JPH0758525A - 非可逆回路素子 - Google Patents

非可逆回路素子

Info

Publication number
JPH0758525A
JPH0758525A JP20226193A JP20226193A JPH0758525A JP H0758525 A JPH0758525 A JP H0758525A JP 20226193 A JP20226193 A JP 20226193A JP 20226193 A JP20226193 A JP 20226193A JP H0758525 A JPH0758525 A JP H0758525A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrodes
circuit element
capacitors
electrode
capacitor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20226193A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromoto Dejima
弘基 出嶌
Michihiro Tsunekado
陸宏 常門
Keiji Okamura
圭司 岡村
Takashi Kawanami
崇 川浪
Takashi Hasegawa
長谷川  隆
Yutaka Ishiura
豊 石浦
Katsuyuki Ohira
勝幸 大平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP20226193A priority Critical patent/JPH0758525A/ja
Publication of JPH0758525A publication Critical patent/JPH0758525A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
  • Non-Reversible Transmitting Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 容量値の微妙なバランス調整を可能にして電
気的特性の向上を図ることができ、かつコンデンサのみ
による周波数展開を可能にして部品価格を低減でき、さ
らには挿入損失を小さくできる非可逆回路素子を提供す
る。 【構成】 複数の中心導体36a〜36cを電気的絶縁
状態に、かつ互いに交差させて配置し、上記各中心電極
36a〜36cの一端部をアースに、他端部を整合回路
素子にそれぞれ接続してアイソレータ30(非可逆回路
素子)を構成する場合に、上記整合回路素子として単板
型コンデンサC1〜C3を採用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非可逆回路素子、例え
ばアイソレータ,サーキュレータに関し、詳細には容量
値の微妙なバランス調整を可能にして電気的特性の向上
を図ることができ、かつコンデンサのみによる周波数展
開を可能にして部品の低価格化に貢献できるとともに、
挿入損失を小さくできるようにした構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、VHF,UHF,SHF帯域で
採用されるアイソレータ,サーキュレータは、信号の伝
送方向のみ通過させ、逆方向への伝送を阻止する機能を
有しており、例えば携帯電話,自動車電話等の移動通信
機器の送信回路部に採用されている。このようなアイソ
レータの一例として、図2に示す構造のものがある。
【0003】このアイソレータ1は、磁性体金属製の下
ヨーク2a上に樹脂基板8を配設するとともに、該樹脂
基板8上に電極基板14を配設し、該両基板8,14の
中央部に連通形成された孔8a,14a内にフェライト
素子3を挿入配置し、上記下ヨーク2aに上ヨーク2b
を挿着して構成されている。またこの上ヨーク2bの天
壁内面には永久磁石4が貼着されており、該磁石4によ
り上記フェライト素子3に直流磁界を印加するように構
成されている。
【0004】上記フェライト素子3は、フェライト5の
上面に3本の中心導体7を所定角度をなして電気的絶縁
状態で交差させて配置した構造のものである。また上記
樹脂基板8の左右側面にはそれぞれ入出力端子10,ア
ース端子11が形成されている。
【0005】上記電極基板14の孔14aの周縁には3
つのアース電極15が形成されており、この各アース電
極15には上記各中心導体7の一端部が接続されてい
る。また上記電極基板14の外周部には3つのポート電
極17a〜17cが形成されており、該各ポート電極1
7a〜17cに上記各中心導体7の他端部が接続されて
いる。
【0006】上記第3ポート電極17cにはチップ抵抗
23の一方の電極が接続されており、該チップ抵抗23
の他方の電極はアース電極19aを介してアース端子1
1に接続されている。
【0007】そして、上記各ポート電極17a〜17c
には整合回路素子としてチップコンデンサ22が配設さ
れている。この各チップコンデンサ22の一方の電極は
各中心導体7のポート電極17a〜17cに接続されて
おり、他方の電極はそれぞれアース電極19b,20
a,20bを介してアース端子11,両入出力端子10
に接続されている。
【0008】上記各チップコンデンサ22には、従来、
セラミックシートと内部電極とを交互に積層し、該積層
体を一体焼結して形成された積層型コンデンサが採用さ
れている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の積層型チップコンデンサを用いた非可逆回路素子で
は、以下の問題点がある。
【0010】(1)上記チップコンデンサはその構造か
らして容量値が規格化されており、このため各コンデン
サの容量値の微妙なバランス調整ができないことから、
所望の電気的特性が得られ難い。
【0011】(2)また従来のチップコンデンサでは、
規格化された範囲内だけでしか中心周波数を展開できな
いことから、周波数の異なる各種の部品を製造する際に
は、他の部品素子を多種類準備する必要があり、部品点
数が増大する分だけ部品価格が高騰する。
【0012】(3)さらに上記チップコンデンサはQ値
が100程度と小さいことから、挿入損失が大きくな
り、この点からも改善が要請されている。
【0013】本発明は上記従来の状況に鑑みてなされた
もので、容量値の微妙なバランス調整を可能にして電気
的特性を向上でき、かつコンデンサのみによる周波数展
開を可能にして部品価格を低減でき、さらには挿入損失
を小さくできる非可逆回路素子を提供することを目的と
している。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の中心導
体を電気的絶縁状態に、かつ互いに交差させて配置し、
上記各中心導体の一端部をアースに、他端部を整合回路
素子にそれぞれ接続してなる非可逆回路素子において、
上記整合回路素子に単板型コンデンサを採用したことを
特徴としている。
【0015】ここで、上記単板型のコンデンサとは、セ
ラミック基板の両主面に該基板を挟んで対向するよう電
極を形成したものである。
【0016】
【作用】本発明に係る非可逆回路素子によれば、整合回
路素子として単板型コンデンサを採用したので、該コン
デンサの電極をトリミングすることにより容量値の微調
整を行うことが可能となる。よって各中心導体ごとの周
波数特性のバランスを調整することができ、電気的特性
の向上が図れる。
【0017】また大きさの異なるコンデンサを選択して
容量値を変えることにより中心周波数の展開を容易に行
うことができることから、該コンデンサを準備するだけ
で周波数の異なる部品を製造できる。従って、従来のよ
うな他の部品素子を多種類準備する必要がなく、それだ
け部品素子を共通化でき、部品価格を低減できる。
【0018】さらに本発明では、単板コンデンサを採用
したので、200以上のQを得ることができ、それだけ
挿入損失を小さくできる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図について説明す
る。図1は本発明の一実施例による非可逆回路素子を説
明するための図であり、本実施例ではアイソレータに適
用した場合を例にとって説明する。
【0020】図において、30は本実施例の集中定数型
アイソレータであり、これは磁性体金属からなる下ヨー
ク31の底面上にプリント基板32を配設するととも
に、該基板32の上部に電極基板33を配設し、さらに
該電極基板33の上部に端子ブロック34を配設し、上
記下ヨーク31に同じく磁性体金属からなる上ヨーク3
5を挿着し、これにより磁気閉回路を構成してなるもの
である。
【0021】上記電極基板33は、図示しない2枚の基
板と銅箔からなる導体パターンとを交互に積層してなる
もので、下部基板の下面に第1中心導体36aを形成
し、該基板の上面に第2中心導体36bを形成するとと
もに、上部基板の表面に第3中心導体36cを形成して
構成されている。上記各中心電極36a〜36cは電気
的絶縁状態で、かつ互いに120度の角度をなして交差
状に配置されている。
【0022】また上記各中心導体36a〜36cの両端
部はスルーホール電極37を介して電極基板33の上面
及び下面に導出されている。この電極基板33の上下両
面の各導出部にはポート電極38a〜38fが形成され
ており、この各ポート電極38a〜38f同士はスルー
ホール電極37により接続されている。
【0023】上記端子ブロック34は樹脂部材39の下
面両端部に脚部39a,39bを一体に凸設し、該樹脂
部材39の中央部に挿入孔39cを形成してなるもの
で、この挿入孔39c内に永久磁石40が挿入されてい
る。該永久磁石40は上記上ヨーク35の天壁内面に貼
着されており、この永久磁石40により上記各中心導体
36a〜36cの交差部分に直流磁界を印加するように
なっている。
【0024】また上記樹脂部材39の両脚部39a,3
9bにはそれぞれアース端子41,入出力端子42が形
成されており、各アース端子41の下面はアース用ポー
ト電極38b,38d,38fに、また各入出力は入出
力用ポート電極38a,38c,38eに接続されてい
る。さらに上記各端子41,42は下ヨーク31の開口
から外方に露出している。
【0025】上記プリント基板32の中央部には円形状
の孔32aが形成されており、該孔32a内にはフェラ
イト43が挿入配置されている。このフェライト43の
下面は下ヨーク31の底面上に当接しており、上面は上
記電極基板33の各中心導体36a〜36cの交差部分
に当接している。
【0026】上記プリント基板32の孔32aの周縁に
は3つのアース電極45,45,45が間隔をあけて形
成されている。また上記プリント基板32の下面全面に
は図示しないアース電極が形成されており、両アース電
極はスルーホール電極46により接続されている。
【0027】上記電極基板33上には2つのチップ抵抗
R1,R2が配設されている。この各チップ抵抗R1,
R2の一方の電極は上記第3中心導体36cのポート電
極38eに接続されており、他方の電極はそれぞれ左右
の両ポート電極38d,38fに接続されている。
【0028】そして、上記プリント基板32の孔32a
の周縁部には120度の角度ごとに3つの角孔48が形
成されており、この各角孔48内に整合回路素子として
単板型コンデンサC1〜C3が挿入配置されている。こ
の各単板コンデンサC1〜C3は上記プリント基板32
と略同じ厚さに設定されている。
【0029】上記各コンデンサC1〜C3はセラミック
基板の両主面に電極を形成した構造のもので、Q値は2
00以上となっている。上記各単板コンデンサC1〜C
3の下面側電極は下ヨーク31の底面上に接続されてお
り、上面側電極はそれぞれ上記第1〜第3中心導体36
a〜36cの各ポート電極38a,38c,38eにに
接続されている。
【0030】次に本実施例の作用効果について説明す
る。本実施例のアイソレータ1によれば、整合回路素子
に単板型コンデンサC1〜C3を採用したので、各コン
デンサC1〜C3の電極をトリミングすることにより3
つのポートの容量値を最適値に微調整することができ、
それだけ電気的特性を向上でき、高性能化を図ることが
できる。
【0031】また、本実施例では、上記各コンデンサC
1〜C3の縦,横,高さ等の大きさを変えることで所望
の容量値を得ることができ、従来の規格化されたチップ
コンデンサでは困難であった中心周波数の展開を容易に
行うことができる。従って、各種のコンデンサを準備す
るだけで周波数の異なる部品を製造でき、他の部品素子
を共通化できることからコストを低減でき、部品の低価
格化に貢献できる。
【0032】さらに本実施例では、単板コンデンサC1
〜C3を採用したので、200以上のQを得ることがで
き、それだけ挿入損失を小さくできる。なかでもUHF
帯域における挿入損失を大幅に向上できる。
【0033】なお、上記実施例では、アイソレータを例
にとって説明したが、本発明はサーキュレータにも適用
できるとともに、他の高周波部品にも適用できる。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明に係る非可逆回路素
子によれば、整合回路素子に単板型コンデンサを採用し
たので、容量値の微妙なバランス調整を可能にでき、電
気的特性の向上を図ることができるとともに、コンデン
サのみによる周波数展開を可能にして部品価格を低減で
き、さらには挿入損失を小さくできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるアイソレータを説明す
るための分解斜視図である。
【図2】従来のチップコンデンサを用いたアイソレータ
を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
30 アイソレータ(非可逆回路素子) 36a〜36c 中心導体 C1〜C3 単板型コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // H01G 17/00 (72)発明者 川浪 崇 京都府長岡京市天神2丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (72)発明者 長谷川 隆 京都府長岡京市天神2丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (72)発明者 石浦 豊 京都府長岡京市天神2丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (72)発明者 大平 勝幸 京都府長岡京市天神2丁目26番10号 株式 会社村田製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の中心導体を電気的絶縁状態に、か
    つ互いに交差させて配置し、上記各中心導体の一端部を
    アースに、他端部を整合回路素子にそれぞれ接続してな
    る非可逆回路素子において、上記整合回路素子として単
    板型コンデンサを採用したことを特徴とする非可逆回路
    素子。
JP20226193A 1993-08-16 1993-08-16 非可逆回路素子 Pending JPH0758525A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20226193A JPH0758525A (ja) 1993-08-16 1993-08-16 非可逆回路素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20226193A JPH0758525A (ja) 1993-08-16 1993-08-16 非可逆回路素子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0758525A true JPH0758525A (ja) 1995-03-03

Family

ID=16454618

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20226193A Pending JPH0758525A (ja) 1993-08-16 1993-08-16 非可逆回路素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0758525A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100320935B1 (ko) * 1997-12-09 2002-05-13 이형도 비가역소자의 스트론튬 페라이트 자기 이격장치
KR100352489B1 (ko) * 1999-12-16 2002-09-11 삼성전기주식회사 비가역 회로소자
US6710672B2 (en) * 1999-11-30 2004-03-23 Murata Manufacturing Co., Ltd. Nonreciprocal circuit device, communication apparatus, and method for manufacturing nonreciprocal circuit device
WO2006013865A1 (ja) * 2004-08-03 2006-02-09 Hitachi Metals, Ltd. 非可逆回路素子

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100320935B1 (ko) * 1997-12-09 2002-05-13 이형도 비가역소자의 스트론튬 페라이트 자기 이격장치
US6710672B2 (en) * 1999-11-30 2004-03-23 Murata Manufacturing Co., Ltd. Nonreciprocal circuit device, communication apparatus, and method for manufacturing nonreciprocal circuit device
KR100352489B1 (ko) * 1999-12-16 2002-09-11 삼성전기주식회사 비가역 회로소자
WO2006013865A1 (ja) * 2004-08-03 2006-02-09 Hitachi Metals, Ltd. 非可逆回路素子
US7522013B2 (en) 2004-08-03 2009-04-21 Hitachi Metals, Ltd. Non-reciprocal circuit device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6222425B1 (en) Nonreciprocal circuit device with a dielectric film between the magnet and substrate
US5017894A (en) Lumped constant non-reciprocal circuit element
JP3147615B2 (ja) 高周波用非可逆回路素子
JP3744168B2 (ja) アイソレータの製造方法
JPH0758525A (ja) 非可逆回路素子
JP3419369B2 (ja) 非可逆回路素子
JPH11239009A (ja) 非可逆回路素子の広帯域化構造
JP4286785B2 (ja) 非可逆回路素子
JP2001203507A (ja) 非可逆回路素子及び通信機装置
JPH1197910A (ja) 非可逆回路素子
US6734753B2 (en) Nonreciprocal circuit element and communication device
JPH07115308A (ja) 非可逆回路素子
JP3182826B2 (ja) 非可逆回路素子
JPH0715213A (ja) 非可逆回路素子
JPH11168304A (ja) 集中定数型非可逆回路素子
JP2005277708A (ja) 非可逆回路素子
KR100311811B1 (ko) 비가역소자의적층형커버케이스
JPH07212108A (ja) 非可逆回路素子
JP2003347807A (ja) 非可逆回路素子および通信装置
JP2002353706A (ja) 中心電極組立体、非可逆回路素子及び通信装置
JP2002204108A (ja) 非可逆回路素子及び通信装置
JP2003203819A (ja) チップコンデンサ、及びこのチップコンデンサを使用した非可逆回路素子
JPH0715214A (ja) 非可逆回路素子
JP2002290109A (ja) 中心電極組立体、非可逆回路素子及び通信装置
JPH0593110U (ja) 非可逆回路素子

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20011211