JPH0729727A - 非可逆回路素子 - Google Patents

非可逆回路素子

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Publication number
JPH0729727A
JPH0729727A JP17025893A JP17025893A JPH0729727A JP H0729727 A JPH0729727 A JP H0729727A JP 17025893 A JP17025893 A JP 17025893A JP 17025893 A JP17025893 A JP 17025893A JP H0729727 A JPH0729727 A JP H0729727A
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JP
Japan
Prior art keywords
ferrite
reciprocal circuit
magnetic field
ring
circuit element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP17025893A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Togawa
斉 戸川
Norihiko Ono
典彦 小野
Koji Kamei
浩二 亀井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
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Publication of JPH0729727A publication Critical patent/JPH0729727A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 非可逆回路素子を小形化すること。 【構成】 中心導体2を配線基板1に設け、前記中心導
体2の中央交叉部を覆うように上部フェライト円板4a
及び下部フェライト円板4bを同心に前記配線基板1の
両側に固着する。直流磁界を印加するリング状マグネッ
ト15と磁路を形成する磁性ヨーク13,14を前記フ
ェライト円板4a,4bの側面に装着する。 【効果】 フェライト円板の側面から磁界を印加できる
ので、回路素子全体の高さを小さくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車電話、携帯電話
などのマイクロ波通信機に用いる非可逆回路素子に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、非可逆回路素子には、直流磁界を
印加するために永久磁石が内蔵されている。この非可逆
回路素子は、図7に示すように、中心導体(図示せず)
が設けられている配線基板31と、中心導体を上下で狭
持した上部フェライト円板32及び下部フェライト円板
33と、上部及び下部フェライト円板32,33の上面
にそれぞれ同心に設けられた2個の円形磁石板34,3
5とを有している。上部及び下部フェライト円板32,
33は、中心導体の中央交叉部上にそれぞれが同心に配
置されている。
【0003】配線基板31には、各円形磁石板34,3
5、上部及び下部フェライト円板32、33をそれぞれ
同心に重ね合わされた後に、上部磁性ヨーク36と下部
磁性ヨーク37とによって周囲を覆い保持している。非
可逆回路素子は、直流磁界を印加する手段として、厚さ
方向に着磁された2個の円形磁石板34、35を上下に
対向させることによって直流磁界が印加される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記非
可逆回路素子では、直流磁界を印加する手段として2個
の円形磁石板34、35を上下に対向させているため、
非可逆回路素子全体の高さが大きくなってしまうという
問題がある。
【0005】それ故に本発明の課題は、非可逆回路素子
全体の高さを小さくすることができるように構成した非
可逆回路素子を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、中心導
体と、該中心導体の中央交叉部を覆うように前記中央交
叉部を同心に狭持したフェライト円板と、前記フェライ
ト円板の周りに、かつ同一平面内に配置し前記中心導体
に接続したコンデンサとを含む非可逆回路素子におい
て、直流磁界印加用磁石として着磁され前記フェライト
円板の側周外側に配置したリング状マグネットと、該リ
ング状マグネットの両端面に接続し前記フェライト円板
に直流磁界を印加する磁性ヨークとを有していることを
特徴とする非可逆回路素子が得られる。
【0007】
【作用】本発明の非可逆回路素子の構成によると、リン
グ状マグネットと磁性ヨークを用いることによって、非
可逆回路素子全体の高さを小さくする。リング状マグネ
ットと磁性ヨークは、2個のフェライト円板に平行直流
磁界を与える。
【0008】
【実施例】本発明の非可逆回路素子の一実施例を図1乃
至図6に示す。
【0009】まず、図1乃至図5を参照して、非可逆回
路素子は、配線基板1と、この配線基板1の上の設けら
れている複数の中心導体2と、これらの中心導体2の中
央交叉部を同心に狭持した上部フェライト円板4a及び
下部フェライト円板4bと、上部及び下部フェライト円
板4a,4bの周りに、かつ同一平面内に配置したコン
デンサ11と、直流磁界印加用磁石として鉛直方向に着
磁されたリング状マグネット15と、上部及び下部フェ
ライト円板4a,4bに直流磁界を印加する上部磁性ヨ
ーク13及び下部磁性ヨーク14とを有している。
【0010】中心導体2は、中央部から三方に放射状に
のび、先端に板状の端子部3が接続されている。配線基
板1の両面には、上部フェライト円板4a及び下部フェ
ライト円板4bを固着し、配線基板1の下面にアース下
板5(図5を参照)が重ねられている。アース下板5
は、配線基板1よりも外径が少し大きな有底筒状に作ら
れている。即ち、アース下板5の中央部には、下部フェ
ライト円板4bを嵌合する中央孔5aが設けられてい
る。アース下板5は、中央孔5aの一方端側が塞がって
おり、中央孔5aの軸方向の深さ寸法は、下部フェライ
ト円板4bと同じ深さである。
【0011】また、アース下板5には、周囲壁面の複数
箇所に凹部5bが形成されている。アース下板5は、ア
ース端子7に接続している。配線基板1の上面に設けら
れている3個の中心導体2の端子部3には、3個の入出
力端子8,9,10が一対一に接続されている。入出力
端子8,9,10は、両端部が互いに平行に、かつ逆向
きに折り曲げられている。中心導体2の端子部3には、
入出力端子8,9,10の片側端部の折り曲げ部分がそ
れぞれ接続されている。
【0012】さらに、中心導体2の端子部3には、内径
が上部フェライト円板4aよりも大きく、外径がアース
上板6よりも少し小さな誘電体板に、中央導体2の端子
部3に一対一に対応させた電極12をもつ整合用コンデ
ンサ11が嵌め合わされている。上部フェライト円板4
aと整合用コンデンサ11の上には、アース上板6が重
ね合わされている。アース上板6には、一面の中央部分
に上部フェライト円板4aを受け入れるように中央孔6
bと、アース上板6の周囲縁からのびている凸部6aと
が形成されている。凸部6aは、アース下板5の凹部5
bに嵌め込まれている。アース上板6の中央孔6bは他
面で塞がっている。アース上板6の中央孔6aの軸方向
における深さ寸法は、フェライト円板4の厚さ寸法とコ
ンデンサ11の厚さ寸法との寸法差に設定されている。
【0013】上部磁性ヨーク13は、図6に上下反転し
た状態を示すように、一面に2つの平面16,17を設
けてある。1つの平面は、中央部にフェライト円板4よ
りも大きな径の円形平面16、もう1つの平面は、外
形、内径ともリング状マグネット15とほぼ同じリング
状平面17となっている。中央部の円形平面16は、リ
ング状平面17の位置よりも低い位置にある。
【0014】下部磁性ヨーク14は、上部磁性ヨーク1
3の構造において、入出力端子8,9,10及びアース
端子7と絶縁状態になるように、切り欠き18が設けら
れた構造となっている。
【0015】これら上部及び下部磁性ヨーク13,14
とリング状マグネット15を配線基板1に組んだフェラ
イト円板4a,4b、アース板端子7、入出力端子8,
9,10、コンデンサ11、アース下板5、アース上板
6に組み付ける。この際、上部及び下部磁性ヨーク1
3,14は、リング状マグネット15の両端面に接続し
ている。この組立品は、アース下板5、アース上板6及
びリング状マグネット15の周側面に耐熱性テープ19
を巻くことによって固定される。
【0016】なお、上述した実施例の構成による非可逆
回路素子は、端子の使用法により、アイソレータもしく
はサーキュレータとして使用できる。
【0017】
【発明の効果】以上、実施例により説明したように、本
発明の非可逆回路素子によれば、直流磁界を印加する方
法として、リング状マグネットと、磁性ヨークを用いる
ことにより、フェライト円板の側面からの磁界印加が可
能となり、非可逆回路素子の上下に磁石を重ねることな
く、非可逆回路素子全体の高さを小さくすることがで
き、低用する機器の実装高さを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の非可逆回路素子の一実施例を示す外観
斜視図である。
【図2】図1の非可逆回路素子の平面図である。
【図3】図1のIII − III線断面拡大図である。
【図4】図1の非可逆回路素子の要部を示す分解斜視図
である。
【図5】図1の非可逆回路素子の要部を示す分解斜視図
である。
【図6】図1の磁性ヨークの上下反転状態を示す斜視図
である。
【図7】従来の非可逆回路素子の要部の断面図である。
【符号の説明】
1 配線基板 2 中心導体 3 中心導体の端子部 4a 上部フェライト円板 4b 下部フェライト円板 5 アース下板 5a 中央孔 5b 凹部 6 アース上板 6a 凸部 6b 中央孔 7 アース端子 8,9,10 入出力端子 11 整合用コンデンサ 12 電極 13 上部磁性ヨーク 14 下部磁性ヨーク 15 リング状マグネット 16 円形平面 17 リング状平面 18 切り欠き 19 耐熱性テープ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心導体と、該中心導体の中央交叉部を
    覆うように前記中央交叉部を同心に狭持したフェライト
    円板と、前記フェライト円板の周りに、かつ同一平面内
    に配置し前記中心導体に接続したコンデンサとを含む非
    可逆回路素子において、直流磁界印加用磁石として着磁
    され前記フェライト円板の側周外側に配置したリング状
    マグネットと、該リング状マグネットの両端面に接続し
    前記フェライト円板に直流磁界を印加する磁性ヨークと
    を有していることを特徴とする非可逆回路素子。
JP17025893A 1993-07-09 1993-07-09 非可逆回路素子 Withdrawn JPH0729727A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17025893A JPH0729727A (ja) 1993-07-09 1993-07-09 非可逆回路素子

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JP17025893A JPH0729727A (ja) 1993-07-09 1993-07-09 非可逆回路素子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0729727A true JPH0729727A (ja) 1995-01-31

Family

ID=15901610

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17025893A Withdrawn JPH0729727A (ja) 1993-07-09 1993-07-09 非可逆回路素子

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JP (1) JPH0729727A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6123283A (en) * 1997-12-25 2000-09-26 Murata Kikai Kabushiki Kaisha Automatic winding machine
CN100385733C (zh) * 1995-11-27 2008-04-30 株式会社村田制作所 非可逆电路元件

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100385733C (zh) * 1995-11-27 2008-04-30 株式会社村田制作所 非可逆电路元件
US6123283A (en) * 1997-12-25 2000-09-26 Murata Kikai Kabushiki Kaisha Automatic winding machine

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Effective date: 20001003