JP2001189606A - 非可逆回路素子及び通信機装置 - Google Patents

非可逆回路素子及び通信機装置

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JP2001189606A
JP2001189606A JP37486599A JP37486599A JP2001189606A JP 2001189606 A JP2001189606 A JP 2001189606A JP 37486599 A JP37486599 A JP 37486599A JP 37486599 A JP37486599 A JP 37486599A JP 2001189606 A JP2001189606 A JP 2001189606A
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reciprocal circuit
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magnetic
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Takekazu Okada
剛和 岡田
Satoru Niimura
悟 新村
Toshihiro Makino
敏弘 牧野
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Murata Manufacturing Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/32Non-reciprocal transmission devices
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    • H01P1/32Non-reciprocal transmission devices
    • H01P1/36Isolators

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  • Non-Reversible Transmitting Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】磁性体を小さくした場合にも中心導体のインダ
クタンス成分を大きくすることができ、よって、小型で
広帯域に亘って良好な特性を得ることができる非可逆回
路素子及びこれを用いた通信機装置を提供することにあ
る。 【解決手段】磁性組立体5は、直方体角板状の磁性体5
5に2本の中心導体51,52を互いに90度の角度で
交差するように巻き付けて構成されている。中心導体5
1,52は、銅や銀の金属材料からなる金属線にポリエ
ステル、ポリイアミド等の絶縁性樹脂を被覆したものを
用いている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロ波帯等の
高周波帯域で使用される非可逆回路素子及びこれを用い
た通信機装置に関する。
【0002】
【従来の技術】非可逆回路素子は信号の伝送方向に対す
る減衰量が極めて小さく、逆方向への減衰量が極めて大
きい、という特性を利用して通信機装置等に用いられて
いる。従来、2本の中心導体をフェリ磁性体(フェライ
ト)に電気的絶縁状態で互いに略90度の角度で交差さ
せて配置し、各中心導体の一端をそれぞれ入出力端子に
接続し、他端を接地し、入出力端子と接地間にコンデン
サ、入出力端子間に抵抗を接続し、磁性体に静磁界を印
加するようにした2ポート型の非可逆回路素子が知られ
ている。このような構成とすることにより、3ポート型
の非可逆回路素子よりも、小型化できるとともに非可逆
特性の広帯域化を図ることができるとされている。
【0003】従来、このような非可逆回路素子において
は、磁性体の表面あるいは内部に印刷等により中心導体
(電極膜)を形成する、または誘電体基板の表面あるい
は内部に印刷等により中心導体を形成したものを磁性体
上に配置、あるいは金属箔(導体板)の中心導体を磁性
体上に配置している(特開平11−205016号公報
参照)。すなわち、従来の2ポート型の非可逆回路素子
では、中心導体は磁性体を巻回することなく、それぞれ
磁性体の一方主面上または主面に平行な一面にのみ配置
されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近の移動
体通信機器における更なる小型化の要請に伴って、これ
に用いられる非可逆回路素子も更なる小型化が求められ
ている。通信機装置等の入出力の特性インピーダンスは
略50Ωで設計するのが一般的であり、非可逆回路素子
の入出力部での特性インピーダンスも一般的に略50Ω
に設定される。非可逆回路素子の入出力部での特性イン
ピーダンスは中心導体が持つインダクタンス成分とこれ
に並列に接続されるコンデンサの容量により決定され
る。
【0005】しかしながら、上記従来の構成では、非可
逆回路素子を小型化する、すなわち磁性体を小型化した
場合、中心導体の長さも必然的に短くなり、そのインダ
クタンス成分が小さくなるので、所要の特性インピダン
スを得るためには、コンデンサの容量値を大きくするつ
まり大きな寸法のコンデンサが必要となり、結果的に小
型化することが困難であった。また、インダクタンス成
分が小さくなると、帯域幅も狭くなり、所要の帯域で所
望の挿入損失、所望のアイソレーション特性が得られな
い。
【0006】すなわち、上記従来の非可逆回路素子で
は、小型化すると中心導体のインダクタンス成分が小さ
くなるので、インピーダンス整合が取れず所望の周波数
帯域で挿入損失が大きくなる等、所望の特性を得ること
ができない、逆に所望の特性を得ようとすると大きなサ
イズのコンデンサを使用しなければならず、小型化でき
ないという問題があった。
【0007】そこで、本発明の目的は、磁性体を小さく
した場合にも中心導体のインダクタンス成分を大きくす
ることができ、よって、小型で広帯域に亘って良好な特
性を得ることができる非可逆回路素子及びこれを用いた
通信機装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る非可逆回路素子は、直流磁界が印加さ
れる磁性体に、複数の中心導体を絶縁状態で配置してな
る非可逆回路素子において、前記各中心導体が絶縁被覆
された金属線であり、この金属線を前記磁性体に1回以
上巻き付けて配置したことを特徴とする。
【0009】また、一端が入力端子に接続され、他端が
接地された第1中心導体と、第1中心導体に対して絶縁
状態で交差するとともに、一端が出力端子に接続され、
他端が接地された第2中心導体と、第1、第2の中心導
体が配置された磁性体と、該磁性体の主面に対して略垂
直に静磁界を印加する永久磁石と、前記入力端子と接地
間に接続されたコンデンサと、前記出力端子と接地間に
接続されたコンデンサと、前記入力端子と前記出力端子
間に接続された抵抗とを備えた非可逆回路素子におい
て、前記第1、第2の中心導体が絶縁被覆された金属線
であり、この金属線を前記磁性体に一回以上巻き付けて
配置したことを特徴とする。金属線の材料としては、低
価格の銅または銀を用いる。ここで、中心導体(金属
線)が磁性体の両主面に亘って一回配置された状態を巻
き付け回数一回とする。
【0010】この構成によれば、磁性体に中心導体を巻
き付けて配置しているので、小さな磁性体を用いても中
心導体を長くすることができ、そのインダクタンス成分
を大きくとることができる。さらに、巻き付け回数を変
えることにより、必要とするインダクタンス値を容易に
得ることができる。これにより、所要の特性インピーダ
ンスを得るためのコンデンサを小さくすることができ、
非可逆回路素子を小型化することができる。また、イン
ダクタンス成分が大きくなるため、動作周波数帯での非
可逆特性の帯域幅が広くなるので、広帯域に亘って挿入
損失を小さくすることができ、良好なアイソレーション
特性を得ることができる。また、絶縁被覆された金属線
を用いているので、各中心導体を電気的絶縁状態にする
ための絶縁シート等の絶縁体を別途配設する必要がな
く、製造コストを低減することができる。
【0011】また、2つの中心導体で構成される2ポー
ト型の非可逆回路素子の場合、第1と第2の中心導体の
交差角度は、所望のアイソレーション特性を得るため
に、80度〜100度の範囲内に設定される。
【0012】また、平面視多角形の磁性体を用いること
により、中心導体を各辺に直角に巻き付けることができ
るので、中心導体を精度よく確実に位置決めすることが
でき、交差角度を厳密に設定することができる。これに
より、バラツキの小さな安定で良好な特性を得ることが
できる。この場合、磁性体を直方体とすれば、大きな磁
性体基板から無駄なく簡単に切り出すことができ、磁性
体のコストを低減できる。
【0013】また、直方体角板状の永久磁石を用いるこ
とにより、磁性体と同様に永久磁石のコストを低減する
ことができ、かつ磁性体に効率よく磁力を印加すること
ができる。磁性体が直方体の場合、特に有効となる。
【0014】また、入力端子、出力端子及び接地導体が
形成された端子基板上に、各部材をシールドするととも
に磁気回路を構成するヨークを配置し、このヨークを端
子基板の接地導体に接続して接地することにより、シー
ルド効果が高められる。
【0015】上記のような構成を採用することにより、
例えば直方体角板状の磁性体を用いた場合、その長辺の
寸法を1.0mm以下とすることことができる。また、
特性を劣化させることなく、平面視3.5mm角以下の
非可逆回路素子を実現することができる。
【0016】また、本発明に係る通信機装置は上記の特
徴を有する非可逆回路素子を備えて構成される。これに
より、小型で特性が良好な通信機装置を得ることができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態に係る非可
逆回路素子の構成を図1〜図3を参照して説明する。図
1は非可逆回路素子の分解斜視図、図2は上ヨーク及び
永久磁石を取り外した状態での斜視図、図3は磁性組立
体の拡大斜視図である。
【0018】本実施形態の非可逆回路素子は、軟鉄等の
磁性体金属からなる箱状の上ヨーク2の内面に直方体角
板状の永久磁石3を配置するとともに、この上ヨーク2
と、同じく磁性体金属からなる略コ字状の下ヨーク7と
によって磁気閉回路を形成し、このヨーク内に磁性組立
体5、チップ状のコンデンサC1,C2、チップ状の抵
抗Rを配設し、下ヨーク7の下面に端子基板8を配設
し、磁性組立体5に永久磁石3により直流磁界を印加す
るように構成されている。
【0019】磁性組立体5は、図3に示すように両主面
の形状が長方形または正方形の平面視四角形状の磁性体
55に2本の中心導体51,52を互いに90度の角度
で交差するように巻き付けて構成されている。中心導体
51,52は、銅や銀の金属材料からなる金属線に絶縁
性樹脂を被覆したものを用いている。絶縁性樹脂として
は、ポリエステル、ポリイミド、ポリウレタン、ポリア
ミド、ポリエステルイミド等が用いられる。
【0020】磁性体55としては1辺の寸法が0.5m
m〜1.0mm、厚み0.3mm〜0.5mmのものを
用い、中心導体51,52としては、直径0.05mm
〜0.10mmのものを用いている。金属線の材料とし
ては、低価格で導電率のよい銅や銀を用いているが、金
等の他の金属材料を用いてもよい。また、断面形状も円
に限るものではなく、断面四角形の帯状のものを用いる
ようにしてもよい。
【0021】すなわち、本実施形態では、中心導体5
1,52として絶縁被覆された金属線を用い、これを磁
性体55の両主面に少なくとも1回以上配置されるよう
に磁性体55に巻き付けている。図3はそれぞれ1.5
回巻き付けた状態を図示している。
【0022】端子基板8には入力端子電極81、出力端
子電極82及び接地導体83が形成されている。入出力
端子電極81,82及び接地導体83は端子基板8の側
面及び下面に跨って形成されており、この非可逆回路素
子は端子基板8の下面を実装面として実装基板(回路基
板)に表面実装される。
【0023】図2に示すように、端子基板8上に下ヨー
ク7が配置され、下ヨーク7上に上記磁性組立体5、図
における上下面を電極とするチップ状のコンデンサC
1,C2が配置され、コンデンサC1,C2を橋架する
ようにコンデンサC1,C2上にチップ抵抗Rが配置さ
れている。下ヨーク7の下面は端子基板8上の接地導体
83に、コンデンサC1,C2の下面電極は下ヨーク7
に、チップ抵抗Rの電極はコンデンサC1,C2の上面
電極に、それぞれはんだ付けされている。中心導体5
1,52の一方の端部はそれぞれ下ヨーク7にはんだ付
けされ、中心導体51の他方側はコンデンサC1の上面
電極を介して入力端子電極81にそれぞれはんだ付けさ
れ、中心導体52の他方側はコンデンサC2の上面電極
を介して出力端子電極82にはんだ付けされている。こ
のとき、中心導体51,52の被覆材として、ポリエス
テルイミド等の樹脂材を用いればはんだ付け時の熱で被
覆が蒸発するので、はんだ付け部の絶縁被覆を予め削除
する必要がなく、工数を低減できる。
【0024】上記の接続により、中心導体51,52の
一端が接地され、中心導体51の他端が入力端子81に
接続され、中心導体52の他端が出力端子82に接続さ
れ、入力端子81と接地間にコンデンサC1が接続さ
れ、出力端子82と接地間にコンデンサC2が接続さ
れ、入力端子81と出力端子82間に抵抗Rが接続され
た2ポートの非可逆回路素子が構成される。
【0025】そして、予め永久磁石3が取り付けられた
箱状の上ヨーク2を被せて、上ヨーク2と下ヨーク7と
をはんだ付けすることによって、全体として非可逆回路
素子を構成している。この上ヨーク2と下ヨーク7とで
形成されるヨークは、磁気閉回路を形成するとともに、
内部の各部材を保護する外部ケースとして機能し、また
接地導体83に接続されており電気的なシールド部材と
して機能している。
【0026】上記のように、本実施形態の非可逆回路素
子では、中心導体51,52として絶縁被覆された金属
線を用い、これを磁性体55に巻き付けており、従来の
ものに比べ、中心導体51,52のインダクタンス成分
を大きくしている。中心導体51,52の巻き付け回数
は、所望のインダクタンス成分が得られる回数に設定さ
れる。すなわち、中心導体の巻き付け回数を変えること
により、所望のインダクタンス値を容易に得ることがで
きる。
【0027】したがって、小さなサイズの磁性体55を
用いても中心導体51,52のインダクタンス成分を大
きくすることができるので、容量値の小さなすなわち寸
法の小さなコンデンサC1,C2を用いることができ、
非可逆回路素子全体を小型化することができる。例え
ば、動作周波数800MHzで、縦0.7mm、横0.
7mm、厚み0.3mmの磁性体に直径0.05mmの
中心導体を3.5回巻き付けると、そのインダクタンス
値は略19.8nHとなり、このときのコンデンサの所
要の容量値は2.0pFとなる。ここで、誘電率11
0、厚み0.17mmの誘電体材料を用いれば、コンデ
ンサの寸法は0.45mm×0.75mmとなり、上記
構成の非可逆回路素子の外形寸法を3.5mm角以下と
することができる。
【0028】また、中心導体51,52は絶縁被覆され
ているので、相互を絶縁するための別の絶縁体を必要と
せず、磁性組立体の組立工数を低減することができる。
また、上記のように平面視四角形状の直方体の磁性体5
5を用いれば、中心導体51,52を交差角度90度で
容易にかつ確実に磁性体55に巻き付けることができ
る。
【0029】また、直方体の永久磁石3を用いているの
で、磁性体55に効率よく磁力が印加される。
【0030】なお、磁性体55及び永久磁石の形状は第
1実施形態のもの限定されるものではなく、平面視四角
形以外の平面視多角形のもの、あるいは平面視円形のも
のを用いてもよい。平面視多角形の磁性体を用いれば、
中心導体を辺に直角に巻き付けることで、2つの中心導
体を所望の交差角度で精度よく巻き付けることができ
る。また、2つの中心導体の交差角度は90度に限定さ
れるものではなく、必要に応じて80度〜100度の間
に設定する。また、非可逆回路素子の全体構造も第1実
施形態のものに限るものではない。例えば、ヨークを分
割することなく一体のヨークを用いてもよく、端子基板
として箱状のものを用いるようにしてもよく、各部材を
保持するためのスペーサ部材を配置するようにしてもよ
い。また、上記実施形態では、2ポート型の非可逆回路
素子を例にとって説明したが、3ポート型の非可逆回路
素子にも本発明を適用できる。
【0031】次に、第2実施形態に係る通信機装置の構
成を図4を参照して説明する。上記非可逆回路素子を用
いて、例えば図4(a)に示すように、VCO等の発振
器の発振出力部に非可逆回路素子を設け、非可逆回路素
子の出力部に接続される送信回路からの反射波が発振器
に入射しないようにする。これにより、発振器の発信安
定性を高める。また、図4(b)に示すように、フィル
タの入力部に非可逆回路素子を設けて、非可逆回路素子
を整合用に用いる。これにより、定インピーダンスフィ
ルタを構成する。このような回路を送受信回路部に設け
て通信機装置を構成する。
【0032】本発明に係る非可逆回路素子を用いること
により、小型で特性が良好な通信機装置を得ることがで
きる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る非可
逆回路素子によれば、小さな磁性体を用いても中心導体
のインダクタンス成分を大きくとることができ、これに
より所要の特性を得るためのコンデンサを小さくするこ
とができるので、非可逆回路素子を小型化することがで
きる。また、インダクタンス成分が大きくなるため、広
帯域に亘って挿入損失を小さくすることができ、良好な
アイソレーション特性を得ることができる。また、絶縁
被覆された金属線を用いているので、2つの中心導体を
電気的絶縁状態にするための絶縁体を別途配設する必要
がなく、コストを低減することができる。
【0034】また、多角形角板状の磁性体を用いること
により、磁性体のコストを低減できるとともに、中心導
体を精度よく確実に位置決めでき、安定で良好な特性を
得ることができる。また、直方体の永久磁石を用いるこ
とにより、永久磁石のコストを低減することができると
ともに、磁性体に効率よく磁力を印加することができ
る。
【0035】また、本発明に係る非可逆回路素子を実装
することにより、小型で特性が良好な通信機装置を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る非可逆回路素子の分解斜視
【図2】第1実施形態に係る非可逆回路素子の上ヨーク
及び永久磁石を取り除いた状態での斜視図
【図3】第1実施形態に係る磁性組立体の斜視図
【図4】第2実施形態に係る通信機装置の主要部の構成
を示すブロック図
【符号の説明】
2 上ヨーク 3 永久磁石 5 磁性組立体 51、52 中心導体 55 磁性体 7 下ヨーク 8 端子基板 81 入力端子電極 82 出力端子電極 83 接地導体 C1、C2 コンデンサ R 抵抗

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流磁界が印加される磁性体に、複数の
    中心導体を絶縁状態で配置してなる非可逆回路素子にお
    いて、 前記各中心導体が絶縁被覆された金属線であり、この金
    属線を前記磁性体に1回以上巻き付けて配置したことを
    特徴とする非可逆回路素子。
  2. 【請求項2】 一端が入力端子に接続され、他端が接地
    された第1中心導体と、第1中心導体に対して絶縁状態
    で交差するとともに、一端が出力端子に接続され、他端
    が接地された第2中心導体と、第1、第2の中心導体が
    配置された磁性体と、該磁性体の主面に対して略垂直に
    静磁界を印加する永久磁石と、前記入力端子と接地間に
    接続されたコンデンサと、前記出力端子と接地間に接続
    されたコンデンサと、前記入力端子と前記出力端子間に
    接続された抵抗とを備えた非可逆回路素子において、 前記第1、第2の中心導体が絶縁被覆された金属線であ
    り、この金属線を前記磁性体に一回以上巻き付けて配置
    したことを特徴とする非可逆回路素子。
  3. 【請求項3】 前記金属線の材料が銅または銀であるこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の非可逆回路素
    子。
  4. 【請求項4】 前記第1と第2の中心導体の交差角度を
    80度〜100度の範囲内に設定したことを特徴とする
    請求項2または3に記載の非可逆回路素子。
  5. 【請求項5】 前記磁性体が平面視多角形であることを
    特徴とする請求項1、2、3または4に記載の非可逆回
    路素子。
  6. 【請求項6】 前記磁性体が平面視四角形であることを
    特徴とする請求項5に記載の非可逆回路素子。
  7. 【請求項7】 前記永久磁石が平面視四角形であること
    を特徴とする請求項1、2、3、4、5または6に記載
    の非可逆回路素子。
  8. 【請求項8】 前記各中心導体、前記磁性体、前記永久
    磁石、前記各コンデンサ、前記抵抗を収納するヨークを
    備え、前記入力端子、出力端子及び接地導体が形成され
    た端子基板上に前記ヨークを配置し、前記ヨークを端子
    基板の接地導体に接続したことを特徴とする請求項2、
    3、4、5、6または7に記載の非可逆回路素子。
  9. 【請求項9】 前記磁性体の長辺の寸法が1.0mm以
    下であることを特徴とする請求項6に記載の非可逆回路
    素子。
  10. 【請求項10】 前記非可逆回路素子の外形が平面視四
    角形状であり、長辺の寸法が3.5mm以下であること
    を特徴とする請求項1,2、3、4、5、6、7、8ま
    たは9に記載の非可逆回路素子。
  11. 【請求項11】 請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9または10に記載の非可逆回路素子を備えたこと
    を特徴とする通信機装置。
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