JPH0591823U - 射出成形用金型 - Google Patents

射出成形用金型

Info

Publication number
JPH0591823U
JPH0591823U JP4056792U JP4056792U JPH0591823U JP H0591823 U JPH0591823 U JP H0591823U JP 4056792 U JP4056792 U JP 4056792U JP 4056792 U JP4056792 U JP 4056792U JP H0591823 U JPH0591823 U JP H0591823U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cavity
core pin
molding material
injection
pressure sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4056792U
Other languages
English (en)
Inventor
俊之 臼田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nok Corp filed Critical Nok Corp
Priority to JP4056792U priority Critical patent/JPH0591823U/ja
Publication of JPH0591823U publication Critical patent/JPH0591823U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形品に凹部または孔を形成するためのコア
ピン6を備えた射出成形用金型において、射出時、コア
ピン6がキャビティ5内に突出していることにより、成
形品にウェルドラインやガス焼けが発生するのを防止す
る。 【構成】 成形材料の充填圧力が所定値に達したことを
検知する圧力センサ9と、圧力センサ9からの信号によ
り駆動する駆動手段12と、駆動手段12の駆動により
キャビティ5内へ突出するコアピン6と、を設けて、コ
アピン6を成形材料の射出後にキャビティ5内へ突き出
すようにして成形材料の流れを妨げるものをなくす。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、射出成形に用いられる金型の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7に示すような位置決め用の凹部若しくは孔22または肉ぬすみ用の凹部若 しくは孔23を備えた成形品21を射出成形する場合、従来は、図8に示す金型 が用いられている。 同図において、1はスプルブッシュ、2は固定側取付板、3は固定側型板、4 は可動側型板、5はキャビティ、6はコアピンであって、このコアピン6によっ て成形品21に凹部または孔22,23を形成する。コアピン6はその先端部を キャビティ5内へ突出させた状態で可動側型板4に固定され、該可動側型板4と 常に一体に動くものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の金型に対しては次の問題が指摘される。すなわちキャビティ5内に 成形材料24を射出すると、該成形材料24が、図9に示すように、コアピン6 の下流側(後ろ側)で合流するために該合流部にウェルドラインが発生する。ま たこのウェルドライン付近にキャビティ5内の空気や成形材料24の分解ガスが 溜ってガス焼けが発生し、このウェルドラインやガス焼けによって成形品21の 強度が低下する。ガス焼けの発生を防止するため、従来から、図9に示したよう に、ガスベント7を設けることがあるが、これでも防止効果が不十分な場合はガ ス抜き作動を行なっている。ガス抜き作動は、成形材料24の充填完了直前に固 定側型板3と可動側型板4とのパーティング部8を開いてガスを外部へ放出する ものであるが、そのタイミングや作動時間の設定が微妙であって該設定が困難で あるとともに、パーティング部8に沿ってバリが発生し易く、型板3,4の開閉 回数が増えるために該型板3,4が破損し易くなる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は以上の点に鑑み、上記従来技術にみられる問題を解消すべく案出され たものであって、この目的を達成するため、凹部または孔を備えた成形品を成形 する射出成形用金型において、成形材料の充填圧力が所定値に達したことを検知 する圧力センサと、前記圧力センサからの信号により駆動する駆動手段と、前記 駆動手段の駆動によりキャビティ内へ突出するコアピンと、を有することを特徴 とする射出成形用金型を提供する。
【0005】
【作用】
キャビティ内に成形材料を射出するに際してコアピンをキャビティから引っ込 めておき、この状態でキャビティ内に成形材料を射出する。成形材料の充填圧力 が所定値に達したことを圧力センサにより検知し、駆動手段を駆動させ、コアピ ンをキャビティ内へ突出させる。後記するように駆動手段には油圧シリンダやエ ジェクタ機構等が用いられる。
【0006】
【実施例】
つぎに本考案の実施例を図面にしたがって説明する。
【0007】 図1に示す金型は上記従来の金型と同様に図7に示した成形品21を成形する ものである。しかして、1はスプルブッシュ、2は固定側取付板、3は固定側型 板、4は可動側型板、5はキャビティ、6はコアピンであって、このコアピン6 がキャビティ5に対して突没自在とされ、更に成形材料24の充填圧力が所定値 に達したことを検知する圧力センサ9と、この圧力センサ9からの信号により駆 動してコアピン6をキャビティ5内へ突出させる油圧シリンダ等の駆動手段(図 示せず)が設けられている。 圧力センサ9はその作用からしてキャビティ5の、成形材料24の流れの末端 部に設けられるのが望ましいが、充填圧力を正確に検知することさえできれば設 置箇所は限定されない。図1では、この設置箇所の第二の例として、圧力センサ 9をエジェクタピン10の下部に設けた場合を併せて示している。
【0008】 当該金型は次のように作動する。すなわち、図1に示したように、キャビティ 5内に成形材料24を射出するに際して予めコアピン6をその端面がキャビティ 5の内面と面一になるようにキャビティ5から引っ込めておき、この状態でキャ ビティ5内に成形材料24を射出する。次いで成形材料24の充填圧力が所定値 に達したことを圧力センサ9により検知し、駆動手段を駆動させ、図2に示すよ うに、コアピン6をキャビティ5内へ突出させる。したがってこの金型によれば 射出時に成形材料24の流れを妨げるものがなくなって成形材料24に合流部分 が生じることがなくなり、ウェルドラインの発生やこれに伴うガス焼けの発生を 未然に防止することができる。
【0009】 金型がコア11を有する場合は、図3に示すように、このコア11に油圧シリ ンダ等の駆動手段12を組み付けると良い。また駆動手段の他の例としては金型 のエジェクタ機構(該機構はエジェクタ用シリンダを備えている)を用いること ができる。すなわち、図4ないし図6に示すように、コアピン6とエジェクタ用 シリンダ(図示せず)とをエジェクタプレート13およびエジェクタロッド14 を介して接続し、該シリンダの駆動によってコアピン6を突没動作させる。この 場合、エジェクタピン10は引張りリンク15によって動作させる。
【0010】
【考案の効果】
本考案は次の効果を奏する。 コアピンを成形材料の射出後にキャビティ内へ突き出すようにして成形材料 の流れを妨げるものをなくしたために、成形材料に合流部分が生じることがなく 、ウェルドラインが発生するのを防止することができ、成形品の強度を高めるこ とができる。 ウェルドラインをなくすことによりガス焼けが発生するのを防止することが でき、成形品の強度を高めることができる。 ガス焼けをなくすことにより複雑なガス抜き作動を省略することができる。 ガス抜き作動をなくすことにより金型の破損を防止することができる。 圧力センサによって成形材料の充填圧力が所定値に達したことを検知するた めに、正確なタイミングでコアピンを突き出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係る射出成形用金型の射
出時の状態を示す要部断面図
【図2】同射出成形用金型のコアピンを突き出した状態
を示す要部断面図
【図3】本考案の第2実施例に係る射出成形用金型の半
裁断面図
【図4】本考案の第3実施例に係る射出成形用金型の射
出時の状態を示す断面図
【図5】同射出成形用金型のコアピンを突き出した状態
を示す断面図
【図6】同射出成形用金型の離型時の状態を示す断面図
【図7】成形品の半裁断面図
【図8】従来例に係る射出成形用金型の射出時の状態を
示す要部縦断面図
【図9】同射出成形用金型の射出時の状態を示す要部横
断面図
【符号の説明】
1 スプルブッシュ 2 固定側取付板 3 固定側型板 4 可動側型板 5 キャビティ 6 コアピン 7 ガスベント 8 パーティング部 9 圧力センサ 10 エジェクタピン 11 コア 12 駆動手段 13 エジェクタプレート 14 エジェクタロッド 15 引張りリンク 21 成形品 22,23 凹部または孔 24 成形材料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29C 45/77 7365−4F

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹部または孔22,23を備えた成形品
    21を成形する射出成形用金型において、成形材料24
    の充填圧力が所定値に達したことを検知する圧力センサ
    9と、前記圧力センサ9からの信号により駆動する駆動
    手段12と、前記駆動手段12の駆動によりキャビティ
    5内へ突出するコアピン6と、を有することを特徴とす
    る射出成形用金型。
JP4056792U 1992-05-22 1992-05-22 射出成形用金型 Pending JPH0591823U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4056792U JPH0591823U (ja) 1992-05-22 1992-05-22 射出成形用金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4056792U JPH0591823U (ja) 1992-05-22 1992-05-22 射出成形用金型

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0591823U true JPH0591823U (ja) 1993-12-14

Family

ID=12584054

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4056792U Pending JPH0591823U (ja) 1992-05-22 1992-05-22 射出成形用金型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0591823U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002301779A (ja) * 2001-04-06 2002-10-15 Dainippon Printing Co Ltd カートントップシール用加熱装置
JP2007136799A (ja) * 2005-11-17 2007-06-07 Mitsubishi Electric Corp 成形装置
KR20190088495A (ko) * 2016-12-08 2019-07-26 미네베아미츠미 가부시키가이샤 중계장치 및 압력검출장치

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002301779A (ja) * 2001-04-06 2002-10-15 Dainippon Printing Co Ltd カートントップシール用加熱装置
JP2007136799A (ja) * 2005-11-17 2007-06-07 Mitsubishi Electric Corp 成形装置
JP4573755B2 (ja) * 2005-11-17 2010-11-04 三菱電機株式会社 成形装置
KR20190088495A (ko) * 2016-12-08 2019-07-26 미네베아미츠미 가부시키가이샤 중계장치 및 압력검출장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0591823U (ja) 射出成形用金型
JP2867963B2 (ja) 樹脂成形装置
JP3354701B2 (ja) 射出成形金型装置
JP2590693Y2 (ja) 射出成形用金型
JP2717758B2 (ja) 射出成形方法および射出成形用金型
JP6199346B2 (ja) 成形品の突き出しに特徴を有する成形方法および射出成形機
JPH08309802A (ja) スリー・プレート金型構造
JP3419228B2 (ja) 二段離型方式射出成形金型
JP3345741B2 (ja) 射出成形用金型
JPH07241854A (ja) ガスベント付き金型装置
CA2155358A1 (en) Injection Mould and Method for Injection Moulding an Article
JPH077133Y2 (ja) 射出成形用金型
JP2591784Y2 (ja) 射出成形用金型
JP3023035B2 (ja) 射出成形方法
JP3079519B2 (ja) 射出成形用金型のバルブゲート装置
JP3079520B2 (ja) 射出成形用金型のバルブゲート装置
JPS6017300Y2 (ja) 射出成形用金型
JPH04371817A (ja) 射出成形金型
JP2535434Y2 (ja) 射出成形用金型
JPH08323820A (ja) 厚肉部を有する樹脂製品の射出成形方法
JPH0523313Y2 (ja)
KR20100007266U (ko) 슬라이드 코어를 이용한 파이프형 언더컷 취출 구조
JP2583830Y2 (ja) 射出成形金型
JPH08197572A (ja) 樹脂成形品の連続成形装置
KR19990018247A (ko) 사출 성형 금형의 게이트 절단장치

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19981110