぞれに中袋を装填す
ることが好ましい。
【0030】(2)図3に示すように、ハードケース及
び中袋の同一箇所に透明部分6を設け、単位乾燥体の表
面に、吸湿量を示すインジケーターを取り付ける態様。
本態様は、一般にハードケースの裏面に設けられる。
び中袋の同一箇所に透明部分6を設け、単位乾燥体の表
面に、吸湿量を示すインジケーターを取り付ける態様。
本態様は、一般にハードケースの裏面に設けられる。
【0031】(3)単位乾燥体の一部の袋に他の機能を
有する粉体を充填する態様。上記粉体としては、防かび
剤、防虫剤、防錆剤、消臭剤、芳香剤、鮮度保持剤等が
挙げられる。
有する粉体を充填する態様。上記粉体としては、防かび
剤、防虫剤、防錆剤、消臭剤、芳香剤、鮮度保持剤等が
挙げられる。
【0032】
【効果】本考案の除湿器は、本体がハードケースにより
構成され、該ハードケースの一方の面に多数の粗大穴を
分散して設けることにより、該ハードケースの強度を著
しく低下させることなく、除湿面積を確保できると共
に、中袋の粗大穴と接しない面を非透水性シートにより
構成することにより、除湿面が一方の面に集中できるた
め、取扱いが容易で、しかも、大面積を高い除湿能力で
除湿することが可能である。
構成され、該ハードケースの一方の面に多数の粗大穴を
分散して設けることにより、該ハードケースの強度を著
しく低下させることなく、除湿面積を確保できると共
に、中袋の粗大穴と接しない面を非透水性シートにより
構成することにより、除湿面が一方の面に集中できるた
め、取扱いが容易で、しかも、大面積を高い除湿能力で
除湿することが可能である。
【0033】また、上記粗大穴を設けることによる単位
乾燥袋の露出を中袋の通気性保護シートにより防止する
ことにより、除湿器の物との接触による単位乾燥袋の破
損を効果的に防止することが可能であり、取扱い上の安
全性を一層向上させることができる。
乾燥袋の露出を中袋の通気性保護シートにより防止する
ことにより、除湿器の物との接触による単位乾燥袋の破
損を効果的に防止することが可能であり、取扱い上の安
全性を一層向上させることができる。
【0034】更に、本考案の除湿器において、乾燥剤の
取り替えは、中袋をハードケースより取り出し、装填さ
れている単位乾燥体を取り替え、再びハードケース内に
装填することによって容易に行うことが可能である。
取り替えは、中袋をハードケースより取り出し、装填さ
れている単位乾燥体を取り替え、再びハードケース内に
装填することによって容易に行うことが可能である。
【図1】本考案の除湿器の代表的な態様を示す概略図で
ある。
ある。
【図2】本考案に使用する単位乾燥袋と中袋の一態様を
示す概略図である。
示す概略図である。
【図3】インジケータを設けた本考案の除湿器の一態様
を示す概略図である。
を示す概略図である。
【符号の説明】 1 ハードケース 2 粗大穴 3 中袋 3−a 通気性保護シート 3−b 非透水性シート 4 単位乾燥袋 5 折り目 6 透明部分
Claims (1)
- 【請求項1】一方の面に複数の粗大穴を分散して有する
偏平状のハードケース、一方の面が通気性保護シートで
構成され、他方の面が非透水性シートによって構成され
た中袋、及び通気性シートよりなる偏平状の袋に乾燥剤
を充填してなる単位乾燥袋よりなり、該単位乾燥袋は中
袋内に複数個が配列した状態で装填され、該中袋は、ハ
ードケース内に通気性保護シートを該ハードケースの粗
大穴側に向けて装填したことを特徴とする除湿器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6004792U JP2548886Y2 (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | 除湿器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6004792U JP2548886Y2 (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | 除湿器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0621742U JPH0621742U (ja) | 1994-03-22 |
JP2548886Y2 true JP2548886Y2 (ja) | 1997-09-24 |
Family
ID=13130783
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6004792U Expired - Fee Related JP2548886Y2 (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | 除湿器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2548886Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5673612B2 (ja) * | 2012-06-27 | 2015-02-18 | 三菱電機株式会社 | 冷凍サイクル装置 |
KR101856905B1 (ko) * | 2017-08-21 | 2018-06-11 | 박삼목 | 염화칼슘 성분이 함유된 리필용 습기제거제 및 이를 이용한 보충용 용기 |
-
1992
- 1992-08-26 JP JP6004792U patent/JP2548886Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0621742U (ja) | 1994-03-22 |
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