JPH09289402A - 非可逆回路素子 - Google Patents

非可逆回路素子

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JPH09289402A
JPH09289402A JP8122593A JP12259396A JPH09289402A JP H09289402 A JPH09289402 A JP H09289402A JP 8122593 A JP8122593 A JP 8122593A JP 12259396 A JP12259396 A JP 12259396A JP H09289402 A JPH09289402 A JP H09289402A
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JP
Japan
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magnetic body
magnet
case
conductor
substrate
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Withdrawn
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JP8122593A
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English (en)
Inventor
Naoto Kobayashi
尚都 小林
Jiro Ogiwara
次朗 荻原
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Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トリミングを容易に行うことができるサーキ
ュレータを提供する。 【解決手段】 ケース7、8の中に中心導体1、2、3
とフェライト4との組立体と、永久磁石5と、多層基板
6とを収容したサーキュレータにおいて、多層基板6の
上面に容量及び接続用導体層11、12、13を設け、
上側ケース8に設けた開口20、21を介して導体層1
1、12、13をトリミングして所望の電気的特性を得
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、VHF、UHF、SH
F等の無線周波数帯域の伝送回路で使用するサーキュレ
ータ、アイソレータ等の非可逆回路素子に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話等の通信器機に使用されるサー
キュレータとして、図1に概略的に示すフェライトを使
用した集中定数型サーキュレータが知られている。図1
のサーキュレータはY型サーキュレータであって、12
0度間隔で配置され且つ相互にY型に接続された第1、
第2及び第3の中心導体1、2、3と、これ等の中心導
体1、2、3で包まれるように配置された磁性体として
の円板状フェライト4と、フェライト4に直流磁界を与
えるための円板状永久磁石5と、整合用容量及び端子を
得るための多層基板6と、下側ケース7と、上側ケース
8とを有する。多層基板6には貫通孔9が形成されてお
り、この貫通孔9内に中心導体1、2、3とフェライト
4との組立体が配置される。基板6は、誘電体層10に
導体層を設けたものであり、この表面には第1、第2及
び第3の容量及び接続用導体層11、12、13を有す
る。この第1、第2及び第3の容量及び接続用導体層1
1、12、13には第1、第2及び第3の中心導体1、
2、3が半田で接続される。基板6の内部にはグランド
導体層が設けられており、これに対して第1、第2及び
第3の容量及び接続用導体層11、12、13が対向し
ているので、第1、第2及び第3の容量及び接続用導体
層11、12、13とグランドとの間に整合用の静電容
量を得ることができる。
【0003】基板6のグランド導体層及びフェライト4
の下面側に配置された第1、第2及び第3の中心導体
1、2、3の相互接続部分は金属製の下側ケース7に半
田で固着され、永久磁石5は金属製の上側ケース8の下
面に固着される。上側ケース8には第1の対の折り曲げ
部14、15と第2の対の折り曲げ部16、17とが設
けられている。第1の対の折り曲げ部14、15は下側
ケース7の対の折り曲げ部18、19の両端を覆うよう
に形成され、第2の対の折り曲げ部16、17は下側ケ
ース7の対の折り曲げ部18、19に半田付けされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、組立された
サーキュレータの電気的特性が目標通り得れるとは限ら
ない。このため、下側ケース7に対して上側ケース8を
半田付けしていない状態のサーキュレータの電気的特性
をネットワークアナライザ等の測定装置を使用して測定
する。所望の特性が得られなかった時には、上側ケース
8を取り外して容量及び接続用導体層11、12、13
の一部又は全部をトリミンして静電容量を調整する。こ
のトリミングは、上側ケース8を取り外して行うため
に、測定と連続的に行うことができなかった。従って、
調整作業の所要時間が長くなり、サ−キュレータのコス
トが必然的に高くなった。なお、図1のサーキュレータ
の端子の1つを終端するとアイソレータになるので、ア
イソレータにおいても同様な問題がある。このアイソレ
−タの場合には、整合容量の他に終端抵抗を所望値にす
るためのトリミングが必要になる。この終端抵抗のトリ
ミングも整合容量と同様に行われていたので、同様な問
題が発生した。そこで、本願の第1番目の目的は、トリ
ミングを容易に行うことができるサーキュレータ、アイ
ソレータ等の非可逆回路素子を提供することにある。図
1に示す構造のサーキュレータには、別の問題もある。
即ち、図1のサーキュレータにおいては、上側ケース8
に永久磁石5が固着されており、上側ケース8は第2の
対の折り曲げ部16、17によって下側ケース7に半田
で結合される。この半田付け作業の時に、永久磁石5の
温度がキュリー点を越え、永久磁石5の磁力の低下を招
く恐れがある。もし、永久磁石5の磁力が低下すると、
サーキュレータの電気的特性が劣化する。この様な問題
はアイソレータにおいてもある。そこで、本願の第2番
目の目的は電気的特性の劣化が生じ難い構造の非可逆素
子を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記第1番目の目的を達
成するための発明は、整合用容量を得るための導体層を
有する誘電体基板と、互いに交差する部分を有するよう
に配置され且つ前記交差する部分において互いに絶縁さ
れた複数の中心導体と、前記中心導体に対向配置された
磁性体と、前記磁性体に磁界を与えるための磁石と、前
記基板と前記中心導体と前記磁性体と前記磁石とを収容
している金属ケースとから成る非可逆回路素子におい
て、前記整合用容量を得るための導体層をトリミングす
るための開口が前記金属ケースに設けられていることを
特徴とする非可逆回路素子に係わるものである。なお、
請求項2に示すように終端用抵抗層を設けることができ
る。また、請求項3又は4に示すように、基板に貫通孔
を設け、ここに磁性体又は磁石を挿入することが望まし
い。また、請求項5に示すように、開口を覆うシールド
体又は保護シ−トを設けることが望ましい。また、第2
番目の目的を達成するために、請求項6、7、8に示す
ように下側ケ−スと上側ケースとを樹脂で固着するか、
又は接着層を有するシート材で結合するか、又は凹部と
凸部で嵌合させる。
【0006】
【発明の作用及び効果】請求項1〜5の発明によればケ
ースの開口を介して整合用容量のトリミング又は終端抵
抗層のトリミングを行うことが可能になり、トリミング
を容易に行うことができる。請求項3及び4の発明によ
れば、非可逆回路素子の小型化が可能になる。また、請
求項4の発明によれば、磁石が貫通孔に挿入されるの
で、磁石によってトリミング領域の制限を受けなくな
る。また、請求項5の発明によれば開口が電磁及び/又
は静電シールド体で覆われるので、開口に基づくノイズ
等の問題の発生を防ぐことができる。また、シ−ルド体
又は保護シ−トで開口を覆うことによってケ−ス及びケ
−ス内部を機械的に保護することができる。また、請求
項6、7、8のいずれの発明においても、下側ケースと
上側ケースが半田で結合されないので熱による磁石の特
性劣化が生じない。
【0007】
【第1の実施例】次に図2〜図14を参照して第1の実
施例の集中定数型サーキュレータを説明する。この実施
例のサーキュレータは移動電話装置における送信回路と
アンテナと受信回路との間に接続するものであって、図
1の従来のサーキュレータと同様に、120度間隔で配
置され且つ相互にY型に接続された第1、第2及び第3
の中心導体1、2、3と、これ等の中心導体1、2、3
で包まれるように配置された磁性体としての円板状フェ
ライト4と、フェライト4に直流磁界を与えるための円
板状永久磁石5と、整合用容量及び端子を得るための多
層基板6と、金属製の下側ケース7と、金属製の上側ケ
ース8とを有する。図2のサーキュレータは、上側ケー
ス8に2つの開口20、21を有する点、及び上側ケー
ス8の対の折り曲げ部16、17と下側ケース7との結
合方法の点で図1の従来のサーキュレータと相違し、そ
の他は実質的に同一である。なお、図1、図2、図3及
び後述する図14、図15において、図示を簡略化する
ために中心導体1、2、3、ケース7、8、導体層1
1、12、13等が厚みを省いて示されている。
【0008】図3はサーキュレータの組立体から上側ケ
ース8を省いた部分を示す。この図3から明らかなよう
に基板6の中央の貫通孔9の内に第1、第2及び第3の
中心導体1、2、3で包み込まれたフェライト4が挿入
される。3本の中心導体1、2、3の先端部は第1、第
2及び第3の容量及び接続用導体層11、12、13の
上に配置され且つ半田(図示せず)によって固着され
る。
【0009】図4は基板6の表面上の第1、第2及び第
3の容量及び接続用導体層11、12、13と上側ケー
ス8の開口20、21との関係を示す平面図である。こ
の図4から明らかなように、平面的に見て開口20、2
1を介して導体層11、12、13の少なくとも一部が
トリミング可能に露出するよう開口20、21の位置が
決定されている。また、上側ケース8の対の折り曲げ部
16、17は熱可塑性樹脂から成る接着剤層22、23
で下側ケース7に固着されている。本実施例のサーキュ
レータは開口20、21を有するので、電気的特性の測
定及びトリミングの前に下側ケース7に上側ケース8を
固着することができる。
【0010】フェライト4は図6に示す円板状に形成さ
れており、図5に示すように基板6の貫通孔9の中に配
置されている。第1、第2及び第3の中心導体1、2、
3は図7に示すように円板状の連結部24によって相互
に連結され、フェライト4に装着する前はY型に形成さ
れている。中心導体1、2、3をフェライト4に装着す
る時にはフェライト4の底面に連結部24を配置し、フ
ェライト4を包むように第1、第2及び第3の中心導体
1、2、3を折り曲げ、フェライト4の上面側におい
て、120度間隔で第1、第2及び第3の中心導体1、
2、3を異なる方向に導出する。このため、第1、第2
及び第3の中心導体1、2、3はフェライト4の上面に
おいて互いに交差部分を有するのでこの交差する部分に
おける相互間に絶縁フィルム部材(図示せず)を配置
し、相互間を電気的に絶縁する。中心導体の連結部24
は図5に示すように接地される下側ケース7の底面部2
5に半田(図示せず)で固着されている。第1、第2及
び第3の中心導体1、2、3は図3及び図13に示すよ
うに基板6の上面の容量及び接続用導体層11、12、
13に半田(図示せず)によって固着されている。
【0011】多層基板6は、セラミックから成る誘電体
層10と導体層とから成る。基板6の表面即ち誘電体層
10の表面には、図9に示すように第1、第2及び第3
の容量及び接続用導体層11、12、13とグランド端
子導体層26、27、28とが設けられている。誘電体
層10には第1及び第2のグランド導体層29、30が
設けられている。図10は第1のグランド導体層29の
平面バターンを示すものであり、図9の第1、第2及び
第3の容量及び接続用導体層11、12、13に誘電体
層を介して対向する領域を有するように大面積に形成さ
れている。なお、第1のグランド導体層29は外部接続
領域29a、29b、29cを有する。図11は第2の
グランド導体層30の平面バターンを図8のC−C方向
から見て示す。この第2のグランド導体層30は図10
と同様なパターンに形成され、外部接続領域30a、3
0b、30cを有する。第2のグランド導体層30は図
8及び図12から明らかなようにその一部が誘電体層1
0に埋没され、残りが誘電体層10の凹状下面に露出し
ている。即ち、誘電体層10には、図2、図8及び図1
2に示すように帯状に延びる溝31が形成されており、
この溝31に第2のグランド導体層30が露出してい
る。誘電体層10の下面の一対の凸部即ち脚部には外部
接続導体層32、33、34、35、36、37が設け
られている。なお、誘電体層10をグリ−ンシ−トの積
層で形成する時に、第2のグランド導体層30の上下の
グリ−ンシ−トの固着を強固にするため、即ち脚部の固
着を強固にするために、第2のグランド導体層30の面
積は第1のグランド導体層の面積よりも小さい。
【0012】基板6の側面には、図9で鎖線で示し、図
13で実線で示すように第1、第2及び第3の端子導体
層38、39、40とグランド端子導体層41、42、
43が設けられている。第1、第2及び第3の端子導体
層38、39、40は基板6の表面側の第1、第2及び
第3の容量及び接続用導体層11、12、13と裏面側
の外部接続導体層32、33、34とを接続する。グラ
ンド端子導体層41、42、43は基板6の表面のグラ
ンド導体層26、27、28と第2のグランド導体層2
9の外部接続領域29a、29b、29cと第3のグラ
ンド導体層30の外部接続領域30a、30b、30c
とをそれぞれ接続する。
【0013】多層基板6は周知のように導電性ペースト
を所定パターンに塗布したグリーンシートと、導電性ペ
ーストを塗布しないスペーサとしてのグリーンシートを
積層し、圧着し、焼成して得る。端子導体層38〜43
は導電性ペーストを塗布して焼付けることによって得
る。
【0014】フェライト4に磁界を付与するための永久
磁石5は図5に示すように上側ケース8の下側に接着剤
(図示せず)で固着されている。この永久磁石5はフェ
ライト4に対して同軸的に配置され、フェライト4に対
向している。
【0015】図14は図2〜図13のサ−キュレ−タの
等価回路を示す。図14のポ−トP1 、P2 、P3 は図
13の端子導体層38、39、40に対応する、コンデ
ンサCO1 、CO2 、CO3 は図3の容量及び接続用導
体層11、12、13と第1のグランド導体層29との
間の静電容量に対応する。インダクタンスLO1 、LO
2 、LO3 は中心導体1、2、3に対応する。なお、図
14で点線で示す抵抗Rは第2の実施例のアイソレ−タ
の終端抵抗を示す。
【0016】この実施例のサーキュレータは、前述した
ように上側ケース8に開口20、21を有するので、こ
こを介して第1、第2及び第3の容量及び接続用導体層
11、12、13をレ−ザビ−ム又は切削手段でトリミ
ングし、図13に示すようにこれ等にトリミングによる
除去部47、48、49を設けることによってグランド
との間の静電容量を調整する。従って上側ケース8を下
側ケース7に固着した完成状態で電気的特性を測定して
トリミングを行うことができ、トリミングが容易になる
のみでなく、トリミング後における特性の変動を防ぐこ
とができる。また、この実施例では下側ケース7に対し
て上側ケース8を半田で固着しないで樹脂から成る接着
剤で固着するので、実質的に非加熱固着が可能になり、
永久磁石5の特性の劣化を防ぐことができる。また、基
板6の下面に溝31を設け、ここに下側ケース7を配置
するように形成し、外部接続導体層32〜37を下面の
凸部に配置したので、下側ケース7に妨害されることな
く、外部接続導体層32〜37の外部回路基板への表面
実装が可能になる。なお、上側ケース8に開口20、2
1を設けることによって静電的又は電磁的影響が生じる
場合には、図5に示す静電及び/又は電磁シールド板5
0を開口20、21を覆うように上側ケース8の上面に
固着する。なお、シ−ルド板50はケ−ス8及びこの内
部を機械的に保護するための保護シ−トとしての機能も
有する。従って、シ−ルドが不要の場合にはシ−ルド板
50の代りに開口20、21を覆うように保護シ−トを
上側ケ−ス8に固着する。
【0017】
【第2の実施例】次に、図15及び図16を参照して第
2の実施例のアイソレ−タを説明する。但し、図15及
び図16において図2〜図14と実質的に同一部分には
同一の符号を付してその説明を省略する。この第2の実
施例のアイソレ−タは、抵抗層Rを有する他は図2〜図
14と同一に構成されている。抵抗層Rは図14で点線
で示す終端抵抗Rを得るためのものであって、誘電体層
10の表面上に抵抗ペ−ストを塗布して焼付けることに
よって形成され、第3の容量及び接続導体層13とグラ
ンド端子導体層28とに接続され、また上側ケ−ス8の
開口21からトリミングできるように配置されている。
第2の実施例において終端抵抗層Rの値が目的とする値
(50Ω)からずれている時にはトリミングによって抵
抗層Rを削って抵抗値を調整する。容量及び接続用導体
層11、12、13のトリミングも必要に応じて行う。
第2の実施例の終端抵抗Rのトリミングにおいても、第
1の実施例と同様な効果を得ることができる。
【0018】
【第3の実施例】次に、図17を参照して第3の実施例
のサーキュレータを説明する。但し、図17において、
図2〜図13と実質的に同一の部分には同一の符号を付
し、その説明を省略する。図17のサーキュレータは、
第1、第2及び第3の中心導体1、2、3とフェライト
4との組立体の位置と永久磁石5の位置とを入れ替え、
永久磁石5を基板6の貫通孔9の中に配置し、第1、第
2及び第3の中心導体1、2、3とフェライト4との組
立体の上下を図2と逆にした他は図2〜図13と同一に
構成したものである。永久磁石5はフェイト4よりも大
きな表面積を有するので、図2のように基板6の上に配
置すると、容量及び接続用導体層11、12、13のト
リミング可能領域が永久磁石5で制限されるが、図17
のように永久磁石5を配置すれば上述の制限が生じな
い。図17において第1、第2、第3の中心導体1、
2、3の連結部24はフェライト4の上面側に配置さ
れ、上側ケース8の下面に半田で固着される。第1、第
2及び第3の中心導体1、2、3は第1、第2及び第3
の容量及び接続用導体層11、12、13に半田付けさ
れる。図14の第3の実施例のサーキュレータは第1の
実施例と同一の作用効果を有する他に上述のトリミング
範囲の拡大効果を有する。
【0019】
【変形例】本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) 図18に説明的に示す下側が接着面となってい
るシート部材51を上側ケース8の上面に貼り付けると
共に、下側ケース7の一対の折り曲げ部18、19にも
貼り付けて上側ケース8と下側ケース7とを相互に固定
してもよい。なお、シート部材51を使用する時には上
側ケース8の折り曲げ部16、17を省くことができ
る。 (2) 図19に示すように下側ケース7に係合凹部5
2を設け、上側ケース8に係合凸部53を設け、下側及
び上側ケース7、8を共に僅かに弾性変形可能な材料で
形成し、係合凹部52と係合凸部53の嵌合によって下
側ケース及び上側ケース7、8を相互に一体に結合する
ことができる。なお、上側ケース8に係合凹部を設け、
下側ケース7に係合凸部を設けることもできる。 (3) 図7には中心導体1、2、3が概略的に示され
ているが、破線で示すように切欠部54をそれぞれに設
けること、及び先端を半円状にすること等の変形が可能
である。 (4) 図17においても図16と同様に終端抵抗層R
を設け、アイソレータとすることができる。なお、アイ
ソレ−タを構成するための終端抵抗Rをチップ抵抗とす
ることもできる。 (5) 下側ケ−ス7と上側ケ−ス8との接着を光硬化
性樹脂を使用して行うことができる。また、温度の問題
がない時には下側ケース7と上側ケース8を半田で結合
してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のサーキュレータを概略的に示す分解斜視
図である。
【図2】第1の実施例のサーキュレータを概略的に示す
分解斜視図である。
【図3】第1の実施例のサーキュレータの上側ケースを
除いた部分の斜視図である。
【図4】第1の実施例のサーキュレータの平面図であ
る。
【図5】図4のA−A線に相当する部分の断面図であ
る。
【図6】フェライトを示す平面図である。
【図7】フェライトに装着する前の中心導体を示す平面
図である。
【図8】図4のA−A線に直交する方向における基板の
断面図である。
【図9】基板の平面図である。
【図10】図8の基板のB−B線に相当する部分を示す
図である。
【図11】図8の基板のC−C線に相当する部分を示す
図である。
【図12】図8の基板の底面図である。
【図13】基板の中心導体とフェライトとの組み合わせ
を示す平面図である。
【図14】サ−キュレ−タの等価回路図である。
【図15】第2の実施例のアイソレ−タを示す平面図で
ある。
【図16】図15のアイソレ−タの分解斜視図である。
【図17】第3の実施例のサ−キュレ−タを示す分解斜
視図である。
【図18】下側ケースと上側ケースとの結合構造の変形
例を示す斜視図である。
【図19】下側ケースと上側ケースとの結合構造の別の
変形例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1、2、3 中心導体 4 フェライト 5 永久磁石 6 多層基板 7、8 ケース

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 整合用容量を得るための導体層を有する
    誘電体基板と、互いに交差する部分を有するように配置
    され且つ前記交差する部分において互いに絶縁された複
    数の中心導体と、前記中心導体に対向配置された磁性体
    と、前記磁性体に磁界を与えるための磁石と、前記基板
    と前記中心導体と前記磁性体と前記磁石とを収容してい
    る金属ケースとから成る非可逆回路素子において、 前記整合用容量を得るための導体層をトリミングするた
    めの開口が前記金属ケースに設けられていることを特徴
    とする非可逆回路素子。
  2. 【請求項2】 整合用容量を得るための導体層と終端用
    抵抗層とを有する誘電体基板と、互いに交差する部分を
    有するように配置され且つ前記交差する部分において互
    いに絶縁された複数の中心導体と、前記中心導体に対向
    配置された磁性体と、前記磁性体に磁界を与えるための
    磁石と、前記基板と前記中心導体と前記磁性体と前記磁
    石とを収容している金属ケースとから成る非可逆回路素
    子において、 前記整合用容量を得るための導体層と前記終端用抵抗層
    との内の少なくとも一方をトリミングするための開口が
    前記金属ケースに設けられていることを特徴とする非可
    逆回路素子。
  3. 【請求項3】 前記誘電体基板は中央に貫通孔を有し、
    前記貫通孔に前記磁性体が挿入され、前記磁性体と前記
    磁石の間に前記中心導体が配置されていることを特徴と
    する請求項1又は2記載の非可逆回路素子。
  4. 【請求項4】 前記誘電体基板は中央に貫通孔を有し、
    前記貫通孔に前記磁石が挿入され、前記磁石と前記磁性
    体との間に前記中心導体が配置されていることを特徴と
    する請求項1又は2記載の非可逆回路素子。
  5. 【請求項5】 更に、前記開口を覆うシールド体又は保
    護シ−トを有し、このシールド体又は保護シ−トが前記
    金属ケースに固着されていることを特徴とする請求項1
    又は2又は3又は4記載の非可逆回路素子。
  6. 【請求項6】 整合用容量を得るための導体層を有する
    誘電体基板と、互いに交差する部分を有するように配置
    され且つ前記交差する部分において互いに絶縁された複
    数の中心導体と、前記中心導体に対向配置された磁性体
    と、前記磁性体に磁界を与えるための磁石と、前記基板
    と前記中心導体と前記磁性体と前記磁石とを収容してい
    る金属ケースとから成る非可逆回路素子において、 前記金属ケースは下側ケースと上側ケースとから成り、
    前記下側ケースと前記上側ケースとが樹脂から成る接着
    剤で固着されていることを特徴とする非可逆素子。
  7. 【請求項7】 整合用容量を得るための導体層を有する
    誘電体基板と、互いに交差する部分を有するように配置
    され且つ前記交差する部分において互いに絶縁された複
    数の中心導体と、前記中心導体に対向配置された磁性体
    と、前記磁性体に磁界を与えるための磁石と、前記基板
    と前記中心導体と前記磁性体と前記磁石とを収容してい
    る金属ケースとから成る非可逆回路素子において、 前記金属ケースは下側ケースと上側ケースとから成り、
    前記下側ケースと前記上側ケースとが一方の面に接着層
    を有するシート材によって相互に結合されていることを
    特徴とする非可逆回路素子。
  8. 【請求項8】 整合用容量を得るための導体層を有する
    誘電体基板と、互いに交差する部分を有するように配置
    され且つ前記交差する部分において互いに絶縁された複
    数の中心導体と、前記中心導体に対向配置された磁性体
    と、前記磁性体に磁界を与えるための磁石と、前記基板
    と前記中心導体と前記磁性体と前記磁石とを収容してい
    る金属ケースとから成る非可逆回路素子において、 前記金属ケースは下側ケースと上側ケースとから成り、
    前記下側又は上側ケースに係合凹部が設けられ、前記上
    側又は下側ケースに係合凸部が設けられており、前記係
    合凹部と前記係合凸部との嵌合によって前記下側ケース
    と前記上側ケースとが結合されていることを特徴とする
    非可逆回路素子。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010062818A (ko) * 1999-12-28 2001-07-07 무라타 야스타카 비가역 회로 소자 및 통신 장치
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US6888432B2 (en) 2002-02-15 2005-05-03 Murata Manufacturing Co., Ltd. Laminated substrate, method of producing the same, nonreciprocal circuit element, and communication device
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KR102571230B1 (ko) * 2022-10-07 2023-08-25 주식회사 코리아오션텍 영구자석용 커버체

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