JPH088612A - 非可逆回路素子 - Google Patents

非可逆回路素子

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JPH088612A
JPH088612A JP13901494A JP13901494A JPH088612A JP H088612 A JPH088612 A JP H088612A JP 13901494 A JP13901494 A JP 13901494A JP 13901494 A JP13901494 A JP 13901494A JP H088612 A JPH088612 A JP H088612A
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JP
Japan
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insulating film
conductors
conductor
strip
strip conductors
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP13901494A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Kamei
浩二 亀井
Norihiko Ono
典彦 小野
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Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Publication date
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Publication of JPH088612A publication Critical patent/JPH088612A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のストリップ導体を所定角度で正確且つ
容易に積み重ねることが可能な非可逆回路素子を提供す
ること。 【構成】 複数のストリップ導体21,22,23を所
定角度で交差させて成る中心部導体2を含む非可逆回路
素子1において、複数のストリップ導体21,22,2
3が絶縁フィルム24上に配置され、絶縁フィルム24
上に配置された複数のストリップ導体21,22,23
を前記所定角度で交差させて積層したことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロ波通信機等に
用いる集中定数型サーキュレータや集中定数型アイソレ
ータ等の非可逆回路素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の非可逆回路素子の中心部回路の構
造を図5に示す。
【0003】互いに絶縁された3本のストリップ導体1
01,102,103を所定角度の間隔でフェライト円
板104上に重ね合わせることにより中心導体105が
構成されている。3本のストリップ導体101,10
2,103は、それぞれ一端を入出力端とし、相対する
他端は、アースに接続されている。3本のストリップ導
体101,102,103の入出力端側には、整合用コ
ンデンサ106が接続され、また、中心導体105に直
流磁界を印加する直流磁界印加用マグネット(図示せ
ず)が備えられており、これらによって非可逆回路素子
が構成されている。尚、上述の3本のストリップ導体の
1本の一端を抵抗107にて終端することで、アイソレ
ータが構成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の非可逆回路素子
は、中心導体を構成する3本のストリップ導体をフェラ
イト円板上に配置する場合、1本1本を互いに絶縁しな
がら所定角度で交差するように重ねて行くと言うもので
あり、ストリップ導体を所定角度に配置するのが困難で
あり、またストリップ導体の角度のばらつきにより電気
的特性のばらつきも多く、更に、組立工数が掛かってい
た。
【0005】それ故に、本発明の課題は、複数のストリ
ップ導体を所定角度で正確且つ容易に積み重ねることが
可能な非可逆回路素子を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、複数の
ストリップ導体を所定角度で交差させて成る中心部導体
を含む非可逆回路素子において、前記複数のストリップ
導体が絶縁フィルム上に配置され、該絶縁フィルム上に
配置された複数のストリップ導体を前記所定角度で交差
させて積層したことを特徴とする非可逆回路素子が得ら
れる。
【0007】
【作用】本発明による非可逆回路素子は、中心導体を構
成する各ストリップ導体を各々絶縁フィルム上に配置
し、この状態で各ストリップ導体を互いに所定角度で交
差するように積層し、一体化することにより中心導体を
構成するようにしたので、ストリップ導体の角度のばら
つきによる電気的特性の劣化が無くなり、しかも組立工
数も大幅に削減される。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例による非可逆回路素
子の中心導体を示し、(a)は第1のストリップ導体及
び絶縁フィルムの平面図、(b)は第2のストリップ導
体及び絶縁フィルムの平面図、(c)は第3のストリッ
プ導体及び絶縁フィルムの平面図、(d)は絶縁フィル
ムの平面図、(e)は中心導体の平面図、(f)は中心
導体の斜視図である。
【0009】図1を参照して、この非可逆回路素子の中
心導体2は、第1乃至第3のストリップ導体21,2
2,23と、絶縁フィルム24とから成る。この中心導
体2は、次のようにして構成される。先ず、図1(a)
乃至(c)に示すように、中心導体2を構成する3本の
ストリップ導体21,22,23を、それぞれ絶縁フィ
ルム24上に配置する。この際、各ストリップ導体2
1,22,23は、それぞれ絶縁フィルム24に対して
所定の角度になるように配置される。本実施例の場合、
絶縁フィルム24として耐熱性絶縁フィルムを用いてあ
り、この耐熱絶縁フィルム24は、略長方形を呈し、各
ストリップ導体21,22,23の端子21a,21
b、22a,22b、23a,23b以外の部分を絶縁
する様に成っている。
【0010】次ぎに、第3のストリップ導体23上に同
様の耐熱性絶縁フィルム24を配置し、各ストリップ導
体21,22,23が互いに所定角度で交差するように
各絶縁フィルム24を貼り合わせ、全体をラミネートす
る。これにより中心導体2が構成され、各ストリップ導
体21,22,23は、それぞれ上下及び側面が各々絶
縁され、一体型の中心導体2として完成する。これら
は、フレキシブル配線技術等を用いて行えるので、各ス
トリップ導体21,22,23を正確且つ容易に所定角
度で互いに交差させることができる。耐熱性絶縁フィル
ム24の材質としては、ポリイミド等、適宜に選択すれ
ば良い。また、中心導体の組立方法は上述のものに限ら
ず、例えば、先ず一枚の絶縁フィルムの両面にそれぞれ
ストリップ導体を所定角度で配置し、これに絶縁フィル
ムに所定角度で配置した残り1本のストリップ導体を貼
り合わせ、全体をラミネートする等の方法があり、中心
導体の組立方法は多々ある。尚、フェライトの抵抗率が
十分大きいときは、フェライト面側のストリップ導体の
絶縁フィルムは省略しても良い。
【0011】図2は図1示す中心導体を用いた非可逆回
路素子の分解斜視図、図3は図2に示す非可逆回路素子
の基台を裏返した状態の斜視図である。
【0012】本実施例の非可逆回路素子はアイソレータ
であり、図2から明らかなように、このアイソレータ1
は、図1に示す中心導体2と、フェライト3と、第1乃
至第3のコンデンサ4,5,6と、抵抗7と、基台8
と、下部及び上部の磁石9,10とを有している。
【0013】各部品を搭載する基台8には、円板状のフ
ェライト3、及び直方体状のコンデンサ4,5,6を配
置するための凹部80,81が設けられている。コンデ
ンサ4は、凹部81内に配置されている状態を示してい
る。これら凹部80,81の深さは、そこにフェライト
3、コンデンサ4,5,6を配置し、更にフェライト3
上に中心導体2を配置した時に、中心導体2の端子21
b,22b,23bが、それぞれコンデンサ4,5,6
の上面と同一平面上に成るような深さと成っている。基
台8上面の斜線部は、アース電極面82であり、スルー
ホール83にて基台8の底面に設けられたアース端子8
4に接続されている。同様に、基台8の上面に設けられ
た入力端子部85、出力端子部86、及び抵抗端子部8
7も、スルーホールにより、それぞれ入力端子90、出
力端子91、抵抗端子92に接続されている。中心導体
2、フェライト3、コンデンサ4,5,6、及び抵抗7
を、それぞれ基台8の所定位置に配置し、端子21aを
アース電極面82に、端子21bを入力端子部85及び
コンデンサ4にそれぞれ半田付けし、また、端子22a
をアース電極面82に、端子22bをコンデンサ5及び
抵抗端子部87にそれぞれ半田付けし、更に、端子23
aをアース電極面82に、端子23bを出力端子部86
及びコンデンサ6にそれぞれ半田付けする。その後、下
部磁石9を基台8の底面に形成された凹部93内に配置
し、これを下部磁性ヨーク11で押さえ、また、上部磁
石10を中心導体2上に配置し、これに上部磁性ヨーク
12を被せ、そして、その折曲げ片12aを基台8を抱
くように折曲することにより、磁石9,10、及び磁性
ヨーク11,12は、基台8と一体化し、本実施例のア
イソレータ1が完成する。
【0014】図4は本発明の他の実施例による非可逆回
路素子の中心導体を示し、(a)は第1のストリップ導
体及び絶縁フィルムの平面図、(b)は第2のストリッ
プ導体及び絶縁フィルムの平面図、(c)は第3のスト
リップ導体及び絶縁フィルムの平面図、(d)は絶縁フ
ィルムの平面図である。
【0015】本実施例の非可逆回路素子の中心導体は、
図1に示す中心導体と略同構成であり、第1乃至第3の
ストリップ導体21,22,23と絶縁フィルム24と
から成り、第1乃至第3のストリップ導体21,22,
23のそれぞれに孔部21c,22c,23cが形成さ
れている点のみ異なる。
【0016】以上の実施例は本発明をアイソレータに適
用したものであるが、本発明はサーキュレータにも適用
可能である。
【0017】
【発明の効果】本発明による非可逆回路素子は、中心導
体を構成する複数のストリップ導体をそれぞれ絶縁フィ
ルム上に配置し、この状態で複数のストリップ導体を所
定角度で交差するように積層したので、各ストリップ導
体を所定角度で正確且つ容易に配置でき、これにより角
度のばらつきによる非可逆回路素子の電気的特性の劣化
を防止することができ、しかも、組立工数を削減するこ
とができ、これにより非可逆回路素子を従来よりも安価
に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による非可逆回路素子の中心
導体を示し、(a)は第1のストリップ導体及び絶縁フ
ィルムの平面図、(b)は第2のストリップ導体及び絶
縁フィルムの平面図、(c)は第3のストリップ導体及
び絶縁フィルムの平面図、(d)は絶縁フィルムの平面
図、(e)は中心導体の平面図、(f)は中心導体の斜
視図である。
【図2】図1示す中心導体を用いた非可逆回路素子の分
解斜視図である。
【図3】図2に示す非可逆回路素子の基台を裏返した状
態の斜視図である。
【図4】本発明の他の実施例による非可逆回路素子の中
心導体を示し、(a)は第1のストリップ導体及び絶縁
フィルムの平面図、(b)は第2のストリップ導体及び
絶縁フィルムの平面図、(c)は第3のストリップ導体
及び絶縁フィルムの平面図、(d)は絶縁フィルムの平
面図である。
【図5】従来の非可逆回路素子における中心導体の構成
略図である。
【符号の説明】
1 非可逆回路素子(アイソレータ) 2 中心導体 3 フェライト 4 第1のコンデンサ 5 第2のコンデンサ 6 第3のコンデンサ 7 抵抗 8 基台 9 下部磁石 10 上部磁石 11 下部磁性ヨーク 12 上部磁性ヨーク 21 第1のストリップ導体 22 第2のストリップ導体 23 第3のストリップ導体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のストリップ導体を所定角度で交差
    させて成る中心部導体を含む非可逆回路素子において、
    前記複数のストリップ導体が絶縁フィルム上に配置さ
    れ、該絶縁フィルム上に配置された複数のストリップ導
    体を前記所定角度で交差させて積層したことを特徴とす
    る非可逆回路素子。
  2. 【請求項2】 前記絶縁フィルムが耐熱性絶縁フィルム
    であることを特徴とする非可逆回路素子。
JP13901494A 1994-06-21 1994-06-21 非可逆回路素子 Withdrawn JPH088612A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Effective date: 20010904