JPH059242Y2 - - Google Patents

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JPH059242Y2
JPH059242Y2 JP1986166238U JP16623886U JPH059242Y2 JP H059242 Y2 JPH059242 Y2 JP H059242Y2 JP 1986166238 U JP1986166238 U JP 1986166238U JP 16623886 U JP16623886 U JP 16623886U JP H059242 Y2 JPH059242 Y2 JP H059242Y2
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ceiling
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molded
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両用成形天井の端末処理構造の改
良に関する。
〔従来の技術〕
従来から各種車両等における天井パネルの車室
内側に、段ボール材、樹脂材等による本体基材と
その表面を被覆する布、樹脂シート等の表皮材と
で成形した成形天井を取付けることが一般に行な
われている。そして、このような成形天井におけ
る端末部分は、ガーニツシユやウエルト等の別部
品が覆われることで保持され、かつこれらガーニ
ツシユ等が前記天井パネル側のインナーパネルに
クリツプ止めされることにより組付け固定される
ような構成とされていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述した従来構造では、ガーニ
ツシユ等の取付け用部品が必要で、しかもこれら
の部品コストが嵩むことから、コスト高を招くこ
とを避けられず、また成形天井側の表皮材とガー
ニツシユ等との材質が異なるために一体感が得ら
れず、天井としての色調を統一することができな
い等の問題をもつものであつた。さらに、これら
の成形天井側とガーニツシユとは別体構成である
ことから、その位置決め作業を始めとする組合せ
作業や天井パネル側への取付け作業等が面倒かつ
煩雑となる等の欠点があつた。
また、上述したような問題点を解消するため、
成形天井を直接インナーパネル側にクリツプ止め
するといつた構造も考えられるが、このようにす
ると、インナーパネル側の取付け部位置のばらつ
きを吸収し得ないといつた問題をもつものであ
り、これらの点を考慮して何らかの対策を講じる
ことが必要とされている。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもの
であり、成形天井の端末部分を簡単かつ確実に天
井パネル側に保持させて取付けることができ、し
かも天井全体にわたる色調等を統一することがで
き、さらに取付け作業を簡素化し得るとともに、
これに合せて装置全体の成形コストの大幅な低減
化も達成し得る等の利点を奏する車両用成形天井
の端末処理構造を得ることを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
このような要請に応えるために、本考案に係る
車両用成形天井の端末処理構造は、同一の材質等
で形成してなる本体基材とガーニツシユ基材と
を、同一の表皮材に所定間隔おいて貼着し、かつ
これら基材間の表皮材をガーニツシユ基材の裏面
側に折込んでガーニツシユ基材の一部を本体基材
の表面側に重ね合せ、このガーニツシユ基材を天
井パネル側に固定用クリツプで固定したものであ
る。
〔作用〕
本考案によれば、表皮材に対し貼着してなる本
体基材に対し所定間隔おいて貼着されているガー
ニツシユ基材を、表皮材をガーニツシユ基材の裏
面側に折込むことで重ね合せて保持した状態で、
天井パネル側にクリツプ止めすることにより、成
形天井の端末部分を車体側に取付けることが可能
となるものである。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示した実施例を用いて詳
細に説明する。
第1図ないし第3図は本考案に係る車両用成形
天井の端末処理構造の一実施例を示すものであ
り、これらの図において、符号1は本考案を特徴
づける成形天井で、この成形天井1は、第3図か
ら明らかなように、本体基材2とガーニツシユ基
材3とを同一の表皮材4に対し所定間隔おいて貼
着してなる構成とされている。ここで、上述した
本体基材2とガーニツシユ基材3とは、たとえば
段ボール材や樹脂成形品等からなり、これらを同
一材質で一体に成形するようにすれば、従来のよ
うにガーニツシユを別部品として成形している場
合に比べコスト低減化に対しての効果は大きい。
また、上述した表皮材4は、表面側の布、樹脂シ
ート等からなる表皮と、この表皮の裏面側に接合
されたウレタンフオーム等の緩衝材とから構成さ
れているものを用いるとよいが、勿論単一材から
なる表皮材であつてもよいことは言うまでもな
い。なお、図中5は前記ガーニツシユ基材3側に
設けられたボード型等によるパネル固定用クリツ
プで、また図中4aは前記表皮材4において本体
基材2とガーニツシユ基材3との間の折込み部
(後述する)である。
一方、図示しない車体側で車室天井を構成する
天井パネル6の端部内側部分には、前記クリツプ
5が係入されて係止される係止孔(図示せず)が
適宜の位置に穿設されているインナーパネル7が
一体的に設けられている。
そして、本考案によれば、上述したように本体
基材2とガーニツシユ基材3とを同一の表皮材4
に所定間隔おいて貼着することで形成されている
成形天井1を用い、かつ前記各基材2,3間の表
皮材折込み部4a部分を、第1図および第2図か
ら明らかなように、ガーニツシユ基材3の裏面側
に折込んで該ガーニツシユ基材3の一部を前記本
体基材2の表面側に重ね合せ、このガーニツシユ
基材3を前記インナーパネル7側に固定用クリツ
プ5で固定するようにしたところに特徴を有して
いる。
すなわち、このような構成によれば、成形天井
本体2側の端末部分を、簡単かつ確実に天井パネ
ル6側に保持させて取付けることができるばかり
でなく、この場合に本体側もガーニツシユ側も同
一の表皮材4で覆われていることから、色彩を始
めとして光沢や織目の方向性等の色調を同一に確
保し、天井全体にわたつての一体感を得ることが
可能となるもので、その実用上での利点は明らか
であろう。さらに、このような本考案によれば、
従来に比べて取付け作業を簡素化し得るととも
に、これに合せて全体の成形コストの大幅な低減
化も達成し得る等の利点もある。また、このよう
な構成によれば、ガーニツシユ基材3は本体基材
2側に対し表皮材折込み部4aにより相対的に変
位可能で、これによりパネル側の係止孔等に多少
の位置ずれ誤差等があつたとしても、これを簡単
に吸収し、適切な状態での取付け性を確保し得る
ものである。
ここで、上述した成形天井1を構成する本体基
材2とガーニツシユ基材3とを、第4図aに示す
ように、同一材質で一体に成形し、これを切断す
ることで得られるようにすれば、量産性やコスト
面から有利である。そして、このようにして得ら
れた両基材2,3を、同図bに示すように、成形
型8上に載置し、これに表皮材4を重ねて圧接し
て真空、熱圧着等で貼着すれば、第2図および第
3図に示されるような成形天井1が得られるもの
である。
なお、本考案は上述した実施例構造に限定され
ず、各部の形状、構造などを、必要に応じて適宜
変形、変更することは自由であり、種々の変形例
が考えられることは勿論である。たとえば上述し
たガーニツシユ部分を天井パネル6側に取付ける
ためのクリツプ5は、たとえば第5図aに示すよ
うに、ガーニツシユ基材3にリベツト止めした
り、同図bに示すような食込み歯部5a,5aを
有する形状で形成し、これを前記ガーニツシユ基
部3に打込み固定したりすることで簡単にガーニ
ツシユ基材3側に付設し得るものであるが、勿論
別部品として準備されたクリツプを、外側からガ
ーニツシユ部分の挿入孔を介して嵌込んで天井パ
ネル側に固定する等といつた変形例も考えられ
る。
また、上述した実施例では、前後方向の端末処
理について図示説明したが、横方向の端末処理に
も同様に適用し得るものである。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案に係る車両用成形天
井の端末処理構造によれば、同一材質等で成形さ
れる本体基材とガーニツシユ基材とを、同一の表
皮材に所定間隔おいて貼着し、かつこれら基材間
の表皮材をガーニツシユ基材の裏面側に折込んで
ガーニツシユ基材の一部を前記本体基材の表面側
に重ね合せ、このガーニツシユ基材を天井パネル
側にクリツプ止めするようにしたので、簡単な構
成にもかかわらず、成形天井の端末部分を、天井
パネル側の取付け部の成形誤差等に影響されるこ
となく、簡単かつ確実に天井パネル側の適切な位
置に保持させて取付けることができ、しかも従来
のような面倒な位置決め作業等は不要となり、取
付け作業を簡素化し得るとともに、同一の表皮材
で成形天井本体とガーニツシユとが形成されるた
め一体感が得られ天井全体にわたる色調等を統一
することができ、さらにこれに合せて全体の成形
コストの大幅な低減化も達成し得る等の実用上
種々優れた効果がある。
また、本考案によれば、天井本体側とガーニツ
シユ側の基材を同一材質で形成することで、これ
らを同時に成形することが可能となり、その結果
従来のような部品コストの高価なガーニツシユ等
の取付け部品は不要となり、製品全体のコスト低
減化を達成し得る等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る車両用成形天井の端末処
理構造の一実施例を示す要部拡大断面図、第2図
は本考案の特徴とする成形天井の展開状態を示す
要部拡大断面図(第3図中−線断面図)、第
3図は成形天井全体を示す概略斜視図、第4図
a,bはその製造方法を例示する説明図、第5図
a,bはパネル固定用クリツプを説明するための
説明図である。 図中、1……成形天井、2……本体基材、3…
…ガーニツシユ基材、4……表皮材、4a……折
込み部、5……パネル固定用クリツプ、6……天
井パネル、7……インナーパネル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 本体基材とガーニツシユ基材とを、同一の表
    皮材に所定間隔において貼着し、かつこれら基
    材間の表皮材をガーニツシユ基材の裏面側に折
    込んで前記ガーニツシユ基材の一部を前記本体
    基材の表面側に重ね合せ、このガーニツシユ基
    材を天井パネル側に固定用クリツプで固定した
    ことを特徴とする車両用成形天井の端末処理構
    造。 (2) 本体基材とガーニツシユ基材とは、同一の材
    質で形成されていることを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の車両用成形天井の
    端末処理構造。
JP1986166238U 1986-10-29 1986-10-29 Expired - Lifetime JPH059242Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986166238U JPH059242Y2 (ja) 1986-10-29 1986-10-29

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986166238U JPH059242Y2 (ja) 1986-10-29 1986-10-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6370453U JPS6370453U (ja) 1988-05-11
JPH059242Y2 true JPH059242Y2 (ja) 1993-03-08

Family

ID=31097019

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986166238U Expired - Lifetime JPH059242Y2 (ja) 1986-10-29 1986-10-29

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57161579U (ja) * 1981-04-07 1982-10-09

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Publication number Publication date
JPS6370453U (ja) 1988-05-11

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