JP3705275B2 - 非可逆回路素子の製造方法及び通信機装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、非可逆回路素子の製造方法、特に、マイクロ波帯の通信機器で使用されるアイソレータやサーキュレータ等の非可逆回路素子の製造方法及び通信機装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、携帯電話等の移動通信機器に採用される集中定数型アイソレータは、信号を伝送方向にのみ通過させ、逆方向への伝送を阻止する機能を有している。また、最近の移動通信機器では、その用途からして小型、軽量化とともに、低コスト化に対する要求が強くなっており、これに伴ってアイソレータにおいても小型、軽量化および低コスト化が要請されている。
【0003】
このような集中定数型アイソレータとしては、図10に示すようなものが提案されている。該集中定数型アイソレータ11は、左右の側壁12aと底壁12bとを有する磁性体金属からなる下ヨーク12上に、樹脂製端子ケース13を配置するとともに、端子ケース13内に中心電極組立体14を収容し、磁性体金属からなる上ヨーク15を装着している。上ヨーク15の内面には永久磁石16が貼着され、この永久磁石16により中心電極組立体14に直流磁界を印加するようになっている。
【0004】
中心電極組立体14は、マイクロ波フェライト20の上面に3本の中心電極21〜23を電気的絶縁状態で120度毎に互いに交差させて配置している。これら中心電極21〜23は、各々の一端側のポート部P1〜P3を直角に折曲するとともに、他端側の各中心電極21〜23共通のシールド部26をフェライト20の下面に当接させている。共通シールド部26は、フェライト20の下面を略覆っており、端子ケース13の窓13aを通して、下ヨーク12の底壁12bに接続される。
【0005】
端子ケース13には、入出力端子31,32及びアース端子33,34がインサートモールドされている。入出力端子31,32はそれぞれ、一端がケース13の外側壁に露出し、他端がケース13の内側壁に露出して入出力接続電極部18a,18bを形成している。同様に、アース端子33,34はそれぞれ、一端がケース13の外側壁に露出し、残る二つの他端がケース13の内側壁に露出してアース接続電極部17a,17b及び17c,17dを形成している。
【0006】
中心電極21〜23のポート部P1〜P3は、整合用コンデンサC1〜C3の各々のホット側コンデンサ電極1に接続される。整合用コンデンサC1〜C3の各々のコールド側コンデンサ電極2は、アース接続電極部17a,17c,17dに接続される。終端抵抗Rの一端は整合用コンデンサC3のホット側コンデンサ電極1に接続され、他端はアース接続電極部17bに接続される。つまり、整合用コンデンサC3と終端抵抗Rとは、中心電極23のポート部P3とアースとの間に電気的に並列に接続される。さらに、中心電極21,22のポート部P1,P2のそれぞれが、入出力接続電極部18a,18bに接続される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のアイソレータ11は、各整合用コンデンサC1〜C3を縦置きの状態でポート部P1〜P3とアース接続電極部17a,17c,17dとの間に挿入しなければならなかった。しかも、各整合用コンデンサC1〜C3のコンデンサ電極1,2をポート部P1〜P3やアース接続電極部17a,17c,17dに半田付けする必要がある。
【0008】
しかしながら、サイズが小さく取り扱いが煩雑な整合用コンデンサC1〜C3を、ポートP1〜P3とアース接続電極部17a,17c,17dとの間に挿入する作業は手間がかかるという問題があった。また、中心電極21〜23はそのポート部P1〜P3を予め直角に折曲しておかなければならないので、ポート部P1〜P3の折曲角度にばらつきがあると、ポート部P1〜P3と整合用コンデンサC1〜C3との半田付けが不安定になる心配があった。さらに、このときの半田付けの際に垂れた半田により、整合用コンデンサC1〜C3のホット側コンデンサ電極1とコールド側コンデンサ電極2とが短絡し、製造の歩留まりも悪いという問題もあった。
【0009】
そこで、本発明の目的は、整合用コンデンサの組み付けが容易で、信頼性が高い非可逆回路素子の製造方法及び通信機装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段及び作用】
前記目的を達成するため、本発明に係る非可逆回路素子の製造方法は、永久磁石と、前記永久磁石により直流磁界が印加されるフェライトと、フェライトの第1の主面から側面を経て第2の主面に延在する複数の中心電極と、フェライトの第2の主面側に配置され、複数の中心電極にそれぞれ電気的に接続された金属製アース板と、ホット側コンデンサ電極およびコールド側コンデンサ電極をそれぞれ両主面に設けた複数の整合用コンデンサとを備えた非可逆回路素子の製造方法であって、
(a)フェライトに組み付けられた複数の中心電極のそれぞれのポート部とアース板の端部から延在したコンデンサ接続部とで整合用コンデンサのそれぞれを挟持した後、
ホット側コンデンサ電極を中心電極のポート部に電気的に接続し、かつ、コールド側コンデンサ電極をアース板のコンデンサ接続部に電気的に接続する工程と、
(b)コンデンサ電極を電気的に接続したコンデンサ接続部およびポート部を折曲して、整合用コンデンサの少なくとも一つを、コンデンサ電極面がフェライトに対して60度以上120度以下の角度をなすように配置する工程と、
を備えたことを特徴とする。
【0011】
以上の方法により、略平板状のアース板と中心電極とで整合用コンデンサを挟み込み、この状態でアース板と中心電極と整合用コンデンサとを電気的に接続し、その後、ポート部とコンデンサ接続部を折り曲げて整合用コンデンサを縦置きにする。このため、整合用コンデンサは、中心電極、アース板およびフェライトとともに一つのユニットとして一体的に取り扱うことができるようになる。従って、整合用コンデンサの実装が容易になる。「電気的に接続」は、例えば、半田付けや導電性接着剤による接着を意味する。
【0012】
さらに、アース板のコンデンサ接続部の近傍、並びに、中心電極のポート部の近傍に、半田流出防止のための絶縁体を設ける。この絶縁体は、整合用コンデンサの半田付けの際に半田の垂れを規制し、例えば、整合用コンデンサのホット側コンデンサ電極とコールド側コンデンサ電極とが短絡するのを防止する。
【0013】
また、アース板のコンデンサ接続部の基部に予め屈曲部を設けておくことにより、寸法的に余裕をもってコンデンサ接続部を折り曲げることができる。
【0014】
また、本発明に係る通信機装置は、前述の特徴を有する製造方法によって得られた非可逆回路素子を備えることにより、製造コストが安価で、信頼性の高いものとなる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る非可逆回路素子の製造方法及び通信機装置の実施の形態について添付の図面を参照して説明する。
【0016】
[第1実施形態、図1〜図6]
図1は、本発明に係る非可逆回路素子の製造方法の一つの実施形態を説明するためのもので、非可逆回路素子の分解斜視図である。該非可逆回路素子41は、図10で説明した集中定数型アイソレータ11に本発明を適用したものである。図1に示すように、集中定数型アイソレータ41は、下ヨーク12と、樹脂製端子ケース53と、中心電極組立体54と、永久磁石16と、上ヨーク15を備えている。
【0017】
下ヨーク12は磁性体金属からなり、左右の側壁12aと底壁12bとを有している。この下ヨーク12上に端子ケース53を配置すると共に、端子ケース53内に中心電極組立体54を収容し、磁性体金属からなる上ヨーク15を装着している。上ヨーク15の下面には永久磁石16が貼着され、この永久磁石16により中心電極組立体54に直流磁界を印加するようになっている。下ヨーク12と中心電極組立体54と上ヨーク15とで磁路を構成している。
【0018】
中心電極組立体54は、図2および図3に示すように、マイクロ波フェライト20の上面(第1の主面)に3本の中心電極21〜23を電気的絶縁状態で120度毎に互いに交差させて配置している。これら中心電極21〜23は、各々の一端側のポート部P1〜P3を直角に折曲するとともに、他端側の各中心電極21〜23共通のシールド部26をフェライト20の下面(第2の主面)に当接させている。共通シールド部26は、フェライト20の下面を略覆っている。
【0019】
アース板42は、フェライト20の下面側に配置され、中心電極21〜23の共通シールド部26に面接触して(必要があれば、半田や導電性接着剤等を利用して)電気的に接続されている。アース板42の端部からは、コンデンサ接続部42a,42b,42cが延在し、中心電極21〜23のポート部P1〜P3と平行になるように立ち上がっている。アース板42は、端子ケース53の窓53aを通して、下ヨーク12の底壁12bに接続され、接地される。
【0020】
整合用コンデンサC1〜C3は、ホット側コンデンサ電極1がポート部P1〜P3にそれぞれ半田付けされ、コールド側コンデンサ電極2がアース板42のコンデンサ接続部42a,42b,42cに半田付けされている。このとき、整合用コンデンサC1〜C3は、そのコンデンサ電極1,2の面がフェライト20の上面に対して60度以上120度以下の角度となるように配置される。本第1実施形態の場合は、その角度を90度に設定した。整合用コンデンサC1〜C3の各々は、誘電体基板3の両面にコンデンサ電極1,2を形成した単板型コンデンサである。
【0021】
整合用コンデンサC1〜C3の実装は、例えば図4に示すようにして行うことができる。すなわち、アース板42には、コンデンサ接続部42a〜42cを起こすことを想定して、その基部に予め屈曲部43を設け、寸法的に余裕をもたせている。このアース板42のコンデンサ接続部42a〜42cに半田ペーストを塗布した後、その上に整合用コンデンサC1〜C3をコールド側コンデンサ電極2を下にして載置する。
【0022】
さらに、整合用コンデンサC1〜C3のホット側コンデンサ電極1の上に半田ペーストを塗布した後、中心電極21〜23を装着したフェライト20を上から載置する。中心電極21〜23の共通シールド部26はアース板42の上面に面接触し、ポート部P1〜P3は整合用コンデンサC1〜C3のホット側コンデンサ電極1のそれぞれに半田ペーストを介して面接触する。この状態で半田ペーストを加熱し、整合用コンデンサC1〜C3を半田付けする。次に、コンデンサ接続部42a〜42c及びポート部P1〜P3を折曲して、整合用コンデンサC1〜C3をそのコンデンサ電極1,2の面がフェライト20の上面に対して60度以上120度以下の角度となるように配置する。こうして、中心電極組立体54が得られる。
【0023】
端子ケース53には、入出力端子31,32及びアース端子33がインサートモールドされている。入出力端子31,32はそれぞれ、一端がケース53の外側壁に露出し、他端がケース53の内側壁に露出して入出力接続電極部18a,18bを形成している。同様に、アース端子33は、一端がケース53の外側壁に露出し、他端がケース53の内側壁に露出してアース接続電極部17bを形成している。
【0024】
図5に示すように、以上の構成からなる端子ケース53内に、中心電極組立体54と終端抵抗Rとが収容される。中心電極21,22のポート部P1,P2のそれぞれは、半田付け等の方法により入出力接続電極部18a,18bに接続される。終端抵抗Rの一端はアース接続電極部17bに接続され、他端は整合用コンデンサC3のホット側コンデンサ電極1に接続される。図6に、アイソレータ41の電気等価回路を示す。
【0025】
以上の方法からなるアイソレータ41の製造方法は、中心電極21〜23のポート部P1〜P3とアース板42のコンデンサ接続部42a〜42cとの間に、それぞれ整合用コンデンサC1〜C3を実装したので、整合用コンデンサC1〜C3、中心電極21〜23、アース板42及びフェライト20を一つのユニットとして取り扱うことができる。これにより、取り扱いの煩雑なサイズの小さい整合用コンデンサC1〜C3を縦置きの状態で組み付けるという作業がなくなり、アイソレータ41の製造が容易になる。
【0026】
また、本第1実施形態は、整合用コンデンサC1〜C3を、ポート部P1〜P3とコンデンサ接続部42a〜42cに接続した後、ポート部P1〜P3やコンデンサ接続部42a〜42cを折曲して整合用コンデンサC1〜C3を縦に起こす。従って、整合用コンデンサを接続する前に予めポート部を折曲しておかなければならない従来のアイソレータ11(図10参照)の製造方法と比較して、ポート部P1〜P3と整合用コンデンサC1〜C3との半田付けが確実になり、接続信頼性が向上する。
【0027】
さらに、整合用コンデンサC1〜C3の各々のコールド側コンデンサ電極2は、アース板42を通して接地されるので、従来の端子ケース13(図10参照)に形成していたアース接続電極部17a,17c,17dを省略することができ、端子ケース53の構造が簡略になり、低コスト化を図ることができる。
【0028】
[第2実施形態、図7及び図8]
本発明に係る非可逆回路素子の製造方法のいま一つの実施形態の中心電極組立体64を図7及び図8に示す。該中心電極組立体64は、第1実施形態のアイソレータ41の中心電極組立体54において、半田流出防止のための絶縁体65,66(図7及び図8において斜線にて表示)を設けたものである。
【0029】
絶縁体65は、アース板42のコンデンサ接続部42a〜42cの整合用コンデンサC1〜C3が接続する部分の近傍に設けられている。絶縁体66は、中心電極21〜23のポート部P1〜P3の近傍に設けられている。絶縁体65,66によって半田の流出が規制され、整合用コンデンサC1〜C3のホット側コンデンサ電極1とアース板42とが短絡したり、あるいは、ホット側コンデンサ電極1とコールド側コンデンサ電極2とが短絡するのを防止することができる。また、絶縁体65,66によって半田の流出が規制されるので、整合用コンデンサC1〜C3の位置精度も向上する。
【0030】
さらに、第2実施形態では、縦置き状態の整合用コンデンサC1,C2のホット側コンデンサ電極1と中心電極21,22とが短絡するのを防止するため、中心電極21,22がホット側コンデンサ電極1と対向する部分に絶縁体67を設けている。これにより、より信頼性の高いアイソレータを得ることができる。
【0031】
[第3実施形態、図9]
第3実施形態は、本発明に係る通信機装置として、携帯電話を例にして説明する。
【0032】
図9は携帯電話120のRF部分の電気回路ブロック図である。図9において、122はアンテナ素子、123はデュプレクサ、131は送信側アイソレータ、132は送信側増幅器、133は送信側段間用バンドパスフィルタ、134は送信側ミキサ、135は受信側増幅器、136は受信側段間用バンドパスフィルタ、137は受信側ミキサ、138は電圧制御発振器(VCO)、139はローカル用バンドパスフィルタである。
【0033】
ここに、送信側アイソレータ131として、前記第1又は第2実施形態の製造方法で得られた集中定数型アイソレータを使用することができる。これらのアイソレータを実装することにより、安価で信頼性の高い携帯電話を実現することができる。
【0034】
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の構成とすることができる。例えば、前記第1及び第2実施形態において、整合用コンデンサC1〜C3は全て縦置き(コンデンサ電極面を水平面に対して垂直に置くこと)にしているが、必ずしも全ての整合用コンデンサC1〜C3を縦置きにする必要はなく、二つの整合用コンデンサC1,C2を縦置きにし、残る一つの整合用コンデンサC3を横置き(コンデンサ電極面を水平面に対して平行に置くこと)にしてもよい。つまり、整合用コンデンサの少なくとも一つが、コンデンサ電極面がフェライトに対して60度以上120度以下の角度をなすように配置されていればよい。
【0035】
また、整合用コンデンサC1〜C3の実装は、半田付けに代えて導電性接着剤により行うこともできる。この整合用コンデンサC1〜C3は、積層型コンデンサであってもよい。また、本発明は、アイソレータのほかに、サーキュレータ等の他の高周波部品に採用される非可逆回路素子にも適用することができる。
【0036】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、アース板と中心電極とで整合用コンデンサを挟み込み、この状態でアース板と中心電極と整合用コンデンサとを電気的に接続し、その後、ポート部とコンデンサ接続部を折り曲げて整合用コンデンサを縦置きにする。このため、整合用コンデンサを、中心電極、アース板およびフェライトとともに一つのユニットとして取り扱うことができる。従って、取り扱いの煩雑なサイズの小さい整合用コンデンサの実装が容易になり、非可逆回路素子の整合効率が大幅に向上し、そのコストを大幅に引き下げることができる。この結果、通信機装置の低コスト化を図ることができる。
【0037】
また、アース板のコンデンサ接続部の近傍、並びに、中心電極のポート部の近傍に、半田流出防止のための絶縁体を設けることにより、不要な短絡がなくなり、より信頼性の高い非可逆回路素子や通信機装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る非可逆回路素子の製造方法の第1実施形態を説明するための非可逆回路素子の分解斜視図。
【図2】図1の非可逆回路素子の中心電極組立体の正面図。
【図3】図2の中心電極組立体の平面図。
【図4】図2の中心電極組立体への整合用コンデンサ組み込み説明図。
【図5】図1の非可逆回路素子の内部構造を示す平面図。
【図6】図1の非可逆回路素子の電気等価回路図。
【図7】本発明に係る非可逆回路素子の製造方法の第2実施形態の中心電極組立体の正面図。
【図8】図7に示した中心電極組立体の平面図。
【図9】本発明に係る通信機装置の一実施形態を示すブロック図。
【図10】従来の非可逆回路素子の分解斜視図。
【符号の説明】
1…ホット側コンデンサ電極
2…コールド側コンデンサ電極
12…下ヨーク
53…樹脂製端子ケース
54,64…中心電極組立体
15…上ヨーク
16…永久磁石
20…フェライト
21〜23…中心電極
26…共通シールド部
31,32…入出力端子
33…アース端子
41…アイソレータ
42…アース板
42a,42b,42c…コンデンサ接続部
65,66…絶縁体
P1〜P3…ポート部
C1〜C3…整合用コンデンサ
120…携帯電話
131…送信側アイソレータ
Claims (4)
- 永久磁石と、前記永久磁石により直流磁界が印加されるフェライトと、前記フェライトの第1の主面から側面を経て第2の主面に延在する複数の中心電極と、前記フェライトの第2の主面側に配置され、複数の前記中心電極にそれぞれ電気的に接続された金属製アース板と、ホット側コンデンサ電極およびコールド側コンデンサ電極をそれぞれ両主面に設けた複数の整合用コンデンサとを備えた非可逆回路素子の製造方法であって、
前記フェライトに組み付けられた複数の前記中心電極のそれぞれのポート部と前記アース板の端部から延在したコンデンサ接続部とで前記整合用コンデンサのそれぞれを挟持した後、
前記ホット側コンデンサ電極を前記中心電極のポート部に電気的に接続し、かつ、前記コールド側コンデンサ電極を前記アース板のコンデンサ接続部に電気的に接続する工程と、
前記コンデンサ電極を電気的に接続した前記コンデンサ接続部および前記ポート部を折曲して、前記整合用コンデンサの少なくとも一つを、コンデンサ電極面がフェライトに対して60度以上120度以下の角度をなすように配置する工程と、
を備えたことを特徴とする非可逆回路素子の製造方法。 - 前記アース板のコンデンサ接続部の近傍、並びに、前記中心電極のポート部の近傍に、半田流出防止のための絶縁体を設けたことを特徴とする請求項1に記載の非可逆回路素子の製造方法。
- 前記アース板のコンデンサ接続部の基部に予め屈曲部を設けておくことを特徴とする請求項1または請求項2記載の非可逆回路素子の製造方法。
- 請求項1〜請求項3のいずれかに記載された製造方法で得られた非可逆回路素子の少なくともいずれか一つを備えたことを特徴とする通信機装置。
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