JPH084723Y2 - 集中定数型サーキュレータ - Google Patents

集中定数型サーキュレータ

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JPH084723Y2
JPH084723Y2 JP1647389U JP1647389U JPH084723Y2 JP H084723 Y2 JPH084723 Y2 JP H084723Y2 JP 1647389 U JP1647389 U JP 1647389U JP 1647389 U JP1647389 U JP 1647389U JP H084723 Y2 JPH084723 Y2 JP H084723Y2
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JP
Japan
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conductor
ceramic substrate
electrostatic capacitance
central
conductors
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JP1647389U
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JPH02113410U (ja
Inventor
憲明 内藤
Original Assignee
日立フェライト株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、VHF,UHF,SHF帯などにおいて用いられる集
中定数型サーキュレータに関するものである。
(従来の技術) 従来の集中定数型サーキュレータの一例の断面図を第
5図に、平面図を第6図に、中心導体の平面図を第7図
に示す。この従来例について説明する。この集中定数型
サーキュレータは、2枚のセラミック基板201,202を用
い、このセラミック基板201,202に所定の電極を形成
し、積層して必要な静電容量を構成している。このセラ
ミック基板201,202の中央部に形成された貫通孔に、3
つの中心導体を互いに絶縁状態にして2つのガーネット
ではさみ、上下をシールド板で囲んだ中心導体部が挿入
されている。そして、3つの中心導体はセラミック基板
間の電極に接続されている。この上側のセラミック基板
202には、各端子203が接続されており、その端子と電極
204との間にはコイル205が接続されている。このセラミ
ック基板201,202及び中心導体部は、金属ケース下206上
に配置され、磁石208及び鉄板209の接着された金属ケー
ス(上)207をかぶせ、双峰特性の集中定数型サーキュ
レータを構成していた。
この集中定数型サーキュレータの特性の調整方法は、
直流印加磁界又はコイルのピッチを変化させて行ってい
た。
(考案が解決しようとする課題) 従来の集中定数型サーキュレータは、部品点数も多
く、組立工数が大であり、又2枚のセラミック基板の位
置ずれ、基板間での浮遊容量の発生による電気特性の悪
化、不要モードの発生等の問題があった。また、セラミ
ック基板間のはんだ付けの信頼性にも欠けていた。
本考案は、上記の事を鑑みて、セラミック基板を1枚
とし、上記の問題点を解決する新規な構造の集中定数型
サーキュレータを提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、中心導体部に挿入し絶縁を行う絶縁シート
として、フレキシブルな樹脂製の絶縁シートを用い、該
絶縁シートの少なくとも一部をガーネットの平面外に突
出させ、該突出部の両平面に所定の電極を形成し、静電
容量を構成させ、該静電容量と1枚のセラミック基板に
構成する静電容量により所望の静電容量を得るものであ
る。
(実施例) 本考案に係る一実施例の中心導体部の側面図を第1図
に、その組立図を第2図に示す。また、本考案に係る一
実施例の平面図を第3図に、この実施例のセラミック基
板の両平面の平面図を第4図に示す。この実施例につい
て説明する。この実施例の中心導体部は、円形のシール
ド板101から3本の中心導体が放射状に突出しており、
このシールド板101上に1枚のガーネット103を配置し、
このガーネット103上に1枚の絶縁シート104を配置し、
1つの中心導体102を折り曲げ、その上にまた1枚の絶
縁シート104を置き、1つの中心導体102を折り曲げ、更
にもう1枚の絶縁シート104を置き、中心導体102を折り
曲げ、その上にガーネット103を置き、更にその上に円
形のシールド板105を置いて構成されている。この絶縁
シート104は、ポリイミドであって、折り曲げられた中
心導体102の突出する部分に突出部106が形成されてお
り、その両面に電極107が形成されており、静電容量を
構成している。この上側の電極107と各中心導体102と
は、その接合部にてはんだ付けしてある。
また、この実施例に使用するセラミック基板116は、
一面に絶縁シートの電極及びコイルの接続される導体パ
ターン108と、中心導体の端部の接続される導体パター
ン109と、端子112の接続される導体パターン110が形成
され、裏面にはほぼ一面に導体パターン115が形成さ
れ、中央に貫通孔111が形成されている。
このセラミック基板116を下ケース114に配置し、この
セラミック基板116に形成された貫通孔111に中心導体部
を挿入し、各中心導体102の端部を導体パターン109に接
続し、各絶縁シート104の下側の電極107と導体パターン
108を接続し、端子用の導体パターン110には端子113を
はんだ付けし、その導体パターン110と導体パターン108
との間にコイル113を接続し、永久磁石の接着された上
ケースをかぶせて集中定数型サーキュレータを構成し
た。
この実施例によれば、従来中心導体間の絶縁だけを目
的に挿入していた絶縁シートを改良し、その絶縁シート
の一部に静電容量を構成することにより、1枚のセラミ
ック基板上にC,Lをすべて配置でき、Cのトリミングも
容易となり、調整も容易となる。また、部品点数も減少
し、組立工数も低減する。また、セラミック基板が1枚
であるため、従来のセラミック基板間の浮遊容量もなく
なり、特性も安定する。また、従来のセラミック基板間
のはんだ付けの信頼性の問題も解消される。
(考案の効果) 本考案により、組立工数を低減し、セラミック基板が
1枚であるため、従来2枚のセラミック基板を用いてい
たための問題点も解消できる新規な構造の集中定数型サ
ーキュレータを得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る一実施例の中心導体部の側面図
であり、第2図は、その中心導体部の組み立て図であ
り、第3図は、本考案に係る一実施例の平面図であり、
第4図は、本考案に係る一実施例のセラミック基板の両
平面図であり、第5図は、従来例の断面図であり、第6
図は、従来例の平面図であり、第7図は、従来例の中心
導体の平面図である。 101……シールド板、102……中心導体、103……ガーネ
ット、104……絶縁シート、105……シールド板(上)、
106……突出部、107……電極、108,109,110,115……導
体パターン、111……貫通孔、112……端子、113……コ
イル、114……下ケース、116……セラミック基板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円形のシールド板から突出する3つの中心
    導体、該シールド板上にガーネットを配置した後絶縁シ
    ートを介して前記中心導体を折り曲げて、互いに絶縁状
    態で前記中心導体を積層してなる中心導体部と、該中心
    導体部の挿入される穴を有し、両平面に所定の導体パタ
    ーンが形成され、静電容量を構成するセラミック基板
    と、前記ガーネットに直流磁界を印加する永久磁石と金
    属ケースとからなる集中定数型サーキュレータにおい
    て、前記絶縁シートはフレキシブルな樹脂製からなり、
    各中心導体に対応する絶縁シートの各々は、少なくとも
    一部をガーネットの平面外に突出させ、該突出部の両平
    面に所定の電極が形成され、一方の電極は中心導体に接
    続され、もう一方の電極はセラミック基板上の導体パタ
    ーンに接続され、静電容量を構成し、この静電容量とセ
    ラミック基板で構成する静電容量とにより所望の静電容
    量を得ることを特徴する集中定数型サーキュレータ。
JP1647389U 1989-02-15 1989-02-15 集中定数型サーキュレータ Expired - Lifetime JPH084723Y2 (ja)

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JPH02113410U JPH02113410U (ja) 1990-09-11
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