JPH0593134A - ポリアミド樹脂組成物 - Google Patents
ポリアミド樹脂組成物Info
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- JPH0593134A JPH0593134A JP3484591A JP3484591A JPH0593134A JP H0593134 A JPH0593134 A JP H0593134A JP 3484591 A JP3484591 A JP 3484591A JP 3484591 A JP3484591 A JP 3484591A JP H0593134 A JPH0593134 A JP H0593134A
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- Japan
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- polyamide resin
- parts
- nylon
- halide
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐光線性、耐候性の優れたポリアミド樹脂組
成物を得る。 【構成】 紫外線吸収剤およびラジカル連鎖開始防止剤
に加えて、塩化第1銅などのハロゲン化銅およびヨウ化
カリなどのハロゲン化アルカリを微量添加することで、
紫外線吸収剤およびラジカル連鎖開始防止剤の持つ耐光
線性、耐候性改善作用を相乗的に増加させて、優れて耐
光線性、耐候性を有するポリアミド樹脂を得る。
成物を得る。 【構成】 紫外線吸収剤およびラジカル連鎖開始防止剤
に加えて、塩化第1銅などのハロゲン化銅およびヨウ化
カリなどのハロゲン化アルカリを微量添加することで、
紫外線吸収剤およびラジカル連鎖開始防止剤の持つ耐光
線性、耐候性改善作用を相乗的に増加させて、優れて耐
光線性、耐候性を有するポリアミド樹脂を得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、優れた耐光線性、耐候
性を発揮するポリアミド樹脂組成物に関する。
性を発揮するポリアミド樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的にポリアミド樹脂は耐光線性およ
び耐候性が悪く、屋外で使用すると製品表面が著しく悪
くなり、耐光線性および耐候性の必要な用途には使用出
来なかった状況である。これを改良するため、従来は紫
外線吸収剤やラジカル連鎖開始防止剤などを添加する試
みがなされているが、その効果は不十分であり、十分な
耐光線性、耐候性を得るに至っていない。
び耐候性が悪く、屋外で使用すると製品表面が著しく悪
くなり、耐光線性および耐候性の必要な用途には使用出
来なかった状況である。これを改良するため、従来は紫
外線吸収剤やラジカル連鎖開始防止剤などを添加する試
みがなされているが、その効果は不十分であり、十分な
耐光線性、耐候性を得るに至っていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】よって、本発明におけ
る課題は、耐光線性、耐候性の優れたポリアミド樹脂組
成物を得ることにある。
る課題は、耐光線性、耐候性の優れたポリアミド樹脂組
成物を得ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明においては、ポリ
アミド樹脂組成物において紫外線吸収剤等の効果を発揮
させるためには、ハロゲン化銅およびハロゲン化アルカ
リを新たに添加することで、著しく耐光線性及び耐候性
が改良することを見い出した。すなわち、本発明の組成
物は、ポリアミド樹脂100重量部に対して、ベンゾト
リアゾール系化合物またはベンゾフェノン系化合物の紫
外線吸収剤を0.05重量部以上、好ましくは、0.1
重量部以上、ヒンダードアミン系化合物のラジカル連鎖
開始防止剤を0.05重量部以上、好ましくは0.1重
量部以上、さらに、ハロゲン化銅を0.002重量部以
上で好ましくは0.01重量部以上、ハロゲン化アルカ
リを0.01重量部以上好ましくは0.05重量部以上
添加することにより、ポリアミド樹脂の耐光線性および
耐候性を著しく向上させたものである。
アミド樹脂組成物において紫外線吸収剤等の効果を発揮
させるためには、ハロゲン化銅およびハロゲン化アルカ
リを新たに添加することで、著しく耐光線性及び耐候性
が改良することを見い出した。すなわち、本発明の組成
物は、ポリアミド樹脂100重量部に対して、ベンゾト
リアゾール系化合物またはベンゾフェノン系化合物の紫
外線吸収剤を0.05重量部以上、好ましくは、0.1
重量部以上、ヒンダードアミン系化合物のラジカル連鎖
開始防止剤を0.05重量部以上、好ましくは0.1重
量部以上、さらに、ハロゲン化銅を0.002重量部以
上で好ましくは0.01重量部以上、ハロゲン化アルカ
リを0.01重量部以上好ましくは0.05重量部以上
添加することにより、ポリアミド樹脂の耐光線性および
耐候性を著しく向上させたものである。
【0005】以下、本発明を詳しく説明する。
【0006】本発明に用いられるポリアミド樹脂として
は、各種のものが使用可能である。具体的にはナイロン
6,ナイロン11,ナイロン12などのポリラクタム
類;ナイロン66,ナイロン10,ナイロン612,ナ
イロン46などのジカルボン酸とジアミンとかから得ら
れるポリアミド類;ナイロン6/66,ナイロン6/6
10,ナイロン6/612,ナイロン6/12,ナイロ
ン6/66/610等の共重合体ポリアミド類;ナイロ
ン6/6T(T:テレフタル酸成分)、イソフタル酸の
ような芳香族ジカルボン酸とメタキシレンジアミンある
いは脂環族ジアミンから得られる半芳香族ポリアミド
類;ポリエスレルアミド、ポリエーテルアミド及びポリ
エステルエーテルアミドを挙げることができる。
は、各種のものが使用可能である。具体的にはナイロン
6,ナイロン11,ナイロン12などのポリラクタム
類;ナイロン66,ナイロン10,ナイロン612,ナ
イロン46などのジカルボン酸とジアミンとかから得ら
れるポリアミド類;ナイロン6/66,ナイロン6/6
10,ナイロン6/612,ナイロン6/12,ナイロ
ン6/66/610等の共重合体ポリアミド類;ナイロ
ン6/6T(T:テレフタル酸成分)、イソフタル酸の
ような芳香族ジカルボン酸とメタキシレンジアミンある
いは脂環族ジアミンから得られる半芳香族ポリアミド
類;ポリエスレルアミド、ポリエーテルアミド及びポリ
エステルエーテルアミドを挙げることができる。
【0007】上記の各種ポリアミド樹脂は単独で用いて
も良く、2種類以上のポリアミドを使用することもでき
る。さらにこれらのポリアミド樹脂は、25℃における
98%硫酸中の濃度1g/dlの相対粘度は2.3以上で
好ましくは2.5以上であることが必要である。相対粘
度が2.3未満の場合は、衝撃強度が低下する等の問題
がある。
も良く、2種類以上のポリアミドを使用することもでき
る。さらにこれらのポリアミド樹脂は、25℃における
98%硫酸中の濃度1g/dlの相対粘度は2.3以上で
好ましくは2.5以上であることが必要である。相対粘
度が2.3未満の場合は、衝撃強度が低下する等の問題
がある。
【0008】紫外線吸収剤として使用されるベンゾトリ
アゾール系化合物としては、2−(3−t−ブチル−5
−メチル−2ヒドロキンフェニル)−5−クロルベンゾ
トリアゾール(商標名:Tinuvin326)、2−
〔2−ヒドロキシ−3,5−ビス(α,α−ジヌチルベ
ンジル)フェニル〕−2H−ベンゾトリアゾール(商標
名:Tinuvin234)、2−(3,5−ジ−t−
ブチル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロルベンゾ
トリアゾール(商標名:Tinuvin327)、2−
(5−メチル−2−ヒドロキシンフェニル)ベンゾトリ
アゾール(商標名:TinuvinP)、2−(3,5
−ジ−t−アミル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾト
リアゾール(商標名:Tinuvin328)等を例示
でき、中でも好ましいものは、Tinuvin326,
Tinuvin327,Tinuvin234であり、
特に好ましいものはTinuvin234である。以上
は何れもチバ・ガイキー社から提供される。
アゾール系化合物としては、2−(3−t−ブチル−5
−メチル−2ヒドロキンフェニル)−5−クロルベンゾ
トリアゾール(商標名:Tinuvin326)、2−
〔2−ヒドロキシ−3,5−ビス(α,α−ジヌチルベ
ンジル)フェニル〕−2H−ベンゾトリアゾール(商標
名:Tinuvin234)、2−(3,5−ジ−t−
ブチル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロルベンゾ
トリアゾール(商標名:Tinuvin327)、2−
(5−メチル−2−ヒドロキシンフェニル)ベンゾトリ
アゾール(商標名:TinuvinP)、2−(3,5
−ジ−t−アミル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾト
リアゾール(商標名:Tinuvin328)等を例示
でき、中でも好ましいものは、Tinuvin326,
Tinuvin327,Tinuvin234であり、
特に好ましいものはTinuvin234である。以上
は何れもチバ・ガイキー社から提供される。
【0009】また、ベンゾフェノン系化合物としては、
2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン(商標
名:シーソープ101)、2−ヒドロキシ−4−オクチ
ロキシベンゾフェノン(商標名:シーソープ102)、
2−ヒドロキシベンゾフェノン(商標名:シーソープ1
00)、等を例示でき、中でもシーソープ102が好ま
しい。以上は何れも、シプロ化成から提供される。
2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン(商標
名:シーソープ101)、2−ヒドロキシ−4−オクチ
ロキシベンゾフェノン(商標名:シーソープ102)、
2−ヒドロキシベンゾフェノン(商標名:シーソープ1
00)、等を例示でき、中でもシーソープ102が好ま
しい。以上は何れも、シプロ化成から提供される。
【0010】この紫外線吸収剤の添加量は、ポリアミド
樹脂100重量部に対して0.05〜2重量部、好まし
く0.1〜1重量部の範囲とされる。添加量が0.05
重量部未満では、耐光線性、耐候性の向上効果が得られ
ず、2重量部を越えると効果が頭打ちとなるとともにコ
スト高となる。
樹脂100重量部に対して0.05〜2重量部、好まし
く0.1〜1重量部の範囲とされる。添加量が0.05
重量部未満では、耐光線性、耐候性の向上効果が得られ
ず、2重量部を越えると効果が頭打ちとなるとともにコ
スト高となる。
【0011】さらに、ラジカル連鎖開始防止剤として
は、ヒンダートアミン系化合物のエチル−2−シアノ−
3,3−ジフェニルアクリレート(商標名:サノールL
S−770.三共製)、コバク酸ジメチル−1−(2−
ヒドロキシエチル)−4−ヒドロキシ−2,2,6,6
−テトラメチルピペリジン重縮合物(商標名:Tinu
vin622LDチバ・ガイキ製)等がある。このラジ
カル連鎖開始防止剤の添加量は、ポリアミド樹脂100
重量部に対して0.05重量部以上、好ましくは0.1
〜0.5重量部の範囲とされる。0.05重量部未満で
は、これの添加効果が発揮されない。
は、ヒンダートアミン系化合物のエチル−2−シアノ−
3,3−ジフェニルアクリレート(商標名:サノールL
S−770.三共製)、コバク酸ジメチル−1−(2−
ヒドロキシエチル)−4−ヒドロキシ−2,2,6,6
−テトラメチルピペリジン重縮合物(商標名:Tinu
vin622LDチバ・ガイキ製)等がある。このラジ
カル連鎖開始防止剤の添加量は、ポリアミド樹脂100
重量部に対して0.05重量部以上、好ましくは0.1
〜0.5重量部の範囲とされる。0.05重量部未満で
は、これの添加効果が発揮されない。
【0012】また、ハロゲン化銅としては、特に限定さ
れないが、なかでも塩化第1銅が望ましい。さらにハロ
ゲン化アルカリのとしてはヨウ化カリウム、ヨウ化ナト
リウム、塩化カリウム、臭化カリウムなどがあげられる
が、中でもヨウ化カリウムが好ましい。
れないが、なかでも塩化第1銅が望ましい。さらにハロ
ゲン化アルカリのとしてはヨウ化カリウム、ヨウ化ナト
リウム、塩化カリウム、臭化カリウムなどがあげられる
が、中でもヨウ化カリウムが好ましい。
【0013】ハロゲン化銅は、ポリアミド樹脂100重
量部に対して、0.002重量部以上添加される。0.
002重量部未満ではこれの添加効果が得られない。ハ
ロゲン化アルカリはポリアミド樹脂100重量部に対し
て0.01重量部以上添加される。0.01重量部未満
ではこれの添加効果が得られない。
量部に対して、0.002重量部以上添加される。0.
002重量部未満ではこれの添加効果が得られない。ハ
ロゲン化アルカリはポリアミド樹脂100重量部に対し
て0.01重量部以上添加される。0.01重量部未満
ではこれの添加効果が得られない。
【0014】上記ハロゲン化銅に対してハロゲン化アル
カリの添加比率は5〜20倍の使用が望ましい。ハロゲ
ン化銅に対し、ハロゲン化アルカリの使用量が少ないと
効果を発揮しえないし、多すぎても着色のおそれがある
ので好ましくない。
カリの添加比率は5〜20倍の使用が望ましい。ハロゲ
ン化銅に対し、ハロゲン化アルカリの使用量が少ないと
効果を発揮しえないし、多すぎても着色のおそれがある
ので好ましくない。
【0015】このようなポリアミド樹脂組成物にあって
は、ハロゲン化銅とハロゲン化アルカリの添加によっ
て、紫外線吸収剤およびラジカル連鎖開始防止剤が有す
る耐光線性、耐候性向上作用が大きく高められ、優れた
耐光線性、耐候性を有するものとなる。また、ハロゲン
化銅およびハロゲン化アルカリは、一般的なもので安価
に入手でき、また添加量も微量であるため、コストの増
加がわずかであり、しかもポリアミド樹脂の他の特性を
低下せしめることもない。
は、ハロゲン化銅とハロゲン化アルカリの添加によっ
て、紫外線吸収剤およびラジカル連鎖開始防止剤が有す
る耐光線性、耐候性向上作用が大きく高められ、優れた
耐光線性、耐候性を有するものとなる。また、ハロゲン
化銅およびハロゲン化アルカリは、一般的なもので安価
に入手でき、また添加量も微量であるため、コストの増
加がわずかであり、しかもポリアミド樹脂の他の特性を
低下せしめることもない。
【0016】さらに、本発明のポリアミド樹脂組成物
は、その特性を阻害しない限りガラス繊維やミネラルフ
ィラー等の補強剤を添加することが可能である。
は、その特性を阻害しない限りガラス繊維やミネラルフ
ィラー等の補強剤を添加することが可能である。
【0017】以下、具体例を示して、本発明の作用効果
を明確にする。
を明確にする。
【0018】(実施例1〜12)(比較例1〜11) (ポリアミド樹脂組成物の製造および評価方法)ポリア
ミド樹脂、紫外線吸収剤、ラジカル連鎖開始防止剤、ハ
ロゲン化銅、ハロゲン化アルカリの各成分を表1ないし
表4に示す割合で配合したものを、ヘンシェルミキサー
中で5分間混合し、得られた混合物を同方向2軸押出機
(東芝機械,直径70mm,TEM−70)で造粒した。
ミド樹脂、紫外線吸収剤、ラジカル連鎖開始防止剤、ハ
ロゲン化銅、ハロゲン化アルカリの各成分を表1ないし
表4に示す割合で配合したものを、ヘンシェルミキサー
中で5分間混合し、得られた混合物を同方向2軸押出機
(東芝機械,直径70mm,TEM−70)で造粒した。
【0019】本造粒物を射出成形を用いて、JIS K
7113引張小型試験機2号形1/2(厚み2mm)およ
び50mm×50mm×2.0mmの平板を成形し、これを耐
候試験機(商品名:サンシャイン・ウェザオメーターW
E−SUN−HC型、東洋理化(株)製)を用い、ブラ
ックパネル温度63±3℃、水スプレー12分間、照射
時間1000時間の試験により行なった。試験後による
試験片の引張強度および外観を目視で判定した。その結
果を配合処方と共に表1ないし表4に示す。表1および
表2は実施例を示し、表2は、表1のつづきである。ま
た、表3および表4は比較例を示し、表4は表3のつづ
きである。
7113引張小型試験機2号形1/2(厚み2mm)およ
び50mm×50mm×2.0mmの平板を成形し、これを耐
候試験機(商品名:サンシャイン・ウェザオメーターW
E−SUN−HC型、東洋理化(株)製)を用い、ブラ
ックパネル温度63±3℃、水スプレー12分間、照射
時間1000時間の試験により行なった。試験後による
試験片の引張強度および外観を目視で判定した。その結
果を配合処方と共に表1ないし表4に示す。表1および
表2は実施例を示し、表2は、表1のつづきである。ま
た、表3および表4は比較例を示し、表4は表3のつづ
きである。
【0020】〔判定〕 1)引張試験:耐候性試験前の試験片の強度に対する百
分率。 2)外観(目視判定) ○ 表面に変化なし △ 製品の表面の一部にチョーキングおよび、クラック
が見られる。 × 製品の表面の全面にチョーキングおよび、クラック
が見られる。
分率。 2)外観(目視判定) ○ 表面に変化なし △ 製品の表面の一部にチョーキングおよび、クラック
が見られる。 × 製品の表面の全面にチョーキングおよび、クラック
が見られる。
【0021】実施例および比較例に用いられたポリアミ
ド樹脂や添加剤等は以下の通りであり、表1〜表4での
表記も下記の通りである。 〔ポリアミド樹脂〕 PA−1 ナイロン6. 相対粘度 3.10 PA−2 ナイロン6. 〃 2.60 PA−3 ナイロン6/66共重合体(共重合比.ナイ
ロン6/66=10/90)相対粘度 2.90 PA−4 ナイロン66. 相対粘度 2.84 PA−5 ナイロン6.10 〃 2.75 〔紫外線吸収剤〕 UV−1 Tinuvin326(ベンゾトリアゾール
系化合物) UV−2 〃 234(ベンゾトリアゾール
系化合物) UV−3 シーソープ102(ベンゾフェノン系化合
物) 〔ラジカル連鎖開始防止剤〕 R−1 サノールLS770(ヒンダートアミン系化合
物) R−2 Tinuvin622LD(ヒンダートアミン
系化合物) 〔ハロゲン化銅〕 ヨウ化第1銅 〔ハロゲン化アルカリ〕 ヨウ化カリウム
ド樹脂や添加剤等は以下の通りであり、表1〜表4での
表記も下記の通りである。 〔ポリアミド樹脂〕 PA−1 ナイロン6. 相対粘度 3.10 PA−2 ナイロン6. 〃 2.60 PA−3 ナイロン6/66共重合体(共重合比.ナイ
ロン6/66=10/90)相対粘度 2.90 PA−4 ナイロン66. 相対粘度 2.84 PA−5 ナイロン6.10 〃 2.75 〔紫外線吸収剤〕 UV−1 Tinuvin326(ベンゾトリアゾール
系化合物) UV−2 〃 234(ベンゾトリアゾール
系化合物) UV−3 シーソープ102(ベンゾフェノン系化合
物) 〔ラジカル連鎖開始防止剤〕 R−1 サノールLS770(ヒンダートアミン系化合
物) R−2 Tinuvin622LD(ヒンダートアミン
系化合物) 〔ハロゲン化銅〕 ヨウ化第1銅 〔ハロゲン化アルカリ〕 ヨウ化カリウム
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】
【表3】
【0025】
【表4】
【0026】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のポリアミド
樹脂組成物は、ポリアミド樹脂に紫外線吸収剤、ラジカ
ル連鎖開始防止剤、ハロゲン化銅およびハロゲン化アル
カリを添加することによって耐光線性、耐候性に優れた
ポリアミド樹脂組成物を得ることができ、本樹脂組成物
から得られる成形品は自動車の外装部品等に使用可能と
なる。
樹脂組成物は、ポリアミド樹脂に紫外線吸収剤、ラジカ
ル連鎖開始防止剤、ハロゲン化銅およびハロゲン化アル
カリを添加することによって耐光線性、耐候性に優れた
ポリアミド樹脂組成物を得ることができ、本樹脂組成物
から得られる成形品は自動車の外装部品等に使用可能と
なる。
Claims (1)
- 【請求項1】 25℃における98%硫酸中の濃度1g
/dlの相対粘度が2.3以上のポリアミド樹脂100重
量部に対し、 ベンゾトリアゾール系化合物またはベンゾフェノン系化
合物の紫外線吸収剤を0.05〜2.0重量部、 ヒンダードアミン系化合物のラジカル連鎖開始防止剤を
0.05重量部以上、 ハロゲン化銅を0.002重量部以上、 ハロゲン化アルカリを0.01重量部以上添加してなる
ポリアミド樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3484591A JPH0593134A (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | ポリアミド樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3484591A JPH0593134A (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | ポリアミド樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0593134A true JPH0593134A (ja) | 1993-04-16 |
Family
ID=12425528
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3484591A Withdrawn JPH0593134A (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | ポリアミド樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0593134A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000032693A1 (fr) * | 1998-11-27 | 2000-06-08 | Unitika Ltd. | Composition de resine de polyamide et partie de support de retroviseur comprenant ladite composition |
US6878762B2 (en) | 2001-09-26 | 2005-04-12 | Ube Industries, Ltd. | Polyamide resin composition having excellent weather resistance |
JP2005320546A (ja) * | 2004-05-10 | 2005-11-17 | Ems-Chemie Ag | 熱可塑性ポリアミド成型組成物 |
WO2007114257A1 (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-11 | The Furukawa Electric Co., Ltd. | 多層絶縁電線 |
JPWO2018092686A1 (ja) * | 2016-11-15 | 2018-11-22 | 東レ株式会社 | ポリアミド樹脂組成物およびそれを含む成形品 |
WO2019074038A1 (ja) * | 2017-10-13 | 2019-04-18 | 東洋紡株式会社 | 耐候性に優れたポリアミド樹脂組成物 |
-
1991
- 1991-02-28 JP JP3484591A patent/JPH0593134A/ja not_active Withdrawn
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000032693A1 (fr) * | 1998-11-27 | 2000-06-08 | Unitika Ltd. | Composition de resine de polyamide et partie de support de retroviseur comprenant ladite composition |
US6878762B2 (en) | 2001-09-26 | 2005-04-12 | Ube Industries, Ltd. | Polyamide resin composition having excellent weather resistance |
JP2005320546A (ja) * | 2004-05-10 | 2005-11-17 | Ems-Chemie Ag | 熱可塑性ポリアミド成型組成物 |
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WO2007114257A1 (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-11 | The Furukawa Electric Co., Ltd. | 多層絶縁電線 |
JP5184346B2 (ja) * | 2006-03-31 | 2013-04-17 | 古河電気工業株式会社 | 多層絶縁電線 |
JPWO2018092686A1 (ja) * | 2016-11-15 | 2018-11-22 | 東レ株式会社 | ポリアミド樹脂組成物およびそれを含む成形品 |
US11136447B2 (en) | 2016-11-15 | 2021-10-05 | Toray Industries, Inc. | Polyamide resin composition and molded article containing same |
WO2019074038A1 (ja) * | 2017-10-13 | 2019-04-18 | 東洋紡株式会社 | 耐候性に優れたポリアミド樹脂組成物 |
JPWO2019074038A1 (ja) * | 2017-10-13 | 2020-09-17 | 東洋紡株式会社 | 耐候性に優れたポリアミド樹脂組成物 |
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