JP2001251104A - 非可逆回路素子及び通信機装置 - Google Patents
非可逆回路素子及び通信機装置Info
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- JP2001251104A JP2001251104A JP2000058574A JP2000058574A JP2001251104A JP 2001251104 A JP2001251104 A JP 2001251104A JP 2000058574 A JP2000058574 A JP 2000058574A JP 2000058574 A JP2000058574 A JP 2000058574A JP 2001251104 A JP2001251104 A JP 2001251104A
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- circuit device
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01P—WAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
- H01P1/00—Auxiliary devices
- H01P1/32—Non-reciprocal transmission devices
- H01P1/36—Isolators
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01P—WAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
- H01P1/00—Auxiliary devices
- H01P1/32—Non-reciprocal transmission devices
- H01P1/38—Circulators
- H01P1/383—Junction circulators, e.g. Y-circulators
- H01P1/387—Strip line circulators
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- Non-Reversible Transmitting Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 自動組立機による組み立てができるととも
に、内蔵部品の位置決め精度が高い非可逆回路素子およ
び通信機装置を提供する。 【解決方法】 アイソレータ31は、金属製下側ケース
部12と、樹脂製端子ケース43と、中心電極組立体1
4と、金属製上側ケース部15と、永久磁石16を備え
ている。端子ケース43の内側には、中心電極組立体1
4等の非可逆回路構成部品を所定の位置に配置するため
の凹凸状のガイド部、具体的には、窓部43aやコンデ
ンサ用凹部43bや永久磁石用提部43eが設けられて
いる。これらガイド部43a,43b,43eはそれぞ
れ、所定のテーパ角度θをもつテーパ状の側壁面を有し
ている。
に、内蔵部品の位置決め精度が高い非可逆回路素子およ
び通信機装置を提供する。 【解決方法】 アイソレータ31は、金属製下側ケース
部12と、樹脂製端子ケース43と、中心電極組立体1
4と、金属製上側ケース部15と、永久磁石16を備え
ている。端子ケース43の内側には、中心電極組立体1
4等の非可逆回路構成部品を所定の位置に配置するため
の凹凸状のガイド部、具体的には、窓部43aやコンデ
ンサ用凹部43bや永久磁石用提部43eが設けられて
いる。これらガイド部43a,43b,43eはそれぞ
れ、所定のテーパ角度θをもつテーパ状の側壁面を有し
ている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非可逆回路素子、
特に、マイクロ波帯で使用されるアイソレータやサーキ
ュレータ等の非可逆回路素子および通信機装置に関す
る。
特に、マイクロ波帯で使用されるアイソレータやサーキ
ュレータ等の非可逆回路素子および通信機装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、携帯電話等の移動通信機器に採
用される集中定数型アイソレータは、信号を伝送方向に
のみ通過させ、逆方向への伝送を阻止する機能を有して
いる。また、最近の移動通信機器では、その用途からし
て小型、軽量化とともに、低コスト化に対する要求が強
くなっており、これに伴ってアイソレータにおいても小
型、軽量化および低コスト化が要請されている。
用される集中定数型アイソレータは、信号を伝送方向に
のみ通過させ、逆方向への伝送を阻止する機能を有して
いる。また、最近の移動通信機器では、その用途からし
て小型、軽量化とともに、低コスト化に対する要求が強
くなっており、これに伴ってアイソレータにおいても小
型、軽量化および低コスト化が要請されている。
【0003】このような集中定数型アイソレータとして
は、図9に示すようなものが提案されている。該集中定
数型アイソレータ11は、左右の側壁12aと底壁12
bとを有する金属製下側ケース部12上に、樹脂製端子
ケース13を配置するとともに、端子ケース13内に中
心電極組立体14を収容し、金属製上側ケース部15を
装着している。上側ケース部15の内面には永久磁石1
6が貼着され、この永久磁石16により中心電極組立体
14に直流磁界を印加するようになっている。
は、図9に示すようなものが提案されている。該集中定
数型アイソレータ11は、左右の側壁12aと底壁12
bとを有する金属製下側ケース部12上に、樹脂製端子
ケース13を配置するとともに、端子ケース13内に中
心電極組立体14を収容し、金属製上側ケース部15を
装着している。上側ケース部15の内面には永久磁石1
6が貼着され、この永久磁石16により中心電極組立体
14に直流磁界を印加するようになっている。
【0004】中心電極組立体14は、マイクロ波フェラ
イト20の上面に3本の中心電極21〜23が電気的絶
縁状態で略120度毎に互いに交差されて配置されてい
る。これら中心電極21〜23は、各々の一端側のポー
ト部P1〜P3を水平に導出するとともに、他端側の各
中心電極21〜23共通のシールド部をフェライト20
の下面に当接させている。共通シールド部は、フェライ
ト20の下面を略覆っており、端子ケース13の窓部1
3aを通して、下側ケース部12の底壁12bに接続さ
れる。
イト20の上面に3本の中心電極21〜23が電気的絶
縁状態で略120度毎に互いに交差されて配置されてい
る。これら中心電極21〜23は、各々の一端側のポー
ト部P1〜P3を水平に導出するとともに、他端側の各
中心電極21〜23共通のシールド部をフェライト20
の下面に当接させている。共通シールド部は、フェライ
ト20の下面を略覆っており、端子ケース13の窓部1
3aを通して、下側ケース部12の底壁12bに接続さ
れる。
【0005】中心電極21〜23のポート部P1〜P3
は、整合用コンデンサC1〜C3の各々のホット側コン
デンサ電極に接続される。終端抵抗Rの一端は整合用コ
ンデンサC3のホット側コンデンサ電極に接続される。
これら中心電極組立体14やコンデンサC1〜C3等
は、端子ケース13内に収容される。
は、整合用コンデンサC1〜C3の各々のホット側コン
デンサ電極に接続される。終端抵抗Rの一端は整合用コ
ンデンサC3のホット側コンデンサ電極に接続される。
これら中心電極組立体14やコンデンサC1〜C3等
は、端子ケース13内に収容される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、アイソレー
タ11の端子ケース13には、内蔵部品である中心電極
組立体14やコンデンサC1〜C3等を収容する際の位
置決めのために、ガイド部(図10に示されている窓部
13aや凹部13bがこれに相当する)が設けられてい
る。しかしながら、このアイソレータ11を、自動組立
機を利用して組み立てるためには、窓部13aや凹部1
3bの寸法を大きくして、中心電極組立体14と窓部1
3aとの間、あるいは、コンデンサC3と凹部13bと
の間に0.1mm以上のクリアランスを確保する必要が
ある。このため、中心電極組立体14やコンデンサC3
の位置がクリアランス分だけばらつき、アイソレータ1
1の電気的特性がばらつくという問題があった。
タ11の端子ケース13には、内蔵部品である中心電極
組立体14やコンデンサC1〜C3等を収容する際の位
置決めのために、ガイド部(図10に示されている窓部
13aや凹部13bがこれに相当する)が設けられてい
る。しかしながら、このアイソレータ11を、自動組立
機を利用して組み立てるためには、窓部13aや凹部1
3bの寸法を大きくして、中心電極組立体14と窓部1
3aとの間、あるいは、コンデンサC3と凹部13bと
の間に0.1mm以上のクリアランスを確保する必要が
ある。このため、中心電極組立体14やコンデンサC3
の位置がクリアランス分だけばらつき、アイソレータ1
1の電気的特性がばらつくという問題があった。
【0007】そこで、本発明の目的は、自動組立機によ
る組み立てができるとともに、内蔵部品の位置決め精度
が高い非可逆回路素子および通信機装置を提供すること
にある。
る組み立てができるとともに、内蔵部品の位置決め精度
が高い非可逆回路素子および通信機装置を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】前記目的を達
成するため、本発明に係る非可逆回路素子は、樹脂ケー
スに非可逆回路構成部品を位置決めするガイド部を設
け、該ガイド部がテーパ状の側壁面を有していることを
特徴とする。このとき、側壁面のテーパ角度は60度以
下であることが好ましい。特に、側壁面のテーパ角度を
10度以下にすることにより、非可逆回路素子の小型化
を図ることができる。また、非可逆回路構成部品として
は、例えば、永久磁石、中心電極組立体、整合用コンデ
ンサ、複数の整合用コンデンサを設けた回路基板、終端
器などがある。
成するため、本発明に係る非可逆回路素子は、樹脂ケー
スに非可逆回路構成部品を位置決めするガイド部を設
け、該ガイド部がテーパ状の側壁面を有していることを
特徴とする。このとき、側壁面のテーパ角度は60度以
下であることが好ましい。特に、側壁面のテーパ角度を
10度以下にすることにより、非可逆回路素子の小型化
を図ることができる。また、非可逆回路構成部品として
は、例えば、永久磁石、中心電極組立体、整合用コンデ
ンサ、複数の整合用コンデンサを設けた回路基板、終端
器などがある。
【0009】以上の構成により、ガイド部がテーパ状の
側壁面を有しているため、ガイド部の部品挿入側開口を
広くでき、自動組立機を利用して非可逆回路構成部品を
樹脂ケースに組み込む作業が容易になる。そして、ガイ
ド部に挿入された非可逆回路構成部品は、テーパ状の側
壁面に位置を矯正されながら所定の位置に精度よく配置
される。さらに、中心電極組立体を位置決めするガイド
部に中心電極用切欠きを設けることにより、中心電極組
立体の回転による位置ずれも抑えることができる。
側壁面を有しているため、ガイド部の部品挿入側開口を
広くでき、自動組立機を利用して非可逆回路構成部品を
樹脂ケースに組み込む作業が容易になる。そして、ガイ
ド部に挿入された非可逆回路構成部品は、テーパ状の側
壁面に位置を矯正されながら所定の位置に精度よく配置
される。さらに、中心電極組立体を位置決めするガイド
部に中心電極用切欠きを設けることにより、中心電極組
立体の回転による位置ずれも抑えることができる。
【0010】また、本発明に係る通信機装置は、前述の
特徴を有する非可逆回路素子を備えることにより、優れ
た周波数特性が得られる。
特徴を有する非可逆回路素子を備えることにより、優れ
た周波数特性が得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る非可逆回路
素子および通信機装置の実施の形態について添付の図面
を参照して説明する。
素子および通信機装置の実施の形態について添付の図面
を参照して説明する。
【0012】[第1実施形態、図1〜図7]本発明に係
る非可逆回路素子の一つの実施形態の構成を示す分解斜
視図を図1に示す。該非可逆回路素子31は、図9で説
明した集中定数型アイソレータ11に本発明を適用した
ものである。図1に示すように、集中定数型アイソレー
タ31は、金属製下側ケース部12と、樹脂製端子ケー
ス43と、中心電極組立体14と、金属製上側ケース部
15と、永久磁石16を備えている。
る非可逆回路素子の一つの実施形態の構成を示す分解斜
視図を図1に示す。該非可逆回路素子31は、図9で説
明した集中定数型アイソレータ11に本発明を適用した
ものである。図1に示すように、集中定数型アイソレー
タ31は、金属製下側ケース部12と、樹脂製端子ケー
ス43と、中心電極組立体14と、金属製上側ケース部
15と、永久磁石16を備えている。
【0013】中心電極組立体14は、ブロック状のマイ
クロ波フェライト20の上面(第1の主面であり、一方
の磁極面)に3本の中心電極21〜23を電気的絶縁状
態で略120度毎に互いに交差させて配置している。こ
れら中心電極21〜23は、各々の一端側のポート部P
1〜P3を水平に導出するとともに、他端側の各中心電
極21〜23共通のシールド部をフェライト20の下面
(第2の主面であり、他方の磁極面)に当接させてい
る。共通シールド部は、フェライト20の下面を略覆っ
ており、端子ケース43の窓部43aを通して、後述の
金属製下側ケース部12の底部12bに半田付け等の方
法により接続される。
クロ波フェライト20の上面(第1の主面であり、一方
の磁極面)に3本の中心電極21〜23を電気的絶縁状
態で略120度毎に互いに交差させて配置している。こ
れら中心電極21〜23は、各々の一端側のポート部P
1〜P3を水平に導出するとともに、他端側の各中心電
極21〜23共通のシールド部をフェライト20の下面
(第2の主面であり、他方の磁極面)に当接させてい
る。共通シールド部は、フェライト20の下面を略覆っ
ており、端子ケース43の窓部43aを通して、後述の
金属製下側ケース部12の底部12bに半田付け等の方
法により接続される。
【0014】図2に示すように、端子ケース43には、
入出力端子51,52及びアース端子53がインサート
モールドされている。入出力端子51,52はそれぞ
れ、一端がケース43の外側壁に露出し、他端がケース
43の内側面に露出して入出力接続電極部51a,52
aを形成している。同様に、アース端子53は、二つの
端部がそれぞれケース43の対向する外側壁に露出し、
残りの端部がケース43の内側面に露出してアース接続
電極部53a(図1参照)を形成している。
入出力端子51,52及びアース端子53がインサート
モールドされている。入出力端子51,52はそれぞ
れ、一端がケース43の外側壁に露出し、他端がケース
43の内側面に露出して入出力接続電極部51a,52
aを形成している。同様に、アース端子53は、二つの
端部がそれぞれケース43の対向する外側壁に露出し、
残りの端部がケース43の内側面に露出してアース接続
電極部53a(図1参照)を形成している。
【0015】端子ケース43の内側には、中心電極組立
体14等の非可逆回路構成部品を所定の位置に配置する
ための凹凸状のガイド部、具体的には、図4および図5
に示されている窓部43aやコンデンサ用凹部43b〜
43dや終端器用凹部43f(図2参照)や永久磁石用
提部43eが設けられている。これらガイド部43a〜
43fは、それぞれ所定のテーパ角度θをもつテーパ状
の側壁面を有している(図4および図5参照)。さら
に、窓部43aの側壁面には、中心電極組立体14の中
心電極21〜23の一部が収まる中心電極用切欠き45
が略120度毎に設けられている。
体14等の非可逆回路構成部品を所定の位置に配置する
ための凹凸状のガイド部、具体的には、図4および図5
に示されている窓部43aやコンデンサ用凹部43b〜
43dや終端器用凹部43f(図2参照)や永久磁石用
提部43eが設けられている。これらガイド部43a〜
43fは、それぞれ所定のテーパ角度θをもつテーパ状
の側壁面を有している(図4および図5参照)。さら
に、窓部43aの側壁面には、中心電極組立体14の中
心電極21〜23の一部が収まる中心電極用切欠き45
が略120度毎に設けられている。
【0016】整合用コンデンサC1〜C3は、ホット側
コンデンサ電極がポート部P1〜P3にそれぞれ半田付
けされ、コールド側コンデンサ電極が端子ケース43の
内側面に露出しているアース接続電極部53aにそれぞ
れ半田付けされている。終端抵抗Rの一端は整合用コン
デンサC3のホット側コンデンサ電極に接続され、他端
はアース接続電極部53aに接続される。つまり、整合
用コンデンサC3と終端抵抗Rとは、中心電極23のポ
ート部P3とアースとの間に電気的に並列に接続され
る。
コンデンサ電極がポート部P1〜P3にそれぞれ半田付
けされ、コールド側コンデンサ電極が端子ケース43の
内側面に露出しているアース接続電極部53aにそれぞ
れ半田付けされている。終端抵抗Rの一端は整合用コン
デンサC3のホット側コンデンサ電極に接続され、他端
はアース接続電極部53aに接続される。つまり、整合
用コンデンサC3と終端抵抗Rとは、中心電極23のポ
ート部P3とアースとの間に電気的に並列に接続され
る。
【0017】金属製下側ケース部12は磁性体金属から
なり、左右の側壁12aと底壁12bとを有している。
この金属製下側ケース部12上に樹脂製端子ケース43
を配置するとともに、端子ケース43内に中心電極組立
体14や整合用コンデンサC1〜C3等を収容し、磁性
体金属からなる金属製上側ケース部15を装着してい
る。金属製上側ケース部15の下面には永久磁石16が
貼着され、この永久磁石16により中心電極組立体14
に直流磁界を印加するようになっている。下側ケース部
12と上側ケース部15は磁気回路を構成しており、ヨ
ークとしても機能している。ケース部12,15は、例
えば鉄やケイ素鋼などの高透磁率からなる板材を打ち抜
き、曲げ加工した後、表面に銅や銀をめっきしてなるも
のである。
なり、左右の側壁12aと底壁12bとを有している。
この金属製下側ケース部12上に樹脂製端子ケース43
を配置するとともに、端子ケース43内に中心電極組立
体14や整合用コンデンサC1〜C3等を収容し、磁性
体金属からなる金属製上側ケース部15を装着してい
る。金属製上側ケース部15の下面には永久磁石16が
貼着され、この永久磁石16により中心電極組立体14
に直流磁界を印加するようになっている。下側ケース部
12と上側ケース部15は磁気回路を構成しており、ヨ
ークとしても機能している。ケース部12,15は、例
えば鉄やケイ素鋼などの高透磁率からなる板材を打ち抜
き、曲げ加工した後、表面に銅や銀をめっきしてなるも
のである。
【0018】こうして、図3に示すような集中定数型ア
イソレータ31が得られる。図6は、アイソレータ31
の電気等価回路図である。
イソレータ31が得られる。図6は、アイソレータ31
の電気等価回路図である。
【0019】このアイソレータ31は、端子ケース43
のガイド部43a〜43fがテーパ状の側壁面を有して
いるので、ガイド部43a〜43fの部品挿入側開口を
広くできる。従って、自動組立機を利用して非可逆回路
構成部品を端子ケース43に組み込む作業、つまり、中
心電極組立体14を窓部43aに挿入し、整合用コンデ
ンサC1〜C3をそれぞれコンデンサ用凹部43c,4
3d,43bに挿入し、終端抵抗Rを終端器用凹部43
fに挿入し、永久磁石16を永久磁石用提部43eに挿
入する作業が容易になる。そして、それぞれのガイド部
43a〜43fに挿入された非可逆回路構成部品14,
C1〜C3,R,16は、テーパ状の側壁面によって前
後左右の位置を矯正されながら所定の位置に精度良く配
置される。このとき、ガイド部43a〜43fの側壁面
のテーパ角度θを60度以下に設定することが好まし
い。テーパ角度θが60度を越えると、位置矯正効果が
低下するからである。さらに、アイソレータ31の小型
化をおこなうと、ガイド部43a〜43fの側壁面にテ
ーパを設けるための壁厚を確保できなくなるため、テー
パ角度θを10度以下にすることによって、小型化とテ
ーパ形成の両立を図る。
のガイド部43a〜43fがテーパ状の側壁面を有して
いるので、ガイド部43a〜43fの部品挿入側開口を
広くできる。従って、自動組立機を利用して非可逆回路
構成部品を端子ケース43に組み込む作業、つまり、中
心電極組立体14を窓部43aに挿入し、整合用コンデ
ンサC1〜C3をそれぞれコンデンサ用凹部43c,4
3d,43bに挿入し、終端抵抗Rを終端器用凹部43
fに挿入し、永久磁石16を永久磁石用提部43eに挿
入する作業が容易になる。そして、それぞれのガイド部
43a〜43fに挿入された非可逆回路構成部品14,
C1〜C3,R,16は、テーパ状の側壁面によって前
後左右の位置を矯正されながら所定の位置に精度良く配
置される。このとき、ガイド部43a〜43fの側壁面
のテーパ角度θを60度以下に設定することが好まし
い。テーパ角度θが60度を越えると、位置矯正効果が
低下するからである。さらに、アイソレータ31の小型
化をおこなうと、ガイド部43a〜43fの側壁面にテ
ーパを設けるための壁厚を確保できなくなるため、テー
パ角度θを10度以下にすることによって、小型化とテ
ーパ形成の両立を図る。
【0020】また、窓部43aの側壁面には、さらに、
中心電極組立体14の中心電極21〜23の一部が収ま
る中心電極用切欠き45が設けられており、テーパ状の
側壁面と切欠き45とによって中心電極組立体14の前
後左右および回転による位置ずれを抑えることができ
る。この結果、低コストでかつ電気的特性のばらつきが
少ないアイソレータ31が得られる。
中心電極組立体14の中心電極21〜23の一部が収ま
る中心電極用切欠き45が設けられており、テーパ状の
側壁面と切欠き45とによって中心電極組立体14の前
後左右および回転による位置ずれを抑えることができ
る。この結果、低コストでかつ電気的特性のばらつきが
少ないアイソレータ31が得られる。
【0021】また、図7に示すように、整合用コンデン
サC1〜C3や終端抵抗Rを搭載した回路基板60を用
いたり、あるいは、誘電体基板の表面にコンデンサ電極
を形成して整合用コンデンサ機能をもたせた回路基板を
用いて内蔵部品点数を少なくし、組み立て作業数の削減
を図ってもよい。なお、回路基板60の略中央部に設け
た穴61は、中心電極組立体14が挿通するための穴で
ある。
サC1〜C3や終端抵抗Rを搭載した回路基板60を用
いたり、あるいは、誘電体基板の表面にコンデンサ電極
を形成して整合用コンデンサ機能をもたせた回路基板を
用いて内蔵部品点数を少なくし、組み立て作業数の削減
を図ってもよい。なお、回路基板60の略中央部に設け
た穴61は、中心電極組立体14が挿通するための穴で
ある。
【0022】[第2実施形態、図8]第2実施形態は、
本発明に係る通信機装置として、携帯電話を例にして説
明する。
本発明に係る通信機装置として、携帯電話を例にして説
明する。
【0023】図8は携帯電話120のRF部分の電気回
路ブロック図である。図8において、122はアンテナ
素子、123はデュプレクサ、131は送信側アイソレ
ータ、132は送信側増幅器、133は送信側段間用バ
ンドパスフィルタ、134は送信側ミキサ、135は受
信側増幅器、136は受信側段間用バンドパスフィル
タ、137は受信側ミキサ、138は電圧制御発振器
(VCO)、139はローカル用バンドパスフィルタで
ある。
路ブロック図である。図8において、122はアンテナ
素子、123はデュプレクサ、131は送信側アイソレ
ータ、132は送信側増幅器、133は送信側段間用バ
ンドパスフィルタ、134は送信側ミキサ、135は受
信側増幅器、136は受信側段間用バンドパスフィル
タ、137は受信側ミキサ、138は電圧制御発振器
(VCO)、139はローカル用バンドパスフィルタで
ある。
【0024】ここに、送信側アイソレータ131とし
て、前記第1実施形態の集中定数型アイソレータ31を
使用することができる。このアイソレータ31を実装す
ることにより、通信特性が優れた携帯電話を実現するこ
とができる。
て、前記第1実施形態の集中定数型アイソレータ31を
使用することができる。このアイソレータ31を実装す
ることにより、通信特性が優れた携帯電話を実現するこ
とができる。
【0025】[他の実施形態]なお、本発明に係る非可
逆回路素子および通信機装置は前記実施形態に限定する
ものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更すること
ができる。
逆回路素子および通信機装置は前記実施形態に限定する
ものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更すること
ができる。
【0026】前記第1実施形態では、窓部43aやコン
デンサ用凹部43b〜43d等のガイド部の側壁面全面
を傾斜させているが、必ずしも全面を傾斜させる必要は
ない。例えば、ガイド部の部品挿入側の部分のみを傾斜
させた(いわゆる面取り加工した)ものであってもよ
い。
デンサ用凹部43b〜43d等のガイド部の側壁面全面
を傾斜させているが、必ずしも全面を傾斜させる必要は
ない。例えば、ガイド部の部品挿入側の部分のみを傾斜
させた(いわゆる面取り加工した)ものであってもよ
い。
【0027】また、本発明は、アイソレータのほかに、
サーキュレータ等の他の高周波部品に採用される非可逆
回路素子にも適用することができる。さらに、中心電極
は、金属板を打抜き、曲げ加工して形成するものの他
に、基板(誘電体基板や磁性体基板や積層基板等)にパ
ターン電極を設けることによっても形成することができ
る。
サーキュレータ等の他の高周波部品に採用される非可逆
回路素子にも適用することができる。さらに、中心電極
は、金属板を打抜き、曲げ加工して形成するものの他
に、基板(誘電体基板や磁性体基板や積層基板等)にパ
ターン電極を設けることによっても形成することができ
る。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、樹脂ケースのガイド部がテーパ状の側壁面を
有しているので、自動組立機を利用して非可逆回路構成
部品を樹脂ケースに組み込む作業が容易になるととも
に、非可逆回路構成部品を樹脂ケースに精度良く配置す
ることができる。この結果、低コストで電気特性のばら
つきが少ない非可逆回路素子や通信機装置を得ることが
できる。さらに、樹脂ケースのガイド部のテーパ角度を
小さくすることによって、非可逆回路素子の小型化を図
ることができる。
によれば、樹脂ケースのガイド部がテーパ状の側壁面を
有しているので、自動組立機を利用して非可逆回路構成
部品を樹脂ケースに組み込む作業が容易になるととも
に、非可逆回路構成部品を樹脂ケースに精度良く配置す
ることができる。この結果、低コストで電気特性のばら
つきが少ない非可逆回路素子や通信機装置を得ることが
できる。さらに、樹脂ケースのガイド部のテーパ角度を
小さくすることによって、非可逆回路素子の小型化を図
ることができる。
【図1】本発明に係る非可逆回路素子の一実施形態の分
解斜視図。
解斜視図。
【図2】図1の非可逆回路素子の中心電極組立体の平面
図。
図。
【図3】図1の非可逆回路素子の外観斜視図。
【図4】図3のIV−IV断面図。
【図5】図3のV−V断面図。
【図6】図1の非可逆回路素子の電気等価回路図。
【図7】図1の非可逆回路素子の変形例を示す斜視図。
【図8】本発明に係る通信機装置の一実施形態を示すブ
ロック図。
ロック図。
【図9】従来の非可逆回路素子の分解斜視図。
【図10】図9のX−X断面図。
12…下側ケース部 14…中心電極組立体 15…上側ケース部 16…永久磁石 20…フェライト 21〜23…中心電極 31…アイソレータ 43…樹脂製端子ケース 43a…窓部 43b〜43d…コンデンサ用凹部 43e…永久磁石用提部 43f…終端器用凹部 45…中心電極用切欠き 60…回路基板 120…携帯電話 131…送信側アイソレータ C1〜C3…整合用コンデンサ R…終端抵抗 θ…テーパ角度
Claims (9)
- 【請求項1】 非可逆回路構成部品と該非可逆回路構成
部品を収容する樹脂ケースとを備えた非可逆回路素子に
おいて、 前記樹脂ケースに前記非可逆回路構成部品を位置決めす
るガイド部を設け、該ガイド部がテーパ状の側壁面を有
していることを特徴とする非可逆回路素子。 - 【請求項2】 前記非可逆回路構成部品が、永久磁石
と、前記永久磁石により直流磁界が印加されるフェライ
トおよび該フェライトに配置された複数の中心電極とか
らなる中心電極組立体とを含んでいることを特徴とする
請求項1記載の非可逆回路素子。 - 【請求項3】 前記非可逆回路構成部品が、前記複数の
中心電極にそれぞれ電気的に接続された複数の整合用コ
ンデンサを含んでいることを特徴とする請求項2記載の
非可逆回路素子。 - 【請求項4】 前記非可逆回路構成部品が、前記複数の
中心電極にそれぞれ電気的に接続された複数の整合用コ
ンデンサを設けた回路基板を含んでいることを特徴とす
る請求項2記載の非可逆回路素子。 - 【請求項5】 前記非可逆回路構成部品が、前記中心電
極に電気的に接続された終端器を含んでいることを特徴
とする請求項2ないし請求項4記載の非可逆回路素子。 - 【請求項6】 前記中心電極組立体を位置決めするガイ
ド部に中心電極用切欠きを設けたことを特徴とする請求
項2ないし請求項5記載の非可逆回路素子。 - 【請求項7】 前記ガイド部がテーパ角度60度以下の
テーパ状の側壁面を有していることを特徴とする請求項
1ないし請求項6記載の非可逆回路素子。 - 【請求項8】 前記ガイド部がテーパ角度10度以下の
テーパ状の側壁面を有していることを特徴とする請求項
1ないし請求項6記載の非可逆回路素子。 - 【請求項9】 請求項1ないし請求項8記載の非可逆回
路素子の少なくともいずれか一つを備えたことを特徴と
する通信機装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000058574A JP2001251104A (ja) | 2000-03-03 | 2000-03-03 | 非可逆回路素子及び通信機装置 |
US09/798,759 US6556098B2 (en) | 2000-03-03 | 2001-03-02 | Nonreciprocal circuit device with tapered side wall guide portions in the resin case |
GB0105240A GB2361588B (en) | 2000-03-03 | 2001-03-02 | Nonreciprocal circuit device and communication device |
CNB011119373A CN1178539C (zh) | 2000-03-03 | 2001-03-02 | 非可逆电路设备和通讯设备 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000058574A JP2001251104A (ja) | 2000-03-03 | 2000-03-03 | 非可逆回路素子及び通信機装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001251104A true JP2001251104A (ja) | 2001-09-14 |
Family
ID=18579153
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000058574A Pending JP2001251104A (ja) | 2000-03-03 | 2000-03-03 | 非可逆回路素子及び通信機装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6556098B2 (ja) |
JP (1) | JP2001251104A (ja) |
CN (1) | CN1178539C (ja) |
GB (1) | GB2361588B (ja) |
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CN112010665A (zh) * | 2020-09-07 | 2020-12-01 | 中国振华集团云科电子有限公司 | 一种嵌入式异质陶瓷基片的制备方法 |
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US5446960A (en) | 1994-02-15 | 1995-09-05 | International Business Machines Corporation | Alignment apparatus and method for placing modules on a circuit board |
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EP0903801B1 (en) * | 1997-09-17 | 2004-02-04 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Nonreciprocal circuit device |
JP3275806B2 (ja) * | 1997-12-04 | 2002-04-22 | 株式会社村田製作所 | 非可逆回路素子 |
-
2000
- 2000-03-03 JP JP2000058574A patent/JP2001251104A/ja active Pending
-
2001
- 2001-03-02 US US09/798,759 patent/US6556098B2/en not_active Expired - Lifetime
- 2001-03-02 CN CNB011119373A patent/CN1178539C/zh not_active Expired - Lifetime
- 2001-03-02 GB GB0105240A patent/GB2361588B/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
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GB2361588A (en) | 2001-10-24 |
GB2361588B (en) | 2002-06-12 |
CN1178539C (zh) | 2004-12-01 |
US6556098B2 (en) | 2003-04-29 |
CN1324198A (zh) | 2001-11-28 |
US20020030551A1 (en) | 2002-03-14 |
GB0105240D0 (en) | 2001-04-18 |
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