JPH0593105U - 非可逆回路素子 - Google Patents

非可逆回路素子

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JPH0593105U
JPH0593105U JP3838192U JP3838192U JPH0593105U JP H0593105 U JPH0593105 U JP H0593105U JP 3838192 U JP3838192 U JP 3838192U JP 3838192 U JP3838192 U JP 3838192U JP H0593105 U JPH0593105 U JP H0593105U
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JP
Japan
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electrode
ferrite
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ground
port
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Application number
JP3838192U
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English (en)
Inventor
剛和 岡田
弘基 出嶌
陸宏 常門
圭司 岡村
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各中心導体に整合回路素子を接続する際の作
業性を改善して自動機による実装を可能にでき、生産性
を向上できるとともに、製造コストを低減できる非可逆
回路素子を提供する。 【構成】 フェライト6の両主面に該フェライト6を挟
んで対向するよう複数の中心導体7を巻回するととも
に、各中心導体7を電気的絶縁状態に、かつ所定間隔ご
とに交差させて配置し、上記各中心導体7の一端部7a
を整合回路素子17〜20に接続し、他端部7bをアー
スに接続して非可逆回路素子1を構成する場合に、ポー
ト電極12a〜12c及びアース電極11が形成された
平板状の電極基板10を用い、この電極基板10に中心
導体7及び整合回路素子17〜20を配置し、各中心導
体7の他端部7bを上記アース電極11に接続するとと
もに、一端部7a及び上記整合回路素子17〜20を上
記ポート電極12a〜12cに接続する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、VHF,UHF,及びSHF帯域で採用される非可逆回路素子、例 えばアイソレータ,サーキュレータに関し、特に各中心導体に整合回路素子を接 続する際の作業性を改善して自動機の採用を可能にでき、生産性を向上できると ともに、製造コストを低減できるようにした構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、アイソレータ,サーキュレータは、信号の伝送方向のみ通過させ、逆 方向への伝送を阻止する機能を有しており、例えば携帯電話,自動車電話等の移 動通信機器に不可欠な部品である。このアイソレータは、主として磁性体製金属 ケース内にフェライトと中心導体とからなるフェライト素子及び永久磁石を収容 し、該永久磁石によりフェライト素子に直流磁界を印加するように構成されてい る。このようなアイソレータは、その用途からして小型,軽量であることが要求 されている。この要求に応えるには、フェライトの直径を小さくすることが考え られるが、このようにすると中心導体の長さも短くなることから、中心導体の持 つインダクタンス値が小さくなり電気的特性が悪化する。
【0003】 このような電気的特性を悪化させることなくフェライトを小径化できるものと して、図4及び図5に示すようなフェライト素子が提案されている。このフェラ イト素子33は、帯状の金属板を略コ字状に折り曲げて中心導体30を形成し、 この各中心導体30をフェライト31の両主面31a,31bに巻回させて挿着 し、かつ絶縁シート32を介して互いに120 度の角度をなすよう交差させて構成 されている。この構造によれば、フェライト31の両主面31a,31bに中心 導体30を巻回したので、それだけ中心導体30の有効長さを長くできることか ら、インダクタンス値を確保しながら、フェライト31を小径化でき、上述の小 型化, 軽量化に貢献できる。また、上記フェライト素子33を用いてアイソレー タを構成する場合、従来、上記2つの中心導体30の一端部30aに整合回路用 チップコンデンサC1,C2を接続し、残りの中心導体30の一端部30aにチ ップコンデンサC3,及び終端チップ抵抗Rを接続するとともに、これらを例え ばアース板34,あるいは金属ケースに接続する。また上記各中心導体30の他 端部30bを上記アース板34に接続する構造が採用されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが上記従来のアイソレータでは、各中心導体30にチップコンデンサC 1〜C3,チップ抵抗Rを直接接続するという手間のかかる作業となることから 、生産性が低く、製造コストが上昇するという問題がある。
【0005】 本考案は、上記従来の問題点を解決するためになされたもので、中心導体に整 合回路素子を接続する際の作業性を向上して自動機の採用を可能にでき、ひいて は生産性を向上できる非可逆回路素子を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案は、フェライトの両主面に該フェライトを挟んで対向するよう複 数の中心導体を巻回するとともに、各中心導体を電気的絶縁状態に、かつ所定間 隔ごとに交差させて配置し、上記各中心導体の一端部を整合回路素子に接続する とともに他端部をアースに接続してなる非可逆回路素子において、ポート電極及 びアース電極が形成された平板状の電極基板に、上記フェライトの中心導体及び 整合回路素子を配置し、各中心導体の他端部を上記アース電極に接続するととも に、一端部及び上記整合回路素子を上記ポート電極に接続したことを特徴として いる。
【0007】 ここで、上記電極基板には、例えば、絶縁樹脂に金属部材をインサート形成し て各電極を形成したもの、またプリント基板や誘電体基板に電極ペーストをスク リーン印刷した後、焼き付けて各電極を形成したものが採用できる。
【0008】
【作用】 本考案に係る非可逆回路素子によれば、ポート電極,アース電極が形成された 電極基板を用い、この基板上のポート電極に整合回路素子と各中心導体の一端部 を接続したので、これを組立てるには上記電極基板のポート電極,アース電極に クリーム半田をスクリーン印刷し、この各電極に整合回路素子,フェライト素子 を、例えばチップマウンター等の自動機で配置し、これをリフロー半田付けする ことによって行うことができる。その結果、従来のような各中心導体に整合回路 素子を直接接続するという手間のかかる作業を不要にでき、それだけ生産性を向 上できるとともに、製造コストを低減できる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図について説明する。 図1及び図2は本考案の一実施例による非可逆回路素子を説明するための図で あり、本実施例では集中定数型のアイソレータに適用した場合を例にとって説明 する。 図において、1は集中定数型のアイソレータであり、これは磁性体金属からな る下部ヨーク2内にフェライト素子3を配設し、この下部ヨーク2に同じく磁性 体金属からなる上部ヨーク4を装着して磁気閉回路を構成するとともに、上記上 部ヨーク4の裏面に永久磁石5を貼着し、該永久磁石5により上記フェライト素 子3に直流磁界を印加するように構成されている。
【0010】 上記フェライト素子3は円板状のフェライト6の上面,及び下面に、該フェラ イト6を挟んで対向する3本の中心導体7を挿着して構成されている。この各中 心導体7は、帯状の金属板を略コ字状に折り曲げ形成されたもので、各中心導体 7は上記フェライト6の両面の直径方向に延び、かつ絶縁シート8を介して互い に120 度の角度をなして交差状に配置されている。また、上記各中心導体7の一 端部7aはフェライト6から外方に延びており、この一端部7aは下方に段状に 折り曲げ形成されている。また上記各中心導体7の他端部7bはフェライト6か ら外方に少し突出しており、この他端部7bは上方に段状に折り曲げ形成されて いる。
【0011】 また、上記下部ヨーク2の底壁上には、本実施例の特徴をなす電極基板10が 配設されている。この電極基板10は平板状のもので、これは樹脂部材に後述す る各電極に応じた形状の金属部材をインサート形成して製造されたものである。 上記電極基板10の中央部には凹部10aが凹設されており、この凹部10a内 には上記フェライト素子3が挿入されている。この凹部10aはフェライト素子 3を位置決めするとともに、該フェライト6の下面の各中心導体7の重なり部分 と絶縁シート8による厚さを吸収するためのものである。
【0012】 上記電極基板10の凹部10aの周縁部にはアース電極11が120 度の間隔を あけて形成されており、この各アース電極11は電極基板10の下面に導出して 上記下部ヨーク2に接続されている。また、上記電極基板10の各アース電極1 1の外側には、該電極11との間にギャップを設けて第1〜第3ポート電極12 a〜12cが形成されている。この各ポート電極12a〜12cとアース電極1 1との間には溝部13が形成されており、この溝部13により両電極同士がショ ートするのを防止している。
【0013】 また、上記電極基板10の左, 右側面の第1,第2ポート電極12a,12b に対応する部分には入出力端子14が形成されており、この各入出力端子14は 上記各ポート電極12a,12bに接続されている。また、上記電極基板10の 左, 右側面の第3ポート電極12cに対応する部分にはアース端子15が形成さ れており、この各アース端子15は電極基板10上面の第3ポート電極12cに 近接して延びている。この各入出力端子14,アース端子15は下部ヨーク2の 開口2aから外方に露出している。さらに上記電極基板10の一側縁の両端部に は上記下部ヨーク2に接続されるアース電極16が形成されており、この両アー ス電極16と上記第1,第2ポート電極12a,12bとの間にはギャップが形 成されている。
【0014】 そして、上記電極基板10の第1,第2ポート電極12a,12bには、それ ぞれチップコンデンサ17,18の一方の電極が接続されており、他方の電極は 上記アース電極16に接続されている。また第3ポート電極12cの一端部には チップコンデンサ19の一方の電極が接続されており、他方の電極はアース端子 15に接続されている。さらに上記第3ポート電極12cの他端部には終端チッ プ抵抗20の一方の電極が接続されており、他方の電極はアース端子15に接続 されている。
【0015】 また、上記電極基板10の第1〜第3ポート電極12a〜12cには上記フェ ライト素子3の各中心導体7の一端部7aが接続されており、これにより各中心 導体7の一端部7aはポート電極12a〜12cを介して各チップコンデンサ1 7〜19,チップ抵抗20に接続されている。また上記電極基板10の各アース 電極11には各中心導体7の他端部7bが接続されており、これにより各中心導 体7の他端部7bはアース電極11を介して下部ヨーク2に接続されている。
【0016】 次に、本実施例の作用効果について説明する。 本実施例のアイソレータ1を組立てるには、電極基板10の各電極の表面にス クリーン印刷によりクリーム半田を塗布し、この基板10を下部ヨーク2の底壁 上に配置する。次いでチップマウンター等の自動機により、各チップコンデンサ 17〜19,チップ抵抗20を各ポート電極12a〜12c上の所定位置に配置 し、さらにフェライト素子3を凹部10a内に挿入するとともに、各中心導体7 の一端部7aをポート電極12a〜12cに、他端部7bをアース電極11に位 置するよう配置する。この状態でリフロー半田付けにより各コンデンサ17〜1 9,及び中心導体7等を接続する。この後下部ヨーク2に上部ヨーク4を嵌装す る。
【0017】 このように本実施例によれば、電極基板10にポート電極12a〜12c,ア ース電極11等を形成し、この電極基板10を用いて各チップコンデンサ17〜 19,チップ抵抗20と各中心導体7の一端部7a,他端部7bとを接続したの で、上述のように自動機の採用が可能となり、しかもリフロー半田付けによる実 装が可能となる。その結果、従来のように1つずつ接続する場合に比べて組立て を簡略化でき、それだけ生産性を向上できるとともに、製造コストを低減できる 。
【0018】 なお、上記実施例では、絶縁樹脂に各電極に応じて形成された金属部材をイン サートして電極基板10を構成した場合を例にとって説明したが、本考案はプリ ント基板,あるいは誘電体基板の表面に金属膜をパターン形成してなる電極基板 を採用してもよい。例えば、図3に示す電極基板25は、誘電体基板26の上面 に電極ペーストをスクリーン印刷した後、焼き付けてアース電極11,16,1 5及びポート電極12a〜12cを形成し、上記各アース電極11,16,15 をスルーホール27を介して基板26の下面に導出し、下部ヨークに接続するよ うに構成した例である。
【0019】 また、上記実施例では、フェライト6の両主面に中心導体7を1回巻きした構 造のものを例にとったが、本考案は中心導体を2回巻き以上にしたものでもよい 。さらに、上記実施例では、アイソレータを例にとったが、本考案は勿論サーキ ュレータにも適用できるとともに、他の高周波部品にも適用できる。
【0020】
【考案の効果】
以上のように本考案に係る非可逆回路素子によれば、平板状の電極基板にポー ト電極及びアース電極を形成し、この電極基板のポート電極に中心導体の一端部 及び整合回路素子を接続し、アース電極に各中心導体の他端部を接続したので、 自動機による組立てを可能にでき、ひいては生産性を向上できるとともに、製造 コストを低減できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例によるアイソレータを説明す
るための分解斜視図である。
【図2】上記実施例のアイソレータの断面図である。
【図3】上記実施例の他の例による電極基板を示す斜視
図である。
【図4】従来のアイソレータのフェライト素子を示す斜
視図である。
【図5】従来のアイソレータの構造を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 アイソレータ(非可逆回路素子) 6 フェライト 7 中心導体 7a 一端部 7b 他端部 10,25 電極基板 11 アース電極 12a〜12c ポート電極 17〜19 チップコンデンサ(整合回路素子) 20 チップ抵抗(整合回路素子)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 岡村 圭司 京都府長岡京市天神2丁目26番10号 株式 会社村田製作所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェライトの両主面に該フェライトを挟
    んで対向するよう複数の中心導体を巻回するとともに、
    各中心導体を電気的絶縁状態に、かつ所定間隔ごとに交
    差させて配置し、上記各中心導体の一端部を整合回路素
    子に接続するとともに他端部をアースに接続してなる非
    可逆回路素子において、ポート電極及びアース電極が形
    成された平板状の電極基板に、上記フェライトの中心導
    体及び整合回路素子を配置し、各中心導体の他端部を上
    記アース電極に接続するとともに、一端部及び上記整合
    回路素子を上記ポート電極に接続したことを特徴とする
    非可逆回路素子。
JP3838192U 1992-05-12 1992-05-12 非可逆回路素子 Pending JPH0593105U (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19991102