JPH0786810A - 非可逆回路素子 - Google Patents

非可逆回路素子

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JPH0786810A
JPH0786810A JP22416193A JP22416193A JPH0786810A JP H0786810 A JPH0786810 A JP H0786810A JP 22416193 A JP22416193 A JP 22416193A JP 22416193 A JP22416193 A JP 22416193A JP H0786810 A JPH0786810 A JP H0786810A
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JP
Japan
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circuit device
loop
grooves
ferrite disk
strip lines
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Withdrawn
Application number
JP22416193A
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English (en)
Inventor
Koji Kamei
浩二 亀井
Hitoshi Togawa
斉 戸川
Norihiko Ono
典彦 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Publication date
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Publication of JPH0786810A publication Critical patent/JPH0786810A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1枚のフェライト円盤でサーキュレータまた
はアイソレータを構成した簡素な構造であり、かつ、全
体の高さを低くできかつ組立作業の容易な構成の非可逆
回路素子を提供する。 【構成】 側面に等角度間隔に形成された3つの溝を有
する1枚のフェライト円盤1と、このフェライト円盤1
に前記3つの溝にそれぞれ位置するように交叉状に巻き
付けられ互いに絶縁された3組のループ状ストリップラ
イン2a,2b,2cからなる中心導体とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロ波通信機器に
用いる集中定数型サーキュレータまたはアイソレータを
構成する非可逆回路素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の非可逆回路素子は、矩形枠状で片
方の短辺を外方に延ばして端子部とした3個の中心導体
を、中央部にて互いに絶縁され交叉状に端子部が等角度
間隔の配置になるようにして、2個のフェライト円盤で
同心にして中心導体の枠状部全体を覆うようにして挾
み、フェライト円盤よりも大きい円形で厚さ方向に着磁
した2個の磁石板で更に同心に挾んで、端子部の3個を
入出力端子とした構造であった。
【0003】例えば、従来の非可逆回路素子は、図18
及び図19に示すように、2本1組のストリップライン
を網目状に構成して中心導体102とし、この中心導体
102をその上下から2個のフェライト円盤101で同
心に挾持し、更に、各フェライト円盤101の上下から
同心に2個の円形磁石103を重ねて磁性ヨーク122
で囲い、直流磁界を印加する構造であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の非可
逆回路素子は、図18に示すように、互いに絶縁された
2本1組のストリップラインによる3組からなる中心導
体20を、2個のフェライト円盤1で上下から挾むこと
によって成り立っているため、その高さが大きくかつそ
の作業工程が複雑化する不具合があった。
【0005】また、従来の非可逆回路素子は、図19に
示すように、互いに絶縁された2本1組のストリップラ
インからなる中心導体102を、2個のフェライト円盤
101で同心に挾持し、かつ、直流磁界を印加する手段
として、厚さ方向に着磁された2個の円形磁石103
で、フェライト円盤101をその上下から同心に挾持し
ている。従って、この従来の非可逆回路素子は、その素
子全体の高さが2個のフェライト円盤101及び2個の
円形磁石103によって決定されてしまうため、素子全
体が大きくなってしまう欠点があった。
【0006】本発明の第1の課題は、1枚のフェライト
円盤でサーキュレータまたはアイソレータを構成した簡
素な構造の新規な非可逆回路素子を提供することにあ
る。
【0007】本発明の第2の課題は、ループ状ストリッ
プラインとリング状マグネット及び磁性ヨークを用いる
ことによって、素子全体の高さを低くできかつ組立作業
の容易な構成の非可逆回路素子を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、側面に
等角度間隔に形成された3つの溝を有する1枚のフェラ
イト円盤と、このフェライト円盤に前記3つの溝にそれ
ぞれ位置するように交叉状に巻き付けられ互いに絶縁さ
れた3組のループ状ストリップラインからなる中心導体
とを具備することを特徴とする非可逆回路素子が得られ
る。
【0009】また、本発明によれば、前記非可逆回路素
子において、前記中心導体は、一端をアース端子とし、
他端を入出力端子または抵抗を介した終端とすることを
特徴とする非可逆回路素子が得られる。
【0010】また、本発明によれば、前記非可逆回路素
子において、前記中心導体は、一端をアース端子とし、
他端を整合用コンデンサを備えた入出力端子とすること
を特徴とする非可逆回路素子が得られる。
【0011】また、本発明によれば、前記非可逆回路素
子において、直流磁界を印加する手段を、鉛直方向に着
磁されたリング状マグネットと、磁性ヨークとで構成し
たことを特徴とする非可逆回路素子が得られる。
【0012】また、本発明によれば、非可逆回路素子に
おいて、前記リング状マグネットは、等間隔に形成され
た3つの切欠孔を有し、これらの切欠孔に前記整合用コ
ンデンサをそれぞれ挿入したことを特徴とする非可逆回
路素子が得られる。
【0013】また、本発明によれば、前記非可逆回路素
子において、前記リング状マグネットおよび前記磁性ヨ
ークに導電性メッキを施したことを特徴とする非可逆回
路素子が得られる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図によって詳細に説
明する。
【0015】図1乃至図3に、本発明の第1の実施例の
要部が示されている。図1乃至図3において、フェライ
ト円盤1の側面には、等角度間隔の溝1a,1b,1c
が設けられている。これらの各溝1a,1b,1cをガ
イドラインとして、2本のストリップラインを1組とし
た合計3組のループ状ストリップライン2a,2b,2
cからなる中心導体が、それぞれ絶縁された状態で交叉
状にフェライト円盤1に巻き付けられて、各ストリップ
ライン2a,2b,2cの両端が同じ向きにフェライト
円盤1の外側まで延びている。
【0016】また、各ループ状ストリップライン2a,
2b,2cの絶縁のために、ストリップライン2aと2
b,2bと2cとの間に、薄い絶縁材をを挿入してもよ
い。
【0017】ところで、図18に示すような従来構造の
場合には、フェライト円盤を1個にすると十分な励振が
得られないため、2個のフェライト円盤が必要になる。
【0018】これに対し、本実施例では、図1乃至図3
に示すように、1枚のフェライト円盤1に、ループ状ス
トリップライン2a,2b,2cをそれぞれ巻き付ける
ことによって励振が可能となる。更に、本実施例では、
サーキュレータ及びアイソレータとして寄与していない
フェライト円盤1の側面部分に、等角度間隔の溝1a,
1b,1cを設けることによって、ループ状ストリップ
ライン2a,2b,2cの組立の際の位置ずれによる不
良品の発生を軽減できる。
【0019】図4,図5および図6は、本発明の第1の
実施例を示す分解斜視図、外観図及び縦断面図である。
図4において、非可逆回路素子は、図1乃至図3に示し
た構造体17のループ状ストリップライン2a,2b,
2cが、上下の遮蔽板6,7と導通を起こさないよう
に、絶縁板4,5を構造体17の上下に配置し、更に、
上下から遮蔽板6,7で、構造体17と絶縁板4,5と
を挾み、方形基台10と円形磁石13,14及び磁性金
属からなるヨーク15,16を組んで構成されている。
【0020】また、構造体17のループ状ストリップラ
イン2a,2b,2cは、遮蔽板6との間に、整合用コ
ンデンサ8a,8b,8cを有し、それぞれフェライト
円盤1の図中下面の端をアース端とし、残りの一端を整
合用コンデンサ8a,8b,8cを備えた入出力端子と
する。ここで、3つの入出力端子のうち、図7に示すよ
うに、一端子(例えば、入出力端子9b)をチップ抵抗
19を介して終端させることにより、アイソレータが構
成可能である。この場合に、端子9bは使用せず、入出
力端子9a,9cとアース端12とを使用してアイソレ
ータとする。
【0021】方形基台10には、それぞれ他と導通を持
たない入出力端子9a,9b,9cと、遮蔽版6,7と
導通を持つアース端12とが、絶縁部材からなる方形基
台10の四隅にそれぞれ形成される。この方形基台10
は、遮蔽板6の凸部が嵌合する中央孔18を有してお
り、この中央孔18の縁部には、アース端12と遮蔽板
6,7の導通を可能にするためのメッキ加工が施されて
いる。また、方形基台10には、遮蔽板6が嵌合する面
と反対側の面に凹部が形成されており、この凹部には、
厚さ方向に着磁された円形磁石13が嵌合される。更
に、他の同様な円形磁石14を遮蔽板7の上方に配置
し、これらの円形磁石13,14を上下からヨーク1
5,16で囲むことによって、非可逆回路素子が構成さ
れる。方形基台10には、ヨーク15,16が嵌合する
ヨーク用の溝11が形成されている。
【0022】図5は、上述のようにして組立られた非可
逆回路素子の外観図で、図6は図5のA−A断面図であ
る。なお、整合用コンデンサとしては、図4乃至図6で
示す実施例では3個用いているが、これに限られるもの
ではなく、例えば、Oリング状の1個の整合用コンデン
サを用いても構成可能である。
【0023】このように、本実施例は、ループ状ストリ
ップラインを用いることによってフェライト円盤を1個
にでき、その薄型化及び小型化が可能で、また、フェラ
イト円盤の側面または円周端付近に溝を設けることによ
って、ループ状ストリップラインの位置ずれを減少させ
ることができ、その組立時の歩留まり及び信頼性が向上
される。
【0024】本発明による非可逆回路素子は、ループ状
ストリップラインを用いることによりフェライト円盤を
1個にし、このフェライト円盤の側面の溝により組立時
の位置決めを容易にし、また、リング状マグネットと磁
性ヨークで1個のフェライト円盤に平行直流磁界を与え
る構成とする。
【0025】図8乃至図10には、本発明の第2の実施
例における要部が示されている。この第2の実施例にお
ける要部の構造体117は、図1乃至図3に示した第1
の実施例のものと同様に構成されている。すなわち、こ
の構造体117は、図8乃至図10に示すように、フェ
ライト円盤101の側面には、等角度間隔の溝101
a,101b,101cが設けられている。本実施例の
構造体117は、これらの各溝101a,101b,1
01cをガイドラインとして、2本のストリップライン
を1組とした合計3組のループ状ストリップライン10
2a,102b,102cからなる中心導体が、それぞ
れ絶縁された状態で交叉状にフェライト円盤101に巻
く付けられて、各ストリップライン102a,102
b,102cの両端が同じ向きにフェライト円盤101
の外側まで延びている。
【0026】なお、各ループ状ストリップライン102
a,102b,102c両端は、フェライト円盤101
の外側に延びた部分の長さが、入出力端子側とアース端
子側で異なっている。
【0027】ところで、図19に示すような従来構造の
場合には、フェライト円盤を1個にすると十分な励振が
得られないため、2個のフェライト円盤が必要になる。
これに対し、本実施例では、図8乃至図11に示すよう
に、1枚のフェライト円盤101に、ループ状ストリッ
プライン102a,102b,102cをそれぞれ巻き
付けることによって励振が可能となり、かつ、その高さ
を低くできる。更に、本実施例では、非可逆回路素子と
して寄与しないフェライト円盤101の側面部分に、等
角度間隔の溝101a,101b,101cを設けるこ
とによって、ループ状ストリップライン102a,10
2b,102cの組立の際の位置ずれによる不良品の発
生を軽減できる。
【0028】図11乃至図13は、本発明の第2の実施
例を示す分解斜視図、外観図及び縦断面図である。図1
1において、非可逆回路素子は、図8乃至図10に示し
た構造体117のループ状ストリップライン102a,
102b,102cが、上下の遮蔽板106,107と
導通を起こさないように、絶縁物104,105で上下
から構造体117が挾持され、更に、上下から遮蔽板1
06,107で、構造体117が囲まれる。ここで、下
方の遮蔽板106は、凹型に形成されている。
【0029】また、構造体117のループ状ストリップ
ライン102a,102b,102cは、遮蔽板106
との間に、整合用コンデンサ108を有し、それぞれフ
ェライト円盤101の図中下面の一端をアース端とし、
残りの整合用コンデンサ108が半田付けされる一端を
入出力端子109a,109b,109cに半田付けす
る。ここで、3つの入出力端子109a,109b,1
09cのうち、一端を抵抗を介して終端させることもで
きる。
【0030】遮蔽板107に形成された突片107a,
107b,107cは、下方から同心に非可逆回路素子
の要部の構造体117と絶縁板104,105とを挾持
する遮蔽板106の上面106aに密着し、それぞれ入
出力端子109a,109b,109cと接触すること
無く半田付けされ、更に、遮蔽板106は、アース端子
112と半田付けされる。
【0031】また、本実施例では、直流磁界を印加する
ために、リング状マグネット121をフェライト円盤1
01と、ループ状ストリップライン102a,102
b,102cと、遮蔽板106,107及び入出力端子
109a,109b,109cからなる構造体を同心か
つフェライト円盤101の側面に位置するように配置
し、リング状マグネット121と同じ直径の上部磁性ヨ
ーク115と下部磁性ヨーク116とで上下から同心に
挾持する。
【0032】ここで、上部磁性ヨーク115の遮蔽板1
07側は、図14に示すように、遮蔽板106,107
よりも大きくかつリング状マグネット121よりも小さ
い直径の円形平面115aと、リング状マグネット12
1と同じ大きさのリング状平面115bを有し、更に、
円形平面115aは、リング状平面115bよりも低い
位置にある(図14参照)。
【0033】また、下部磁性ヨーク116は、入出力端
子109a,109b,109cが、他と導通を起こさ
ないようにするための切欠き116aを端子の数だけ有
しており、アース端子112の場所には、更に、凹部1
16bが形成され、上部磁性ヨーク115と同様なリン
グ状平面及び円形平面を有する構造をなしている。
【0034】以上のような組立品の側面に、図12に示
すように、絶縁テープ123を巻き付けて、本発明の非
可逆回路素子が完成される。
【0035】図15乃至図17には、本発明の第3の実
施例が示されている。この第3の実施例における要部の
構造体217は、図1乃至図3に示した第1の実施例の
ものと同様に構成されている。すなわち、この構造体2
17は、図15に示すように、フェライト円盤201の
側面には、等角度間隔の溝201a,201b,201
cが設けられている。本実施例の構造体は、これらの各
溝201a,201b,201cをガイドラインとし
て、2本のストリップラインを1組とした合計3組のル
ープ状ストリップライン202a,202b,202c
からなる中心導体が、それぞれ絶縁された状態で交叉状
にフェライト円盤201に巻き付けられて、各ストリッ
プライン202a,202b,202cの両端が同じ向
きにフェライト円盤201の外側まで延びている。
【0036】なお、各ループ状ストリップライン202
a,202b,202c両端は、フェライト円盤201
の外側に延びた部分の長さが、入出力端子側とアース端
子側で異なっている。
【0037】ところで、図19に示すような従来構造の
場合には、フェライト円盤を1個にすると十分な励振が
得られないため、2個のフェライト円盤が必要になる。
これに対し、本実施例では、図15に示すように、1枚
のフェライト円盤201に、ループ状ストリップライン
202a,202b,202cをそれぞれ巻き付けるこ
とによって励振が可能となり、かつ、その高さを低くで
きる。更に、本実施例では、非可逆回路素子として寄与
しないフェライト円盤201の側面部分に、等角度間隔
の溝201a,201b,201cを設けることによっ
て、ループ状ストリップライン202a,202b,2
02cの組立の際の位置ずれによる不良品の発生を軽減
できる。
【0038】図15において、非可逆回路素子は、構造
体217のループ状ストリップライン202a,202
b,202cが、上下の磁性ヨーク15、16と導通を
起こさないように、絶縁板204,205で上下から構
造体217が挾持され、これらが前記絶縁板205側に
リング状マグネット221を配置した状態で上下から上
部磁性ヨーク215と下部磁性ヨーク216とで挟持さ
れ、さらに上下からケース200と基台210とで構造
体217が囲まれる。リング状マグネット221、上部
磁性ヨーク215および下部磁性ヨーク216の表面に
は、導電性メッキが施されている。
【0039】また、構造体117のループ状ストリップ
ライン202a,202b,202cは、アース端に凸
状部222が設けられ、さらにこのアース端に接続しな
いように入出力端子209a,209b,209cが延
ばされている。整合用コンデンサ208は、前記凸状部
222と入出力端子209a,209b,209cとの
間に挿入されて接続されている。
【0040】リング状マグネット221には、構造体2
17の側に3つの切欠孔223が形成されている。これ
らの切欠孔223に前記整合用コンデンサ208が挿入
されていると共に前記アース端がリング状マグネット2
21に接触されている。前記凸状部222の高さは、導
電性メッキが施されたリング状マグネット221の底面
から切欠孔223の底面までの高さとほぼ同じである。
また、切欠孔223の深さは、入出力端子209a,2
09b,209cと凸状部222との間の距離より深く
なっている。
【0041】下部磁性ヨーク216の外径は、リング状
マグネット221の外径とほぼ同じである。リング状マ
グネット221、上部磁性ヨーク215および下部磁性
ヨーク216の表面には導電性メッキが施されているか
ら、これらの内部にある中心導体およびフェライト円盤
201は遮蔽されることになる。
【0042】基台210の4隅部には、3つの入出力端
子224および1つのアース端子225が設けられてい
る。基台210の上面には、3つの入出力配線226が
それぞれ3つの入出力端子224に接続されるように形
成されている。また、基台210の上面には、アース配
線227がア−ス端子225に接続されるように形成さ
れている。
【0043】ループ状ストリップライン202a,20
2b,202cには、それぞれ折れ部209a,209
b,209cが基台210の3つの入出力配線226に
対応するように形成されていてこれらの入出力配線22
6に接触されている。
【0044】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、ルー
プ状ストリップラインを用いることによってフェライト
円盤を1個にでき、薄型化及び小型化が可能であり、フ
ェライト円盤の側面に溝を設けることによって、ループ
状ストリップラインの位置ずれを減少させることがで
き、その組立時の歩留まり及び信頼性が向上される。ま
た、本発明に係る非可逆回路素子は、直流磁界を印加す
る手段として、リング状マグネットと磁性ヨークを用い
ているので、全体の高さを低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の要部の構成を示す平面
図である。
【図2】図1の実施例の要部の構成をY方向から見た側
面図である。
【図3】図1の実施例の要部の構成を下方から見た底面
図である。
【図4】本発明の第1の実施例の全体の構成を示す分解
斜視図である。
【図5】本発明の第1の実施例の全体の構成を示す外観
図である。
【図6】本発明の第1の実施例の全体の構成を示す図5
のA−A断面図である。
【図7】図4に示す構成をアイソレータとして使用する
場合の一実施例の要部の斜視図である。
【図8】本発明の第2の実施例の要部の構成を示す平面
図である。
【図9】図8の実施例の要部の構成をY方向から見た側
面図である。
【図10】図8の実施例の要部の構成を下方から見た底
面図である。
【図11】本発明の第2の実施例の全体の構成を示す分
解斜視図である。
【図12】本発明の第2の実施例の全体の構成を示す外
観図である。
【図13】本発明の第2の実施例の全体の構成を示す図
12のB−B断面図である。
【図14】本発明の第2の実施例における上部磁性ヨー
クを下面側から見た斜視図である。
【図15】本発明の第3の実施例の全体の構成を示す分
解斜視図である。
【図16】本発明の第2の実施例の全体の構成を示す外
観図である。
【図17】本発明の第3の実施例の全体の構成を示す図
16のC−C断面図である。
【図18】従来例の要部を示す分解斜視図である。
【図19】従来の非可逆回路素子の概略断面図である。
【符号の説明】
1,101,201 フェライト円盤 1a〜1c,101a〜101c,201a〜201c
溝 2a〜2c,102a〜102c,202a〜202c
ループ状ストリップライン 4,5,104,105,204,205 絶縁板 6,7,106,107 遮蔽板 8a,8b,8c,108,208 整合用コンデ
ンサ 9a〜9c,109a〜109c 入出力端子 10,210 基台 12 アース端子 13,14 円形磁石 17,117,217 構造体 121,221 リング状マグネット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側面に等角度間隔に形成された3つの溝
    を有する1枚のフェライト円盤と、このフェライト円盤
    に前記3つの溝にそれぞれ位置するように交叉状に巻き
    付けられ互いに絶縁された3組のループ状ストリップラ
    インからなる中心導体とを具備することを特徴とする非
    可逆回路素子。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の非可逆回路素子におい
    て、前記中心導体は、一端をアース端子とし、他端を入
    出力端子または抵抗を介した終端とすることを特徴とす
    る非可逆回路素子。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の非可逆回路素子におい
    て、前記中心導体は、一端をアース端子とし、他端を整
    合用コンデンサを備えた入出力端子とすることを特徴と
    する非可逆回路素子。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の非可逆回路素子におい
    て、直流磁界を印加する手段を、鉛直方向に着磁された
    リング状マグネットと、磁性ヨークとで構成したことを
    特徴とする非可逆回路素子。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の非可逆回路素子におい
    て、前記リング状マグネットは、等間隔に形成された3
    つの切欠孔を有し、これらの切欠孔に前記整合用コンデ
    ンサをそれぞれ挿入したことを特徴とする非可逆回路素
    子。
  6. 【請求項6】 請求項4または5に記載の非可逆回路素
    子において、前記リング状マグネットおよび前記磁性ヨ
    ークに導電性メッキを施したことを特徴とする非可逆回
    路素子。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100268530B1 (ko) * 1996-07-26 2000-10-16 무라타 야스타카 비가역회로소자
KR20010062818A (ko) * 1999-12-28 2001-07-07 무라타 야스타카 비가역 회로 소자 및 통신 장치
KR100577617B1 (ko) * 2001-04-26 2006-05-10 가부시키가이샤 무라타 세이사쿠쇼 비가역 회로소자

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