JPH0590779U - 温度ヒューズ - Google Patents

温度ヒューズ

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JPH0590779U
JPH0590779U JP3289692U JP3289692U JPH0590779U JP H0590779 U JPH0590779 U JP H0590779U JP 3289692 U JP3289692 U JP 3289692U JP 3289692 U JP3289692 U JP 3289692U JP H0590779 U JPH0590779 U JP H0590779U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 「温度ヒューズ」において、半田の変形を防
止して、信頼性を向上すること。 【構成】 温度ヒューズF1 、F2 は、ファンモータM
への印加電圧を制御するレジスタンス回路Rの一部に導
通遮断部25を形成し、この導通遮断部25を介して対
向するレジスタンスR1 、R3 の両端部26、27を電
気的に接続するように半田28を溶着して構成されてい
る。この温度ヒューズF1 、F2 は、レジスタンス
1 、R3 の異常発熱により半田28を破断して、モー
タMへの給電を遮断するようになっている。特に、レジ
スタンスR1 、R3 の両端部26、27のそれぞれの形
状を、一方を凸形状に、他方を前記凸形状に対応した凹
形状に形成してある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、モータ等への印加電圧を制御するレジスタンス回路の一部に設けら れる温度ヒューズに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車用空気調和装置の送風機は、ファンスクロール内にファンを設け、この ファンをファンモータと連結し、ファンモータの回転数を送風制御装置により制 御している。この送風制御装置は、所定の抵抗値を有するレジスタンスを複数個 直列に接続してレジスタンス回路を構成し、このレジスタンス回路の総抵抗値を 変化させることによりファンモータへの印加電圧を変化させて、ファンモータの 回転数を、例えば、高速回転、中速回転、低速回転等に、多段階に制御するよう にしている。
【0003】 近年の自動車用空気調和装置では大風量化や、車室内の静寂性に対する要請が 強いため、送風制御装置には、レジスタンス回路を偏平な電気的絶縁基板上に印 刷したフラットレジスタンスと指称されるものが組み込まれている(実開平2− 145507号公報、実開平1−125708号公報参照)。このフラットレジ スタンスにおけるレジスタンス回路の一部には、レジスタンスの異常発熱により 破断してモータへの給電を遮断する温度ヒューズが設けられている。
【0004】 この温度ヒューズ10は、図6(A)(B)に示すように、電気的絶縁基板1 1上に印刷したレジスタンス回路Rの一部に導通遮断部12を形成し、この導通 遮断部12を介して対向するレジスタンスR1 の両端部13、14を電気的に接 続するように半田15を溶着して構成されている。そして、レジスタンスR1 が 異常発熱すると、この熱により前記半田15が破断して、自動車用空気調和装置 のファンモータへの給電が遮断される。レジスタンスR1 の各端部13、14は 、それぞれ方形形状に形成されており、前記導通遮断部12は、レジスタンスR 1 の長手方向に直交する方向に一直線状の形状を有している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上述したフラットレジスタンスにあっては、レジスタンスR1 への通電に伴う ジュール熱や車両の振動等によって、レジスタンスR1 の端部13、14には応 力が加わっているため、レジスタンス端部13、14相互間に架橋した半田15 にもこの応力が加わった状態となっている。このように半田15に応力が作用す ると、図7(A)(B)に示すように、半田15が変形してひび割れ16が生じ る虞もあるが、温度ヒューズ10を設計するに当たっては、半田15に応力が作 用したとしても、レジスタンスR1 が異常発熱しない限り、ひび割れ16等が容 易に生じることがないようにすることが信頼性を向上する上で極めて重要な事項 である。
【0006】 そこで、本考案は、半田の変形を防止して信頼性を向上し得る温度ヒューズを 提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案は、モータ等の電動手段への印加電圧を制御 するレジスタンス回路の一部に導通遮断部を形成し、この導通遮断部を介して対 向するレジスタンスの両端部を電気的に接続するように半田を溶着し、前記レジ スタンスの異常発熱により前記半田を破断して前記電動手段への給電を遮断する ようにした温度ヒューズにおいて、前記レジスタンスの両端部のそれぞれの形状 を、一方を凸形状に、他方を前記凸形状に対応した凹形状に形成したことを特徴 とする温度ヒューズである。
【0008】
【作用】
このように構成すれば、導通遮断部がレジスタンスの長手方向に直交する方向 に一直線状の形状とはならないため、半田に応力が作用しても、この半田が変形 してひび割れ等が生じることはない。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。 図1は、本考案の一実施例に係る温度ヒューズを組み込んだ送風制御装置を示 す構成図である。
【0010】 図示するように、送風制御装置20の基線Lは、車両のバッテリBの一端に接 続され、自動車用空気調和装置の電流ヒューズF3 を介して送風機のファンfを 駆動するファンモータM(電動手段に相当する)と接続されている。このファン モータMは、複数の単位レジスタンスR1 〜R3 を有するレジスタンス回路Rが 印刷されたフラットレジスタンスFRを介してファンスイッチSWと接続されて いる。
【0011】 このファンスイッチSWは、可動子Kをスライドすることにより、ファンモー タMの回転数を決定する端子T(端子T1 〜T4 の総称)、例えば、高速用端子 T1 (HI端子)、中高速用端子T2 (MH端子)、中低速用端子T3 (ML端 子)、低速用端子T4 (Lo端子)を適宜選択し、前記ファンモータMの回転数 を多段階に変えるようにしている。
【0012】 レジスタンス回路Rは、偏平な電気的絶縁基板21の表面に、各単位レジスタ ンスR1 〜R3 を直列接続となるように印刷されている。電気的絶縁基板21は 、図2に示すように、鉄板22の周囲に耐熱絶縁層23を施釉したいわゆるホー ロー板から構成され、前記レジスタンス回路Rはガラス等の耐熱絶縁層24によ り覆われ保護されている。
【0013】 レジスタンス回路Rは、各単位レジスタンスR1 〜R3 の抵抗値が所定値とな るように、抵抗部材を所定のパターンで印刷し、これを焼き付け固定した後に、 各レジスタンスR1 〜R3 の端部に端子Tが電気的に接続される。HI端子T1 に接続される単位レジスタンスR1 、及び、Lo端子T4 に接続される単位レジ スタンスR3 、には、モータロック時等に生じる異常発熱により溶断する第1温 度ヒューズF1 、第2温度ヒューズF2 が設けられている。
【0014】 これら温度ヒューズF1 、F2 は、図3に示すように、レジスタンス回路Rの 一部に導通遮断部25を形成し、この導通遮断部25を介して対向するレジスタ ンスR3 の両端部26、27を電気的に接続するように半田28を溶着して構成 されている。そして、レジスタンスR1 〜R3 が異常発熱すると、この熱により 前記半田28が破断して、ファンモータMへの給電が遮断される。
【0015】 特に、一方のレジスタンスR1 の端部26は、凸形状に形成され、他方の端部 27は、前記凸形状に対応した凹形状に形成されている。従って、導通遮断部2 5は、レジスタンスR3 の長手方向に直交する方向に一直線状の形状とはならず 、略「Vの字」形状を有している。図3に示されるものは、一方のレジスタンス の端部を尖鋭端形状の凸形状とし、他方のレジスタンスR3 の端部27を湾曲部 27aを有する凹形状としてあるが、レジスタンス端部26、27の形状はこの 形状に限定されるものではなく、導通遮断部25がレジスタンスR3 の長手方向 に直交する方向に一直線状の形状とならないものであれば良い。例えば、図5に 示すように、他方のレジスタンスR3 の端部27を鋭角的な凹形状としても良い 。また、半田28が架橋される両レジスタンス端部26、27は、その面積が相 互に等しくなるように形成されている。
【0016】 次ぎに、本実施例の作用を説明する。
【0017】 送風制御装置20のファンスイッチSWを操作して、可動子Kをスライドする ことにより端子Tを適宜選択すれば、フラットレジスタンスFRに形成したレジ スタンス回路Rの総抵抗値が変化してファンモータMへの印加電圧が変化する。 これにより、ファンモータMの回転数は、高速回転、中高速回転、中低速回転、 低速回転に、多段階にわたって変えられ、自動車用空気調和装置の送風機は、フ ァンモータMの回転数に応じた所定風量の空気を車室内に向けて吹き出す。また 、可動子KをスライドすることによりOFFを選択すれば、ファンモータMへの 給電が遮断され、ファンモータMは停止する。自動車用空気調和装置の送風機を 稼働している際に、例えばモータロック等が生じてレジスタンスR1 〜R3 が異 常発熱すると、この熱により温度ヒューズF1 、F2 の半田28が破断して、フ ァンモータMへの給電が遮断されて安全性が確保される。
【0018】 フラットレジスタンスFRにあっては、レジスタンスR1 〜R3 への通電に伴 うジュール熱や車両の振動等によって、レジスタンスR1 〜R3 には応力が加わ っているため、レジスタンス端部26、27相互間に架橋した半田28にもこの 応力が加わった状態となっている。このように半田28に応力が作用している状 態であっても、本実施例の温度ヒューズF1 、F2 にあっては、導通遮断部25 がレジスタンスR1 、R3 の長手方向に直交する方向に一直線状の形状となって いないため、半田28の変形が抑制されることになる。図4に示すように、仮に 、半田28にひび割れ29等が生じたとしても、導通遮断部25が従来のものに 比べて比較的長く形成されていることから、破断に至るまでには長時間を要する ことになる。従って、半田28に応力が作用しても、レジスタンスR1 〜R3 が 異常発熱しない限り、半田28が変形してひび割れ29等が容易に生じることは なく、温度ヒューズF1 、F2 の信頼性や耐久性が著しく向上した。
【0019】 尚、上述した実施例では、フラットレジスタンスFRに温度ヒューズF1 、F 2 を形成した場合を図示したが、コイル状のレジスタンスを有する送風制御装置 にも本考案を適用することはできる。また、本考案は、自動車用空気調和装置の 送風制御装置に温度ヒューズF1 、F2 を組み込む場合に限定されるものではな く、モータ等の電動手段への印加電圧を制御するレジスタンス回路の一部に設け られるいかなる温度ヒューズにも適用できることは言うまでもない。
【0020】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案の温度ヒューズは、レジスタンスの両端部のそれぞ れの形状を、一方を凸形状に、他方を前記凸形状に対応した凹形状に形成したの で、導通遮断部がレジスタンスの長手方向に直交する方向に一直線状の形状とは ならないため、半田に応力が作用しても、この半田が変形してひび割れ等が容易 に生じることがなく、温度ヒューズの信頼性や耐久性を著しく向上できるという 効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例に係る温度ヒューズを組み
込んだ送風制御装置を示す構成図
【図2】 図1の2−2線に沿う断面図
【図3】 図1に示される温度ヒューズの拡大図
【図4】 図3に示される温度ヒューズにひび割れが生
じた状態を示す拡大図
【図5】 本考案の他の実施例に係る温度ヒューズを示
す拡大図
【図6】 図6(A)は従来の温度ヒューズの拡大図、
同図(B)は同図(A)のB−B線に沿う断面図
【図7】 図7(A)は従来の温度ヒューズにひび割れ
が生じた状態を示す拡大図、同図(B)は同図(A)の
B−B線に沿う断面図
【符号の説明】
25…導通遮断部 26、27…レジ
スタンスの端部 28…半田 F1 、F2 …温度
ヒューズ M…ファンモータ(電動手段) R…レジスタンス
回路 R1 〜R3 …レジスタンス

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータ等の電動手段(M) への印加電圧を制
    御するレジスタンス回路(R) の一部に導通遮断部(25)を
    形成し、この導通遮断部(25)を介して対向するレジスタ
    ンス(R1 ,R3 ) の両端部(26,27) を電気的に接続するよ
    うに半田(28)を溶着し、前記レジスタンス(R1 ,R3 ) の
    異常発熱により前記半田(28)を破断して前記電動手段
    (M) への給電を遮断するようにした温度ヒューズ(F1 ,F
    2 ) において、 前記レジスタンス(R1 ,R3 ) の両端部(26,27) のそれぞ
    れの形状を、一方を凸形状に、他方を前記凸形状に対応
    した凹形状に形成したことを特徴とする温度ヒューズ。
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